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pinterestって?
コルクボードに興味のある(interestな)ものをピン(pin)でとめたりするじゃないですか、それをweb上で再現しましたよっていうものです。たぶん。web上にある画像をどんどん貼り付けていくことで、いわゆるビジョンボードができあがる。機能の一つに「試してみた」っていうのがあるので、たぶん作り手側の意図もそこにある気がします。このサービスについての基本的な話はこの記事がわかりやすいです。
たとえばこんなイメージです。西浦の「気になる本とか映画」のボード。
本のマーケティングに利用できるかも
「出版TIMESの記事をみんなで書くときに、イメージの共有できないかなー?」とか考えながら、なんとなーくいじってたら「映画マイ・インターン」のボードに目に止まったのでチェック。
この映画はpinterestを使って作られたそうです。そこで「メイキング」と「メディア」というボードを発見したときに「あ、これって本向けなんじゃないかな?」と感じたのです。
共につくる、共有することが出版では重要
出版TIMESをはじめた理由の記事でも書いたのですが、出版には音楽のLiveのような共有体験をしづらいという弱点があります。まだ書店さんや出版社内部の人は巻き込みやすいのですが、どうやって読者の方まで巻き込んでいくかを模索してます。その答えの一つがまさに「メイキング」で、好きな映画のメイキングシーンに自分が見切れてたら僕は嬉しいだろうなと思うのです。そんな経験ないけど。
メイキングのボード
メイキングの様子をピンで留めて、ボードに残していきます。発売前、執筆中から読者と交流してみて、その様子を残していきます。ファン心理的に「メイキング」ってすごく嬉しいし、そこを共有できると良いなぁと思うんですね。
メディアのボード
発売後の情報をまとめます。セミナーなどイベントの様子、紹介されたweb記事、instagramをpinしていきます。
このpinterestがすごいなと思うのは、イベント参加者のブログ、書評ブロガーの書評など自分以外の人のコンテンツもpin留めできることです。つまりそのボードはある本のコンテンツ・考え方に、共感・感動した人たちを繋ぐボード「コミュニティボード」になります。個人個人のSNSでシェアされたものも集めて、一つのボードにすることでみんなで作ってる感じ出てきそうじゃないですか?一緒に作るのは本ではなく、ムーブメントだと思うのです。
メリット・デメリット
- ◎共有機能が強い!ボードは誰でも見れる設定になっています(招待した人のみ、自分のみにも変更可)。フォロー機能あり、メールで送ることも可能。何より他人の写真等にも無差別でpinできるのがいい。
- ◎コミュニティの雰囲気を伝えやすい! facebookグループとかだと文章だけのやり取りになりがち、写真等も流れてしまいがち。コミュニティの雰囲気を新規の方と共有するのにいいと思います
- ×facebook非対応 HTMLじゃないとダメらしい。著者はfacebook派多いですし。instagram対応してるのでそちらで。
- ×記事のタイトルにpinすると文字化けする 記事のタイトルでpinできると良いのですが、なぜか文字化けします。これはいずれ対応してくれるのか?今は記事内の写真をpinしていきましょう。より「わかりやすい写真」が必要になってきますね。
本の販促や、コミュニティの活性化に使えるかも?ということで紹介してきましたが、普通にメモ代わりとしても有用だと思います。SNSなどで「後で読もうと思った記事」や「観たいなと思った映画」は後から思い出すのにけっこう苦労するので、pinしておくと忘れません。
また家族で住みたい家のイメージ共有に使ったりもできますね。僕は引っ越しのときに妻とコルクボードでインテリアのイメージ等を貼り付けて「お家ボード」つくったりしましたけど、良いものですよ。お互いの趣味やセンスがよくわかります。
いろいろ試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに作ってみました「本を楽しむ会」のボード
なんだか楽しそうでしょ?『いい会だな~』と、自画自賛しながら作ってました笑