子どものころ駄菓子屋さんに「儲かってる?」って訊いたら「そんなわけないやろ!」っておばちゃんに言われてショックだった出版プロデューサーの西浦です。儲かってないとしたら、なんでやってたんだろう?もしかしたら近所の子供たちのためだったのかな。ありがたいな。
毎日更新31日目!
毎日の記事更新も慣れてきたので、ここで一度「毎日更新なんて無理!」という未来のベストセラー作家のために「こうやればわりとイケますよ」という方法をご紹介します。これさえやれば楽勝!なんて無責任な言い方はしませんが、僕が実践している具体的なやり方ばかりなので使えるものは必ずあるはずです。
目次
「三日坊主よりダメ」「挫折経験あり」の方向けノウハウ
なお、この方法を実践して毎日更新を続けている僕は、日記が三日坊主にさえならない「継続」苦手人間です。
仕事としてやってる出版TIMESでは、2016年11月29日のサイトオープンから、2018年4月17日までの505日間で176記事を書いていました。
週に2.5記事弱、つまり週3更新だったり週2更新だったりしたんですね。
ですので、まったく何も書いたことがないわけではありません。
逆に言うと「1回挫折した人」や「とりあえず、週に1度のペースはキープする」という方が、毎日更新にペースアップするためのノウハウとしてベストだと思います。
毎日更新できない3つの理由を分析する
記事を毎日書く、ここでカギになるのは当然「毎日」の部分です。
書ける時に書くのではなく、必ず書くのですから、これは「どうやったらできるか」を考えたら失敗します。「絶対できてしまう環境をどう作るか?」と考える方が正しいです。
よく継続力の本やセミナーなどで「朝の歯磨きは毎日必ずするでしょう?それと同じく習慣化するのです」などと、しゃらくさいことを言われて悔しい思いをした人は多いでしょう。「歯磨きとブログは違うだろう!」と。実際、歯磨きと違い、毎日書く内容を変えなきゃいけないわけですし、時間もかかります。毎朝歯磨きのやり方を変えきゃいけないなら、たぶん僕もあなたもニンニク料理を食べた後くらい相手との距離をとりながら「イヤー、歯磨きは週に2回がやっとです」と話す世界になっているでしょう。
つまり歯磨きよりも「できない理由」の多い、ハードルの高い「習慣化」なので、「継続できない理由をつぶす」方向で考えます。
僕が考える継続できない3大理由は
- 時間がない
- ネタがない(書けない)
- 風邪や旅行などイレギュラーに弱い
の3つです。
「時間がない」は、もう、あらゆる言い訳ランキングの1位ですね。でも世の中には忙しい人ほどたくさん映画も観てるし、本も読んでいるという法則があります。この言い訳を発動できない環境をつくります。忙しくても歯は磨くっていうしゃらくさい法則です。
2つ目の「ネタがない」はかなり大きな理由であり、特に「歯磨きとは違うのだよ!歯磨きとは!」と言われるポイントです。このネタ切れ対策も僕なりのモノをご紹介します。
最後にイレギュラー対策です。習慣化の一番の敵は「今日はしょうがないか」を許すことです。なぜこれが1番の敵かと言うと、今日がしょうがないなら、明日もしょうがないからです。一度こいつの存在を許してしまうと「毎日走るって決めたけど、なんか風邪っぽいししょうがないか」って必ず言い始めます。あなたはどうか知りませんが僕は絶対言います、自信があります。これは最強の習慣ストッパー「めんどくさい」にオセロの四つ角をとられるような状態です。
その意味で、習慣化を目指すなら「毎日」以外のペース設定はむしろハードルが上がると言えるでしょう。「毎日」がプレッシャーにならないように「週に2回以上」とか「最低週1回」のような目標にする方もいますが(僕もそうでした)、「毎日」以外は必ず「めんどくさい」に塩を送ることになります。辛いでしょうが一度、思い切って「毎日」にペースを設定しましょう。
というわけでまずは「時間がない」に対する僕なりのやり方を紹介します。
習慣化のためにルーティン化する
というわけで、時間がない、書き忘れた、やる気が出ないなど「机にすら向かってない」状況をつぶしていきましょう。これは情報発信にかぎらず、毎日やる系の習慣化すべてに役立ちます。
これは毎日のルーティンに組み込んでしまうのが良いです。
- 【朝、時間を決める】
とにかく朝、何時から何時まで「書く」か決めましょう。人によりますが、僕のように「朝、1番目にやる仕事」にするのが良いでしょう。打ち合わせとか、メール返信とか、他の仕事を先に入れると書く時間がなくなります。午後や夜は予定が入りがちですし朝が一番コントロールしやすかったです。
ちなみに一度、翌朝の時間がないから、前夜に書こうとして全く書けなかったことがあります。言葉が出てくるんだけど、進んでいかないというか、文章にならないというか。やはり一日分の疲れがある状態で書くのは難しいのではないかと。
- 【すでにあるルーティンの流れに組み込む】
時間だけでなく、すでにルーティン化されている予定があるなら、それとセットにすると間違いないです。僕の場合は毎朝娘を保育園に送るので、そこから帰ってきて、手を洗ってうがいをして、コーヒーを淹れて…という流れで「記事を書く」に自然と移行します。
特に保育園の見送りのように、なかば強制されているものの方が、安定して流れに乗れるので良いです。
- 【タイマーで時間をはかる】
「時間がない」ってつい言いたくなるパターンが「こだわり過ぎて、書くのに時間がかかって、他の仕事に支障をきたしちゃってね。だから週に1度に(以下、省略)」です。
実際、時間をかけすぎると良くないっていうのはあってます。ですので、時間を決めましょう。僕の場合は1時間と決めてます。30分でも45分でも人によって変えてよいでしょう。とりあえず、ダラダラはダメです。
- 【スケジュールをすべてブロックする】
毎日更新を始めた時に「あー!先にこれやっとけばよかったー!」と思ったのがスケジュールのブロックです。最初に「記事を書く時間」をスケジュール帳へ書き込んでおくのです。
せっかく「毎朝書く」ペースに慣れてきたのに、朝のMTGが入っていたりして、朝書けない日がありました。これは習慣化が止まる危険性があるので、最初にその時間ありきで他のスケジュールを調整しましょう。
ネタ切れしない工夫、心がけ
- 【ネタ帳をつくる(おすすめはkeep)】
さて、今日は何を書こうかな?と机の前で考えていてはあっという間に1時間が過ぎてしまいます。机の前に座ったら「どのように書こうか」と手を動かし始めないといけません。ですのでネタ帳を作ってください。
僕の場合はkeepというタスク管理もできるアプリにネタ帳も入れてます。PCとスマホで同期されているし、いつでもどこでも「あ」と思ったことをメモしておけます。この記事もkeepで書き留めていたことを書いています。todoリストの消化のために毎日見てるので、今日やることを確認しながら「このイベントで何かネタあるかも」「この資料作りについて書けるかも」など常にネタ探しをするモードで仕事できるのも良いです。
- 【前日のお風呂でなんとなく練る】
朝、机に向かって書くことを考えるのに、前日の夜、お風呂の中で考えることにしています。
一人でリラックスできる時間ですし、アイデアなどが浮かびやすい場所と言われていますよね。
今日あったことを整理して、今日会った人のことを思い出して、書きたいこと、想い浮かぶ言葉などを整理しましょう。お風呂の中で決めきらなくても、翌朝のルーティン中にはだいたい確定します。
- 【面白い書き手の記事をフォローする】
先日、「書いている意味が伝わらない」という悩みがある人は、お気に入りのエッセイやコラムを読んでから書くと、文章のニュアンスをインストールできるから、ぐっとうまくなると書きました。(書けない人のための文章トレーニング【読書感想文が苦手だった人へ】)
しかし単純にネタ元として情報収集させてもらうというやり方も良いのです。一石二鳥です。
同ジャンルや近いジャンルの方の記事を読んで、触発されたことを自分でも書きましょう。その際、マナーとして引用元のことはちゃんと紹介するとか、引用部分はちゃんと引用符を使うなど敬意をもって接しましょう。見てる人は見てます「あ、〇〇さんのパクってない?この表現一緒なんだけど」って思うと、読者はなんだか裏切られた気がするものです。
また、ネタ集めという意味以上に、こうすることで自分自身が情報感度の高い人間になっていくというメリットもあります。
結局のところ、面白い情報を発信する人は面白い情報を受信しているし、面白い文章を書く人は面白い文章を目にしているのです。
- 【推敲はしない】
もともと出版TIMESで世に出す文章は一日寝かして推敲をしてたのですが、毎日更新でそれは無理だと諦めました。 今日の分を書くのと、昨日の分を直すのと作業が2倍になるからです。納得いかないかもしれないけど、文章がたとえ少し変でも出す。
「毎日更新」のために質や量(文字数)のハードルを多少下げるのは仕方ないかと思います。
継続して読まれるPVの多いものは、後から手を入れましょう。こちらは月に1度でも良いでしょう。
(一応、朝更新したら、お昼ご飯を食べながら記事を読んで、その場でスマホで修正することはあります。)
- 【チャレンジを可視化する、最高峰のチャレンジャーになる】
情報発信で何を書くかというと「気づいたこと」や「知識・ノウハウ」だったりするのですが、実は「やったこと、チャレンジしたこと」といった、現在進行形を書くと非常に魅力的なコンテンツになります。チャレンジには「今、まさに、ここ」で挑戦しているという空気があり、読者が共感しやすいのです。
チャレンジをルーティン化しやすい人は比較的やりやすいですね、筋トレとか、何キロ走るとか。アプリなどを使って可視化できるとなお良いです。
僕だと出版の企画はもちろん「今、まさに、ここ」でチャレンジしていることですが、ある種、経験済みでノウハウのあることでもあります。
ですので、もっと「挑戦」している分野として「著者メディア」のことを書いています。打ち合わせで話したこと、挑戦者としてプロに教わりながら試していること、まだまだ実験段階ですし、きっと失敗もするでしょうが、それが良いのです。PV数などは数値化して表現できますしね。
逆に言うとチャレンジしていない人は、いずれ新しいことを書けなくなるでしょう。
自分を追い込むことにもなってつらいですが、著者になるのならそのジャンルで常に最高峰のチャレンジャーであってほしいと思います。僕もそれを目指しているので一緒にチャレンジしましょう。
イレギュラーは「発生する前提」で仕組み化
毎日更新を止める最強の敵は「めんどくさい」です。彼の最高のエサが「イレギュラー」で、「今日はしょうがないか」とやった瞬間、毎日更新を続けるのが一気に難しくなります。
そのためにはイレギュラーを発生させないのが一番ですが、体調は崩すものですし、旅行など「非日常」も大事ですから、最初から「仕組み」を用意しておきましょう。
- 【編集部を持つ】
僕がブログではなく「著者メディア」と読んでいる理由の一つが、「編集部を持つ」ことを前提としているからです。個人のブログはその個人が情報発信しますが、通常メディアは編集長の方針の元、編集者やライターが情報発信を行います。自分の編集部を持って、編集長としてメディアを運用するという認識に変えましょう。
こうすればあなた以外の人が記事を書くことができます。記事のチェックや企画会議の出席など、時間はかかるし、原稿料などのお金も発生しますが、やはりチームを組んで、あなた以外の発信者がいれば、例えば体調を崩したとき、旅行先で更新が難しい時にも対応可能です。
僕がGWを乗り切れたのはチームのおかげです。みんな、ありがとう。
- 【更新何日目か書いて、もったいないパワーを利用する】
最強の敵「めんどくさい」に対抗できる力が一つ存在します。それは「もったいないパワー」。これは結構効きます。皆勤賞を続けてきた子が、熱があろうがなんだろうがフラフラでも学校に行くパワーは「もったいないパワー」です。
毎日〇〇日も書き続けたんだから、ここでサボって、また1日目からにするのは嫌だ!というあなたの貧乏性を揺り起こしましょう。
- 【風邪をひかない】
仕組みや体制づくりも大切ですが、やはり体調を崩さないのが一番です。風邪などひかれませぬようご自愛ください。
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