こんにちは、カエル好きの出版プロデューサー白木です。出版TIMES初の試みである、著者メディア実践塾の第一期がスタートしました!
今日は、記念すべき第1回目のレポートをお伝えしたいと思います。
その前に、今回は第1回目ということで、そもそも著者メディアとは何なのか、
そしてどういうきっかけでこの著者メディア実践塾がスタートしたのかも合わせてお伝えします。
目次
著者メディアとは
著者が編集長となって情報発信を行う、著者自身のオウンドメディアのことです。
ブログを中心にイベントやセミナーなどユーザーさん(読者)とのリアルな接点の場の企画も含め、
ユーザーさんに対して有用な情報発信を行っていきます。
著者個人のブログと何が違うの?と思われるかもしれませんが、
著者だけが情報を発信するブログと違い、メディアの目的に合致していれば、
他のメンバーが記事を書いて情報発信をしたり、イベントを企画して行うこともできます。
また、「まだ本を書くには実績が不足しているな」と感じる人や、「本を書くまでの文章力がないな」と感じている人は、著者メディア運営の中で、著者としての実績や文章力を培うことができます。
そして、何より自分が著者として成長する過程で将来、自分の本の読者になってくれるファンをも獲得できるのが、大きなメリットの1つとなっています。
著者メディア実践塾を開講するきっかけ
西浦さんは頭を悩ませていました。
「より確実にベストセラーをプロデュースし続けるにはどうすれば良いだろうか?」
出版不況と言われる時代だけれど、ベストセラーは日々生まれています。
そして、『血流がすべて解決する』が20万部を突破したことで、これまでのマーケティング手法の正しさを確信しつつも、その上でさらに新たな「読者を引き寄せるもの」「まだ本を読んでいない人に波及していくもの」を仕掛けて行かないと今以上の成果は出せないと結論づけました。
インターネットやスマホが浸透したデジタル社会、口コミはアナログだけではなく、SNS上でも行われます。
ベストセラーを生み出すには、著者自身がオウンドメディアを持ち、編集長となって「著者メディア」を運営することが必要だという結論に至ったのです。
ただ、著者メディアを運営すると言っても、それを一から作り、日々更新していくのはなかなかハードルが高いもの。
そこで、著者メディアを(出版後の販促までを見据えて)どのように設計し、日々更新していくかを
出版プロデューサーと、集まった著者メンバーで一緒に実践していくアイディアが生まれました。
「みんなでやれば継続できるし、より良いメディアに切磋琢磨できる!」という思いから著者メディア実践塾を開講することになったのです。
実践塾というネーミングにしたのは、一方的にプロデューサーが講義をするのではなく、
参加者全員でお互いのフィードバックをしたり、各々の意見を参考にして、著者メディア運営を実践していくための講座にしたかったからです。
フィードバックの時間を十分にとりたいという思いから、少人数制で行っていて、今のところ定員は各期5名となっています。
著者メディア実践塾の流れ(第1回)
場所は山手線大崎駅にある、品川産業支援交流施設SHIPの会議室です。とっても素敵な場所です!
著者自身のメディアを持つことの大切さ
1回目ということで、まずは著者メディアを持つことの大切さ、特に一般的な無料ブログサービス等で作成するのではなく(運営企業のルールに従ったり、勝手に記事を削除されたり、UI上も制約が多いので)
自身のメディア(オウンドメディア)が必要だということを参加者の皆様にお伝えしました。
他の誰のものでもない、著作権も含め、すべてが自分の物であるのがオウンドメディアです。
世の中へのチャレンジを具体化する
- 誰を どこへ 何によって 連れていくのか?
- コンバージョンは何か?
- プルとプッシュは何か?
ワークの時間をとって、できた方からホワイトボードにどんどん書き出してもらい、フィードバック開始です。
フィードバックは1人につきたっぷり15分くらい取りました。
曖昧な言葉や専門的な言葉に対して、西浦さんが質問をしていきます。
それに回答することで、どんどん内容が具体化されていきます。
参加者の皆さんもどんどん自分の中にある思いや言葉が出てきて、より個性溢れる良い表現やアイディアが出てきました!
2回目では、より著者メディアが対象とするユーザ像を明確にし、検索されるキーワードの洗い出しなどを行っていきます。
そして、いよいよ実際にどのような著者メディアのサイトにするのかを考え、3回目では、出来上がったサイトにコンテンツを追加していく予定です。
参加者の皆様の声
アンケートにお答えいただきましたので、参加された皆様の声をご紹介します。
「本を出す」を夢のゴールにしがちですが、たくさん売れて、たくさんの人を幸せに、そして自分ももっと幸せになれるように、メディアを作る意識が大切ということがわかりました。
N.T.様(女性)
細かく考えていくので、自分の明確でない所がよくわかりました。
Y.O.様(女性)
あなたは、「誰を」「どこに」「どうやって」連れて行くのか明確に説明できますか?答えがNOならメディアを持つにせよ持たないにせよ、一度受けておいて損はないと思います。
M.J.様(男性)
自分のサービスの打ち出し方に悩んでいる方にオススメします。
M.N.様(女性)
著者メディア実践塾は、2019年以降も開催予定です。
ご興味がある方は、まず出版販促セミナーへのご参加をご検討ください。