【献本のお礼】本を恵贈されたときのメール文例や注意POINTを紹介!

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著者や出版社から本を恵贈いただくことがあります。

これは「献本」といって新刊の周知・PR等を目的に、書評家さんやお世話になった方に送られるものです。

この「献本のお礼」は、どうするのがよいのでしょう?

そんな質問をいただいたので、解説いたします。

本記事の内容を5分程度の動画で解説しています ↓

目次

献本のお礼メールを書き始める前に……注意点を解説

献本のお礼であれば、ご自身のブログやSNSでシェアしてあげるのが一番のお礼になるでしょう。

とはいえ、紹介する前にお礼のメールをお送りする方が丁寧で、より好印象です。

 

ただ、このお礼メールを書くときに、やりがちなミスがあるので、それを先にお伝えします。

※ちなみに書面で送るより、メールの方がお互い楽ですし、推奨します。

「献本いただく」は間違い!「恵贈」を使用しましょう

「この度は新刊『〇〇〇〇〇』をご献本いただき誠にありがとうございました」

献本のお礼を書くとき、こんな文面から書き始めがちです。

これが実は献本のお礼メールを書くときにやりがちなミスなのですが、どこがおかしいか、お気づきでしょうか?

 

それは「献本」という言葉を使ってしまうことです。

「献本」は本を献上する相手に対する敬語です。

つまりは受け取った貴方に対する敬語なので、「献本いただく」という日本語は自分に敬語を使うことになります。

これはおかしいですよね。

お礼メールには「ご恵贈いただき誠にありがとうございます。」など、恵贈(けいぞう)を使うと謙譲語なので恥ずかしくありません。

献本のお礼メールの書き方を紹介

それでは具体的な、献本のお礼メールの書き方を紹介します。

献本のお礼メールの件名

まずは「件名」ですが、すぐに「献本に関すること」であるとわかるものにしましょう。

例えば

 『〇〇〇〇〇』ご恵贈御礼:ご紹介日の確認等【西浦孝次】

といったシンプルな文面にしましょう。

ポイントを解説すると

  • 『〇〇〇〇〇』には正式な書籍名を入れます
  • ご恵贈御礼は「ご恵贈お礼」「御恵贈お礼」などでもOKです
  • ご紹介日の確認等 は「紹介するために自分が確認したい情報」について書きます
  • 【西浦孝次】の部分はご自分のお名前や、メディア名・アカウント名・コーナー名をご記載ください

上記のポイントでいうと、やはり「書籍名」を間違えるのは失礼なので気を付けましょう。

表紙(表1)はデザイン上、「どこまでがタイトルかわかりづらい」ことがあるので、奥付を確認すれば正式な書名が分かります。

※奥付についてはこちら☟の記事をご参照ください。

奥付とは?意味や歴史、記載すべき7つのことを整理しました

献本のお礼メールの文面

次いで本文です。こちらもだらだら書かずにシンプルに。

 

【献本お礼メール例】

お世話になっております、××です。(ここはご自分のお名前に変更してください)

この度は△△△△先生の新刊『〇〇〇〇〇』をご恵贈いただき誠にありがとうございます。

A:添付書類には~月~日発売とありましたが、それより前「―月―日」頃のご紹介でもよろしいでしょうか?

B:書籍名は『〇〇〇〇〇』ですが、略して『〇〇』とご紹介してもよろしいでしょうか?

C:紹介時に「ご恵贈」頂いたことを書く予定ですが、よろしいでしょうか?

 

ぜひ紹介させていただきたく思います。

よろしくお願いいたします。


というように、献本に対するお礼を伝えた後で、

A,B,Cなどご自分が紹介するときに確認したい情報を質問しましょう。

(複数あっても問題ありません)

 

「A」 は「紹介時期」の確認です。

献本のタイミングが早く、発売前に手元に届くこともあるので、すぐ紹介していいのかの確認です。

発売前に紹介して欲しくない可能性もあるので、確認すると丁寧です。

(ちなみに、確認が面倒な時は、ネット書店の発売日をチェックして、それ以降での紹介であれば問題ありません)

 

「B」 は紹介する時のタイトルで、正式タイトルが長い時に確認します。

 

「C」 は「ステマ」防止のための確認事項です。

昨今は「ステルスマーケティング」に対し、ユーザーが非常に敏感なので、避けましょう。

献本は金銭が発生する契約ではなく「良かったら紹介してね」というお願いなので、「PRマーク」や「広告表示」は不要でしょうが、

念のためご恵贈いただいた本であることを書いた方がユーザーに対して誠実です。

もし「献本したことは伏せて欲しい」と言われたら、昨今のステマ事情を鑑みてお断りしても良いと思います。

献本されたらいつまでにお礼をするべき?

お礼は早くした方が良いです。受け取ったその日や翌日にメールしましょう。

時間が経つと忘れてしまいますし、ずいぶん時間が経ってからお礼を述べるのも少し間が悪いです。

「あ、うっかり忘れてた!」という場合は、その本を先に紹介して、タグ付けなどでお知らせしましょう。

お礼メールを忘れてしまったくらいのことは十分に取り戻せます。

そもそもなんのために献本ってあるの?

そもそも「献本」はなんのためにするのでしょうか?

本のマーケティングとして、投資の一環で行います。

こちら☟の記事に詳しくまとめてありますので、ぜひ合わせてご覧ください。

献本はなんのためにある?→献本する意味や実際の手順をかんたん理解

参考リンク
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