こんにちは!ゲゲゲの鬼太郎で泣いてます、出版プロデューサー白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.45』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)
今回も素敵なゲストをお迎えしております!
ご視聴は ↓ からどうぞ!
西浦「どーもー、葛根湯を信じていない、出版プロデューサー西浦です。」
あるうら「どーもー、マーベル通らなかった派の、フリー作曲家のあるうら です。よろしくお願いします。」
西浦「よろしくお願いします。」
(あまりにくだらないので中略)
西浦「(このように)僕ら2人で話していると意味のない話しになるので、今後もゲスト回を増やしていこうかなと思っています。ゲスト(あり)、ゲスト(あり)、なしのパターン。ゲスト8回、ゲストなし4回にしようかなと。」
あるうら「聴いてる人はそのパターンどうでもいいと思いますけどね(笑)」
西浦「ということで、今日のゲストはこの方!雷鳥社の・・・」
望月「どーもー、カラオケの1曲目は加山雄三の、望月です。」
西浦「よろしくお願いします。」
あるうら「よろしくお願いします。」
西浦「加山雄三さんの何を歌うんですか?そもそも僕カラオケで加山雄三さんいったことないんですけど。」
望月「『夜空の星』なんですけど。」
西浦「知ってる?」
あるうら「歌って頂いたらわかります。」
西浦「じゃあ…歌って頂けますか?」
望月「いやー(笑)」
葛根湯とマーベルの謎については、ぜひ本番でお楽しみください!
目次
『I Love Youの訳し方』の編集者であり著者
西浦「今日は雷鳥社の望月竜馬さんにゲストに来ていただいております、よろしくお願いします。」
望月「よろしくお願いします。」
西浦「望月さんといえば編集者さんなのですが、雷鳥社の本で望月さんが編集した『I Love Youの訳し方』という本があるのですが、この著者名がなんと望月竜馬なんですよ。」
あるうら「先ほど拝見しましたが、まさか自分で書いてるパターンですか?」
西浦「そうそう、編集者なんだけど著者もやっちゃってるという人で。僕は著者兼編集者という方とは初めてお会いしたかな。(オッサンの編集者でたまにいるけど)若い人では初めてみたなと思っていて。どういう経緯で本を書くことになったかを伺いたいと思います。」
望月「3月からアルバイトとして働きだして、最初は雑用と書店営業をしていました。空いた時間に編集を勉強して、『企画も思いついたら出していいよ』と言われてたんですね。ただ、出せども出せども企画が全然通らなくて、やっと通ったのが、5月くらいでした。2本くらい。それは編集だけをやるやつだったんですけど、夏になってもう1発デカイのをやりたいなと思ったんです。
『I Love Youの訳し方』は企画を思いついた段階で、もう絶対いけるという自信があったのですが、せっかくなら出せる1歩手前まで準備してから出そうと思って、こっそり自分で半分くらい書いてから出したら、あっさりOKもらって。そこから一気に進みました。」
西浦「お前が書くんかい!ってツッコミはなかったんですか? 」
望月「いえ、特に。うちの社風かもしれないですけど、他にペンネーム持ってやっている人も2人くらいいて。」
西浦「自社から出してる?」
望月「はい。」
あるうら「面白いなら書いてもいいじゃないみたいな?」
望月「そこまで作家性のない本なら調べて、自分で書いてもいいよって感じなんですよ。なので、この本に関しても文豪の言葉を100個集めるのがミソなので、そのコメントに関しては…誰でもいいかなと(笑)」
西浦「普通そこ苦心するじゃない!(笑)誰にやってもらおうかなって。例えば、恋愛小説作家の山田詠美さんに解説してもらうとか。そうなるとこの100の言葉は『山田詠美』を通ってきた『I Love You』になるから、その世界感を好きなファンが買うわけですよね。それなしだからこの企画スゴイな!って。」
望月「むしろ『山田詠美』感を出したくないっていう。」
※補足:山田詠美さんではない。という意味ではなく、特定の作家色を付けたくないという意。
西浦「確かにどんな作家にもアンチはいますしね。」
あるうら「ちなみにどういった本なのかというのは?」
西浦「編集者で著者でもある、望月さんから紹介を!」
望月「タイトルにすべてが詰まっているのですが、最も有名な英語のI love youを日本語で直訳したら『愛してる』ですが、夏目漱石がかつて″月がきれいですね″と訳したという都市伝説があって『これってすっげーオシャレだな』と(笑)だからこれを100個集めたいと思って、色んな小説家の詩や手紙から『愛してる』にあたる部分を100個抜き取って解説したというのがこの本です。」
あるうら「1個読み上げてもよろしいですか?
″ありがとう私のことを好きになってくれて″ ~藤野恵美『わたしの恋人』角川文庫より
こういうパワーワードがたくさん入った本ですよね。」
西浦「全部小説から取ってこられている?」
望月「小説が大半ですが、古い文豪だと、生前に本人が恋人にあてた手紙が残っているケースがあるので、芥川龍之介なら恋人(のちの奥さん)にあてた手紙から抜粋しているパターンもあります。」
西浦「本から紹介されてるのは、全部もともと読んでいたものなんですか?」
望月「6割くらいはそうです。」
西浦「恋愛小説好き?」
望月「いや、そういうわけでもないですが、どんな本でも恋愛の要素は入ってくるじゃないですか。」
西浦「プロフィールに、編集者・著者・ロマンチストって書いてあるから(笑)ロマンチストだから恋愛小説たくさん読んでるだろうって思いたくて。」
西浦「作家になりたかったわけではないんですか?」
望月「高校の時には思っていて、文章に携わる仕事はしたくて趣味で小説も書いていましたが、それで食べていくのは難しいじゃないですか。今の仕事を通して近いことができたのはありがたいです。」
あるうら「今おいくつですか?」
望月「今、24歳です。」
あるうら「自分で本を書くために今の会社に入ったんですか?」
望月「いや、そんなことないです。入る時はこの企画、思いついてなかったので。」
あるうら「西浦さんとはどういう経緯でお知り合いに?」
西浦「2017年にTさんがK談社の転職しますってことで飲み会をやって、そこに行ったらいらっしゃった。多分テーブル一緒で話して、ぜひ今度一緒にって。」
あるうら「いきなりゲスト呼んじゃおうかみたいな。」
西浦「いやいや、いきなりじゃないよ(笑)20代の面白い人とか、出版に限らず、たとえば庭師の方とか呼んで1回飲みたいですねってなり。」
あるうら「仕事でのからみはまだ?」
西浦「ないです。雷鳥社さんの雷鳥ブックスという本屋さんで選書もされていて、僕が望月竜馬ウォッチャーな部分もあるのででこっそり本も買ってて(笑)一回おしゃべりしましょうってお呼びしました。」
編集者をやりながら著者をやるのは通常と何か違うの?
西浦「編集者をやりながら著者をやるのは、通常の編集と何か違いますか?」
望月「メリットはすっごいやりやすいです。誰も介さなくていいから。」
西浦「打ち合わせとかいらないもんね(笑)」
あるうら「別の編集者はつかないんですか?」
望月「最終的には、校正とかは別の人にお願いしたんですが、基本は1人です。」
西浦「著者と編集者の仕事のパートをうまく切れるのかなって。分けるのか?それとも分けないのが正しいのかな?」
望月「この本に関しては、分けずに、デザインもやってます。InDesign(インデザイン)というソフトを開いて画面上に打ち込みながら。」
西浦「インデザインでやってるんですか。」
あるうら「デザインとは表の表紙の絵ですか?」
望月「イラストは別の方ですが、表紙や中の文字とか。」
あるうら「文字で、太宰治の″太宰″という文字が薄くて、″治″が濃いのは?」
望月「レトロ感を出したくてフォントを混ぜてます。」
西浦「混ぜてるんですか?複数のフォントを?へー!」
あるうら「そこが面白いなと。」
西浦「そんなことしてるんだ。」
あるうら「手間かかってますねー。」
西浦「望月さんってね、オシャレなんですよ。本作りのデザイン面が特に。クリエイター色が強い。編集者ってディレクターとかプロデューサーっぽい人とクリエイターっぽ人がいて、完全に後者ですね。」
望月さん、これから3週間よろしくお願いします!来週もお楽しみに~
ご意見ご質問は出版TIMESのfacebookページにて受け付けております。
当番組へのあなたからのコメント、メッセージをお待ちしております!