村上龍氏が「この人を主人公にした小説はないのか」と言った人物の本を作っています

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さっき買って来たコーヒーが合わなくてテンションの低い出版プロデューサー西浦です。コンビニコーヒーってBOSSとかのはちゃんと飲めるんだけど、●ーソンセレクト的なものになると一気にあれな感じになりますよね。毎年この時期後悔するのになぁ、忘れてまた買ってしまう。しかも1.5Lで。

 

さて「毎日更新宣言!」二日目です。

昨日はある企画の打ち合わせで宇都宮に行ってまいりました。企画について関係各所との定例報告会です。

本件も出版の企画ではあるのですが、ちょっと通常のやり方と違うのでそのプロセスもいつもと違います。ふつうは関係各所と定例会なんてやりません。

というより著者、西浦、出版社で基本的に「関係者」が全員揃うから不要なんですね。

 


目次

作っているのは村上龍も読みたいと言った本

今回の企画は「とある日本人の偉業やスピリットを後世に繋いでいく」というプロジェクトで、そこで出版部門を統括する役割を西浦が担当しています。

こういった話だと通常は「自伝」ってことになるので、さらっとお断りするのですが、本件はかなり変わっています。

 

まずは本件が本人発信ではなく、ご本人の周りの方々によって発足したプロジェクトであること(つまり、周りが残したいと言っている)

聞いた話ですが、村上龍氏も「この人を主人公にした小説はないのか?」と書籍化を望まれたということ

ご本人は業界外ではほとんど知られていないが、業界内では知らぬもののない存在で、国より数度勲章や褒章を授与されていたり、

海外への影響力も大きく、業界の偉人を称える殿堂にアジア人ではじめて入っていたり、

パリで行われたフォーラムで●●システムとフランス人の研究者からいきなり名前が飛び出したり・・・

 

とにかくすごい人です。エピソードには事欠きません。

西浦もその方のことは存じ上げませんでしたが、自分の今までの生活・日常に深く関わりのある方でした。

というかこれを読んでいるあなたも、読んでいないあなたもほぼ全員彼の恩恵に与っていると思います。

 

こういった方ですから、モチベーション高く使命感を持ってプロジェクトに携われています。

僕もこれはという(くせ者とも言う)編集さんとライターさんに声をかけてプロジェクトに参画していただきました。

現在進行形の歴史小説

本のスタイルとしては「ドキュメンタリー小説」です。この言葉が正しいかどうかわかりませんが「自伝的小説」とは線引きしたくてそう呼んでいます。

いわゆる「自伝的小説」っていうやつは本人が書きますね。一般的に人気のあるような大物芸能人や、本人に文才がずば抜けてある場合は成立するのですが、そうでない場合はただの自費出版的自伝となってしまいます。はっきり言って読む価値はないです、興味ないでしょう?何の関係もない他人の自伝。

 

ところが「ドキュメンタリー小説」では、周りへの取材、事実の調査から、他人が小説仕立てで作成します。本人のエゴや自慰が入り込む余地はありません。

ある意味では司馬遼太郎氏に代表されるような、歴史小説の書き方に近いと思っています。

「自伝的小説」と違い、本人が書くのではない、というところに価値があります。

 

また、本件は、出版を中核に据えつつも、webプロモーションやイベントなど総括的に複数のプロジェクトが進行していて(余談ですが、これら全部を発信するポータルが著者メディア)、それぞれのチームリーダーたちとコアメッセージがぶれないよう調整し合いながら進めています。

自分としては「ドキュメンタリー小説」というスタイルも新たな挑戦ですし、プロジェクト全体としては「業界内では伝説的な人物でも、世に広くは知られていない人を世間に広め、日本人の記憶に残していくことが可能なのか?」というチャレンジです。これが成功すればすごく大きな知見となるでしょう。

ということでご本人の影響力も大きく、関係者の数も多く、いろいろ調整も必要なので定例報告会を開いて慎重に進めています。

 

西浦にとってチャレンジングな仕事です。

 

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