毎日更新9日目にして今までで一番ピンチを迎えております、出版プロデューサーの西浦です。
とにかく時間のやりくりができていない!インターンとの個別ミーティングをリスケしてもらってなんとか対応し、ようやくこの記事を書くのに50分くらいの時間を確保できました。
インターンのみんなごめん。
さて、昨日ですがweb制作会社様に謝罪される事態になってしまいました。
書くべきかどうか悩んだのですが、これはこの会社への文句ではなくて、これからサイトを制作される方の役に立つ内容にできると思ったこと。
特に著者のメディアづくりにとって重要なケースだと思ったので、チャレンジ日記として書きます。
また前提としてこの会社は良い会社だと思っているので社名を出したりもしないし、僕はこの会社様に対して「不幸な巡りあわせだな」とは思うけど嫌いとか怒りという感情はないこと。
なんでそれがうちの会社のサイト作りの時やねん!という不運に対するいらだちくらいしかないことを前提にドライに書きます。
目次
納品より5ケ月で不具合続出
まず事の経緯として出版TIMESのリニューアルをお願いして、12月にオープンしました。
担当の方も熱心で丁寧だし、デザイン面、特にバナーがすごくお気にいりで「今月のオススメ本」や「webラジオ」のバナーすごく良い感じですよね!
ただ、わりとすぐ細かい不具合がたくさん出るようになりました。たくさんありすぎて一つ一つは覚えていない部分もあるのですが
- 新着記事の2ページ目3ページ目をクリックしてもURLが存在しない
- 以前は反映されていたディスクリプションが反映されなくなった
- facebookページへのプラグインがランダムで他の画像に差し変わる
- PC版で見たトップページの上3つの記事の配置が微妙にワイヤーと異なる(右下に微妙なスキマ)
- 本文中、見出し2を指定してもそうならない(なるときもある)
- トップページにh1が2つ存在し、かつ1つは隠しテキストになっている
他にもいろいろあったのですが順次対応してもらってたのもあり、忘れました。
一番大きかったのはgoogleがMFIを導入したことを発表して「うちはモバイル対応ばっちりだよね?」とモバイルフレンドリーテストをやってみたら、まさかの「このサイトはフレンドリーではない」と表示されたことです。
正直、この時代にこれは恥ずかしい!
ちょっとどういうことですか?と問い合わせてもろもろわかったことがあります。
コミュニケーション不全で問題発覚の遅れ
どんな企業でもそうですが担当者が退職していなくなることは大いにあります。
今回、うちのサイトリニューアルについてコードを書いてくれたエンジニアの方が退職されていて、かつ音信不通のためなぜこうなったのか一部不明なままです。(今は原因究明中)
で、あんまりよその会社の内情を書くのは気が引けるので濁させて頂きたいのですが、うちのサイトの細かい不具合とか諸々が制作会社様の中で上手に共有できていなかったことがわかって、あらためて代表の方が状況を把握して「これはひどい」ということで謝罪に来られたわけです。
僕はわざわざ謝罪しにこなくてもいいからと言ったのですが、「自社の提供するコンテンツとして満足できるレベルではないので最後までやらせて欲しい」と熱心に言ってくださり、辞められた方の代わりのエンジニアの方と一緒に来てくださいました。
その態度や行動は素晴らしいと思うし、自分たちが作ったものに責任を持とうとするスタンスも大好きです。だから僕はこの会社はいい会社だとやはり思います。
ただ、なんでそのトラブルがうちのサイト作りの時に限って起きるねん!という僕の不運だけは残念過ぎてつらいです。こちらも熱意を込めてサイト運営してるのでやはり。
身を守るのは自分の勉強と第3の専門家
つまり評判のいい会社で、デザインも優れていて担当者も人間的に魅力があって熱心だとしても、それによって生み出されるサイトが良いものとは100%言えないのです。
あれ?これおかしいんじゃないの?ってこっちが気づいてチェックできないと、多くの不具合が気づかれずに終わるかもしれません。この会社は良い会社だったのでちゃんと対応してくれてますが「いや、それは製作時の不具合ではないです」と言い張られたら修正もしてもらえません。
僕はwebマーケティングについて出版の分野で著者に有効だと思ってるのもあり、個人的に楽しいのもあり自分なりにいろいろ勉強しています。
もともと電気屋でインターネットくださいレベルだったのですごく進歩したと思います。
MFIとかモバイルフレンドリーがどうのとか分からないながらも調べて勉強してたおかげで「あれ?うちのサイト大丈夫?」と気付くことができました。
これに気づいても何がおかしいのか、どう対処すべきかは素人にはわかりません。コード見てもなんにもわかりませんから。
そこで必要なのは第3の専門家ですね。僕の場合はこの道10年以上の専門家の友人がいたのでフラットな立場でいろいろ相談に乗ってもらえた部分が大きいです。
このつくり方は昔はよかったけど今はSEO的にペナルティ食らう可能性があるよとか、教えてもらえるわけです。
これが競合他社だと「自分の会社で受注したいから相手を悪く言う」ところもあるかもしれません。
セカンドオピニオンはどこの意見が本当に正しいのか、判断するのは自分でしかありません。
この人の言うことは100%信じられるし、間違っているなら自分が責任を負う。というくらいの相手がいるか、
いないなら自分で勉強して、専門家の言ってることを何となくでも理解したり「この人言ってることおかしいんじゃないか?」と判断できるようになる方が良いと思います。
というより信頼できる人を探すのと、勉強と両方するべきだと思いました。知識がないと「相談すべき案件かどうか」も分からなかったりしますからね。
だからあなたも出版TIMESで出版の専門知識を身に着けてくださいね(というオチで良かっただろうか)