こんにちは!出版プロデューサーの白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.20』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)
ご視聴は ↓ からどうぞ!
西浦「どーもー味の好みを聞かないラーメン屋が好きです、出版プロデューサーの西浦です。」
あるうら「餃子の適温はアツアツではないと思う、フリー作曲家あるうらです。」
西浦&あるうら「よろしくお願いしまーす。」
西浦「味の好みを聞きませんっていう頑固おやじ感が好きで。初めて行くお店で好み聞かれて、それが美味しくなかったら嫌でしょ。」
あるうら「責任を客のせいにしていますね。」
西浦「これで食えっていってほしいし、ラーメンも1種類だけの方がいい。醤油・味噌・塩じゃなくて。」
あるうら「西浦さんの頑固おやじ感が垣間見えましたね(笑)」
西浦「そんな、ラーメン屋に私はなりたい(笑)」
あるうら「ラーメン屋かい(笑)」
西浦「…アツアツが適温じゃないというのは、餃子に限らずですよね。」
あるうら「僕の餃子の解説を聞く前に言っちゃいますか(笑)」
あるうら「宇都宮に餃子を食べに行きまして。一番有名なところいって、1時間半並んだんです。焼き餃子3人前頼んで食べたら、“こんなもんか。ビールの方が全然うまいで!”ってなったんですね。その後、水餃子が来て、水餃子の方がうまいかなって思って、時間おいてから焼き餃子を食べたら“これめっちゃうまいやん!宇都宮さんうまいですやん!”ってなりまして(笑)」
アツアツだと確かに味わからなかったりしますもんね。そんな話題はさておき、今日の本題へ!
目次
出版業界は転職って多いの?
あるうら「サンマーク出版の岸田さんは転職されたんですよね。業界的に転職は多いんですか?」
西浦「多いですね。出版社の人とお会いするとだいたい“前はどちらに?”って聞きますよ。違う業界のこともあるけど、だいたい転職しています。」
あるうら「何が理由で転職されるんですか?」
西浦「一つは、人間関係でしょうね。転職理由No.1でしょう。」
あるうら「どこの業界もそうですよね。」
西浦「あとは、どうしても編集者になりたくて異業種から来る人もいるし、出版社にはいたけど、以前は営業だから職種を変えたいという人もいます。」
あるうら「30代は転職ざかりって言ってましたが、いくつぐらいで転職決めることが多いんですか?」
西浦「20代もいますね。」
あるうら「前はどこですかって聞くのは30歳を超えている人?」
西浦「20代でも後半だと2社目ですって人はいますね。」
あるうら「岸田さんとのお話しの時に、31~32歳が熱いっておっしゃっていましたが、どう熱いんですか?」
西浦「あんまり意味ないです(笑)」
あるうら「ノリだったんだやっぱりー(笑)転職して第二の人生スタートして、前の会社の経験も活かして、31~32歳の人が役職に付き始めてやりたいことできるからかと思ってたんですけど。」
西浦「20代のうちに経験積んできた人は30代で花開くし熱い年代じゃないですか、経験積んでない人は30代苦労することになる。これが40代になってくると脂のってて、差がすごいついてるでしょ。そこにのっかるのを僕は潔しとしなくて。30代ってこれからだから一緒に走りたいって気持ちがあるじゃないですか。」
あるうら「なるほど。一緒に時代を作りたいみたいな。」
西浦「そういうとかっこいいですけど、一緒に試行錯誤していきたいんです。自身の経験もやり方も持ってるから、こっちの色に染まることもないし、かといって柔軟性もある年代なので。」
あるうら「全く経験ない人だったら自分の言ったことに従うしかないですもんね。」
西浦「相手の色も僕は欲しいから、そういう意味で30代からは熱いですよね。」
あるうら「お仕事されるのは30代の方が多いですか?」
西浦「30~40代が多いですね。50代は独立してからはないと思います。」
編集者さんがSNSを使って表に出てくることも多いの?
あるうら「前回、スッピーズを岸田さんがやってるって聞いたじゃないですか。SNSを使う時代に宣伝を著者だけにゆだねずに編集者も出てくるというのは、岸田さんだけなんですか?編集者が表に出る風潮は他にもありますか?」
西浦「あると思います。SNS、twitter、Facebookなりが流行ってきて、そこでみんながコミュニケーション取ってる。名刺交換じゃなくてSNSでいいよねって時代じゃないですか。そういう傾向になってきたなと思います。」
あるうら「意識するしないに関わらず、若手世代じゃないとSNSに食いつかないから。」
西浦「今の40代は若いころにSNSに触れてるけど、50代はどうかなー。。。そういう意味でもやっぱ30代は意識強くて、業務として規定はされていなくても、自分の作ったものをシェアするとか、投稿するのは当たり前でしょうってなってきているんじゃないかな。」
あるうら「新しく売り上げにつながってるんですよね?」
西浦「測定できないですけど、ダイヤモンドオンラインだったかな?ダイヤモンド社さんのダイヤモンドオンラインブックスという書籍のやつが、本が出る時に連載とか著者の対談を載せたりするんですけど、ちゃんとやるとAmazonとかで反響があると聞きます。」
あるうら「著者にSNSに出して拡散をしてもらうってこと?」
西浦「ダイヤモンドオンラインで出して、その記事を著者に拡散してもらう感じですね。出版社としてそういうメディアを持とうという会社は出てきてるし、以前からメルマガ発行して読者とコミュニケーションしておこうという出版社もあります。それを会社ではなく編集者個人にお客さんをつけたほうが良いってなってきている。転職しても編集者個人のお客さんとして残りますし。」
あるうら「編集者と作家のつながりは強いんですか?」
西浦「かなり強いですよね。」
あるうら「ブログから本を出すという時に、ブロガーがこの編集者が好きってなった場合ですが、例えば僕が『作曲だワン』というのを作って売れました。反響があったから2として『作曲だニャン』を作りましょうとなった時に、編集者が別の出版社に移っていたら、それはありなんですか?続編を別の出版社から出すのはタブー?」
西浦「それね、けっこう忖度しますよね(笑)。確かに作家さんは編集者につくパターンが多いんです。編集者が移籍していて、後任が担当する場合やる気でないですよね。シリーズとしてのコンセプト前任が立ててるわけで。」
あるうら「作家としては、『作曲だワン』の人にお願いしたいけど、それやると転職した編集者は作家を持ってくことになるから仁義切ってんのか?となる。」
西浦「普通は作家は編集者についていくけど、作曲はあるうらさんのテーマなので残しますけど、動物は前シリーズのコンセプトだから外そうってなりますね。だから例えば『絵でわかる作曲』とかの企画を次の出版社で立てて、『作曲だニャン』という企画はなくなるかもですね。」
あるうら「もし最初から『作曲だニャン』もあるということで進んでたら、編集者さんに転職しないで!って言えるんですか?」
西浦「(笑)『作曲だニャン』ありきで動いてたなら、会社の中でちゃんと引き継いでもらうかな。心理的にやる気出るかわかりませんけど。
コミックとか、めっちゃ売れる作品って編集者変わるんですけど、どれだけ売れても評価されるのは最初の人だけらしいです。そりゃ後任からするとやる気でないですよね。」
西浦「最初の担当者が20話くらいで外れてて全然売れてなくて、2番目の人が担当してから売れて、映画化されても評価されないからかわいそうですよね。だからコミックの世界では編集者として自分で立ち上げたものをヒットさせないと一人前にはならないそうです。」
あるうら「ということは、出版プロデューサーの西浦さんは自分は0から発射させる発射台といっていたので、意識は編集者に近いんですかね。」
西浦「近いっすね。『違うけど、近い。』ってことだと思います。」
あるうら「だから編集者とコミュニケーションとりやすいんですね。」
西浦「他の出版社で出したら法律的にはダメではない(専属契約とかしてなければ)だけど、仁義通してるの?ってなりますね。ダメなのは、1作目出して2作目の企画で盛り上がってるのに、他の出版社からより良い印税の条件を出されて、そっちに行くとか。それはやめましょうってなってます。」
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