こんにちは!出版プロデューサーの白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.18』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)
ご視聴は ↓ からどうぞ!
目次
佐藤二朗さんのtwitterとお金なくて結婚した友人のお話
西浦「どーもー、佐藤二朗さんのtwitterが大好きな出版プロデューサー西浦です。」
あるうら「どもー、お金がなくても結婚した友人がいる、フリー作曲家のあるうらです。」
西浦&あるうら「よろしくお願いしまーす。」
あるうら「フリー作曲家・・じゃなかった佐藤二朗さんのtwitterですね。」
西浦「なんで、フリー作曲家っていったん(笑)」
あるうら「口がもうフリー作曲家ってなってて(笑)」
西浦「佐藤二朗さんのtwitterはほぼ、奥様とお子さんに言われた悪口の報告なんだけど。家族の投稿って難しいんです。」
あるうら「『子ども好きすぎだろ』って思わたりとかね~。」
西浦「そうなんですよ。子どもの話しとか、どういうふうに出せばいいかっていう時に、佐藤二朗さんのtwitterは参考になるというか面白いんですよ。“お父さんは顔が不細工だから嫌い”って言われたとか(笑)」
あるうら「面白いけど、悪口って切ないな~。」
~中略~
あるうら「お金ないけど結婚したのは、大学の同い年の友達なんですけど、ずっと無職で司法試験受けてて。」
西浦「司法試験浪人みたいな?」
あるうら「ロースクールで知り合った女性と結婚するって言われて、相手の親に挨拶いった時に仕事の話は?
と聞いたら、“そういう話にならなかった”って言っていて。彼女もロースクール通っていて受かってなくて…」
あるうらさんが、“すごいな~愛はお金に勝るんだ!”と思った感動の結婚エピソードの続きは、本編で!
スタートダッシュが関係ないジャンルはあるの?
あるうら「岸田さんが、スタートダッシュがかなり重要で、そこでコケちゃうとかなりヤバいことになるっておっしゃっていたんですけど、あんまりそこは関係ない、売れ行きは後でついてくるみたいなジャンルってあるんですか?」
西浦「出版業界自体が『初速主義』というか、最初の売れ行きを大事にしているので関係ないジャンルってほぼないと思うんですね。あるとしたら超専門書くらいですね、研究書とか。ジュンク堂さんとかでしか売ってないような本とか。」
あるうら「ジュンク堂さんってそうなんですか?」
西浦「そうですよ、専門書系の書店です。平積みしてるのあんまり見ないですよね。図書館みたいで、蔵書しておける数が多いからマニアックなやつもおけるんですよ。労働法実務入門とか幼虫図鑑とか3~4千円するような専門書です。」
あるうら「ああいうのってゴールはどこなんですかね?」
西浦「やっぱり専門家とか専門家の卵の方が手元に置いておきたいと思っている。人数としては多くないですけどその方たちには必須の本なのです。」
あるうら「音楽で行くと99と言われているものがありまして、ミックスのテクニック99。項目は99に無理やり分けていて、1番から99番まで、例えば女性のボーカルだったらこう、みたいな周波数があるんですよ。音を整える 作業ですね。
ここはこれくらい上げて、下げてという細かい指示が書いてあるのがあるんですよ。それは音楽学校とかだいたいデキるやつは読んでましたね。登竜門みたいな。そういうのが作れると印税がすごいんだろうなと思いましたね。」
西浦「それを読んでいる人口がどれだけいるかですよね。」
あるうら「入門に選ばれたらめっちゃ強いですよね。」
西浦「入門に選ばれたらめっちゃ強いんだけど、入門してくれる人が全国にどれくらいいるかですよね。しかもそれがちゃんと本を読む層なのか。WEBで調べたらいいやって層もいるので、入門なんてやめるかもしれない時期だからお金かけたくないだろうし。そもそも人口が少ないところだと入門者が少ないから単価を上げざるを得ない。」
あるうら「マーケティングの本で、コトラーの本とか確か、1万円くらいするのを昔買ったんですよ。中小企業診断士っていうのを目指そうと思った機会があって(笑)あれは、そこの世界に入ろうと思う人が少ないから1万円くらい高くしないといけないという感じだったんですかね。」
西浦「『マーケティング』は法律書とかに比べたら多いですけど、マーケティング担当者とか経営者層以外買わないですからね。」
あるうら「その本、もう売りましたけどね・・・」
やはり、本はスタートダッシュが重要なんですね。スタートダッシュするための筋力=事前準備をしっかりしなければなりません!!!出版部数アップのための準備について詳しく知りたい方は、Vol.2で語っていますので、ぜひ聴いてみてください。
パクリの本ってけっこうあるんですか?
あるうら「岸田さんが担当された『神様とのおしゃべり』はざっくり言うと、内容は『神様との対話』のパクリだし、戦略としては『夢をかなえるゾウ』のパクリで、小説っぽくしたくてキャラクター設定したと言っていました。パクリって多いんですか?」
西浦「パクリ、パクリって言い過ぎやねん!失礼だよ(笑)パクリというよりオマージュですね。リスペクトがあれば、それはオマージュです。」
西浦「岸田さんも“パクリ”と言えるのは、パクリじゃないっていう自信があるからだと思います。『神様との対話』って面白くて、もっと良くするには、あの形(『神様とのおしゃべり』)が一番いいということですね。」
あるうら「あーなるほど。」
西浦「ちなみに、(パクリは)めちゃめちゃ多いです。岸田さんのは、言われてはじめて、“えー!そうだったんだ!!”となるくらいで、本当に上手にオマージュ出来てると思うんですけど、あからさまにパクリ!というのもいっぱいあります。出版業界では、1発ベストセラーになると3つはパクられる。2番、3番目あたりまではそこそこ売れたりします。出版社によっては、そういった本のほうが企画通りやすい場合もある。」
あるうら「売れてるのがわかってるからですよね。」
西浦「“ガールズバンドが流行ってるから、うちもガールズバンドでいきましょうよ”みたいな。Aバンドのファンが新しいBバンドに対して、『AよりBの方がいいじゃん』って思ってくれたらいいわけですから。」
西浦「僕がプロデュースさせてもらった『血流がすべて解決する』って本も、Amazonで調べてみると、『血流たっぷりで今の不調が消える』っていう本があるくらいで。」
あるうら「(血流がすべて解決するの)オビに“血流たっぷりを目指しなさい”って書いてありましたよね。確か、雑誌の編集の方が、“血流たっぷり”という言葉がインパクトあるからって紹介してくれたんですよね。」
西浦「この本は、『血流がすべて解決する』の後に出てるしね。ただ『血流』って言葉自体は一般的な言葉ですし、『血流』っていう言葉に需要がある、ととらえて頂いたということで喜ばしいと僕は感じています。2作目、3作目を投入しても売れるということですね。」
あるうら「市場を開いたみたいな。」
西浦「講談社さんから出させてもらった『お腹からやせる食べかた』という本があって。」
あるうら「これはオマージュされたんですか?」
西浦「僕としてオマージュはしてなくて、このタイトルも自分でめちゃめちゃ考えましたね。別のタイトルを編集者から言われたけど“こっち(お腹からやせる食べ方)で行かせてくれ”とゴリ押ししたんですよ。」
ずっと売れる本にしたかったからタイトルにこだわったそうですが、Amazonで調べたら、これもオマージュされまくってました!!表紙の写真まで似ている!!でも、パクられることを好意的に受け止めている西浦さん。
その理由についてはぜひ放送をお聴きください!
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