イモトさんと安室ちゃんから感じる、表現者にとって「ファン」は自分の一部だということ

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男らしくも、適度に抜けてて、料理も得意。カレーパンマンってものすごくモテそうだなと思った出版プロデューサー西浦です。

さて、毎日更新111日目。

今日は心から感動したので、逆に冷静に書けるまで寝かせてた記事を書きます。

それは2018年7月29日に放送された『世界の果てまでイッテQ!』でイモトアヤコさんが、安室奈美恵さんとのツーショット撮影に挑む特別企画について。

瞬間最高視聴率25%を記録したというこの番組を観て、もう涙が止まらなかったです。

少し日が空いて冷静になった今、涙した理由や著者に意識してほしいと思ったことを書きます。


ファンの鏡とたたえられたイモトアヤコさん

小学5年生の時に安室奈美恵さんのファンになって以来、20年間ずっと大ファンであることを番組内でも公言していたイモトアヤコさんが、安室奈美恵さんの引退までにツーショット撮影に挑むというスペシャル番組でした。

いつものように突撃でツーショットを狙うも、あえなく撃沈。その後「安室奈美恵チケットチャレンジ」で無事にライブは観れたものの、ツーショット企画は失敗。

最終日にオチ用の撮影ということで苦手なヘビ料理店に向かうと、そこには安室奈美恵さんがサプライズで待っている…というドッキリ企画でした。

 

イモトさんの「安室愛」が純粋で、番組を通して微笑ましく笑わせてもらい、サプライズでの対談では彼女の愛にただただ感動しました。ずっと泣いてました。

安室さんご本人も泣いてましたしね。

「小学校5年生の時に安室さんに自分の中で出会って そこからずっと20年間ずっと好きで そこだけは変わらず 自信を持ってブレずに出来てる事ってたぶん…安室さんを好きって所だけです」

「安室さんに出会えたことで 私の人生は 楽しく素晴らしく美しいものになってます」

「本当にそういう風に思ってるファンの方が 本当に私なんかだけじゃなくて 本当にたくさんいるってことを 今回の台湾に来た時に スゴく感じました」

「逆に私だけがこういう状態(ツーショットで対談)でいるのが本当に申し訳ないって気持ちもあるんですけど スゴい素敵な方に応援されてるんだなっていうのがまた嬉しくて」

「安室奈美恵さんを好きになったことをスゴく誇りに思います」

※()は独自に補足

こんなことが言えるのは、やっぱり彼女が本当に心から安室さんのファンだからだろうなと感じますよね。

あなたを好きだということだけが自信を持ってブレずにてきていることで、

他のファンの方にたいしてこの幸運が申し訳ない気持ちでいる、

けれど他のファンの方達もステキな方ばかりで嬉しくて、自分も貴方を好きになったことを誇りに思う。

 

これは今後、ファンレターの殿堂入りさせた方がいいんじゃないかというくらい素晴らしいメッセージだと思います。

気持ちをまっすぐに伝えつつ、他のファンへの気遣いも忘れない。そしてそんなファンがたくさんいるあなたのファンになった自分を誇りに思う。

アーティストのこともファン仲間のことも誇りに思っているんですよね、もちろんその一人としての自分も。

この感じ方は、僕の感覚ですが「安室奈美恵というアーティストの一部に、自分たちファンも含まれている」というように思えました。

ファンの自分たちも含めて安室奈美恵だから、こういうステキなファンがたくさんいることが素晴らしいっていうことなんじゃないかと。

ファンも表現者の一部

この感じ方ってすごく大事なことで、素晴らしいことだなと、イモトさんに気付かせてもらえました。

著者やあらゆる表現者の方に当てはまると思うのですが、御本人や作品はもちろん、そのファンも含めてその方の一部なんじゃないでしょうか?

読者とかお客さんじゃなくて、もう「私」なのだと。「私たち」なのだという感覚です。

例えば、僕が大好きなマンガに『蒼天航路』という作品があります。

ある人がこの『蒼天航路』を読もうかどうか迷ったときに『西浦も超おすすめしてたよ』と聞いて『お、西浦さんも好きなら間違いないね。読もう』となるか、『あー、あの人なんか合わないんだよね。このマンガも合わないかなぁ?』となるか、これって大きいですよね。もはや僕自身が、その作品を判断する一部になってしまっています。

(さすがに「安室さんのファンです」って言って自分を例に出すのは、イモトさんの想いを知ると遠慮してできなかった・・・。でも本当に好きですよ!)

こういったことは実はけっこう起きていると思うんです、クチコミなんてそもそもクチコミする人のバイアスを信頼しているから買うわけですから。

今回の放送後にtwitterを見ていて、ある人が「おばあちゃんが『安室さんのことはよく分からないけれど、イモトさんがこれだけ好きな人なんだからきっと素晴らしいアーティストなんだというのはわかる』って言ってた」とツイートされているのを見てなるほどなと思ったのです。

 

安室さんとイモトさんが話されていたのですが、安室さんのファンの方にもイモトさん大好きな方がたくさんおられるそうです。

「そうなんです スゴい優しいんです こんな事やってるのにスゴい優しくて」

ってイモトさんも言ってました。

安室さんのファンたちが、イモトさんを「本物のファンだ」「自分たちと同じだ」と思うから「イモトさんも好き」「応援しよう」という風になるのでしょう。

僭越ながら自分も今回の放送でイモトさんへの好感度がすごい上がったし、むしろ自分なんかよりファンの鏡として上に持ってきています。

安室奈美恵を構成するダンスや歌、衣装、そしてファンたちの中にイモトさんを加えて認識しているようなものです。

これは逆も成立していて、あるtwitterユーザーのおばあさんがイモトさんを通じて、安室さんの好感度が上がったように、そのおばあさんからは「イモトさんを構成する要素」として安室奈美恵さんが認識されています。

つまり誰かのファンであることはそのファンを味方につけることにもなるし、自分のファンをその方のファンにすることでもあるのです。

ビジネスファンは絶対にダメ

ただここで間違ってもやってはいけないのは、ファン仲間へのリーチを目的として、ファンであることを「使う」ことです。

これはむしろすごい反感を買います。ファンがそのアーティストの一部である以上、逆にこういうファンに対する反発は体内に入ったウィルスを白血球が退治するように、みんな反発します。

もっと直接的な表現を使えば叩かれます、炎上です。

 

だからビジネスファンではダメだと思うのですが、本当にファンなのであれば、どんどん発信していって欲しいです。

ジャニーズの大ファンとして知られる日本テレビの青木源太アナウンサーは彼のガチ勢ぶりがファンの間でも認められていて、人気アナウンサー投票でも「ジャニーズファン層」が投票しています。

アナウンサーとジャニヲタっていうバランスもユニークでよいポジショニングになりますよね。

 

著者というのはどうしても「権威性が大事」と思われているところもあって(だからブランディングとか言う人が今も絶えないんだけど)、自分の人間っぽさを出さない人がいます。

でもそれではあなたのファンは増えないんですよ。あなたより面白い人、権威のある人が出てきたらそっちに移ってしまいます。

自分を安売りしろって話ではないし、全く関係ない趣味の話をひたすら発信しろという話でもないのですが、本当に好きなことや人がいる人はどんどん発信していって欲しいなと思います。

 

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増刷率90%。平均部数49,000部。

奈良県出身 同志社大学卒業後、学習研究社(現・学研ホールディングス)入社。
書店促進部を経て、一般書販売課へ配属。2つの編集部を担当し、年間最大400冊のマーケティングを担当。
膨大な点数を扱いつつ、新人著者の売り伸ばしや仕掛け販売に注力。
上原愛加のプリンセスレッスン(シリーズ100万部突破)などの売り伸ばしに成功する。その後、出版プロデューサーとして2010年に独立。

『血流がすべて解決する』(23万部)『奇跡の営業』(6.3万部)など主にデビュー作をプロデュースし、ベストセラーへと導く。

業界では数少ない、出版社マーケティング部出身の出版プロデューサー。

業界の活性化を目的として、版元・書店との人脈を活かした合同勉強会や、新卒向けにメディア就活ボランティアも行なう。

「営業だったからこそ、著者・出版社・書店に提供できるモノがある」と増刷ロジックや書店巻き込みマーケティングを駆使したプロデュースを行う。

本は読者のためにある。という考え方から「ブランディングの為に本を出したい」とおっしゃる方には、笑顔でドロップキックをプレゼント(笑)


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