こんにちは!牛タンが大好き、出版プロデューサー白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.35』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)
ご視聴は ↓ からどうぞ!
西浦「どーもー、一番好きな花は『桜』、出版プロデューサー西浦です。」
あるうら「どーもー、ジムに通って約半年が経ちました、フリー作曲家のあるうらです。」
西浦「よろしくお願いしまーす。」
あるうら「桜が一番好き?」
西浦「良くないですか?桜。」
あるうら「良いと思いますよ、良いと思いますけど…一瞬ですよ?」
西浦「それも含めて…いいじゃないですか」
あるうら「それでも1年中、愛でれるんですか?あなたは」
西浦「咲いてない桜を見てどう思うかってこと?ああ…なんも思わないです(笑)」
あるうら「(笑)」
西浦「咲いてない桜に至っては、何の木かもわかってないです(笑)」
あるうら「何が好きなんですか?散ることが?」
西浦「散ることがキレイじゃないですか。」
あるうら「本当に?西浦さんからそんなこと聞いた覚え全くないですよ」
西浦「いやいや、学生のころから思ってましたよ。ほら、僕ら学生時代を京都で過ごしたでしょう?桜の名所多かったし、春が来るたびにキレイだな、日本人でよかったな~と思ってます。」
あるうら「秋になったらイチョウが好きとか?」
西浦「それはなくて。桜だけなんかスペシャル!」
あるうら「曲名できましたね(笑)」
西浦&あるうら「『桜だけなんかスペシャル』」
西浦「アホっぽいな~(笑)」
西浦「半年経ってどうなったんですか?」
あるうら「半年たって、ここ2ヵ月行ってないですね(笑)」
あるうらさん、せっかく続いていたのに、いつ再開するのでしょうか?今週も笑顔でスタートです!
目次
内容がちゃんと頭に入る本の読み方
あるうら「本を読むときには実際何を読んでるんですか?表現なのか、全体の組み立てなのか、具体例とか。読むときの着眼点はあるんですか?」
西浦「ちょうど手元にあるので『超チーム力』でいくと、タイトルとオビをまず見て、何の本なのかを考えます。『シリコンバレー・組織・科学』なんだなと。『超チーム力』なのでチームに関することで、シリコンバレー発で、科学的な何かなんだなとわかるじゃないですか。」
「次にオビを見て、『7人、150人、1500人規模のチームが効率的な理由とは』ってあって、スティーブジョブス、軍、ビートルズとかスゴイチームがどういう人数の規模なのか、天才より小規模チームだよという主張とかがわかる。」
「次にオビの裏を見て、所属チームの人数・メンバー構成に満足してますか?という質問に対して日本企業の中間管理職100人アンケートした結果YESが55%だったけど、現場の部下に聞いたらYESは16%でNOが78%。勘違いしてるぞ!っていう(笑)」
あるうら「なるほど(笑)」
西浦「あ、面白そうだなと思うでしょ。チームリーダーが読む本なんだけど、あなたは勘違いをしていると。『人数構成の話が出てくるんだな、楽しみだ』と思いながら、次に袖っていうんですけど・・・・」
あるうら「1個1個丁寧に読んでますね。」
西浦「でも、一瞬で読めますよ。袖といって、カバーの半分くらいがかかっているところ。折り返しともいうんですけど。」
あるうら「漫画だと著者のイラストやコメント入ってるところですね。」
西浦「あなたのチームは割り当てられた仕事に対して正しいサイズか?って書いてあるからやっぱり人数の話しなんだなって。中の上のチームは勝利を収めることも成功することもできないって書いてあるんですよ。中の上ではあかん!っていうのは強い言葉かなと思ったりして。」
「次にさらっと目次を見るんですよね。なんとなくこの辺でこんなこと書いてあるなと。第5章で最強チームの育て方ってあるからこの辺りがメインかな。ペア、トリオ不安定、機能するトリオのタイプって書いてあるから、いろんな種類を教えてくれるんだなって。」
「誕生と寿命。チームに寿命があるのか。引退と死とか。チームに死?わからんけど。だいたいの構成がこれで頭に入るので、あとは、海外の本の翻訳なので、事例の紹介は難しい言葉が並んでいてそこまでつかまなくていい情報もあるんですよ。『はじめに』は大事なのでちゃんと読んで、第一章『変化は猛毒』に、“Change kills if you don’t have the right team”って書いてあるんですけど、英語表記があったら絶対読みます。」
あるうら「なんでですか?」
西浦「翻訳される前の言葉だから。意図としてこっちの方が正しいから。」
あるうら「西浦さんは、英語が読めるってことですか?」
西浦「はははは、これくらいわかるやろ!僕の訳があってるかはわからんけど。」
あるうら「ダイナミックさは伝わるってことですね。(?)」
西浦「この本のタイトルも“Team Genius”なんですよ。」
あるうら「チーム天才!インパクトありますね。」
西浦「そういったことを押さえて、あとはだーーって読む。前置きだなと思ったらその部分は斜め読みですね。」
あるうら「本当に、『読み方』教えてもらってますね。」
西浦「僕は、本の端っこ折るタイプなんですが、面白いなと思ったワードで『非公式チームと相場が決まっている』って書いてあって何だろう?って思うので、ちゃん文頭まで戻って、『私たちの経験上、世界で最も創造性豊かで影響力の強い仕事をやり遂げるのは非公式チームと相場が決まっている』と、なんだそれは!ワクワクするなと思いません?『非公式チーム』っていい言葉だなと思ったりして拾っていきます。ひょっとしたら、今後『非公式チームマネジメント』って本を作るかもしれないじゃないですか。強い言葉を拾って、その前後を見たりとか。一個人で管理できる人数は6-10人、それが一般的だって数字が書いてあるので、なんでかな?って根拠を見るとか。」
あるうら「本当に丁寧に、自分が理解しやすい方法で読んでるって感じですね。」
西浦「これをやらないと1文字1文字順番に読んでしまうので、何読んでたっけ?とか今この章で何を探すんだっけ?を忘れてしまうんですよ。全体の構成で説明の章だなとか具体例の章、メカニズムの解説してるなとかわかるから、メカニズムの解説で事例をあまり掘り下げるとどんなメカニズムかを忘れるし、具体例の章でメカニズムがあっても前の章でしっかり書いてるから理解できないなら戻ったほうが良かったり。」
あるうら「何回くらい読むんですか?」
西浦「2回読みます。同じ本を。」
あるうら「さらっと内容理解して、大事な部分だけ?」
西浦「ドッグイヤーだけ読み直す。自分が反応した箇所を思い出して、思い出せなかったら、その時いいと思っただけでクールな状態で読んで興味湧いてないので、大した内容じゃなかったかなって。ってやるとだいたい頭に入りますね。」
『20代のうちにやっておきたいこと』系のシリーズは読む価値あるの?
あるうら「この本おもろいやんっていう切り口も読んでるんですか?具体的に言うと、自己啓発本とかで『20代のうちにやっておきたいこと』的なのとか、僕はよくわかってなくて。本って何かを満足するために読むと思っているんだけど、20代のやつ(本)ってなにも中身がないと思っているんですよ(笑)。本の中で新しい価値を生み出して、それを読んで人生変わった、人生変わらなくても面白かったでもいいんですけど。会社の30代の先輩から『20代のうちにこれやっとけ!』って言われたのを『はいはい』って聞いてるだけな気がして、全く読む気がしないんですよ(笑)読んでないからこそ言ってるだけなんですけどね(笑)」って言われたのを「はいはい」って聞いてるだけな気がしていて、読む気が全くしないんですよ(笑)
西浦「年齢区切りのシリーズは読む価値なし―、とあるうらさんは思うと(笑)怖いこと言うわ~僕は出版業界の人間で本が好きなので、そのセリフ言えないです(笑)ぼろくそに言えるのは気持ちいい。それが、読者の声なら正面から受け止めるべきだな、とは思うしね。1つ言えるとしたら、「本のテーマ」に関わる話なんですけど、20代、30代、40代っていうとテーマが大きくなるんですよ。」
あるうら「全20代ですもんね。」
西浦「そうそう、対象者が一気に増えて、男女も関係ないでしょ。ビジネス書だから仕事している人で、ビジネス書読むのは男性の方が少し多いかなっていうのはあるけど、それでもだいぶ広くとれる。特に、30代はビジネス書を読んでるメインの層とされてるので、『30代のうちにやっておくべきこと』は読者多いよねってことでやっぱりメインに来ますよね。」
あるうら「そうなると、広く浅く薄くなりすぎじゃない?と思うんですよね。」
西浦「それが求められているんだと思うんだよね。広く浅く薄く。」
あるうら「本を読まないような、そのまま20代送ったら後悔するのが丸見えやでーって人に向けて書いてる本なんですね。」
西浦「正確に言うと、『後悔するのが丸見えのやつ』は読まないから(笑)読むのは『後悔するかもしれないと思える人』だから、けっこう前向きな人なんですよ。確かに、自分が30代なら、40代50代の仕事できる人に聞けばいいんだけど、40代50代が上手にアドバイスできなくなってるのかもしれないですよ。今って上下の付き合いがうざくなってるんじゃないかなって。めんどくさいやつと2時間も飲みに行って、役立つアドバイスもらうって時間の費用対効果を考えるとあまりなくて、1500円の本のほうがいいなって。」
あるうら「でも『だいたいもう知ってるし』って内容にならないかな?」
西浦「・・・まあな(笑)」
あるうら「諦めちゃったよ(笑)」
西浦「こういう本は『誰が書いてるか』なんで。」
あるうら「でも誰のためかが見えてこないんですよ。」
西浦「自己啓発なので、『今の自分良くないからもっと頑張りたいけど頑張り方がわからん』とか『頑張ってるのに評価されない』とか、八方ふさがりの人にとりあえずこれやってみろっていう感じ。30代は悩むんですよ多分。独立するか転職するか、結婚してる人してない人、子どもいる人いない人、家買ってたり賃貸だったり、すごい皆バラけるんですよ。その状況でとりあえずこれやっとけの最低限を教えてくれる感じで安全パイだし、やっとけっていう行動を示してくれるから、その中から選びやすいんですよ。新しい概念じゃなくて、アレやれコレやれソレやめろでしょう。その中からピックアップして選びやすいんですよ」
あるうら「そこからなんですね~。本を読んでいくための導入としてはいいのかな。」
西浦「僕もそういう本をいくつか参考資料として目を通してるけど、内容覚えてないですよ。『あれ良かったわ~!』って薦めたことはない。でも、だから中身がないというのは違う気がする。切り口として読者に何かを始めさせるきっかけを与えたならいいと思うし、究極本を開かなくてもいい。誰かが言ってたけど『すぐやる人がうまくいく』っていうタイトルの本を机に置いておくだけで、あ、掃除しなきゃ!ってなるとか。」
あるうら「それ(フォレスト出版の)森上さんですね。こないだ打ち上げで飲んでる時に、本の存在意義について、言葉がその部屋にあることでそういう発想に至るって言っていた気がします。」
西浦「そういう効果、価値もあるよねって。」
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