こんにちは!焼肉はタン塩が一番好きです、出版プロデューサー白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.30 』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
先週に引き続きフォレスト出版編集長の森上さんをゲストにお迎えしています。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)
ご視聴は ↓ からどうぞ!
目次
今週もゲストをお迎えして熱い暑い話をします!
西浦「どーもー、日記始めました、出版プロデューサー西浦です。」(実際は1月以降、全然書いておらず・笑)
あるうら「どーもー、焼肉といえばハラミになりました、フリー作曲家のあるうらです。」
森上「どーもー、冬の電車内でも汗だくの、フォレスト出版編集長森上です。」
西浦「よろしくお願いしまーす。ハラミ、僕もです。」
あるうら「確か前に打ち上げで吉満さんが“私ハラミ好きなのよー”って言って食べた時からハラミが好きになりました。」
(センジュ出版の吉満さんの登場される回はこちらをご覧ください!)
西浦「僕もハラミ美味しいと思います。」
あるうら「肉の中でも焼肉の味がするっていうね。」
西浦「日記の話してもいいですか?正確には1月1日に始めているであろうということで、(収録の時点では)書いてないんですけど(笑)ほぼ日5年手帳っていうのが昨年の12月に発売になっていて、5年分の日記が書けるんです。思うところがあって始めようと思って買ったので。」
あるうら「(きっかけは)完全に娘じゃないですか。」
西浦「違うんですけど、またおいおい。冬でも汗だく?」
森上「電車って冬暑くないですか?僕汗っかきなんですよ。暑さはどうにもならなくって。だから冬の電車が暑い!!」
西浦「(笑)今日も一人だけタートルネックですもんね。そりゃ暑いですよ!」
森上「いや、肉襦袢がね~。」
西浦「ミートテックがね(笑)」
う・・・ウマい!ということで今週も本題に進みましょう!!
フォレスト出版 前期売上の6割!を占めるデジタルメディア局
西浦「フォレスト出版さんは異色というか、変わった特徴があるので、今日はフォレスト出版さんのことを伺っていきたいと思います。」
あるうら「僕のイメージは、スピリチュアル多いのかと思ったんですが。」
西浦「むしろビジネス書が多いですよね?」
森上「主力はビジネス書で、スピリチュアルや心理モノもあるっていう感じですね。」
西浦「出版社って普通は、紙の本と電子書籍の売り上げがメインじゃないですか。情報商材やセミナービジネスであったりっていう、コンテンツの売り上げが紙よりデカいんでしたっけ?」
森上「そうなんですよ、昨年くらいから、いわゆる出版が4割、6割はセミナー事業や教材になってきてます。」
西浦「えーー!それスゴイですよね。」
あるうら「セミナーの情報教材ですか?情報教材って何ですか?」
森上「動画や音声とかの配信、CDやDVDの教材です。あと実際にセミナーで著者が登壇して人が集まってお伝えしていく授業ですね。」
あるうら「そこのコンテンツの売り上げがけっこうあるぜってことなんですね?」
森上「多いですね。出版局とデジタルメディア局(DM局)という2つに分かれていて、DM局の数字が上がってきています。」
西浦「DM局けっこう人数いますよね?」
森上「出版局よりいるんじゃないかなー?」
西浦「ですよね。会議室にお邪魔した時に、内線の番号並んでるんですけど、所属書いてあってDM局の人多いなって。そっちの売り上げでかいんだなと思ったんですけど、出版より多いって聞いてびっくりしましたね。」
完全プロデュース!本とセミナー両方成功する著者のポイント
西浦「普通の出版社だと、セミナーとかって著者に任せっぱなしですよね。出版記念としてセミナー開催するから、うちのメルマガにも出すよとか、会議室あるからうちでやろうかとかコラボはあるけど。(フォレスト出版は)もうプロデュースに近いですよね?」
森上「そうですね。完全にプロデュースですね。いちから企画を練り上げてますね。」
西浦「自分でビジネスやっている著者はもう御社に持っていくのが一番いいってことになるのかな?(笑)」
森上「まあ、それ(情報商材やセミナーのプロデュース)が1つの基準にはなりますよね。でもまず喋れないとだめですよね。あとは、けっこうコンテンツとして他の類似するコンテンツとどれくらい差別化できて、オリジナリティがあるかが大きな2つのポイントかなと思いますよね。」
西浦「出版として世の中にいけるかいけないかを問うた時に、いけるって内容かってことですよね。」
森上「それに関連している本があって、そこの読者の方をこちらの教材やセミナーに紹介していく流れですよね。」
西浦「それは例えば、セミナーとかでお金のセミナーって人気あると思うんですけど、違う先生の情報もそこに流していくということですか?」
森上「その本の著者のプログラムをメインに出すのが基本です。セミナーや出版記念講演会に来てくださるのは、(入り口は)本から来てくださる方なので、その著者がどういったプログラムを提供してくれるかを配信していくっていう感じですよね。」
あるうら「出版してからセミナーを企画するのか、出版するってなった時から同時にセミナーを企画しているのか、そこはどうなんですか?」
西浦「いいこと聞きますね、珍しく(笑)」
森上「両方ですね。最初からこれはバックエンドとして教材とかセミナーがいけそうな人は、はじめからそれを考えて出す。あとは、最初本だけで、これけっこうバックエンドもいけるかもと思ったら提案して作るっていう両方があります。」
西浦「基準として、どういう著者だと最初からバックエンドが用意されるんですか?」
森上「基本的にはご本人が既にセミナーをやっている方は見えやすいですよね。うちにもちゃんとしたリストがあるので、親和性があるので一緒に開発しましょうってなってご提案する場合があります。」
西浦「なるほど。」
あるうら「プログラムっていうのは何ですか?」
森上「プログラムっていうのは、何かのテーマに対する、スキルやメソッドを動画や音声とかに提供する物で、コンテンツという呼び方が良いのかな?」
あるうら「セミナー用のコンテンツってことですか?」
森上「例えば、第6回までプログラムがあったら、第1回はこうですといった。ある程度お金もとるような内容なので。」
西浦「逆に、普段(セミナーなどを)やってきていない著者の場合は、本が売れたらやろうかってことになるんですかね。」
森上「たまに1回もやったことなくても、やってみましょうかって人もいます。」
西浦「それは編集者発信で決めていくんですか?」
森上「DM局の人間に判断を仰ぎます。」
西浦「ってことは企画会議の席にDM局の人がいらっしゃるんですか?」
森上「それは内内でお願いしたりします。連れてきた著者さんがいて、実績はないけどDM局でできるかもって思ったら担当者に相談に行きます。」
西浦「DM局から逆にこんなのあるけど、本にできない?ってこともあるんですか?」
森上「あります。そういう意味では、3パターンなのかな。」
あるうら「こういうセミナーやるからこの本をかける人を探してきてよってことですか?」
森上「いや、人ありきですね。」
西浦「違う人が本を書くってことはないですよね。プログラムと著者は一緒ってことですね。」
1000人規模のイベントを仕掛けるためにフォレスト出版がやっていること
西浦「内容はちなみに同じ物をやるんですか?めんどくさいがなくなる本なら、めんどくさいをなくさせるためのプログラムとか?」
森上「それよりも抽象度が高くなるというか。本はむしろ広く浅くで、デジタルメディアのほうは狭く深くという企画の作り方なんですよ。例えばDM局から提案があったら、いかに網を広げられる企画にするかっていうのが編集・出版側に問われるんですよ。それをいかに一般の人に向けてかみ砕いていけるかっていうことを考えますね。」
西浦「 逆のパターンは?」
森上「逆は今度、この広く浅くの物を1点に絞って深堀りしていきましょうと。」
西浦「 本としては売れたけど、情報系は全然ってこともあったでしょうし。本は売れなかったけどセミナーはバンバン来たっていうのはないですか?」
森上「それもあります。」
西浦「それは、ポイントが違うんですよね。両方良かったものもあるわけじゃないですか。そのポイントってどこにあるんですかね?」
森上「それがわかれば、うち全部失敗しないと思うんですよ(笑)でもたまにあるんですよ。けっこうあるのが、本はそんなに売れていないけどデジタルメディアがすごく売れたっていう場合がありますね。逆に本は売れたけど、DM局は全然ダメだったっていうのは数例ありますね。やっぱり。」
西浦「うーーん。」
森上「そこはテーマと狭く深くの内容がどこまで深くできるかが問われていて、そこが深くできなかったというのがあります。」
西浦「深くっていうのは、抽象度が高いっておっしゃってましたけど、例えばスピリチュアルとか考え方とかに持っていくということですか?」
森上「そうですね。あと具体的なワークがあるとか。セミナー会場で具体的ワークできるといった再現性がないときつい。」
あるうら「セミナーってお客様入れるわけじゃないですか。そこは最低何人以上とかあるんですか?
森上「だいたい最初は本を買ってくださった方は無料で招待しますっていう感じで、変な話し、規模は1000人規模とかもあり得ます。」
西浦「そんな来ますか!?」
森上「来るときは来ますね。」
西浦「1000人一度に集めるんですか?200人×5回とかじゃなく?」
森上「1000人一度の時もあります。」
西浦「スゴイな!なかなか集まらないですよね。」
森上「集まらないですね。でも今までのリストもあるし、そこに流して集める形をとったりとか。」
西浦「1000人って規模がアンソニー・ロビンスみたいな超有名な講演家きまっせー、ロバート・キヨサキきまっせーっていう人たちのレベルですごいなと。」
森上「それはあくまでマックスですよ。最低でも100はいく。100~200。」
あるうら「情報発信は、出た書籍と著者のツイッターやSNSや書店での案内ですか?」
森上「無料のプレゼントを本で紹介してるんですよ。例えば、めんどくさいの本だと、メルマガ購読してくれたら“めんどくさいがなくなるチェックシートPDF”をあげますっていうのをやっていて、そこから読者の方の名前とメールアドレスが入ってくるので、昔でいう読者カードにDM投げているような感じですよね。」
西浦「それをそこまでのレベルでやっている出版社はなかなかない。」
森上「プレゼントが、動画や音声の場合もありますね。」
西浦「フォレストさんって『出版社』っていう呼び方はもう古いんですよね。いわゆる紙の本で売り上げを回収するスタイルからは脱却していて、事業の軸であることは変わりないけど、ビジネスコンテンツ・・・・」
森上「ビジネス系コンテンツ会社みたいな感じですよね。ビジネス系や人文系の読者の皆さんって、もちろん文字での情報って知りたいのは当然なんですけど、それだけでなくて実際に会って教えてほしいという欲求や、家でやりたいっていう教材の欲求とかもあるだろうから、ニーズに合わせたコンテンツを提供していきましょうっていうのがうちのビジネスモデルなのかなって感じがします。」
西浦「プロデューサーとして考えなければいけないのが、今後は読者やユーザーの感情の受け皿を用意してあげなければならないと思っていて。本を読みました・感動した・びっくりした・役に立ったと思った場合、人に伝えたい・やりたいけどどうしたらいいかわからないっていう不安が出てきて、その受け皿として著者に聞けるとかそういった物を含めたプロデュースが必要だなと。それをもうやっている会社さんだなと思います。」
あるうら「一言いいですか?まじめ!(笑)」
西浦「今回は、フォレストさんのビジネスモデル、新しい出版社としての在り方を示して頂きました。」
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