1万人中トップクラスの先生たちは、仕事のどこで差別化するか

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みかんは真ん中でわって、三房ずつくらい一気に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。みかんは三口で食べるものですね!

個性を出してうまくいく人と、いかない人の違いはどこにあるのでしょうか?

本に限らず、仕事には「オリジナリティ」が求められます。オリジナリティがないと「別に他の人でもいいや」となり差別化が出来ないからですね。それに差別化うんぬん以前に「やっぱ○○さんでなきゃ!」とか「あの人の仕事って感じがするよなぁ」と思ってもらえるのはやっぱり嬉しいし、言われたいものです。

しかし仕事にオリジナリティを足して、認められて評価されていく人と、オリジナリティと名付けた「ただの独りよがり、エゴ」でしかなく、評価もされず仕事もうまくいかない人との違いはどこにあるのでしょうか?どうせなら検証例の多い人に訊こうと、約1万人の会員数を誇る「教室ビジネス」の事務局さんに話を聞いてきました。

ズバリ、「自分の色を出してうまくいく先生と、いかない先生の違いは何か?」です。

個人が本部の支援を受けて独立する「教室ビジネス」

教室ビジネスについてまずざっくり解説すると、主婦の方などを対象に○○教室の先生としてフランチャイズ的にビジネスを展開していく事業です。

事務局や本部は先生方にテキストを販売したり、生徒の集客方法から指導方法までマニュアル化して提供します。それで売り上げの一部を本部が受け取るというモデルです。

主婦の方が対象となるケースが多いのは、たぶん自宅で開催できることによる会場費などのランニングコスト削減とか、子育てが少し落ちついてきて、社会とのつながりや、やりがいを求めている方が多いからでしょうか。先生候補に女性が多いため、教室も自然と「ビーズ教室」などの女性向けや、いわゆる「く○ん式」など子供向け学習塾が主となります。

そこで、とある○○塾1万人の先生の中で「自分の色を出してうまくいく人、そうでない人の違い」を聞いてみました。

自分の個性で勝負してうまくいかない理由

結論から言うと自分の色を出す先生は伸びないそうです。いきなり否定されました(笑)指導方法の本質的な部分はやはりフランチャイズとしてしっかりノウハウ化されており、そのやり方に則って進めていく人がうまくいきます。

たとえばその教室では「生徒の質問に、答えを出さない」というルールがあります。なぜかというと、子供が自分で考える機会をすごく大切にしていて、質問に質問で返すなり、ヒントを示すまでにとどめたりします。

でも、すぐ答えを教えてしまう先生もいるんですね。答えをすぐ教えてくれる先生だと、その瞬間は生徒も喜ぶし、先生を好きになってくれます。100点もらってすぐ帰れますから、早く遊びに行ける。けれどその子は、なんでも人に聞く「教えてもらう子」になってしまう。「自分で考える子」ではなくなってしまいます。

それに一人の子の横について、ひとつひとつ答えを教えていると、一人に時間がかかりすぎて他の生徒から不満が出るか、生徒の人数を増やせなくなり、結果的に教室がビジネスとして回らなくなってしまいます。

マニュアルとかノウハウってちゃんと考えて作られてるんだなーと思いました。

個性を成果に結びつける「オプション思考」

ではうまくいっている先生というのはどういった先生なのでしょうか?それはオプション思考で、自分の色を足していく先生です。

事務局から教わった基本は忠実に実行しつつ、さらに部屋の内装にこだわったり、絵本をたくさん用意するとか、保護者面談がマメにあって親への対応が丁寧など、オプションをどんどん足していく人はうまくいくそうです。特にこの教室事業は、教育業界特有の「サービスを受ける人と、お金を出す人が違う」状況にあります。(児童書もそうですね。)ですので、子供への満足も親御さんへの満足も両方上げていくオプションタイプの先生がうまくいくのは理に適ってるなーと思います。

となると、生徒に対しては優しい先生が人気あるのかな?と思ったのですが「いや、アットホームな先生も、私語厳禁の厳しい先生もどっちも大人気です!」とのこと。学習中はとても厳しいけれど、その日の学習が終わった後でなら「先生、今日学校でこんなことがあってねー!」という話をちゃんと聞いてくれるからだそうです。厳しさと優しさのメリハリがついているんですね。もちろん厳しい空気に耐えられないタイプの子は、みんなでワイワイやるようなアットホームな先生が人気らしいです。(余談ですが「優しい先生の方が人気ある?」という質問に「アットホーム」という表現に言い直して返すあたり、「優しさ」に関するこだわりを感じられてワクワクしました。)

僕が子供のときも優しい先生や、すぐ「教科書しまえー」という先生は人気ありましたけど、やっぱり印象に残ってるのは厳しい先生だったりしますもんねぇ・・・。特に大人になってから会いたくなるのは、個人的には厳しかった先生だったりします。厳しい先生は、ちゃんと全員に厳しくてえこひいきしないですから。

個性は出し方を間違わなければ武器になる

自分の色を出す人は失敗するけど、自分の色を足していく人は成功している。つまり自分の色はただ出すのではなく「出し方」が大事なんですね。本質的な部分はそのままに、自分なりのアレンジを加えていく、「足す」というオプション思考が大事なんだと思いました。

 

出版プロデューサーという仕事も同じような部分があって、それぞれが自分の個性、色を足してやっていますが(それはそれはカラフルもといキャラフルです笑)、本質の部分は共通していたりします。

 

出版プロデューサーの本質をしっかり学びたい方は、出版プロデューサーになるをご覧ください!

お後がよろしいようで・・・笑

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増刷率90% 平均部数48,000部の出版プロデューサー。

奈良県出身 同志社大学卒業後、学習研究社(現・学研ホールディングス)入社。書店促進部を経て、一般書販売課へ配属。2つの編集部を担当し、年間最大400冊のマーケティングを担当。膨大な点数を扱いつつ、新人著者の売り伸ばしや仕掛け販売に注力。上原愛加のプリンセスレッスン(シリーズ100万部突破)などの売り伸ばしに成功する。その後、出版プロデューサーとして2010年に独立。

『血流がすべて解決する』(22万部)『奇跡の営業』(6.3万部)など主にデビュー作をプロデュースし、ベストセラーへと導く。

業界では数少ない、出版社マーケティング部出身の出版プロデューサー。

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Written by

西浦 孝次

増刷率90%。平均部数44,000部。 「血流がすべて解決する」(18万部)「奇跡の営業」(6.3万部)などデビュー作をベストセラーにプロデュースするのが得意。 おそらく業界で唯一、出版社マーケティング部出身の出版プロデューサー。好きな食べ物は炒飯。