【徹底解説】作家が知っておくべき 成功する出版方法4選!

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おそばもおスシも、わさびは醤油に溶かさず、直接そばやネタにつける出版プロデューサーの西浦です。たまごも黄身と白身は極力混ぜない方がおいしいので、「なんでも混ぜない方がおいしい説」を検証中です。

本の企画を考えたり、原稿を書いたりするときに自分一人で書くのか、人と相談しながら進めるのか、意見が分かれるところだと思います。

本はそもそも著者と編集者のコンビで作ることなるので、純粋に一人で本を書くということはないです。が、編集者の他にも人の意見を聞いた方が良いのかどうか、メリットデメリットをまとめてみました。


一人で書く場合

【メリット】

  • 好きな内容にできる 自分らしいものにできる
  • 売れても売れなくても悔いはない(出し切れば)

【デメリット】

  • 編集者と盛り上がってしまって、読者に全く響かない可能性
  • その本を薦めてくれる人や応援してくれる人がいない

誰にも相談しないで編集者と二人だけで書くパターン。編集者さえ納得してくれれば、自分の思ったように書けるので、自分らしい本になります。またすべてを出し切れば売れても売れなくても悔いはないと言うか、売れなかったら自分のせいです。

実際にあるダメパターンとしては編集者と二人で意気投合し過ぎて、どんどんズレて行って・・・最終的に売れないということがあります。冷静な他人の目線って大事だなと思いますね。また、関係者が少なすぎるため、発売してもその本を薦めてくれる人がいないです。

相談しながら進める場合

共著パターン

夫婦、ビジネスパートナーなどと一緒に出す。あるいは著名人限定で対談本もあり得るが、一般的ではない。

【メリット】

  • 師匠の胸を借りれる
  • 関係者の数を増やせる(下のアドバイザーパターンより深い)
  • 専門外の領域をお任せできるかも(ダイエット本を 運動パートと、食事パート、睡眠パート、習慣化パートに分ける)

【デメリット】

  • 方針でもめる
  • 担当するパートを分けるなど、本全体としての統一感が出ないことも
  • 逆に無理に統一しようとして全員が少しずつ不満に感じるケースも
  • 詳しく書ききれない
  • 印税は少なくなる(みんなで分けるから)

共著の場合は相手の実績や人脈をお借りできるのが最大のメリットです。また関係者の数が倍以上になるうえ、相手も著者として関わっているので、販促に関して最大限の努力をしてもらえる(はず)。

でも著者が複数いるとモメやすくもなります。方針の違い販促の頑張り具合不満を感じることがあるかもしれません。それを回避するため、明確にパートを分けることが多いですが、本としての統一感がとれなくなったりします。あと普通の本より、一人が担当する部分が少ないため「もっと詳しく書きたいのに!」といった消化不良もあります。

こうして考えると初心者向けでオールインワンのものだと相性良さそうです。これ1冊買えばダイエットのことは全部わかる、美肌対策はこれで決まり!のような本ですね。

 

アドバイザーパターン

友人や、仕事仲間、家族などにアドバイスを貰うパターン。同じ出版塾の著者仲間などだとかなり親身にアドバイスをもらえる

【メリット】

  • こちらが見落としているような視点のアドバイス
  • 発売後に応援してもらえる人を増やしやすい(イベント手伝い、SNSでシェア、人によっては合同講演会など)

【デメリット】

  • 無責任な感想に左右されて、正解(最適解)から遠ざかるかも
  • 多数決が正しいことはむしろ少ないが、みんなに反対されると何が正しいかわからなくなる。
  • 逆に信頼してる一人の意見に左右され過ぎて偏ることも。

素人目線のアドバイスは10万部以上の本を狙うなら必須だと言えます。なぜなら「本をあまり読まない人が買う」ことでベストセラーになると言われているからです。多くのベストセラー誕生秘話に、他者目線のアドバイスを採用したことがヒットにつながったというエピソードがあります。

  1. 編集者が奥さんに「健康書で、不安感を煽るカバー」を見せたら「もっと前向きなタイトルがいい」と言われたのでポジティブに変えたらン十万部の大ヒット
  2. デザイナーに若い女性向け翻訳本のカバーデザインをお願いする際、邦題を見て「対象読者60歳以上ですか?」と言われ、タイトル見直したらン十万部の大ヒット

など、たくさんあります。また制作過程で相談に乗ったりアドバイスした人にとっては「自分が関わった本」になるので、買ってくれたり、SNSでシェアしてくれたりと応援者になってくれることが多いです。

逆にアドバイスというのは常に無責任なものなので、いろんな人に聞けば聞くほど最適解が何か分からなくなったりします。みんな違うこと言ったりしますし笑。多数決は間違ってることが多いなと経験上思うのですが、かといって誰の意見を重視するかを間違うと非常に危険です。

 

営業・書店巻き込みパターン

【メリット】

  • 営業部や書店さんがやる気になってくれると積極的に受注してくれたり、広告商品に選んでくれたり、書店で平積み展開してくれる

【デメリット】

  • 営業や書店は売るプロだけど作るプロじゃないから外すこともある
  • どうしてもディフェンシブな本になりがち(確実に売れる方向性の選択)

広告や平積みが増えれば本が売れやすくなるし、売れれば増刷もかかって印税も入ります一番効果的な人たちへの相談と言えるでしょう。

ただ彼らは販売のプロであるので、思考として「確実に売れる」を選択しがちです。つまり無難、前例があるものを良しとします。リスクを負って大ゴケさせるより、普通に売れりゃ十分と言いますか。もちろん出版社によって攻める思考の営業が多いところもあるから一概には言えないし、確実に売れることは間違いじゃないんですけどね、考え方として。

判型変えたら?っていう営業部のアドバイスに素直に乗ったら大ヒットしたなんて話もあります。店頭の動きや、置かれ方から来るアドバイスは特に有効です。過去、自分が営業だったころの経験から言ってもそういう傾向があると思います。


 

相談するにせよしないにせよ、最終的には自分がアドバイスをどう活かせるかが大事です。僕は毎月、出版社・取次・書店の方と集まって飲み会や勉強会を開催しており、そこで今温めている企画について「どう思います?」という相談を持ちかけています。彼らのアドバイスが「あ、それは考えてなかった」とか「ちょっと思い込み過ぎていたかも」と企画についての良いフィードバックになり、クライアントへのコンサルへと活かされます。僕のプロデュース作が平均打率高いのも、こういう環境を作っている効果かもしれません。どんなにすごい人でも、常に進化し続けないと、ずっと同じパターンで成功し続けることはできませんから。

あなたも自分の性格や目的に応じてベストなやり方を選んでください。

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