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みかんは真ん中でわって、三房ずつくらい一気に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。みかんは三口で食べるものですね!

個性を出してうまくいく人と、いかない人の違いはどこにあるのでしょうか?

本に限らず、仕事には「オリジナリティ」が求められます。オリジナリティがないと「別に他の人でもいいや」となり差別化が出来ないからですね。それに差別化うんぬん以前に「やっぱ○○さんでなきゃ!」とか「あの人の仕事って感じがするよなぁ」と思ってもらえるのはやっぱり嬉しいし、言われたいものです。

しかし仕事にオリジナリティを足して、認められて評価されていく人と、オリジナリティと名付けた「ただの独りよがり、エゴ」でしかなく、評価もされず仕事もうまくいかない人との違いはどこにあるのでしょうか?どうせなら検証例の多い人に訊こうと、約1万人の会員数を誇る「教室ビジネス」の事務局さんに話を聞いてきました。

ズバリ、「自分の色を出してうまくいく先生と、いかない先生の違いは何か?」です。

個人が本部の支援を受けて独立する「教室ビジネス」

教室ビジネスについてまずざっくり解説すると、主婦の方などを対象に○○教室の先生としてフランチャイズ的にビジネスを展開していく事業です。

事務局や本部は先生方にテキストを販売したり、生徒の集客方法から指導方法までマニュアル化して提供します。それで売り上げの一部を本部が受け取るというモデルです。

主婦の方が対象となるケースが多いのは、たぶん自宅で開催できることによる会場費などのランニングコスト削減とか、子育てが少し落ちついてきて、社会とのつながりや、やりがいを求めている方が多いからでしょうか。先生候補に女性が多いため、教室も自然と「ビーズ教室」などの女性向けや、いわゆる「く○ん式」など子供向け学習塾が主となります。

そこで、とある○○塾1万人の先生の中で「自分の色を出してうまくいく人、そうでない人の違い」を聞いてみました。

自分の個性で勝負してうまくいかない理由

結論から言うと自分の色を出す先生は伸びないそうです。いきなり否定されました(笑)指導方法の本質的な部分はやはりフランチャイズとしてしっかりノウハウ化されており、そのやり方に則って進めていく人がうまくいきます。

たとえばその教室では「生徒の質問に、答えを出さない」というルールがあります。なぜかというと、子供が自分で考える機会をすごく大切にしていて、質問に質問で返すなり、ヒントを示すまでにとどめたりします。

でも、すぐ答えを教えてしまう先生もいるんですね。答えをすぐ教えてくれる先生だと、その瞬間は生徒も喜ぶし、先生を好きになってくれます。100点もらってすぐ帰れますから、早く遊びに行ける。けれどその子は、なんでも人に聞く「教えてもらう子」になってしまう。「自分で考える子」ではなくなってしまいます。

それに一人の子の横について、ひとつひとつ答えを教えていると、一人に時間がかかりすぎて他の生徒から不満が出るか、生徒の人数を増やせなくなり、結果的に教室がビジネスとして回らなくなってしまいます。

マニュアルとかノウハウってちゃんと考えて作られてるんだなーと思いました。

個性を成果に結びつける「オプション思考」

ではうまくいっている先生というのはどういった先生なのでしょうか?それはオプション思考で、自分の色を足していく先生です。

事務局から教わった基本は忠実に実行しつつ、さらに部屋の内装にこだわったり、絵本をたくさん用意するとか、保護者面談がマメにあって親への対応が丁寧など、オプションをどんどん足していく人はうまくいくそうです。特にこの教室事業は、教育業界特有の「サービスを受ける人と、お金を出す人が違う」状況にあります。(児童書もそうですね。)ですので、子供への満足も親御さんへの満足も両方上げていくオプションタイプの先生がうまくいくのは理に適ってるなーと思います。

となると、生徒に対しては優しい先生が人気あるのかな?と思ったのですが「いや、アットホームな先生も、私語厳禁の厳しい先生もどっちも大人気です!」とのこと。学習中はとても厳しいけれど、その日の学習が終わった後でなら「先生、今日学校でこんなことがあってねー!」という話をちゃんと聞いてくれるからだそうです。厳しさと優しさのメリハリがついているんですね。もちろん厳しい空気に耐えられないタイプの子は、みんなでワイワイやるようなアットホームな先生が人気らしいです。(余談ですが「優しい先生の方が人気ある?」という質問に「アットホーム」という表現に言い直して返すあたり、「優しさ」に関するこだわりを感じられてワクワクしました。)

僕が子供のときも優しい先生や、すぐ「教科書しまえー」という先生は人気ありましたけど、やっぱり印象に残ってるのは厳しい先生だったりしますもんねぇ・・・。特に大人になってから会いたくなるのは、個人的には厳しかった先生だったりします。厳しい先生は、ちゃんと全員に厳しくてえこひいきしないですから。

個性は出し方を間違わなければ武器になる

自分の色を出す人は失敗するけど、自分の色を足していく人は成功している。つまり自分の色はただ出すのではなく「出し方」が大事なんですね。本質的な部分はそのままに、自分なりのアレンジを加えていく、「足す」というオプション思考が大事なんだと思いました。

 

出版プロデューサーという仕事も同じような部分があって、それぞれが自分の個性、色を足してやっていますが(それはそれはカラフルもといキャラフルです笑)、本質の部分は共通していたりします。

 

出版プロデューサーの本質をしっかり学びたい方は、出版プロデューサーになるをご覧ください!

お後がよろしいようで・・・笑

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1万人中トップクラスの先生たちは、仕事のどこで差別化するか

みかんは真ん中でわって、三房ずつくらい一気に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。みかんは三口で食べるもの...

どうも、コーヒーはブラック、紅茶はミルク入れる派の出版プロデューサー西浦です。

昨日は月に一度のスタッフMTGでした。今までは白木さんと二人でお茶してただけなんだけど、今月から3人になってずいぶんMTGらしくなってきました。

もう少し人数が増えれば会議室を借りられそう。

今日はこんなMTGをしてるよーというご紹介とMTG後の活動についてです。

それぞれの著者や気になる本の話を相談

会議は90分で議題は基本的に2つです。

  • それぞれの進捗確認
  • 出版TIMESの企画会議

進捗確認では、皆がこの1か月間の活動を共有します。僕はこの1ヶ月で面談した著者の感触や、新たな候補者の話をしました。それぞれのメンバーからも候補者の話をしてもらって「その人は〇〇方面の企画でいけそう」「ちょっと既視感強いですね」「実績知りたいです」などなどヒアリングしてほしいことをフィードバックしました。

また、ベストセラーを読んでみて「なぜこれが売れたのか?」をお互いに質問しあったりもしました。「この本なぜ売れたんですか?」と聞かれると、後付けならいくらでも言えますけど、本当のところを見極めるのは難しい。けど売れた理由を分析することは企画やプロデュースにすごく役に立つので良い訓練になります。

また最近書店で見つけて気になった本の情報も交換します。知らない本はたくさんありますね、教えてもらうことは多いです。ちなみに会議で話題にあがったのはこの本

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
ユヴァル・ノア・ハラリ

今、コンスタンスに売れてるみたいです!みんな要チェックや!

 

 

 

 

出版TIMESの記事執筆Tipsを共有

プロデューサーも増えてきたので、ぼちぼち僕以外にも出版Timesの記事を書いてもらうべく「出版Times記事執筆Tips」を共有しました。

「今までweb担当から教わったことをとりあえずまとめよう」くらいに思っていたら、A4にみっちり5ページ分になってしまい、その説明だけで終わっちゃいました。「こういうサイトにしたい」「こういう記事を書いてほしい」と話していると、二人からも意見をたくさんもらえたのが嬉しかったです。新プロデューサーの石田さんが構成作家で企画の仕事をされてたのとプロデューサーの白木さんがもともとweb関係だったこともあり、「もっとユーザーをしぼった方が良いのでは?」「いや、むしろ読者ごとに出口も明確に分かれてるし、今はまず多くの方に読んでもらって、ユーザーが増えてきたら考えましょう」と、初対面同士でも意見を言い合える雰囲気になってて嬉しいなぁと思いました。

聞いてるだけだと会議もつまらないですもんね。

終了後は元書店さんと2人新年会に

10分ほどオーバーしてしまいましたが、MTG終了後はそれぞれ自分の仕事に戻っていきました。僕は、元書店員さんと新年会の予定だったので、中央線で西荻窪へ。

 

 

仕事がら書店員さんと交流することは多いのですが、彼のように仕事の関係がなくなってもプライベートで遊べるような「人としての付き合い」を仕事仲間としていきたいです。

著者はもちろん、出版プロデューサー仲間ともですね!

 

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1月定例MTG【出版Pの日常】

どうも、コーヒーはブラック、紅茶はミルク入れる派の出版プロデューサー西浦です。 昨日は月に一度のスタッフMTG...

朝起きて「おはよう」を言う前に、妻に「体重測った?」と出鼻をくじかれるタイプの出版プロデューサー西浦です。毎朝、体重という現実を突き付けられて一日がはじまります。

以前イベント出版プロデューサーがお勧めする 「人生を豊かにする本5冊」& 「自分にぴったりな本の見つけ方」で紹介した「悪魔の辞典」ですが、先日パラパラと見返していて「やっぱり面白いよなー、ククク・・・」とひとりニヤニヤしていました。どうせならみんなでニヤニヤしたいので個人的なお気に入りをがっつり抜粋して紹介したいと思います。

 

どんな本なのか

「悪魔の辞典」は皮肉屋で有名な「ビター・ビアス」ことアンブローズ・ビアス(1842~1913?消息不明)の著書で、辞典スタイルでいろんな言葉を「悪魔的視点」で解説している、全編ブラックユーモアの本です。新聞で連載されたものを1906年に「冷笑家用語集」という書名で出版され、その後1911年に本人によって編集された「ビアス著作集」の第7巻に「悪魔の辞典」として出版されたものです。

高校生の心に刺さった、最も冷淡な視点による「人間の本質」

僕がこの本に出合ったのは、高校生のときで、地元の古本屋で見つけました(誰の訳だったかは覚えてない)。その場所とタイトルから、ある種の運命的なもの(悪い方の)を感じざるをえませんでした。しかもこの本は、1911年に発売されたようで、今から100年以上も前です。何か引き寄せる魔力を持っていてもおかしくないなぁと思いますね。

高校生時代にすごく衝撃を受けたのが

  • OCCIDENT【西洋】名 世界の中で、東洋の西(または東)に位置している部分。住んでいる者の多くは強力な偽善者亜族、つまりキリスト教徒であり、主要産業は殺人と搾取だが、彼らはこれを「戦争」「商業」と呼ぶのを好む。それらはまた、東洋の主な産業でもあるのだが。

という一文です。主要産業が殺人と搾取て・・・。しかも最後の「東洋の主な産業でもあるのだが。」で『やられた!』と思いました。当時10代の青年だった僕としては、ここまで人類すべてを皮肉った「ものの見方」というのはまさに衝撃で、その後の人格形成に暗い影を落としたことは想像に難くありません(笑)

「悪魔の辞典」の取扱説明書

この本に関しては「絶対に無理」と、生理的に受け付けない方がいて、それはそれで個人の趣味なのでかまわないと思うのですが、もったいないなーとも思ってしまいます。余計なお世話なんでしょうけど、そういう方は少し、文字通り受け止め過ぎている印象があります。『ムキにならないくてもいいじゃない』って言いたくなりますね。皮肉には機知をもって応じるのが作法であるように、本質を突いた風刺には笑って受け入れて一歩引いて見る機会にすると、時には自分のことさえも笑えて面白いです。

一つのモノゴトを一面からだけでなく、別の面から見れるというのは非常に知的なことで、本書はその良い示唆となると思っています。僕もそういうところがあるので、自戒を込めて言うのですが「これは、Aである」と決めてしまって、他人に押し付けてしまうことってあるじゃないですか。そうならないように、常に別の視点から見れる余裕を持ちたいと思うのです。

「嫉妬」の項目などはわかりやすいのですが、例えば誰かに嫉妬されているときは「ああ、あいつは能なしなんだな」と自分を慰めれば多少は溜飲もさがるし、逆に他人に嫉妬してしまいそうなときは「いかんいかん、能なしになってしまう」と踏みとどまることもできます。まあ、この本はダメな人はダメなので、自己責任で楽しみましょう。

 

<人間・人生>

ABSURDITY【不条理】名 自分の意見とはまったく違った言説や信条。

ADAGE【格言】名 歯が弱い人のために、あらかじめ骨を抜いてある知恵。

BIRTH【誕生】名 生涯に遭遇するあらゆる大惨事のうち、最初で最悪のもの。その性質は千差万別。

CABBAGE【キャベツ】名 裏の畑でとれるおなじみの野菜で、人間の頭ぐらいの大きさと知能を持つ。

CANNON【大砲】名 国境線の修正に使われる道具。

CIRCUS【サーカス】名 道化を演じる男や女や子供たちを、馬やポニーや象が見物出来る場所。

COMFORT【やすらぎ】名 隣人の不安を見て生じる心理。

CONSOLATION【慰め】名 自分より優秀な者がかえって自分より不幸であると知ること。

CRITIC【批評家】名 おれに褒められるのは難しいぞと自慢するやつ。褒めてもらおうとする者がひとりもいないからだ。

CYNIC【冷笑家】名 眼が悪くて、物事を、あるべき姿にではなく、あるがままに見てしまう悪人。

DARING【大胆不敵】名 身の安全が保障されている人物に顕著な特質。

DELUSION【妄想】名 熱中、愛情、自制、信仰、希望、慈善など、多くのよき子息と、令嬢を持つ最も立派な家庭の父親。※すべては妄想の産物(笑)by西浦

DESTINY【運命】名 暴君の犯罪行為の大義名分となり、愚者の失敗の言い訳になるもの。

ECCENTRICITY【奇行】名 他人から自分を区別する一手段。あまりに安あがりなので馬鹿がこれを使い、おのれの愚かさを際立たせる。

ENVY【嫉妬】名 能なしにいちばん適した競争心。

ERUDITION【学識】名 からっぽの頭蓋骨の中に、本から舞い落ちた埃。

FREEDOM【自由】名 無限に存在する拘束する手段の中のわずか半ダースほど、権力の抑圧から逃れること。どこの国民も、わが国こそはそれを実質的に独占し、享受していると思い込んでいる政情。リバティ(自由)のこと。リバティとフリーダムの違いは正確にはまだわかっていない。博物学者たちはまだ、どちらの生きた標本も発見できずにいる。

FUTURE【未来】名 諸事万端成就し、真の友に囲まれて、しあわせが保証つきであるという、あり得ない一時期。

<仕事>

APPETITE【食欲】名 なぜおれは働かねばならんのか、という疑問の答えとして神が与えた本能。

COMMERCE【商業】名 AがBからCの商品を奪い、その代償としてBがDのポケットからEの金をかすめ取る方式の取引。

CORPORATION【会社】名 個人個人は責任を負わず、個人個人が利益を得る精巧無比の仕組み。

DELIBERATION【熟慮】名 どちら側にバターが塗ってあるか、パンをじっくりと吟味すること。

FASHION【流行】名 賢者が、嘲笑しながらも服従する暴君。

<人間関係>

ACCUSE【非難する】他動 他人の罪やくだらなさを断言すること。通常は相手に対して不当な態度を取っている自分を正当化している。

ACQUAINTANCE【知人】名 金を借りる時にはよく知っている人だが、こっちが貸す時にはよく知らない人。相手が貧乏だったり無名だったりすれば「浅いつきあい」だと言い、金持ちで有名な人ならば「昵懇だ」と言う、つきあいの密度。

ADMIRATION【賞賛】名 他人が自分に似ていることを馬鹿ていねいに評価すること。

ADVICE【助言】名 流通貨幣で、最低価額のもの。

APOLOGIZE【謝罪する】自動 いつか攻撃するため、土台を固めておく。

BACK【背中】名 友人のこの部分を、君はじっと見つめるだろう。逆境にある者の特権で。

BEFRIEND【力になる】他動 恩知らずを作る。

BENEFACTOR【恩人】名 「恩知らず」を大量に仕入れる人。それでも価格の変動はないから、依然として誰でも入手できる。

CALAMITY【災難】名 災難には二種類ある。自分の不幸と他人の幸福である。

CALLOUS【冷然たる】形 他人が災いに襲われても、それに耐えられる剛毅な精神を持った。

CONSULT【相談する】動 自分でそうしようと決めているくせに、さらに他人の賛成を求める。

CONTEMPT【軽蔑】名 逆らうとわが身が危ないほどの手ごわい敵に対して、慎重な人が抱く感情。

CONVERSATION【会話】名 できのよくない頭脳の中身を展示する見本市。皆が自分のものを陳列するのに夢中で、隣の展示に目をやる余裕がない。

DEFAME【中傷する】他動 他人について嘘を言う。おっと。他人について本当のことを言うのも。

EXPOSTULATION【諫言】名 愚か者が友人を失う多くの方法のひとつ。

FRIENDLESS【友達のいない】形 他人に恩恵を施すことができない。運に見捨てられた。真実や常識ばかり口にする悪癖を持つ。

FRIENDSHIP【友情】名 天気がよければ二人乗れるが、悪いと一人しか乗れない程度の大きさの船。

<恋・愛情>

ADAMANT【堅固・貞操】名 しばしばコルセットの下に見られるお堅い物質。黄金の誘惑でとろけやすい。

ARTLESSNESS【無邪気】名 女性が自分に見惚れている男性の反応を確かめつつ、長期的な研究と訓練を重ねた結果、身につけた特性。案の定、男性の方はそれを、子供の無邪気さと同じだと思ってしまうのである。

BAIT【えさ】名 釣り針が口にあうよう、より美味にする調味料。いちばんいいのは美貌。

BEAUTY【美貌】名 恋人を魅惑し夫を不安にさせる力。

BRIDE【花嫁】名 幸せいっぱいの見通しが過去のものになった女。

FEMALE【女性】名 敵対する性の、不正直な方。

HELPMATE【配偶者】名 妻またはビター(苦い)ハーフ(訳注・ベターハーフに非ず)。

HERS【彼女のもの】代名 つまり彼のもの。

MALE【雄・男性】名 考慮に値しない、無視してよい性のメンバー。人間の雄は通常雌にとって「ただの人」として知られている。この種族には二種類ある。衣食住の良き供給者と、悪しき供給者である。

<富・名誉>

ABASEMENT【卑屈】名 金や権力を前にすれば、自動的にこういう穏やかな心構えになるのは当然のこと。よく見る実例は、社長に対する従業員の口のきき方。

ADHERENT【支持者】名 期待するだけのものをまだ得ていないので、ついてきている人。

AIR【空気】名 貧乏人でも肥れるように、神が気前よく与えてくれる栄養物質。

COMMENDATION【賞賛】名 自分の業績に似た他人の業績を称えて、われわれが贈るもの。もちろん似てはいるが、とても比較できるような業績ではない。

DISTRESS【悩み】名 景気のいい友人の前に身をさらしたため、かかる病気。

DUTY【義務】名 われわれを厳しく駆り立てるもの。利益の方向へ、欲望の線に沿って。

ELOQUENCE【雄弁】名 白とは白く見える色のことである、と、馬鹿者どもに思い込ませる説得術。さらにこれには、どんな色でも白だと思い込ませる才能まで含まれている。

EULOGY【讃辞】名 富と権力という強みか、死んでくれるという配慮か、どちらかを持った人を褒めたたえること。

<その他>

DICTIONARY【辞書】名 ひとつの言語が成長していこうとするのを阻害し、硬直した弾力のないものにしようとする、悪意ある文学的装置。ただし本辞典はたいへん有益な著作である。

 

 


【書評】悪魔の辞典【ブラックユーモアのバイブル】

朝起きて「おはよう」を言う前に、妻に「体重測った?」と出鼻をくじかれるタイプの出版プロデューサー西浦です。毎朝...

※この記事は2017年4月21日に加筆・修正されました。

本を書きたい!と思った方なら、なんとなく「書きたい本」のイメージも持っていると思います。

しかし、「書きたい」気持ちは大事なのですが、それだけでは売れないし、そもそも企画も通りません。

どうして書きたいだけではダメなのか、どうすれば「伝わる企画になるのか?」解説したいと思います。

 

こんにちわ、ポッキーは通常より細いのを2本同時に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。

僕は会員制の出版グループコンサル「ベストセラーキャンプ(BSC)」というのを主宰しています。

BSCでは毎月会員の著者さんに企画のアドバイスをしたり、出版についての考え方をお話ししたりしています。それぞれ進捗状況や詰まっているところが違うので、課題やアドバイスも人によって違ってきます。ですが他の会員へのアドバイスで何かをつかんだり、会員同士のやりとりが新たな気付きを生むので、あえてグループコンサルという形を取っています。

 

「書きたい」は大事だけど足りていない

入会したばかりの会員さんには「こういう企画にしましょう」という提案を行います。コンセプトを明確に決めるというより、ざっくり「方向性」を決める感じです。

そうやって企画の方向性を決めるときに「〇〇さんはそれでいいんですか?」とよく質問される会員さんがいました。その方はもう長くBSCに在籍してらっしゃって、すでに本も出されているんですが、他の方の企画アドバイスをしてくださるのを聞いて、毎回「さすがだなぁ」と思っていました。

なぜ彼が「〇〇さんはそれでいいんですか?」とよく質問していたかというと、本人が「書きたい」と思えるものでないと面白い本にはならないからです。出版経験のある人は「書きたい」ものでないと書けないことを知っているのです、すごく重要なことですが、僕自身は出版経験がないので、そのことを忘れてはいけないなと思うようになりました。会員さんから僕が学ぶことも多いのがBSCのいいところですね。でも「書きたい」だけでもダメなのが企画の難しく、面白いところです。

読者とその「棚」を見てない人は売れない

僕ら出版プロデューサーは、著者、出版社、読者、とたくさんの「お客さん」がいるのですが、その中でも「読者」を一番偉いお客さんとしています。読者がお金を出して買って、読んで、人に勧めてくれる本にしないと出版社にも著者にもお役に立てないからです。だから僕は毎回「どの棚に置くか」から逆算して企画を立てます。読者が何を「悩み」として、その棚に行くのか分かったうえで企画を立てないと、置くべき棚がない本(売り場で迷子になる)になったり、その棚を探しに来た読者が求めているものとズレた企画を作ったりしがちだからです。

これは何も僕らだけでなく、著者や編集者も気を付けなければならないことです。昔、出版社にいたころ後輩の編集者から「新刊のタイトルを考えたので、意見が欲しい」と言われました。タイトル案を見せてもらって『うーん言いにくいんだけど、これ「棚」見てきてないでしょ?』と彼に言ったことがあります。彼はバツがわるそうに『はい・・・』と言ってました。

棚を見ないで机の前で考えた企画は、すぐわかります。自分と著者の中の世界だけで完結しているので、根本的にズレていることが多いのです。作っている方はその本の何が良いかわかっているつもりなのですが、本の中身を知らない人間からすると「何がいいのかわからない」企画になりがちなんですね。そういう本はびっくりするくらい売れません。

だからと言って、読者に迎合しただけの「こういうの好きなんでしょ?」という本ではなかなか売れません。何より著者本人が「書くぞ!」という気にもなれないでしょう。「書きたい」気持ちが大事だというのはこういうことです。

「書きたい」は「コンフォートゾーンから出たくない」だけかもしれない

僕が大事にしているのは「書きたい」という主観に、読者目線の客観を足した「読みたい」という視点です。「書きたい」には「ラクしたい、コンフォートゾーンから出たくない」という潜在的な欲求があります。「書きたい」と思えるものは「書ける」範囲内のものだからです(批判されなそう、新たに参考データ集める手間をかけなくていい、時間がかからなそうなど、精神的な部分の話です)。

ある漫画家さんの話なのですが、すでに一生分くらいのお金を稼いでも新作を書き続ける理由を尋ねられて「読みたいものを描きたいから」とおっしゃったそうです。「描きたい」ものは「描ける画」の発想の中にしかないけど、「見たい、読みたい画」だと「描けるかどうか」は関係ないから、まず「見たい、読みたい気持ち」があったうえで「これどうやって描けばいいんだ?」を考えて研究することができるそうです。

この「一度、読者目線を入れる考え方」は非常に大切だと思います。完全な客観というのは存在しないので、完全な読者目線にはなれませんが、「読みたい」を意識することで「書きたい」だけの、読者を置いてけぼりにした企画からは脱出できると思っています。

著者の心の在りようが、本の売れ方に影響を及ぼす説

出版業界、特に著者たちの中でまことしやかに囁かれている噂があります。それが「著者の心の在りようが、本の売れ方に影響を与える」というものです。具体的には売れる本の著者は「売れる」と思っているし、売れない本の著者は「売れないかも」と思っているので、結果的に心の通りになってるのだよということです。特にスピリチュアル系や引き寄せ系の方が口にされる印象でしょうか。

こういう噂が流れる理由の一つは「なぜ売れるか、売れないか」の裏側がブラックボックスだからです。売れ行きと在庫状況を把握し、増刷や広告を決定する出版社(特に営業部)ではこういった考え方の人はほとんどいません。

ではまるっきり迷信で無視してよいのかというと、実はそうでもありません。

それは「心の在りようは、言葉や行動に影響を与え、言葉や行動は本の売れ方に影響を与えるから」です。

書きたいだけではダメなのは、伝えたいが抜けているから

口でどれだけお題目を並べても、本音の部分で「読者のため」と思っていない場合、「書くこと」ですべてエネルギーを使い切って、伝えることに力を注げません。そういう人は書きっぱなしで終わってしまういます。

また、「伝えよう」とは思っていても、途中で自分にブレーキをかける人もいます。伝える、広めるということは、自分のことも本のことも知らない人に何らかの方法でPRすることです。アウェイに顔を出すわけですから緊張しますし、ストレスにも感じるでしょう。それに、本が広まることで何か悪口を言われたり、攻撃されることもありえます。現実的には地味で、大変で、精神的にも肉体的にも疲れる作業です。日々、ブログを更新したり、講演会にゲスト出演したり、自分で集客して販売会をしたり・・・といった中で疲れが溜まっていきます。そしてどこかのタイミングで「もう良いかな」と通常運転に戻ってしまうのです。

こういったことが全くこたえない、心臓に毛が生えているような方も中にはいますが、そういった方を除けば、著者自身の「広めよう」「伝えよう」「オープンにしよう」など、心のありようが、本の中身、さらに売れ方にも影響を与えていると言えます。何かを隠している本は、それが透けて見えるし、広がるのが怖い、知っている人と一緒にいる方が楽しいしラクだと感じていると、告知活動にも熱が入らず結局広がらないようになるのです。

やはりこういった販売面から見ても「心から読者のために」と思って書けるかどうか、「読者の求めているものを提供したい」という想いがどれだけ強いかが大事になってくると思います。

企画は著者自身の心と向き合い、読者の悩みと向き合うこと

もちろん読者の求めているものが、著者の中にまったくなかったらどうあがいても書けません。特にビジネス書とか実用書は著者の経験や実績がないと、そもそも本にするような内容にならないからです。体感的には5年以上、できれば10年やってきたテーマがクオリティ的に望ましいです。

ただし「やったことない分野にチャレンジして書く」とか、「新規事業や最近ちょっと勉強したばかりのことを書け」ということでは絶対にないです。

この辺はプロデューサーの腕の見せ所なので、会話を通してうまく探って、

  • 著者の中に経験値・実践知として溜まっているテーマで、
  • かつ精神的な何かの殻が破けたらさらけ出せそうなもの

を探ります。

読者の心に刺さる本にするには、著者の心の中にある思いが伝わるように書かなければなりませんから、自分との対話が必要になります。本は「書くのが怖い」くらいのものでないと読者には刺さらないのです。

出版プロデューサーは企画と向き合っているようで、著者の心の葛藤と向き合う仕事だと感じます。どういう方法、経緯であれ自分の中の葛藤をクリアした人の本はなぜか売れます。それはやはり読者の心に刺さるからでしょうね。その時にその本がちゃんと読者の「読みたい」テーマの中に着地できるように、方向性を決めておくのが出版プロデューサーの大事な仕事です。

優しくしてくれるとか、耳障りの良い言葉を言ってくれるだけでなく、しっかり向き合って、時には厳しい言葉もかけてくれる、そんな出版プロデューサーを探してください。

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「書きたい本を書く」は大事だけど、自分と向き合わない本は売れない

※この記事は2017年4月21日に加筆・修正されました。 本を書きたい!と思った方なら、なんとなく「書きたい本...

出版プロデューサーの西浦です。

本日はS社の編集さんU氏と、著者のMさんと飲みながらの打ち合わせでした。

個人的には打ち合わせで飲みというのは意外と少なくて、いつもはシラフでやっております。「出版業界」って深夜まで飲んでるイメージがあるし、実際、僕は編集さんや書店さんとよく飲むのですが、仕事はまじめに昼やってたりするんですよ。

ではなぜそんなに飲みをやるのかというと、昼の打ち合わせとは違う狙いがあるからですね。

機会の数ではなく種類を増やす

一つ目は相手を知りたい飲みです。facebookなどで面識のない編集さんから連絡をいただき、顔合わせでお茶飲んだりすることはけっこうあります。でも、お茶だけだとやっぱりお互いのことはよく分からなくて、あらためて飲みましょう!となるわけですね。だいたい1回会ったくらいで相手のことがわかるわけもないし、僕は顔合わせしかしてない相手と仕事したことはほとんどありません。相手のことを知るために会うわけですが、飲みもちゃんとした店から、汚っない中華屋、深夜のバーで朝まで語り明かす、あるいはカラオケで何歌うか、どう盛り上がるかまでシチュエーションを変えて、それぞれの場で何を話すか、何に価値観を置いているか複合的に相手のことを知りたいと思います。やったことないけどなんなら旅行も行ってみたいですね、旅行苦手なんですけども。そういえば昔、アラサー独身男性編集だけで、我が家で3時ごろまで飲んだことがあります。その時はもうひどくてひどくて・・・全く生産性のない会でしたが(笑)不思議な絆のできた貴重な会でした。たんに仕事ができるだけじゃなくて、人としてバツグンの魅力を感じるからこそ一緒に仕事をしたいと思います。だから僕は出会ってから仕事するまで数年かかることはザラです。相手のことを分かってないと自信を持って著者を紹介できません。

 

酔拳の発想で企画を練る

二つ目は企画の不確定要素が多い時の飲み。例えばまだ著者が僕のグループコンサルに入ったばかりで、企画がフワッとしているとき、センスのいい編集さんにぶつけて反応を見ます。Aっていう方向は反応悪いなぁとか、やたらこの実績に反応するな、やっぱりここ軸に練り直した方が良いなとか。これは楽しくて酒も入りながらも、脳が120%冴えてくるタイプの飲みです。正直、酔ってるけど脳は全く酔ってないですね。僕は泥酔しても完全に記憶残しているタイプなので、こういうやり方が好きなのかもしれませんね。酔拳みたいな打ち合わせです。この場でのお酒は「非公式だよ」というルール・雰囲気づくりで、自由に素の意見を言っていただくための装置です。実際に「同じ著者にどう反応するか?」でけっこう編集者のことわかるので面白いですよ。

ちなみに、編集さんと久しぶりに会ったりすると「西浦さん、面白い著者いませんか?」と聞かれます。「面白い企画ないですか?」とは聞かれません。つまりは大切なのは企画ではなく、人であり、どこを面白いと思うか何をすごいと思うかというところが能力やセンス、価値観だったりするのです。だから、1つ目の「相手を知るための飲み」がすごく重要だというのも納得でしょう?

 

途切れたテンションを元に戻す

ちなみに今夜の飲みーティングはちょっと応用編でして、「編集者、著者、プロデューサー(西浦)の、流れやテンションを再調整する」ためのものでした。というのも著者側でうまく「はまった原稿」が書けなくて、何回も何回も、全ボツ→ダメ出し、全ボツ→ダメ出しを西浦⇔著者間で繰り返してたら、いつの間にかすごーく時間が空いてしまったんです(汗)ようやく一定レベルの原稿が上がったので、一度止まった流れを戻すための飲みです。夜書いた手紙って、朝読むと完全にスベッてるじゃないですか?夜と朝でテンションの流れが遮断されて、感じ方が違うからですね。しかもこの朝の醒めた状態で、夜の手紙の続きは絶対に書けないんです。勢いが死んでるので別の手紙になります。手紙だけじゃなく、企画にもテンションや流れがあって、これは制作中はもちろん、発売後も引き続きうねりのように続いていきます。売れる本はどんどん勢いを増していきますが、本が売れなくなる時はやはり何か「止まった」感があります

今回のテンションの再調整は、きれいな会議室でまじめにやるのは難しそうだったので、飲みの席にしました。というのも今回の企画は昼の打ち合わせでも、自由に発想して三人で爆笑しながら組み立てたものだったので、あの積み重ねのテンションに一発で戻すのは厳しいなと感じたからです。結果的に今夜の飲みーティングでは、もとのテンションにだいぶ近いところに立ち戻ることができ、「次にするべきはこれだね」というところまで見えたので良かったです。

 

ミーティング中はいろいろ言語化していない狙いや、非言語でコミュニケーションを取って編集者さんとやり取りしたりしてるんですが、こうして文章にすると意外と深いこと考えてるなと我ながら感心しました(笑)

編集者がどこに着地させたいかとか、この言葉の意図は何かとか、『あ、今の言葉メモった!』とかすごい探ってるんですよ、こう見えて。

妻の機嫌をどこに着地させたいかとか、この言葉の意図は何かとか、『帰りにたこ焼き買って帰るわ、何味がいい?』とかすごい探って帰るんですよ、こう見えて。

(最近飲みが多いから)

 

出版プロデューサーの日常的風景でした。こんな深くて楽しい仕事です、良かったら一緒にやってみませんか?

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編集者と飲みながら打ち合わせするのは、昼とは違う効果がある。

出版プロデューサーの西浦です。 本日はS社の編集さんU氏と、著者のMさんと飲みながらの打ち合わせでした。 個人...

どうも、出版プロデューサーの西浦です。

僕の今年の目標の一つ、それが出版プロデューサーを5人集めて「出版戦隊プロデュージャー!」を結成することです。

ウソです、ごめんなさい。戦隊は結成しません。けれど出版プロデューサーの仲間を増やしていきたいと思っています。まずは僕を含めて5人にするというのが目標です。

 

出版プロデューサーとはどんな仕事なのか

本をプロデュースしてベストセラーにする仕事です。そのまんまです。フリーランスの多い出版業界でも、一番新しい職業なんじゃないでしょうか。著者自身がフリーランスなわけで、出版業界はフリーランスが生きていくのに非常に環境が整っていると思います。

出版プロデューサーの仕事内容

  1. 著者のスカウト(発掘から)
  2. 企画をつくる(企画書にする)
  3. 出版社に提案する
  4. 著者の原稿執筆にアドバイスする
  5. 販売戦略を著者に提案して実行

上記の5つで、これを通じベストセラーにしていくのが目標です。ベストセラーにするのに販促だけやればいいわけではなくて、企画はもちろん著者の発掘から逆算で考える必要があります。

もちろんこれはうちの仕事のやり方なので、編集者と著者とを引き合わせるだけのプロデューサーもたくさんいるそうですし、もっとブランディングとかそっちの方に特化したプロデューサーも世の中にはいると思います。うちの仕事は「出版に関して全部」という感じです。最近は「感動の共有」が最大の関心毎で、本の「感動」を共有していくためならどんどん新しいことにチャレンジしたりもしてるので、フレキシブルな面が強いです。

出版プロデューサーのやりがい

この仕事は本当に面白くて、「これは新しい!」「この考え方、世の中に広めたい!」と自分が「感動」したものを、「本」という形でより多くの人に伝えることができます。世の中的にはまだマイナーでも、その業界では知られているすごい方や、すごいムーブメントはやっぱりありまして、それを見つける喜びは宝さがしに似ています。そういう本の著者は人間ができていて、かつ個性的だったりすることが多く、一緒に仕事するのも楽しいです。ブランディングのために本を書こうという人は、そういう方の中にはいないですね。それに編集さんたちもかなりキャラの濃い方が多く、楽しいです。面白い著者や編集者と会うと「この人とあの人を会わせてみたい」「あの編集さんとこの著者ならいい仕事になりそう!」と自分が仕事したい人と組めるというのもすごい魅力だなと思っています。100名近くの編集、営業、書店、取次関係者と定期的にあったり仕事したりしているのですが、みんな個性的で何より本を愛していて、本に対して熱い人ばかりなので一緒にいられるだけで楽しいです。(飲みが多い原因はこれか)

最大のやりがいは「本を通して、読者の悩みを解決できること」です。僕はたいした人間ではありませんが、著者や出版社、書店など多くの方の力を借りて、何万人という方を助けることができるのです。僕自身もそうやって誰かが作ってくれた本にずいぶん助けてもらってきました。自分がプロデューサーとしてたくさんの人を繋いで、その結果として生まれた本が「見知らぬ誰かを助けるしくみ」になる。これは本当に生まれてきた意味と言っても過言ではないです。その本が僕の孫やひ孫を助けてくれることもあるかもしれません。自分が死んでも、自分がプロデュースした本は残ります

僕が世界でいちばん面白い仕事の一つだと思っているのが「出版プロデューサー」です。

 

出版プロデューサーを増やしたいわけ

プロデューサーは一人でもできるのですが、すべての面白い著者を一人で見つけてくるのは物理的に不可能です。僕のメガネでは見つけられないすごい人もいるでしょう。そういうまだ出会ってないすごい人たちにも、プロデューサーの数が増えれば出会うことができます。実験的にはじめた0期生のプロデューサーたちが、僕とはまったく出会うことのなかった面白い方を連れてきてくれました。スカウトは人数が多い方が絶対に効果的です。何より誰かと一緒に仕事をする、共通の目的・目標に向かって努力したり助け合えたりするのは楽しいですよね。ぶっちゃけた話、一人は寂しいです(笑)

「僕が」プロデュースした本が売れたときはもちろん嬉しいです。著者や編集さんと大盛り上がりできます。打ち上げも楽しいです。けれどさらに欲張って「Aさんのプロデュースした本売れたね、おめでとう!」と言いたくなりました。サプライズパーティとかやりたいんです(笑)「やった!」もいいですが「やったね!」を今年はたくさん言いたいです。

向いているなと思うタイプ

  • 本が好き
  • 人が好き
  • 人に貢献するのが好き
  • コミュニケーションが得意
  • 決断力がある
  • 自分じゃなく著者をどうやって前に出すか考えられる人

人と本に深く関わる仕事ですから、本にも人にも愛がある人が向いています。

ガイダンスへお越しください

興味の湧いた方はぜひガイダンスにお越しください!ガイダンスと言っても実際は西浦と2人~4人でお茶飲みながら話すだけです。初めましての方も歓迎です。

出版プロデューサーは複業OKです。もちろん未経験で大丈夫です。(経験者なんてほとんどいないと思うけど・・・)

年齢制限や性別の縛りはありませんが、今のプロデューサーは僕も含めて30代が多いです。

まずは「ガイダンスお茶会」へお越しください

お待ちしています!

ガイダンス日程一覧

出版プロデューサーになるには?

出版プロデューサーとは?

出版プロデューサー募集!

どうも、出版プロデューサーの西浦です。 僕の今年の目標の一つ、それが出版プロデューサーを5人集めて「出版戦隊プ...

pinterestって?

コルクボードに興味のある(interestな)ものをピン(pin)でとめたりするじゃないですか、それをweb上で再現しましたよっていうものです。たぶん。web上にある画像をどんどん貼り付けていくことで、いわゆるビジョンボードができあがる。機能の一つに「試してみた」っていうのがあるので、たぶん作り手側の意図もそこにある気がします。このサービスについての基本的な話はこの記事がわかりやすいです。

たとえばこんなイメージです。西浦の「気になる本とか映画」のボード

「おっぱいの進化史」知り合いの編集さんがシェアしてて、「ウケるwww買おう」と思ったんだけど、こういうの3歩歩いたら忘れるから、ボードにpinしとくと良いですね。あと映画も「何か観たいのあったんだけどなんだっけ?」が多い。

 

本のマーケティングに利用できるかも

「出版TIMESの記事をみんなで書くときに、イメージの共有できないかなー?」とか考えながら、なんとなーくいじってたら「映画マイ・インターン」のボードに目に止まったのでチェック。

この映画はpinterestを使って作られたそうです。そこで「メイキング」と「メディア」というボードを発見したときに「あ、これって本向けなんじゃないかな?」と感じたのです。

共につくる、共有することが出版では重要

出版TIMESをはじめた理由の記事でも書いたのですが、出版には音楽のLiveのような共有体験をしづらいという弱点があります。まだ書店さんや出版社内部の人は巻き込みやすいのですが、どうやって読者の方まで巻き込んでいくかを模索してます。その答えの一つがまさに「メイキング」で、好きな映画のメイキングシーンに自分が見切れてたら僕は嬉しいだろうなと思うのです。そんな経験ないけど。

 

メイキングのボード

メイキングの様子をピンで留めて、ボードに残していきます。発売前、執筆中から読者と交流してみて、その様子を残していきます。ファン心理的に「メイキング」ってすごく嬉しいし、そこを共有できると良いなぁと思うんですね。

制作過程のオフショットを見てもらえる。デニーロおちゃめ・・・

メディアのボード

発売後の情報をまとめます。セミナーなどイベントの様子、紹介されたweb記事、instagramをpinしていきます。

 

メディアでの掲載記事やinstagramがpinされている。各pinからはリンク元へ飛べるので記事の回遊も見込めるかも。facebookはpinできないっぽいけど、インスタは対応してる(右から3、上から3つ目のpinとか)のでありがたい。

このpinterestがすごいなと思うのは、イベント参加者のブログ、書評ブロガーの書評など自分以外の人のコンテンツもpin留めできることです。つまりそのボードはある本のコンテンツ・考え方に、共感・感動した人たちを繋ぐボード「コミュニティボード」になります。個人個人のSNSでシェアされたものも集めて、一つのボードにすることでみんなで作ってる感じ出てきそうじゃないですか?一緒に作るのは本ではなく、ムーブメントだと思うのです。

メリット・デメリット

  • ◎共有機能が強い!ボードは誰でも見れる設定になっています(招待した人のみ、自分のみにも変更可)。フォロー機能あり、メールで送ることも可能。何より他人の写真等にも無差別でpinできるのがいい。
  • ◎コミュニティの雰囲気を伝えやすい! facebookグループとかだと文章だけのやり取りになりがち、写真等も流れてしまいがち。コミュニティの雰囲気を新規の方と共有するのにいいと思います
  • ×facebook非対応 HTMLじゃないとダメらしい。著者はfacebook派多いですし。instagram対応してるのでそちらで。
  • ×記事のタイトルにpinすると文字化けする 記事のタイトルでpinできると良いのですが、なぜか文字化けします。これはいずれ対応してくれるのか?今は記事内の写真をpinしていきましょう。より「わかりやすい写真」が必要になってきますね。

 

本の販促や、コミュニティの活性化に使えるかも?ということで紹介してきましたが、普通にメモ代わりとしても有用だと思います。SNSなどで「後で読もうと思った記事」や「観たいなと思った映画」は後から思い出すのにけっこう苦労するので、pinしておくと忘れません。

また家族で住みたい家のイメージ共有に使ったりもできますね。僕は引っ越しのときに妻とコルクボードでインテリアのイメージ等を貼り付けて「お家ボード」つくったりしましたけど、良いものですよ。お互いの趣味やセンスがよくわかります。

 

いろいろ試してみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに作ってみました「本を楽しむ会」のボード

 

なんだか楽しそうでしょ?『いい会だな~』と、自画自賛しながら作ってました笑

本のマーケティングやコミュニティにpinterestが面白いかも

pinterestって? コルクボードに興味のある(interestな)ものをピン(pin)でとめたりするじゃ...

※この記事は2017年7月27日に修正されました。

出版プロデューサーの西浦です。

2010年2月にフリーランスとして独立して、約7年が経ちました。フリーランスとして独立したい、独立したてでいろいろ模索中の方向けに、自分自身の振り返りも兼ねて、僕が『1年目のときに知りたかったなぁ』と感じた、フリーランスで成功するためのコツや考え方を書いてみました。記事はコチラ

そしたらすごく反響をいただいてとても嬉しかったので、書ききれなかったことから「独立して1年以内に気を付けるべき落とし穴」について抜き出してみました。前の記事がオフェンス&順調に成長する方法なら、今回はディフェンス&生き残る方法です!

口約束は全部社交辞令と心得る

『独立するんです』ということを伝えると、「いいじゃん、一緒に何かしようよ」とか「こんど、仕事お願いしていい?」という話があったりします。皆さん悪気はないのですが基本的に社交辞令だと思っておきましょう。僕もたくさんありました、それこそ言った側は次の日には忘れてるのでしょうが、言われた側は何年も覚えてるものなんですよね。「何かしようよ」の「何か」は自分から提案しないと生まれません。相手の立場になればわかると思うのですが、「実績ゼロのフリーランスに仕事を発注するリスク」を簡単に会社が許容してくれるでしょうか?大変なんですよ、仕事通すのは、たぶん。言ってくれたのが会社の代表者とかなら可能性があるかもしれません。

変態おやじのおいしい話に近寄らない

若い女性がフリーランスとして独立すると、仕事と引き換えにそういう関係を要求されることがあります。最初から露骨に言ってくることはあんまりないそうですが、実際に被害に遭った方を何人か知っているので、おいしすぎる話は注意した方が良いかもしれません。打ち合わせ場所がホテルで、そのまま部屋に連れて行こうとしたり、もっとはっきり「この仕事を毎月いくらで発注するけど、それはそういうことも含めてだから」と言われたりとか。知らないだけで男女逆パターンもあるかもしれません。こういうことがあると変なトラウマを持つことになるので、君子危うきに近寄らずの精神で避けた方が無難です。割り切る人もいるのかもしれませんが、自己責任で。

人と会っただけで仕事した気にならない

人と会って話をしただけで『今日も働いたぜ!』と思いがちですが、それはあくまで「情報交換」であったり、ただの「顔合わせ」です。誰かの役に立ってお金をもらわないと仕事をしたとは言えません。厳密に言えば、仕事として始まっても『やっぱりあの話、ナシで』が言える段階では会議やヒアリングも「仕事の準備」であって、「仕事」ではないと思っていた方が良いです。厳しいかもしれませんが、特に余裕資金が小さい段階では、まず生活費を稼ぐ必要があるわけで、「仕事になってない!」と厳しく自己評価しましょう。ある程度余裕が出てくれば、その辺はおおらかに構えていた方がむしろ良いです。すぐお金や仕事に結びつけようとすると小さい仕事になりがちです。(実際にサービスを提供したら、請求書を発行するなりちゃんとキャッシュフローを発生させるのは必要ですよ!)

法律と会計のプロは必ず捕まえておく

資金に余裕がない段階ではなかなか難しいですが、なるべく早い段階で法律と会計のプロと関係性をつくりましょう。このときは値段の安さではなく、考え方が近い人を選ぶのが吉です。儲けるのがいちばん!という人と、社会貢献こそ生きる意味!みたいな人だと価値観が合わなそうじゃないですか。会社やビジネスについての考え方が根本的に違っていると一緒にやっていくのはつらいです。僕はどちらも専門家に助けていただいていますが、どちらのプロと話していても「僕のしたいことは何か」が大切で、それに合う会計制度や契約書を作成してくださいます。やりたいことをするには〇〇が足りないのでは?というようなアドバイスもいただけたりしますよ、『今はそれでいいけど数年後にはこうした方が良い』というような。これは専門分野からのアドバイスでもあるのですが、もう一つ彼ら士業は多くの経営者の顧問になっているので「リアルな事例」をたくさん持っているんです。もちろん守秘義務があるから実名は出ませんが、必要な部分を抜き出して教えてくれるので良いアドバイザーになってくれます。

人を「役立つかどうか」で判断しない

「自分はそんなことするわけない」と思うでしょう、うん僕もそう思います。でも「貧すれば鈍する」と言うように、お金が無いと本当に考え方もさもしくなったりします。5,000円払って、その会に参加して、いくら回収できるのか?のように考えてしまうのです。嫌ですね~、でも本当に恥ずかしいのですが、僕も1回だけ、本当に厳しい時期にその理由で飲み会断ったことがあります。

「カネにならない話は興味ない、ギブアンドテイクできない関係はいらない」というような考えを「プロ意識」のように思っている人もいます。でも周りからは「余裕のないやつ」と映ることもあるし、「儲かってないんだろうなぁ」「仕事できないんだろうなぁ」と思われてることも多いです。互いに気を付けましょう。

趣味の会をやめない

フリーランスになったときは「経営者として!フリーランサーとして!」と気合いが入って、同じ経営者やフリーの方、仕事関係者とばかり集まりがちです。でもそういうときこそ「趣味の会」を続けるか、はじめるかして、とにかく「利害関係のない友人」を増やしてください。そういう場で出会った人たちはビジネス上の志向や立場ではなく、趣味の世界での志向や立場で出会えますから非常に貴重なのです。実はその道の第一人者という方が、趣味の会の仲間でいろいろ教えてあげてたりとか。そういった場で出会って、関係を築いてから一緒に何か始めると、交流会などで名刺交換した人たちより面白い仕事になったりします。少なくとも「いつもの仕事」とは少し異質なものになるので、何か得るものがあります。フリーランスはオンとオフを切り替えるタイミングがないので、そういう場を意識して持つだけで大きなリフレッシュになりますよ。

振り込まれるまでその売上はカウントしない

資金繰りなどを考えて、売上の予想を立てるとき「見込み」の売上をカウントします。けど、その際「振り込まれるまで、そのお金はどうなるかわからない」という心の準備をしておきましょう。こちらの予想が甘いだけの時もあれば、やむを得ない事情、理不尽な理由などあらゆる原因で売上は入金されなかったりします(涙)。しかもそういう場合、何かめんどうなトラブルと一緒にやってきますから大変です。無いお金はカウントしない。これはけっこう重要な考え方です。

貯金は100万切ったら精神的にくる

現金は多いほど良いです、間違いない。独立当初は、退職金が振り込まれて一時的にお金が増えます。そこから徐々に減っていくのですが、しばらくは「人生最高貯金額」状態だったりするので意外と余裕なんです。そこから少しずつ減っていき、個人差はありますが100万円を切るとかなり「やばい!」となります。精神的に影響が出て、そのまま体も何かの影響を受けたりします。人によりますが僕は舌の裏側に血のかたまりができました(涙)それが腫れて、前歯にあたって痛いんです。たまに割れて中から・・・(自主規制)。そうならないように資金管理はしっかりしましょう。

ちなみにある程度資金に余裕が出たら、自分の性格に合わせて複数の口座に分けるか、一つの口座に集めるか選びましょう。どういうことかというと、通帳の金額で精神的にも肉体的にも影響を受けるので、逆にそれを利用してモチベーションを上げたり、心を落ち着かせたりもできるんです。通帳を複数に分け各口座の残額をパッと見、少なくして危機感を持つか、逆に一つの口座にある程度の額を溜めて精神安定剤とするかはあなたの好みにお任せします。「小さい額がたくさんあると使っちゃう、大きな額だと使うのもったいなくて節約できる」人もいますし「小さい額だと焦って、頑張れる。大きな額があると油断しちゃう」派の僕もいます。まさに個人の好みで分けてください。

最初の資金のうち、何パーセントを投資に使い回収できるか

独立直後の軍資金、何に使いますか?300万円あるとして、毎月20万円を生活費に使って15か月をフリーランスのリミットとしますか?そういう思考の人は多いですが、これは100万円切るまでにキャッシュフローが黒にならなかったら、おそらく復活できません。僕のおすすめは、資金の潤沢な初期に何パーセントかを投資に回すことです。投資と言っても株とかでなくて、勉強でもいいし、何かの団体に参加しても良いです。とにかく「かけたお金を、後から回収してプラスにできる」と思えるものに投資するんです。これは自己資金が底を突きかけてからでは、精神的に踏み出せません。初期のころに手を打っておかないと、後からはやりづらいです。僕は経営塾に参加して、通年で100万円くらい使いました。自己資金の30%だったのでかなり勇気がいりましたが、その分「ここで何か掴まないと後がない」と本気で取り組めました。おかげで経営者としての師匠と呼べる方に出合え、投資金額も1年も経たずに回収できました。僕の器では100万円でしたが、金額の大小よりも「これで、事業を大きくする!」という見込みをつけることが大切なのだと思います。

というわけで、フリーランスとして僕らと一緒に、出版プロデューサーをはじめてみませんか?

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フリーランスで独立して1年以内にはまりがちな落とし穴

※この記事は2017年7月27日に修正されました。 出版プロデューサーの西浦です。 2010年2月にフリーラン...

仕事抜きでこの本だけは読んで欲しい【人生を豊かにする本5冊】イベント参加者募集中!

夢の兆し

出版プロデューサーの西浦です。帰省の新幹線で何を読もうかと考えて選んだのが本書「アルケミスト—夢を旅した少年」です。やはり新年1冊目にふさわしい、夢のある本を読みたいなと思っていたのと、文庫で軽いというのが決め手です(笑)これほど有名な本にもかかわらず、実は今まで読んだことがなかったのです。そもそもアルケミストという言葉に親しみがなく、「鋼の錬金術師 」を読むまで錬金術師について興味もありませんでした。結果的には『子供の頃か、さもなくば今読んでよかった!変に世の中ナナメに見てた頃に読まなくてよかったー!』と思いました。当時の僕だったら『はいはい、都合の良いファンタジーで、現実には役に立たんなぁ』と思っていたことでしょう(笑)本は「読むべき時にその人のもとへやってくる」もので、このタイミングで読もうと思ったのも「兆し」なのかもしれません。

どんな本なのか

1988年に出版された、ブラジルの人気作家「パウロ・コエーリョ」の夢をテーマにした物語。全世界で1000万部以上売れている大ベストセラーで、日本語版は94年に出版されました。羊飼いの少年が、夢に見た「宝物」を求めてエジプトのピラミッドを目指す物語で、ジプシーの老婆、王様、そして錬金術師との出会いを通じて多くを学んでいくストーリー。少年は夢を信じて宝物を探すために、自分の持っていた羊をすべて手放しお金に換えてエジプトへと旅立ちます。そしてエジプトへ到着したばかりのその日に、すべてを盗まれてしまいました・・・。

自分の夢、やるべきことが見つからない人に

以前、友人と飲んでいて「自分のやるべきことが分からない。何か良い本はないか?」と聞かれて、はてさてどんな本を進めるべきか少し悩みました。独立してどうこうという話ではなかったので、起業したくなる本やノウハウ本を進めてもしょうがなかったのです。その時は「さあ、才能(じぶん)に目覚めようストレングスファインダーが面白いよとお勧めしたのですが「脳にインパクト与えるには十分だけど、もう1冊、心にインパクトを与える本も欲しい」と考えていて、今思えばこの本が良かったと思います。夢の「兆し」をみつけるのにこの物語がとても刺さります。

この本の主人公、羊飼いの少年は「同じ夢を二度見た」ので、夢見のできるジプシーに占ってもらいます。そしてピラミッドで宝物を見つけてお金持ちになるだろう、と言われてエジプトに行くよう示されます。ただそういう夢を二回見ただけでですよ!『ピラミッドで宝物見つける夢見てん~、2回も!』と言われたら『へー、おんなじ夢二回も見るって、珍しいこともあるもんやね』と返してさっさと話を終わらせてしまいそうなものです。でもこの夢が「前兆」で、それをしっかりキャッチしていくことが大事なのです。

本当にやりたいことは宇宙の魂から生まれる

「夢で見た宝物」には冷たいリアクションをしてしまいそうですが、ここで言う宝物とは「人が本気でやりたいと思うこと」です。旅行をしたいでも、あの娘と結婚したいでもいいのですが、そういった「何かを本当にやりたいと思う時」は、その望みは宇宙の魂から生まれたもので、何かを強く望めば、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるといいます。

少々スピリチュアル濃度が濃いですが、スピかどうかに限らず、本当に大きい望みというのは個人レベルの欲望を超えているとも感じます。本でいうと「売りたい!」「有名になりたい!」レベルでは大ベストセラーにはなかなか至りませんが、10万部以上売れる本にはある種の根源的な願いが込められていて、それは個人を超えてもう少し大きいものから産まれたような気もします。あくまでその人がそれを書きたいと思ったことも、そう思うように何か大きなものが仕向けていったのかもしれません。

「都合よく解釈すればいい」という話でもない

若い頃は夢を持つことも、人生に起こってほしいすべてに憧れることも恐れません。しかし時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、思いこませ始めます。その力は否定的なもののように見えるが、実際は運命をどのように実現すべきか示してくれて、魂と意思を準備させてくれるものです。この不思議な力とは何なのか?文中では明確にされていませんが、経験や知識、あるいは周りの人間のことだと思います。ただ、それらが否定的に見えて魂と意思の準備をさせてくれるというのが深いです。

作中で羊飼いの少年は、エジプトのピラミッドを目指すために自分の羊を手放し、旅の資金に替えます。しかし旅立った初日に、まだ砂漠を越えるどころか出発の準備もしていないのに、そのお金をすべて盗まれてしまいます。そこで『僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ。』と気付きます。これは都合よく読むタイプの人は無かったことにするかもしれないシーンですが、この作中でけっこう何度も主人公は失敗したり、危ない目にもあいます。ラストで暴漢にボッコボコにされてるし(涙)都合の良い面だけを見て、宇宙がすべて助けてくれる、兆しだと言って喜んでいてはいけないということだと思います。現実をシビアに見る必要もあるし、悪い兆しに気づく必要もあります。それこそ兆しとして知識や人の口からうまくいかない情報をくれたりしているのだと思います。

そして運命を実現しようと努力していて、もう少しですべてをあきらめようとしているとき、必ずいろんな形で現れるらしいのです。一つの解決法とか、良い考え、危機一髪という時にものごとを起こりやすくしてあげたり、助言者として夢占いのジプシーやどこかの王様が現れたり。そういう形で良い兆しが現れます。

作中でも、主人公はどろぼうにあったことでクリスタル商人に出合っています。もっと言うと「クリスタル商人に出合うために、どろぼうにあっている」のです。

夢を追う、兆しをよむ

他にも作中で印象的だった言葉を紹介します。

  • いつも『はい』と『いいえ』で答えられる質問をするようにしなさい。しかし、できれば自分で決めるように努力しなさい。(中略)はっきりした質問をしなければならない。そのためには自分が何を欲していることを知らねばならない
  • 幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ(スプーンの油を落とさないように、家じゅうの素晴らしい絵画や庭を見ておいでと賢者に言われたあとのセリフ)
  • 誰もが理解する一つの言葉がある(中略)それは熱中するということばであり、愛と目的をもってものごとを達成するということばであり、信じていることや、望んでいることを追求するということばでもあった。
  • 人生に起こるすべてが前兆なんだよ
  • 直感とは、魂が急に宇宙の生命の流れに侵入すること
  • 勇気こそ大いなることばを理解するために最も重要な資質なのだ
  • もしおまえが自分の心をよく知っていれば、心はおまえに反逆することはできない。

【書評】アルケミスト—夢を旅した少年【夢を見つける方法、叶える方法】

★仕事抜きでこの本だけは読んで欲しい【人生を豊かにする本5冊】イベント参加者募集中! 夢の兆し 出版プロデュー...

今年の目標「出版」が叶う人

出版プロデューサーの西浦です。今年の目標に関する投稿をSNSでよく見る時期ですね。目標100個などたくさん書きだした中の一つという方も、「ずっと夢だった」方もいらっしゃると思いますが、「本の出版」を目標に挙げた方は多いのではないでしょうか。目標を叶えてちゃんと出版できる方と、来年以降も「今年の目標」に「出版」と書き続ける人との違いはどこにあるのでしょうか?僕の予想では「具体的なアクションプラン」の有無じゃないかなーと思います。本ってどうやって書けばいいのかわからないもので、「本を書きたい」という方にお会いしても、ほとんど何の準備もされてないことが多いんです。なので、出版を叶えるために、こんなことをしてはいかが?という具体的なステップをご紹介します。ただしこれは「初めて本を出す人」で「小説・絵本・コミック以外」の方が対象です。

本屋に行く

自分の書きたい本のイメージを固めるために、まずは本屋さんに言って「どこに置かれるか?」を考えてみましょう。もちろん「新刊・話題書」や「ランキング」に置かれるのがベストですが、ここで考えるべきは「本籍」と呼ばれる棚です。「生き方に関する本」だとしても、自己啓発、スピリチュアル、ビジネススキルそれぞれ棚の特徴が違います。女性向けが多いなーとか、やたらキーワードに「神さま」入ってるなとか、その棚に行けば本や読者の雰囲気がよくわかります。自分の書きたいもので、かつ読者の求めるものになるようしっかり市場調査をしましょう。

企画書をつくる

本を出版するには編集者に企画書を見てもらい、企画会議で通してもらう必要があります。まずは企画書を作りましょう。いろんな作り方がありますが、A4の紙にワードで必要な要素を書けばOKです。必要な要素というのは出版社ごと、編集部ごとで変わるのですが「タイトル」「著者プロフィール」「企画コンセプト」「構成案」などを考えて書きましょう。

プロフィールをつくる

上の「企画書をつくる」でも書きましたが、「著者プロフィール」が必要になるので作りましょう。SNSのプロフィール欄も出版用のプロフィールに変更してください、たまたま飲み会などで会った編集者やプロデューサーにも簡単に検索で見つけてもらえるからです。

プロフィールは「経歴」の羅列ではダメです、どこに所属していたとかじゃ不十分。このプロフィールはあなたと他者と違いを見極めるためのものです。どれだけ稀有な存在なのか、いかにすごい実績を上げたか、などを書き自分のすごさを伝えましょう。本来、プロフィールは企画ごとに書くべき内容を変えるべきです。とはいえ初めてですし、まずは一つ書いてみて、企画に合わせて修正していきましょう。

原稿を書き始める

プロフィール、企画書が出来たら次は原稿を書き始めましょう。途中まででも書いた原稿があれば、読んでもらって面白いかどうか、オリジナリティはあるかなど、より高精度に判断してもらえます。音楽ならみんな自分のデモテープ作って聴いてもらいますよね。そういうイメージです。

ブログを始める

ブログやメルマガなど、自分のメディアを開設しましょう。原稿をそこで公開しても別に大丈夫です。盗作される恐れはありますが、他の人が書いても変わらないような内容なら、どっちにせよ発売後にパクられます。日々、ブログを書くことで「文章力」「見出しの立て方」のレベルがあがり、自分の執筆ペースもつかめるようになります。ペースがわかると、いざ本を書くときに編集者との〆切を破ることもない(とも言い切れませんが、可能性はずいぶん下がります)。何より、自分のブログ・メルマガで集客力・販売力を積み上げていくことで、初速(発売直後、一週間の売上)や毎年の最低売上数をキープできるようになります。これが出版社的にはすごくありがたいので、制作面でも販売面でもブログを書き続けることは非常に役立ちます

類書を読む

意外と盲点なのが「類書の研究」です。類書を読んで研究することで「すでに他の本で書かれてるベタなこと」が何かわかり、自分の企画から他の本とかぶってる部分を削ることができます。どこかで読んだことに対して、読者が「面白い」と思うことはありません。10年くらい経ってればそのジャンルの読者が入れ替わっているかもしれませんが、10年以上棚に残ってる本もあるので「今、書店にある本」はやはり要チェックです。

それに、類書の研究をすることで、ある程度出版社のあたりが付くようにもなるので勉強になります。

出版記念講演会に参加する

企画書、原稿、類書チェック、ブログでの情報発信ときたら、いよいよ出版関係者との縁を作りに行きましょう。オススメの方法は「出版記念講演会」です。この出版記念講演会には、編集者かプロデューサーが同席している可能性が高いからです。特にその本が発売された、最初の講演会に出席していることが多いです。類書研究を行っていれば、書店でチェックしていない本=新刊ということがわかるようになっています。類書研究には新刊と既刊を見極められるようにする意味もあったんですね。そして読んだ新刊の中から「こういう本を書きたい!」と思えるものを見つけて、その本の出版記念講演会に行きましょう。編集者かプロデューサーとの縁を作れるかもしれません。

そもそも1年より1年半くらいのスパンで考えた方が良いです

ここまで書いておいて元も子もないのですが、目標を立てて1年での出版はあまりお勧めしません(笑)。1年での出版も不可能ではないですが、企画の作成から1年と考えると、急ぎすぎな印象があります。このペースだと、設計段階でも、実際の本の作成段階でも、あまり時間が取れず、後でこうすればよかったという後悔が残ります。僕の経験上は1年半くらいがいちばんいいですね。販促面での準備もしっかりできますし。2年越しくらいの目標とされるのが吉かと思います。

 

今年の目標に「本の出版」と書いた人がとりあえず取り組んだ方が良いこと

今年の目標「出版」が叶う人 出版プロデューサーの西浦です。今年の目標に関する投稿をSNSでよく見る時期ですね。...