【webラジオ】「フォレスト出版編集長が語るビジネス書の未来」コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.31

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こんにちは!あなたの風邪はどこから?私は喉から!の出版プロデューサー白木です。

この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.31 』の概要です。

出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。

先週に引き続きフォレスト出版編集長の森上さんをゲストにお迎えしています。

当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)

ご視聴は ↓ からどうぞ!

読者思いの編集長、本の謝辞から名前消す!?

西浦「どーもー、妻がインフルエンザの予防接種を受けたら風邪を引きました、出版プロデューサー西浦です。」

あるうら「どーもー、不動産屋からちょっとしたクレーマー扱いをされているんじゃないかと心配な、フリー作曲家のあるうらです。」

森上「どーもー、謝辞をわざわざ消しちゃう編集者、フォレスト出版編集長森上です。」

西浦「よろしくお願いしまーす。」

(中略)

西浦「森上さんのは、謝辞を抜くって言ってましたね。謝辞っていうのはあとがきとかに書くもので、間違いなく編集者の名前もそこに入ってくるんですよね。」

森上「ただ、なんで消しちゃうのかというと、本を作るときに編集者はもちろん関わっているんだけど、それ以外の営業やデザイナーさんあっての本だと思うので、自分の名前だけ出ちゃうのが嫌だなというのがあって。著者さんに一応お断りしてフォレスト出版の皆様という形に書き換えてもらってますね。」

西浦「他に、昔、森上さんに聞いたのが『謝辞にもお金がかかっているんだ』と。読者が払っているお金の中にその言葉が入っているから、“『森上』という文字を読むために読者が買っているわけじゃない”ってなんかかっこいいなーって。」

森上「それ酔っぱらって言ったんですよね(笑)でも確かに、謝辞だけでやたら長いものがあるじゃないですか。あれって完全に読者無視ですよね。1ページにわたってとか。著者さんにとってはいいのかもしれないけど。」

西浦「販促として入れてるパターンもありますよね。」

あるうら「すごい業界ですね(笑)」

森上「人それぞれでいいと思うのですが、僕は消しますね。」

さすが編集長!カッコいいですね。今週もそんな素敵な編集長をお迎えしてたっぷりとぶっちゃけトークをしてもらいました!

フォレスト出版編集長が見るビジネス書の未来

西浦「森上さんは、ビジネス書版元のフォレスト出版さんの編集長なので、ビジネス書が今後どうなっていくのかなというところを編集長としてどう見ているかを伺いたいと思います。」

森上「今、けっこう元気ないですよね~。ビジネス書のジャンルが。内容がネットでも表現できちゃう、紙である必要がないジャンルの1つかなと思っていて。ただ、ネットでビジネス書のテーマに近い記事が読まれていないかというとそうでもないので、本としてのビジネス書は元気がなくなっちゃうのは続くと思っていますが、そのスキルや内容を知りたい方は変わらないので、アプローチを変えようという発想が一番いいと思います。芸術の本、写真集とかは紙じゃないとだめですけど。」

西浦「ライフハックとかね。」

森上「lifehackerとか。あれもなかなかいいまとめ方しているので、コンテンツを発信する側がどう考えていくかが問われている感じがします。」

西浦今後ビジネス書を出したい人はどうすればいいですか?

森上「紙の本はありはありだと思うんですけど、そこだけだと届くべき人に届かないので、違う形の表現方法があってもいいと思います。オウンドメディア含めて。

西浦「オウンドメディアで発信するとか。」

森上「有料でやる方もいらっしゃいますし。そういう時代になってくる感じはしますね。」

西浦「ビジネス書の未来はあまり明るくないですね。」

森上「『紙の本』という意味では、そうですね。ただ、電子書籍は紙の本の脅威と言われていますけど、僕は逆にプラスだと思っていて、例えば電子書籍も文字だけのレベルではなくて音声や動画がついて表現の幅を広げることもできるので、それをうまく使うのも1つの考え方だと思います。」

西浦「ビジネスコンテンツを求める人の数は変わっていないけれど、適正な形が紙の本ではなくなってきたということなんですね。」

森上「ベストとはいえないですが、0にしようというわけではなくて、紙の本で読みたいというニーズには答えるけど、それ1本でいくのは限界じゃないかと思います。」

西浦「書いてる内容の質が落ちてるから読者が離れているわけじゃないんですね。」

森上「とは思いますけどね~。」

あるうら「ビジネス書っていくつくらいの人を対象にしているんですか?」

西浦「30代とかですよね。」

森上「そうですね。うちが、2545新書っていうレーベルがあって、それは25歳から45歳という自己投資やビジネスに興味がある現役の人向けのコンテンツとしてやってます。一番ビジネススキルを求めてる年代ですよね。」

西浦「ノウハウは変わらないにせよ、『実践してきた人だからこそ言える細かいこと』がないよなと思っていて。それがある人は売れている気がしていて。コンサルしているくらい丁寧な本ってあるじゃないですか?」

「例えば『小さい子どもがいて、奥さんが働いている夫はどう家事分担すべきか?』というのでExcelですべてのタスクを書き出して(ゴミ袋を閉めるのは誰、出すのは誰とか)っていうじゃないですか。実際僕がやってみて、あれ間違っている気がしていて。仕事したい人が家事分担をするなら量じゃなくて、時間で分けないと、男の方が仕事時間が減ってしまうんですよね。女性の方が家事が速いので。作業で分担すると、家事初心者とかは仕事の時間を削ることになって良くないのです。でもそういうのって本には書いてないんですよね。やってみないとわからないので、そういう本があれば作りたいと思うんですよね。」

いち編集者から編集長になって変わったこと

西浦「編集長といち編集者とで何か変わりましたか?」

森上「変わったといえば変わったし、変わっていないといえば変わっていない。会社として求められる責任(数字とか)は増えましたよね。自分以外の本の売り上げとかを気にしたり。

西浦「編集部員のモチベーションアップみたいなことも。」

森上「それも含めてですよね。うちの会社はできるだけ自由を重視していて、一人編集長みたいにやってもらっているんですよ。ゲラを上司が最後までチェックするなんてしない。担当者と著者の間で責任もってやってもらって、自由と責任がセットだという形でモチベーションとやる気とを上げていくってことをやっていますよね。一定のルールはありますけど。」

西浦「編集長として見て、本への向き合い方は変わってない?」

森上「そうですね。ただ、扱うコンテンツとかは自分の興味第一ではなくなってきている部分があります。例えば、デジタルメディア局とか他部署からの案件になってくるとそこを自分が優先してやっていくとか。部の長として他の部署との掛け算で最大化させるという仕事が増えてきているのは事実ですね。新規事業とか。」

あるうら「一人の編集者として本には携わっていないんですか?」

森上「そんなことないんですよ。編集者が僕を含めて5人で、業務委託をしている編集者もいるんですけど、編集者1人あたり年間9点やるので、仕事は増えていますね。」

西浦「管理業務も増えてきていますね。ちなみに、著者として本を作ってもらう時に編集長にやってもらうのと、編集者にやってもらうのはどちらがいいんですか?」

森上「なるほどね~(笑)」

西浦「著者目線でいきましょう(笑)」

森上「やっぱり、経験値は編集長の方があるかもしれないけど、内容が最大化できるかというとそうではないので。編集者によって得意分野があるので、著者と編集者の得意分野が合っていれば、それはどちらでもいいんじゃないって感じですね。」

西浦「そうですよね。ぶっちゃけ広告費とかって編集長はコントロールしやすいですか?」

森上「うちの会社ではないですね。同じです。」

西浦「誰が決めるんですか?」

森上「経営会議とか、お金を握っているところから引き出すので。」

西浦「説得は一緒なので担当している人は関係ないってことですね。」

森上「うちの会社(フォレスト出版)に関してはですけどね。」

ウラ話だけに、ぶっちゃけトークをたくさんありがとうございました!
来週が森上さん出演の最終回です、次回もぜひお楽しみに!

当番組へのご意見ご質問は、出版TIMESのfacebookページにて受け付けております。

あなたからのコメント、メッセージをお待ちしております!

幼少期をアメリカで過ごし、国立大学の英語専攻を卒業。日経IT企業に約10年勤めた後、2015年に独立。司会業、外資系企業WEBマーケティング、広報、キャリアアドバイザーなどの仕事を経て、2016年出版プロデューサー西浦氏と出合う。人の可能性を引き出せる仕事だと感じて出版プロデューサーとしての仕事を開始。2017年に第一子を出産し、家庭と仕事の両立に日々奮闘中。

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Written by

白木 加奈子

日本生まれ、ロサンゼルス育ち、特技は英語、趣味はフラメンコのグローバル女子。 フリーランスとして、カウンセラーや英語講師、エステティシャン、司会業、企業マーケティング、広報、営業などを幅広く経験。 その結果、人の可能性を引き出す仕事がしたいと強く思うようになる。2016年、知人の紹介で西浦と出逢い、出版プロデューサーとしてのキャリアをスタート。