
平日7時起き、土日は9時起きの出版プロデューサー西浦です。この2時間分の夜更かしが生きる活力・・・!
毎日更新63日目。
さて、先日出版プロデューサーの白木さんとのMTGで、検索ユーザーのデータ分析をしてたらこんな会話がありました。
西浦「あれ?全記事、表示回数もクリック数も半減してる・・・?」
白木「でも・・・順位の変動はあんまりないですよね?」
「これ、なんかおかしい!」ということで調べてみたところ、Search Consoleで5月末以降のデータが全く拾えていないことが判明しました。
目次
原因はSSL設定
最初はGoogleアナリティクスに問題があるのか?と、いろいろ検索してみましたが、例の「EU一般データ保護規則(GDPR)」適用により、データが2年分しか保存されなくなりますよ!の記事ばかりで「たぶんこれ関係ない・・・」と一度現状を整理しなおすことに。
「Googleアナリティクスの方で確認したPVやユーザー数は違和感ないよね」
ということで、GAじゃなくてSearch Consoleが問題では?とデータを確認しおしたところ、5月末以降「サーチコンソールがデータ拾えてない」ことが分かりました。
現状は判明したものの、原因が不明です。
その後、プロの皆さんに助けてもらって分かったのが、SSL設定が原因だったということです。
出版TIMES上でセミナーの申込ができるようにしたくて、情報を暗号化するために、5月末にSSLを設定してます。
それに伴いサイトのURLが「http:」から「https:」に変わったのですが、Search Consoleに登録されているアドレスは「http:」のままなので、データが拾えていなかったのです。
※ちなみにGoogleアナリティクスの方は「https:」に変わっても、引き続きデータ拾ってくれてます。
つまりSearch ConsoleにサイトのURLを再登録しなくてはならないのです。
Search ConsoleにサイトのURLを再登録
実際に僕が再登録するときに参考にしたサイトのURLを貼り付けます。
僕のようなエンジニアでもない人間でもできるように書いてくださってます。
ただ、指示通りやっても書いてある通りにならなかった箇所があるので、そこは補足します。
「2.新規サイトを追加する」のプロセスで「サイトの所有権」確認があるのですが「所有権が確認できません」と出てしまいました。
「おすすめの方法」でできなかったので、僕は「別の方法」の「Googleアナリティクス」を選んで「確認」ボタンを押すと確認とれました。
さらに「4.Google Analyticsと関連付ける」でもちょっとうまくいかない箇所がありました。
すると「Search Consoleの設定」画面が表示され「Search Consoleのサイト」項目に以前のサイトURLが表示されていると思うので「編集」をクリックしてください。
とあるのですが「編集」がなく「削除」と表示されてました。
「削除」ってとりあえず怖いですよね(笑)
僕もすぐ「〇ラえもーん!」とプロに泣きつき
「GAとの連携は1つのプロパティだけっぽい。httpのやつは削除して、httpsを追加する感じ。古いデータ(3ヵ月分)は移行されないので、必要ならエクスポートしとくのがいいと思う。もう不要ならいきなり削除してOK」
とアドバイスいただいたので削除して、再登録したらできました。
上記のように古いプロパティ(httpの方)は移行されないので、必要なデータはエクスポートしておいてください。もともと、Search Consoleのデータ保持期間は90日だそうです。毎月データ抽出してたので知らなかった…。
これもあくまで僕の場合なので、サイトによって事情は違ってくると思います。
詳しくは保守契約を結ばれている会社や信頼できるプロにご確認ください。
世界は「最初からやっておけばよかったこと」に溢れている
というわけでデータも無事に反映され始めました。
SSL設定のためにURLが「http:」から「https:」に変更になったら、Search ConsoleにサイトのURLを再登録しなくてはならない。
こんなことはweb業界の方からしたら常識なのでしょうが、そういうのが分からないのがユーザーなんですよね。
こういう一つ一つが勉強だなと思います。チャレンジ記事は失敗そのものが糧とコンテンツになるなぁ。
こんなことなら最初からSSL設定しておいた方が良いですよね。
あと「最初からやっておいた方が良いこと」で言えば、ブログ記事のURL自動生成プラグインの導入だな。後から導入すると過去記事のURLが全部変わってしまい、リンク全部消失っていう痛いことになる。これはまた今度書くと思います。
そして出版業界もこういう「言ってもらえないと分からないよ!」「最初から分かってたらこんなことしなかったのに・・・」というのがありますね。
- マーケティングは事前に準備しておかないと、発売後では遅すぎるとか
- 続けて本を出すと、結局読者が分散するだけで、1冊あたりの部数はどんどん小さくなっていく
- 過去作が売れてないと、編集者を説得できても書店さん、取次、営業が動かないので、平積みできず、より売れにくいスパイラルに堕ちていく・・・
こういったことを体験としても理論としても知っているので、ちょっと出版プロデューサーとして自信にもつながりました。
そういった話を、ちゃんと最初にしていこうと思います。著者が後で大変な思いをしますからね。