こんにちは!海外の人に比べて日本人って眼鏡率が高いのはなぜだろうと思う、出版プロデューサー白木です。
この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された、本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.55』の概要です。
出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。
当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです。)
ご視聴は ↓ からどうぞ!
目次
健康管理も仕事のうち
西浦「どーもー『ちょうりつ』に行ってきました、出版プロデューサー西浦です。」
あるうら「どーもー、大塚家具にライトセーバーが売ってました。フリー作曲家のあるうら です。」
西浦「よろしくお願いします。」
あるうら「よろしくお願いします。」
西浦「ライトセーバーというとスターウォーズの。おもちゃ?」
あるうら「そう、でも、5万4千円なんですよ~!」
西浦「プレステ4より高い!」
あるうら「写真撮ってきました。今大塚家具さんが、ハン・ソロという映画の公開記念でスターウォーズコラボ商品を
作って販売されていて、クッションとか色々あって、僕はスリッパとか買いました。」
西浦「スターウォーズ好きでしたっけ?」
あるうら「いや、そんなに(笑)」
あるうら「調律?」
西浦「「ちょうりつ」というと楽器を思い浮かべると思うんですが、胃腸の腸で「腸律」。うまく名付けたでしょ!その方。
僕、胃腸の調子が悪くて…。去年は年末にウィルス性の胃腸炎になって危うく自分のイベント行けなくなりそうなことがあったんです。懇親会でずっとお茶飲んでるみたいな(笑)
今年も楽しみにしていた97歳くらいの業界のレジェンドというスゴイ方の取材があって、90代がピンピンしてるのに、まさかの30代の方が体調崩していけないという。カッコ悪いでしょ。」
あるうら「若手来ないな~みたいな(笑)」
西浦「取材自体はライターさんと編集さんに行ってもらってできたんですけど、みんな僕より年上っていうね。でも仕事に支障をきたす体調不良はこれ、あかんなーと。
『仕事に支障をきたす体調不良』は管理するのも仕事だと思ったので腸律に行きました。」
西浦さんが行きついた健康のポイントは「直してもらおうという発想はNG!自分で直そうっていう気がないとダメ。」自己管理ですね。
健康書が得意なのも、自分自身が健康に気を使っているからかもしれません。
よく考えたらかなりダメサラリーマンコース歩んでた西浦
あるうら「質問があります。前回ゲストのポプラ社天野さんとのお話しの中で、企画について非常に共感されていたことがありまして。」
西浦「『16歳の語り部』ですね。」
あるうら「被災者の16歳くらいの子たちが東京で初めて講演会をやって、当時の状況を自分たちの言葉で語る時に(天野さんが)居合わせて、″俺はこの子たちのことを本にするために編集者になったんじゃないか″って思って。
企画会議も通してないけど、″絶対本にする!″って先にその子たちに話しをして、その後社内でなんとか了解をもらって本を作ることができたということでした。
その時に西浦さんが、″若手なので勝手に本を作る権限はないけど、スイッチが入った仕事って大事ですよね″っておっしゃってましたが、良さげな話だったので、他にないですか?(笑)」
西浦「(笑)えーと…僕自身経験はありまして。独立後もあるけど、同じような状況下で例を出すと20代の時に出版社にいた時にあります。
一般書販売課の販売担当で、状況として追い込まれていて、会社入って4年目くらいです。
1年目は書店促進部で大した能力もないから活躍もしてなくて。
たまたま玉突き人事で、販売課に行って児童書やって。そこでも全然上司とそりが合わず、役に立たず、仕事もさせてもらえない。
っていうくすぶった2年間を経た3年目の時に、新しい部署ができて、マーケティングとか超やるぞ!っていう『市場開発室』っていう部署に呼ばれたんですね。まあ、議事録取ったり、雑用しろっていうことで。
でもその部署、エライ人ばっかりのところで、なんか話し合いばっかりで物事動かないんですよね。
そうなると僕、ヒマでしょ?
でも、その時の室長が仕事できる人で、唯一学研で100万部出した販売担当者で、キャリアもあるし、好き勝手やらせてくれて、初めて仕事を自分で提案してやるんですね。基本全部″いいんじゃない″って言ってくれる感じだったんです。」
あるうら「いいじゃないですか。出会いですね。」
西浦「そうそう。でもその室は大した成果を上げる前に結局、権力闘争で1年でなくなるんですよ。」
あるうら「病院みたい(笑)」
西浦「うん、だから僕、入社して3年間で部署3つ変わってるんですよ。」
あるうら「へー。」
西浦「その部署も1年でなくなってるから。その時に室長のもともとの課である一般書販売課に呼んでもらったんですが、僕としてはもう、けっこう追い込まれてるんですよね。4年目で4つ目の部署です(笑)もし次、異動って言われたらもうこの会社辞めようと思ってたくらいで。
でも3年目勝手にやっていたから、スキルというか、″こうやったら売れるんじゃないかな″っていう仮説みたいなのができてたんですよね。
一般書販売課として新しい本を売る時に、編集者とケンカをしながら『仕掛け販売』をやっていて、成果も出始めてたんですよ。
その時に上原愛加さんという人のプリンセスレッスンっていう企画が編集者から上がってきたんです。
その時に企画を断ったんですよ。なんの実績もない20代の女の子の本だったので、『出版を舐めんな』と。」
あるうら「はいはいはい。」
西浦「″プリンセスレッスン″っていう言葉自体はいいよね、ってなったんだけど。4年目入って若いなりにその編集者たちと僕でそこそこ成果も出し始めてたから、僕がちゃんと論理的にダメな理由を伝えたら引いてくれてたんですよ、今までは。でもこの企画については一切引かなくて。」
あるうら「あー」
西浦「″このやろう!”って思ったんですけど、″そこまで言うなら原稿見せてくれ、原稿で判断したい″って言って見せてもらったら、たしかにちょっと面白かったから。
書店さん選んで持ってって、盛り上げて、4店舗だけ仕掛けてやってもらったんです。社内でも『本当に売れるのかよ?』ってなってましたけど。」
あるうら「そんな感じなんですか。」
西浦「うん、でも僕、売れるかどうかわからん段階で、その著者の第二弾の企画を通したんです。」
あるうら「なるほど~。」
西浦「1冊目出る前に通したんですよね。」
あるうら「その時点でだいぶ入れ込んでますね。」
西浦「やるって決めたからやるぞ!って感じです。社内も大丈夫?みたいな顔してるから、意地でも売るっていう。2本目の企画も通してるし(笑)。
この時に″売れるんだっていう理屈を作って、論理的に売っていく″っていうスタイルができた。」
あるうら「今の仕事につながる感じですね!」
西浦「そうそう。それは、その当時めっちゃヤル気出たし、作家さんも喜んでくれたし、みんなが腹くくってやった仕事なんで。
作家さんがすでにスイッチ入ってたしね、会社辞めちゃってたから、編集者も引けなかったらしくて(笑)」
あるうら「その企画を最初西浦さん蹴りましたね(笑)」
西浦「でも相手が会社辞めたとかで決めちゃいけないと思うしね。そこから(発売後)その本をどう売っていくかこだわったから、いいスイッチだったな~。」
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