論理の飛躍がないかをチェック!~BSC10万部超え企画書への道~

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こんにちは、納豆のからしが余って仕方ない、出版プロデューサー白木加奈子です。

子どもが産まれてなかなか参加できていなかった、ベストセラーキャンプ(通称:BSC)に復帰しまして、(ベストセラーキャンプって何?という方はこちらをご覧ください。)

久々に著者の皆さんが自分の本の企画書を書き、フィードバックを受け、真剣に向き合って企画を練り直していく様子を目の当りにしました。

そこで感じたのが、「本作りってやっぱり素敵だな~」ということでした。

本を出すなら最低3万部。でも、せっかく書くのであれば、ベストセラーとしては、10万部を目指してほしい!

今日は、先日のベストセラーキャンプで特に気になったフィードバックの1つ「論理の飛躍についてまとめたいと思います。


目次

そもそも読者は本に何を求めているのか?

私たちと一緒に本作りをされている著者さんは、その分野でのキャリアや専門知識を十分に持っていて、自身のノウハウを読者の皆さんに届けたいという思いの強い方が多いです。

ただ、こちら側が読者に届けたい!という思いだけでは、良い本は作れません。

読者が何を求めているのか?いわゆる読者のニーズを、読者の立場に立って絞りだしていく必要があります。

実際、BSCでは企画書を作っていく段階で、著者の中のどういった知識やノウハウが読者のニーズにマッチしているのか?質問やフィードバックを通して引き出していきます。

読者が本を手に取る際に(小説などは別ですが)一番求めていることは「自分の問題に対する解決策」ではないでしょうか?

この本を読んだら、自分が今困っていることに対して何か具体的なアドバイスや解決方法が得られるのではないか?という期待を込めて皆さんも本を買うと思います。

つまり「どうすればいいの?」という部分が明確に示され、しかもそれが効果的且つ簡単なやり方である必要があります。

  • 解決方法がありきたり
  • 実際やっても効果を感じられない
  • まるで保険をかけているようにやり方が無数にある

こんな本では読者のニーズを満たせませんよね。

読者があなたの本でどんな知識を得て、どんなやり方で問題を解決できるのか?が本を作る上でとても重要です。

読者にわかるよう論理的に説明されているか?

その道の専門家で多くのお客様を解決に導いてきた方ほど、読者にそのノウハウを伝えたい!という熱い思いを持っているのですが、読者に伝わるように書くということはなかなか難しいことだと思います。
特に、論理の飛躍がないかをチェックすることは大事なポイントです。
仮に、「納豆にからしを入れるとダイエットにいい!」と本のタイトルに書いてあったとします。
からしを入れない派の私は、え!?からし入れた方がいいんだ!と驚きますが、当然「なぜ?」という理由を知りたくなります。
その時にもし「納豆の大豆に含まれるイソフラボンとからしに含まれる辛味成分が合わさると血流がよくなって痩せます」という理由が説明されていたとします。
(注:これは完全に私が適当に作った例なので信じないでくださいね。)
これだけしか説明として書いていなかったとしたら、
  • イソフラボンと辛味成分が合わさると血流が良くなる根拠はどこにあるのか?
  • そもそも、血流が良くなれば本当に痩せるのか?
という点に疑問がわき、納豆+からし=血流改善=痩せるという式が成り立つかどうか怪しくなって、私は恐らく、納豆にからしを入れるという行動の変化は起こしません。

これを出版しよう!と思った著者には、「納豆にからしを入れたら痩せた」という何百もの事例が既にあるはずです。

ですので、これは間違いなく効果のあるノウハウなのかもしれませんが、どんなに事例があったとしても論理的に矛盾のない説明がされていなければ、読者に納得してもらい、行動に移してもらうことはできません。

論理的に筋の通った説明になっているか、順序立って説明されているか?

読者にわかりやすく伝えるには、とにかくつながりを飛ばさずに丁寧に説明する必要があります。

論理が曖昧だと適当なことを言っていることになってしまい、特に医療関係の本では大きな問題になりかねません

1つ1つ論理や証明がきちんとできているのかを突き詰めていく作業というのは、本を世に出す前にとってもとっても重要な作業になります。

本を書きたいと思っている方へのメッセージ

世の中にはまだまだたくさんの素晴らしい知識ノウハウを持っている方がいますが、それが本という形で世の人の手に届くまでには、とてつもない生みの苦しみがあります。

でも、そこまでブラッシュアップされた情報だからこそ、本は、人の心を動かし、人の行動を変化させる力があるのだと私は思います。

今、ご自身の仕事も忙しい中で必死に企画を練り上げている著者の皆さんを心から応援していますし、その作品が世の中の人のためになることを願っております。

これからチャレンジしようと思っている方は、ぜひチャレンジしてみてください!

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今日は、ここまで!また、次回をお楽しみに~!!

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