パブリシティの事前共有について、他【ダイヤモンド社さんの記事解説3】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
  • Pocket

昨日は出版関係者の集まりに参加するべく西荻窪まで行ってきました出版プロデューサーの西浦です。ドアtoドアで片道1時間40分、滞在時間1時間半で、また1時間40分かけて帰宅しました・・・あれ?時間配分おかしい??

毎日更新55日目。

さて、先週より書いている「ダイヤモンド社」の営業に関する記事の解説ですが、昨日集まった出版関係者の方にも「会社でシェアしたよ、分かりやすいって言ってた」と言ってもらえました。
データで読んでくださっている方の人数などはある程度わかるのですが、やはり生の声は嬉しいです。ありがとう!

引き続き、解説を続けていきます。特に今回は基本的な「言葉」の解説が多いです。

フェアとは?

2ページ目の「3、発行点数主義からの脱却(営業)」の中に

売上が足りないから年度末にフェアセットを投入する

という表現がありますが。

  • フェアセットって何ですか?〇〇フェアみたいな特集?

という質問をもらいました。

その通りで「新社会人フェア」のように一つのテーマに関連する本をセット組して受注します。

売上が足りないからフェアセットを投入とか、月末に3点出そうというのは、前回の記事で解説した「発行点数主義」の考え方で「とりあえず売り上げを立てるために、取次・書店に送り込め」っていう発想です。だから「恥ずかしこと」なんですね。

もちろん時期ごとに売れる本のジャンルというのはあって、そのためのフェアやセット組は恥ずかしいことではなく、ちゃんとした販促活動です。

あくまで「その場しのぎの売上をたてるためだけ」にやるがダメなのです。

奥付のルール

同じく2ページ目の「発行点数主義からの脱却(編集)」で

書籍の奥付には担当編集者名を入れる。

とあり、この奥付について

  • 編集者の一存で入れられるものなの?

という質問も頂きました。

編集者の一存で決めるというよりは、会社、編集部、レーベルごとに決まっていることが多いです。

奥付に編集者の名前を入れるのか、編集者以外に例えば校正や装丁はどうするのか?本によってけっこう違うので見てみてください。

ダイヤモンド社さんの場合は「作ったものに責任を持て」という考え方で、本に編集者の名前を入れることにしたのですね。編集者を著者のようにブランド化するという「ブランド戦略」的な意味もあるようです。

パブリシティ情報の事前共有

★いつどんなパブリシティーが出るのか?

・ここでいうパブリシティとは広告を出す対象としてのという理解?

パブリシティという言葉も「マーケティング」と同じで、人によって意味が微妙に変わることのある言葉ですが、出版社の人が使う場合は、だいたい「広告以外で、他のメディアで本を取り上げてもらうこと」を指します。

具体的には著者がいつ、どのTVや新聞雑誌などにどんな形で出るのか?という情報です。

特にテレビの影響は大きく、いつ、何の番組(視聴者と読者の属性が近い方がより良い)で、どういう取り上げ方をされるのか?特に書影は出るのか?が重要な部分になります。

また、TVは放送されるまでどうなるかわからない面もあり、緊急特番などで話がとんでしまうこともありますから、期待しつつも慎重になります。

新聞広告(全5段、半5段)

どの新聞に半五段で、全五段で出る

  • 半五段・全五段の意味は?

これは新聞記事下広告のサイズの話です。新聞を縦に15段に分けた時に、下の5段分全部に広告が掲載されることを「全五段」、そのうち左右どちらか半分の場合を「半五段」と言います。(そういえば、右半五段とかって言い方はしない)

こちらのサイトも参考になります。

 

ダイヤモンド社さんの記事解説シリーズ一覧

ダイヤモンド社営業ノウハウを井上直役員の講演録から整理【初心者向け】

発行点数主義とは得点を競うものではない【ダイヤモンド社さんの記事解説2】

売れてない本を書店さんが注文することはあるの?【ダイヤモンド社さんの記事解説4】

出版社のデータ分析【ダイヤモンド社さんの記事解説5】

本の力とは?取次の役割とは?【ダイヤモンド社さんの記事解説6】

増刷率90%。平均部数49,000部。

奈良県出身 同志社大学卒業後、学習研究社(現・学研ホールディングス)入社。
書店促進部を経て、一般書販売課へ配属。2つの編集部を担当し、年間最大400冊のマーケティングを担当。
膨大な点数を扱いつつ、新人著者の売り伸ばしや仕掛け販売に注力。
上原愛加のプリンセスレッスン(シリーズ100万部突破)などの売り伸ばしに成功する。その後、出版プロデューサーとして2010年に独立。

『血流がすべて解決する』(23万部)『奇跡の営業』(6.3万部)など主にデビュー作をプロデュースし、ベストセラーへと導く。

業界では数少ない、出版社マーケティング部出身の出版プロデューサー。

業界の活性化を目的として、版元・書店との人脈を活かした合同勉強会や、新卒向けにメディア就活ボランティアも行なう。

「営業だったからこそ、著者・出版社・書店に提供できるモノがある」と増刷ロジックや書店巻き込みマーケティングを駆使したプロデュースを行う。

本は読者のためにある。という考え方から「ブランディングの為に本を出したい」とおっしゃる方には、笑顔でドロップキックをプレゼント(笑)


新着記事

セミナーバナー