【くだらないけど、学生時代にやっておいた方がいいこと】「学生出版プロデューサー」始動!!西浦さんを逆取材。

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今回はメモをするようになったきっかけや、メモをしたことによって見えてきたもの、西浦さんがおすすめする学生時代にやっておいた方がいいことについて聞いてみました。就活に向けて何かしてみようと考えている学生さんには必見です!

 

記録に残して気付いたこととは

西浦さん:僕は関西人だったから、物心ついたときからお笑いが身近にありました。それで皆、成長していく過程で面白いものをたくさん吸収していったんですけど「面白いものに触れてる」っていうことと「面白いことを言える、やれる」って、ぜんぜん次元が違うわけです。で、二十歳ぐらいの時に「全然面白くないなー、自分」って思って。

善波:自分が?

西浦さん:うん、自分が。同じような年代のなかにいると面白かったりしても、そもそもみんな素人だし、面白くなくて。面白くない中での面白いだから大したレベルじゃない。

善波:なるほどー。

西浦さん:広告プロダクションでインターンさせてもらったときに、社会人の人としゃべってて、自分がいかにおもんないかを感じたのね。なんかすごく悲しくて、それが(笑)

皆:(笑)

西浦さん:じゃあ自分が「面白い」と思ってるものを「ちゃんと見てみよう」と思って。今までなんとなく見てたお笑い番組を、ちゃんと見てノートに書くことにしたのね。記録に残してみたら、なんで笑ったか自分で分析できるじゃない。

善波:確かに。

西浦さん:たとえば、ダウンタウンDXで神田うのさんがパラフィンパック(パラフィンという専用のロウの液体で行うパック)の話をしてたのね。皆「パラフィンってなに?」「わからへん」って顔するんだけど「パラフィンパックって言ってうなずいたのは、白竜さんだけですからね」ってまっちゃんが。

皆:(笑)

西浦さん:まっちゃんが言った瞬間、僕も笑ったので、そのくだりをノートにメモしました。あとでそれを見返しながら”白竜さん”ってキーワードが”パラフィンパック”から遠いから面白いのかって気づいて。だから応用として怖い雰囲気のキャラの人とか、ダンディな人に可愛いものをあてていく笑いって、これ皆にウケるんだと思った。

皆:なるほど。

西浦さん:怖い人を”怖い”でいじると揉めるかもしれへんから、可愛いにしちゃったらっ良いんだていうのを気づいたってことかな。あと、まっちゃんはよく”天丼”っていう技を使うんだけど、例えば今言った”パラフィンパック”を違う文脈でもっかい使う・・・「それって、パラフィンパックのこと?」みたいな

千幸:確かにやってますね!

西浦さん:それでまた笑うから、メモするやん?そうすると「あれ、前にパラフィンパックって使ったの何分前やっけ?」って気になるから計算するのよ。

善波:えっ、時間も?

西浦さん:うん。その時は10分くらい前だったかな。TV番組として編集してるから、現場ではもっと時間が開いてるのかもしれんけど。それ以降、僕の中では天丼は10分ぐらい開けて使うってなってる(笑)

実際にやって知った凄さとその活用法

西浦さん:これって、そもそものきっかけは、島田紳助さんが紳竜時代に「笑いのノート」を作ってたって話を聞いたからで。当時、ウケてる人全員の漫才を舞台袖でメモして、なんでウケてるかの分析してたらしいのね。これと同じことをやったらええんちゃう?って僕か弟のどっちかが言ったんやな。で、「やろかー」てなって。

善波:ほうほうほう。

西浦さん:IPPONみたいな形式の番組の時だと、お題が出るでしょ。そしたら芸人さんが、一斉にペンを走らせるじゃない。そこでいったんビデオを止めんねん。で、自分らで書いてみる。

皆:なるほど(笑)

西浦さん:実際やってみるとほんまに面白い回答って浮かばへんし、そこそこおもろいもん出ても「それはお前下ネタやし・・・」「あぁ、せやね、やっぱり」とかってなるんです。で「もう出えへんな、じゃあ見よっか」ってとこまで書いて、再生ボタン押したら、めっちゃおもろいねん!!芸人さんの回答が!

皆:うんうん。

西浦さん:「え、そんな発想ある?!」みたいな。だから正直、神のように崇めた(笑)。そうしてくると、たまーに被んねん、発想が。

善波:ちょっと嬉しいみたいな。

西浦さん:めっっっちゃ嬉しい!!

皆:(笑)

西浦さん:ただ見てるだけじゃなくて、分析して、自分でもやってみたことで、それがどんだけ凄いことかわかるから、想像力が増したと思うんですよ。他のことでも「自分が実際にやったらどうするのか」とか考えるときのリアリティが増したし、出来へんってわかるから凄い人のことをすごく尊敬できるようになった。

これが本の読み方でも、映画でも応用できるし、何にでも応用できるようになって。今、僕のプロデュースの仕事ではすごい役に立ってる。面白い本を見つけたら、これどうやったら作れるんだろうとか、売れてる本をどうやったらもっと流行るようにできるやろとか、そもそもなんで売れてんのかなとか考えるじゃない?だからダウンタウンのときみたいにメモとってみて、こうかなーって考えてる。そうやって気づいた「ヒットの法則」みたいなものを応用できるか日々考えてます。

皆:あー。

西浦さん:ちなみにだけど、子どもとかって流行ってるギャグをそのまま真似するやん。

知佳:そうですね。

西浦さん:全然おもんないやん。

善波:確かに。

西浦さん:元ネタがおもろいだけやからね。でも子どもでも、本当に面白いやつって「真似してるのを真似してたりする」からそこには「研究」が入ってるのね。

皆:なるほど。

西浦さん:だからあるあるネタとか、どんどんオリジナルにしていくやん。

善波:ちょっと自分のものを入れて?

西浦さん:そうそう、細かすぎて伝わらない系とか。

千幸:大好き!!

西浦さん:だからただの真似とかパクリじゃなくなっていくんだよね。

知佳:自己流になっていく?

西浦さん:そう。どこか観察したり分析したり、自分でよく見てると思う。応用利くかなとか、自分ではまだまだここまでの応用は利かん!って考えるとか。「うわぁ、もう筋力が足りん!!」みたいな(笑)

皆:爆笑

西浦さんそれが分かって、理解出来るようになったことが出版プロデューサーとしてすごい大きかった。なんでおもろいのか分かるもん。

善波:ダウンタウンから(笑)

西浦さん:ダウンタウン!まじでダウンタウンから学んだこと。

千幸:でもそれ、すごい大事なことですね。

善波:西浦さん、芸人に行かなくて良かったです。

皆:あははは(笑)

“くだらないこと‘‘分析する

森江:逆に、学生時代にやらなくて良かったなって思うことありますか?

知佳:なんか、役に立つと思ってたけど役に立たなかったこととか。

西浦さん:無駄なこと・・・?恋愛とか無駄じゃないし、むしろもっと彼女作れば良かったと思うしな・・・

皆:へぇー。

西浦さん:もっと付き合えばよかった。学生時代に付き合った人って、いち、にい・・・ 二人とか?大学生のとき。だから彼女いない時期も二年間ぐらいあったから、今思えば半年に一回ぐらい変えても良かったかな。

皆:ええ!?

千幸:いや、遊んでますよ!それは!!

西浦さん:いや、終わった後の一人の期間がそんなにいらないから、半年で良かったなーってことよ?

皆:あー、なるほど。

善波:びっくりしたー(笑)

西浦さん:彼女作って半年で別れるとかじゃないで?!

千幸:あー、ちょっとこーいう感じで(笑)(手でサイレン)

皆:ウーウー(手でサイレン)

西浦さん:編集お願いします。(頭下げ)

皆:(笑)

西浦さん:高校生の時に山田詠美さんの小説を読んで、”一人の時間を楽しめない女に良い恋愛は出来ない”って書いてあって、あぁなるほどって思って、一人の時間を楽しもうみたいな。彼女がいようがいまいが僕の良さみたいなものは変わらないし、むしろいない時期を楽しめるほうがカッコいいみたいな風に思ってたけど・・・今思えば彼女いてるほうが楽しいよね(笑)もっともっと付き合えば良かったね・・・だから無駄なことってな・・・・・・・あ!無駄な筋トレをした(苦笑)

皆:爆笑

西浦さん:結局学生時代からやっといて良かったこととか、もしおすすめするならって思うのは、”くだらない”って思われることでいいんで、分析したらいいと思う。観察してメモして、あるいは動画で撮ってみてもいい。その上で真似してみると、そこまでの遠さや、すごさが分かったりするじゃない。で、一回やったことあるっていうのはすごい武器になるから。皆「好き」で「見る」までは行くんだけど、「やる」までは行かないから。

皆:そうですね。

森江:難しいですよね。

西浦さん:そう。実際にどうすればいいのか考えるって凄く難しいことだから、それをやることで「これは私に向いてない」とか、「こういうアプローチ得意だな」って分かってくる。自己分析って、本来はこういうやり方なんじゃないのって思う。自分はやってみてわかりましたもんね、そんな気はする。急に就活セミナーっぽいこと言ったけど(笑)

皆:(笑)

千幸:大事です、大事です。

 

今回はここまで!次回ではついに西浦さんの仕事である「出版プロデューサー」について詳しく聞いていきます。

出版業界に興味を持っている方必見です!!!それでは次回の記事もお楽しみに。

インタビュアー  森江美月
写真・編集    石川知佳

神奈川出身。相模女子大学人間社会学部人間心理学科3年生。

コメダ珈琲と地元の個人経営のカフェでアルバイト、趣味はカフェ巡りの大のカフェ好き。2016年に念願のミラーレス一眼を購入し、最近は下手ながらも写真を撮ることにハマっている。

大学で行われたセミナーで西浦さんと出会い、そこからインターンシップ生として活動することに。

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