師匠が帰った後、教え子たちが二次会で話したこと

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西浦です。

起業当時からお世話になっている、中井先生に誘われ飲んできました。

 

中井先生は経営塾を主宰されていて、僕は2010~2011年ごろに受講しました。

飲みの席には他にも3名の元受講生がいて、みんなで楽しく飲みました。

(みんな期は違うけど顔見知り)

 

先生は次の予定があるということで、二次会には行かれず、元受講生4人だけで飲み直しました。

 

そこで話したことのちょっとしたメモです。

「ああ、なんかいい話だなぁ」と思ったので、忘れない内に書きます。



目次

厳しくとも嫌いにはならない

4人の中で一番先生と付き合いの長い桑名さんが「僕がいちばん怒られたと思うけど、怒られてもいちばん平気な自信がある」と言ってました。

なにその自慢?と笑いながら聞いてたんですけど、その理由が面白かった。

 

たとえば先生は時間に厳しいし、スジの通らないことをすごく怒ります。

僕もその日、電車遅延で5分くらい遅れて到着したのですが、内心焦ってました。

それについて怒られなかったのでホっとしてましたけど。

 

で、桑名さんですが、先輩に向かってこういうこと書くのも失礼なんだけど、わりといい加減というか、本当にいい加減です(笑)

人としては大好きなんですけど、一緒にスタッフをしたことのある人なんかは「仕事増えるから桑名さんとやりたくない!」というような方なんですね。

 

この桑名さんは先生との付き合いも長く、それはそれは怒られてきたそうなのです。

そうしてる内に「怒られて、嫌になっちゃって、離れたことが2回くらいある」そうです。

これは初耳で、驚きました。

 

怒られたので嫌になったから離れていくって、なんて根性のない教え子なんだろう(笑)と思ったのですが、それでも今こうして一緒に飲んでます。

つまり先生の所に戻ってきてるんですね、しかも二回も。そんな出戻り生徒良く受け入れたなと思いません?

 
桑名さん曰く、

「中井先生は怒るんだけど、その1回で終わり、後に引きずらない。絶対に人のことを嫌いにならないんだよね。」

だそうです。

一度、先生に怒られたときに「わかりました、でも先生、次から頑張ればいいんですよね?」と聞いたら、

「うん、そやで」と言われたそうで、そこからすごく楽になったというか、安心したと言ってました。

 

信じて待つのに必要なこと

「嫌いにならない」って最強ですよね。

僕はどうしても好き嫌いは出てしまうし・・・

特に長く付き合うと、相手の良い部分も見える代わりに、悪い部分も見えて来るじゃないですか。

そうなると嫌になっちゃうことも多いんですよね。「ああ、結局こういう人間なのか」とか。

 

そういうときは、と桑名さんにアドバイスしてもらったのが「信じて待つ」スタンスです。

ジェームス・スキナーから聞いたことを又聞きしたそうなので、伝言ゲーム具合が甚だしいですが。。。

 

相手に不義理をされたり、失礼なことをされても「信じて待つ」ってけっこうな「信頼」を必要としますよね。

一緒に飲んでいた一人は、飲食業のオーナーさんなのですが、ある日店に来たら、誰も出社してなかったことがあったそうです。

 

不満や反発があるからみんなで相談して一斉に辞めたんですね。

辞める手続きもしてないからもはや失踪ですけど、そういうことが出来てしまう人が世の中にはいます。

 

そういう風に考えると、ひょっとしてすごいのは信じて待ってる先生じゃなくて、

信じて待たれてる、僕らなのでは?と気づきました。

ここで自分ホメるの!?って思った方、ちょっと待ってください。

どうかもうちょっとだけ聞いてください。

 

先生が帰った後、教え子だけで二次会をしてて、一切先生の悪口が出ない。

それどころか先生のすごい所に気づいて、話し合う教え子ってすごいなと思ったんです。

 

別に悪口言ってやるぜ・・・!とか思ってなかったですけど、なんとなくのパターンで、こういうときは悪口大会になるんじゃないかと、無意識的に予想してたんです。

 

そしたら「先生は実業やってきたひとだから、言葉に実感こもってるよね」など、良いところを探してるんですね。

きっと僕らは不満があっても突然失踪したりしない側の人間なのではないかと思います。

 

 

中井先生の経営塾は入るときに審査のようなものがあって、誰でも入れるわけではないのです。

そのときに自分が選んだ教え子で「彼らならわかる」「打って響く人間だ」って思ってるから、

信じて待つことができるのかもしれませんね。

 

 

信じて待っててくれる先生がすごいのはもちろんだけど、

信じられる人を選べるということも、すごい能力なんですね。

 


怒られたりするのはみんなたぶん嫌なんだけど、それは正しいから嫌なんだろうなと思います。

だってとんちんかんなことで怒られたら、たぶん笑ってしまうか、あきれ返るだけなので、

「嫌だな」と感じるのはやはり痛いところを突かれるからだと思います。

 

だから厳しいことを言うときは、相手をちゃんと見て「信じて待つ」ことができる相手かどうか見極めて、付き合って行くという姿勢も大事だと思いました。

 

そして、一回自分が信じた以上は最後まで「信じて待つ」ことができる人間になりたいなーみたいなことを、

4人で飲み直しながら思いました。

 

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