読書タイム

休日に丸まる一日、ひとりで遊びに行く予定を入れたりすると、妻が「家にいてもつまらない」という理由で実家に帰省したりするのですが、先週、僕がフルで遊びに行ったにも関わらず、お義母さんも外出されていたので帰省できなかったため、今週、妻が「振替え帰省中」の出版プロデューサー西浦です。

いや、今週ボク家にいるんですけど・・・?振替え帰省ってなんのシステム・・・。

 

さて、そんな妻が『本好きになる方法について書いてよ』と、突然言い出しました。

『え、なんで?』と訊くと『本を読みたい気持ちはずっとあるんだけど、なかなか積極的に読もうという気になれないから』とのこと。読書イベントをやってみて「読みたい気持ちはあるけど、実際には読めてない」人がたくさんいるなぁと感じていたので、ちょっとタイムリーでした。

妻のように「読みたくてもなぜか読めない」人は他にもいると思うので「本好きになる方法」について「僕が本好きになったきっかけ」とセットで、ご紹介していこうと思います。

ところで、読書好きってどこからそう呼んでいいのでしょう?今まで読んできた冊数なのか、年間の読書ペースなのか・・・?僕はどちらでもなく、「自分の読書軸を持ち、その軸を基準に本を選び、読める人」だと思っています。
ですので「読書好き=読書の自分軸を持っている人」という視点で、読書好きになる方法について解説していきます。

ちなみに、今でこそ出版プロデューサーという、本に関わる仕事をしていますが、僕は元々、読書家だったわけではありません。

なにせ僕が自分で「本好きになったな」と自覚したのは高校生の頃です。(遅い!)それまでは本はネクラな人の趣味だと思っていたし(笑)読書というと小学生のときに「かいけつゾロリ」シリーズは読んだかな、っていうくらいの、「ほぼ本を読まない人間」でした

ですから、ふだん本を読まない方も軽い気持ちでトライしてみて欲しいです

オススメされた本を読むのはオススメしない

誰かに本をお薦めされることってありますよね。そういう「オススメ本」は面白い可能性が高いのだけど、あくまで「薦めてくれた人」にとって面白いだけだったりすることも多いです。自分にとって面白いかどうかは、正直わかりません。

たぶんその人、誰かに薦めるくらいだから読書量も多い中級者以上だと思うんです。なので、たぶんおすすめの本も初級者向けの本ではないかなと。

同じ理由で「読んでおくべき50冊」みたいなのをネットで検索するのもお勧めしません。ああいうのは「本を読む習慣」「読書の自分軸」が出来てからの方が楽しめると思います。

 

なろうと思ってなれるものじゃない「本好き」にどうやったらなれるのか

今、本を読んでいない人は「読書に価値を見出していない」状態です。

その状態ではどんな名著であれ、やたら熱い上司に薦められためんどくさい1冊と変わりません。ですので、まずは読書の価値を見つけるところから始めましょう。

 

と言ってもなにも難しいことはありません。自分の悩みや興味のあることが何かを考えるだけです。本当に困っていること。本当に知りたいこと、好きなことはなんですか?

部下が言うこと聞かないとか、モテたいとか、お金がないとか、自信がないとか。何も見栄を張らなくていいので、リアルな本気の悩みや、好きなことを考えてください。

そしてそのテーマに関する本を自分で選んで読み始めるんです。詳しい本の選び方は後述しますが、まずは自分の興味を特定して、その解決や好きな世界に浸かるために読みはじめましょう。

この順番が大事で「名作をとりあえず読む」やり方だと本ありきであって、自分ありきではないので、読み終わっても「面白かった」か「面白くなかった」しか残らないんですね。

 

読書がすでに習慣化されていれば、「良書に出合う」だけでも感動があります。

「今まで読んだ本とは●●が違う」と感じることもできるし、「この本のおかげで新たな『問い』を掘り起こされた」といったこともおきるからです。
でもそれは自分の中に、ある程度の読書経験や、リアルな悩み・疑問を持っているからこそ生まれるもので、中級者向けなのです。

最初は「読書の自分軸」を育むために、超独りよがりな読書からスタートする方が結果的に本好きになれます。

ファッション好きと映画好き

「読書の自分軸を持つこと」が、本好きになる第一歩である。

これは映画好きになるきっかけとも似ています。

有名な作品やオススメ作品ばかり観ていて「映画好き」になるか、趣味に「映画鑑賞」って書けるかというと微妙ですよね。自分なりのポイントとかこだわりが見えてきて、はじめて『趣味は映画鑑賞』って言えるものなんだと思うんです。

少なくとも僕は自信を持って「趣味は映画鑑賞です」って言えません。僕は本に比べて映画はただ観てるだけで、興味はあるものの、自分の中に何も語れるようなモノがないからです。

子供が生まれる前は月に2~3回は映画館に行ってたし、自宅でも光TV等で結構観てたのですが、監督名も俳優さんもほとんど覚えられない。
ただ「面白かった」「ありきたりだった」というような感想を抱くだけで、自分なりの視点というものを持てていないんですね。

これでは「映画好き」とも「趣味は映画鑑賞」とも言えないなぁと思うのです。
かたや妻は、本をほとんど読みませんが、映画はすごく好きです。僕が朝起きてくると、よく知らない映画を一人で観てたりします。

彼女は海外のインテリアとかファッションが好きで、そういう「自分が好きだと思える、家、家具、舞台、ファッションが出てきそうな映画」を探して観るのが好きなんです。

そこから派生して、ファッションが好みなだけでなく、ストーリーも面白かった作品に出合うと「他にも大どんでん返しのあるマイナーな映画を見つけてやろう」と思うそうですし、たまに白黒時代の古い邦画なんかも観ています。

スタートの「海外のファッションやインテリアが観たい」という興味から、対極にある「超・和風」の映画にまで興味を持ってしまっているのです。

(それでも、あの箪笥かわいいね。とか言ってるから自分の視点自体は失われていない。どちらかというと厚みを増した印象)

こういう興味の変遷が起こるのが、「ファッション好きがファッション映画好き」に、そして「ファッション映画好きが映画好き」になる流れだと思います。

(ファッション映画なんて言葉があるのか知りませんが便宜上)

文庫から始めるのがおすすめ

というわけで、ファッションから入って、映画そのものを好きになったりするように、自分の悩みや興味のあるものを大事にして、そこから本に触れる「自分ありき」の読書をスタートしましょう。

手始めに選ぶなら文庫がオススメです。

文章量は少ないし、価格も安いのがその理由。読みきれないリスク、失敗して損するリスクが低いです。そのうえ扱うテーマが広くカバー力があるので、たいていの悩みについて、文庫は答えてくれると思います。(雑学系文庫、実用系文庫から名作文庫までたくさんある)

そしてまずは2冊買いましょう。読みたい!と思えるやつでいいです。表紙がかわいいとかミーハーでもけっこう。で、その日に2冊とも10ページずつとかでいいから読みます。

翌日、読んでてわからなかったこと、興味のわいたことをテーマにまた本屋さんの文庫コーナーに行って探します。とにかく家に本がある状態を作る。ただし本当に知りたい興味があるテーマにしましょう

オススメは地元の小さい本屋さん

オシャレ本屋はビジュアル的にオシャレなものを集める傾向があります。だから文章よりも写真やイラストが中心になりがちです。インテリアとして買うならいいのですが、「本好き=文章を読むのが苦痛でない」だと思うので今回の目的には合わないかなと思います。

また、大きい本屋さんは蔵書量もすごいし、お目当ての本もきっと見つかるでしょう。だけど、本が多すぎて目がチカチカしてくると思います。選択肢が多すぎてたぶん選べなくなる。

だからオススメは町の本屋さん。それも入り口から奥まで見渡せるくらいのサイズ感のところです。駅周辺で文庫新書に力入れてる感じのとこだとさらにいいです。

読書は文庫からはじめるのが入りやすいと思うので、文庫にスペースを割きつつ、他のジャンルもある本屋さん。でも多すぎないというと地元駅周辺の本屋さんがベストです。

  • 選択肢が少ないから、棚をじっと見ても疲れない。
  • 最新の流行モノは入荷してないかもしれないが、長く売れるロングセラーなどは入ってることが多いので、ハズレを引きにくい。

といったメリットがあります。

僕が本好きになったきっかけ

冒頭でも言いましたが、僕は特に本好きな少年ではありませんでした。

小学校の学級文庫で「ゾロリ」や親が買ってくれた「エルマーの冒険」は読んだことがありましたが、読書は「ネクラの趣味」くらいに思っていたので、本好きではなかったです。今思っても、人に薦められた読書は、読書好きのきっかけにならないのでしょう。

そんな僕ですが、高校に入ってしばらくして、いろいろ漠然とした悩みを抱えるようになりました。

将来のこととか何も決まってないし・・・
誰にも負けないすごい才能とか能力もないし・・・
好きで好きで仕方がないこともない・・・

そんなことを無意識に感じていたのでしょう。「自分がない」ような不安感に、日々、襲われるようになりました。今思うと恥ずかしいくらいのモラトリアムなんですが、15歳ってそういう歳ですよね(笑)
ただ思春期のなにがすごいって、その影響が体に出ちゃうことです。

当時サッカー部だったのですが、ボールを蹴っても一切飛ばなくなりました。どれだけ強く、思いっきり蹴っても全部ゴロになってしまうのです。
さらに学校の行きかえりで胃が痛くなるようになり、途中で休憩が必要になったり・・・家に帰ってもずっとイライラして親に当たっていました。

胃が痛いから胃潰瘍かと思って、胃カメラまで飲んだのですが、結果は「異常なし」。
お医者さんも僕の性格を知っているので「ストレスとか溜めるタイプちゃうしなぁ・・・」とお手上げでした。

 

原因不明の胃痛ってけっこう怖いです。

そんなあるとき、吸い寄せられるように地元の本屋さんに入りました。お金もないので文庫コーナーへ行き三笠書房の「知的生き方文庫」のタイトルをなんとなく眺めていたら

加藤 諦三先生の自信

という本が目に留まりました。

もちろん当時は著者のことも知らないし、この本の評判も知りませんでした。ただそのタイトルを見た時に『ああ、今、「自信」って全然ないな・・・』と思って、買いました。もう1冊何か買ったと思うのですが、それは覚えていません。

待てなくて読みながら歩いて帰ったのですが「自信とは何か」「なぜ自分は今、自信がないのか」そういったことが書いてあったように記憶しています。そこで初めて「ああ、将来への不安とか、『絶対的な自分』の無さ、みたいなものが、今の自信のなさの原因なのか」と気付きました。

すると不思議なことに、胃の痛みがなくなっていたんです。原因さえ分かってしまえば、半分は解決したようなもので、「自信がないんだ」と認めたことで、それだけで、痛みはなくなったんですね。

本ってすごいなと思いました。

これを友達とか先生に「お前は自信がないからそうなってるんだ」と言われたら、反発していたかもしれませんが、本ですからね。誰にも知られることなく、誰にも見栄をはる必要なく「あ、自信ないのね。なるほど」と受け入れられたのです。

それからは本=知らない世界を教えてくれる友人って感じで貪るように読みました。
高校生でお金が無いから文庫が中心でしたが主に心理系から始まって、人間関係や、小説なども読むようになりました。

自信とか心理に興味を持って読書をはじめたから、小説を読んでるときでも、ストーリーより、登場人物の心理面の動きを追うようになったり、心が行動や景色の描写にどう反映されているか?また、相手との交渉をうまく進めるための心理面のやり方など、新たに得られる知識や視点を探して本を読むようになっていきました。

それが本好きとしての僕の自分軸なのだと思います。

 

今日から始める本好きになる方法

というわけで、具体的に本好きになるためのステップをご紹介していきます。僕が定義する本好きは「自分の軸」で考えて本を選び、読む人なので、自分軸をつくるところから始めます。

  1. 見栄は一切排除して、「悩み」か「興味のあるテーマ」について考える
  2. 地元の小さい本屋へ行く
  3. 文庫コーナーに行く
  4. そのテーマがタイトルに入っている本を本屋で探す
  5. 2冊買う
  6. その日のうちに両方とも読む(10ページずつでもOK)
  7. 面白かったら続けて読む、面白くなかったら放置でOK
  8. 2-7を行う
  9. 8を繰り返しながら「面白い」と感じた本を読み続ける
  10. 9までを続けるうちに、文庫コーナーの導線上にある売り場の平台も見てみる
  11. 小説など他分野でも興味の惹かれたタイトルを買う
  12. 繰り返す

1、見栄は一切排除して、「悩み」か「興味のあるテーマ」について考える
部下が言うこと聞かないとか、モテたいとか、お金がないとか、自信がないとか。
何も見栄を張らなくていいので、リアルな本気の悩み、好みを考えてください。
むしろ一番にすぐ浮かぶくらいのものでないとダメです。

2、地元の小さい本屋へ行く

小さい本屋さんは本を選ぶのに苦労しない。かつベスト・ロングセラーを在庫していてハズレを引きにくい傾向。(店によるけど)

3、文庫コーナーに行く

文庫は読み切れないリスクと金銭的なリスクが小さい。そのうえ扱えるテーマが広いのでたいていの人のニーズにこたえられる。

4、そのテーマがタイトルに入っている本を本屋で探す

いわゆるタイトル買いでOK。評判などは気にしない。自分軸で本を見つけることが読書好きへの第一歩です。

5、2冊買う

1冊だけしか買わなくてつまらなかったらテンション下がるので・・・文庫だから3冊買っても1冊分!

6、その日のうちに両方とも読む(10ページずつでもOK)

とにかくどんなことが書いてあるか、興味の扉を開けるのが先。買った瞬間が最も「読みたい」モチベーションが高いので、積ん読しないように。

7、面白かったら続けて読む、面白くなかったら放置でOK

面白かったら当たりです、続けて読んでください。面白くないものは「もったいない」から読もうとしちゃいますが、それは「今は面白くないだけ」の可能性もあるので、後で読みましょう。

8、2-7を繰り返し行う

9、8を繰り返しながら「面白い」と感じた本を読み続ける

自分にとっての面白い本が、自分の本棚に増えていきます。

10、9までを続けるうちに文庫コーナーの導線上にある売り場の平台も見てみる

文庫コーナーはたいてい店の奥にあることが多いかと思います。入口から文庫コーナーまでに小説やビジネス書、新書のコーナーを通るはず。

その時になんとなく気になったもの、POPに惹かれたものがあれば手に取ってみてください。

11、小説など他分野でも興味の惹かれたタイトルを買う

実用系文庫を読む人は周辺の文庫小説を、文庫小説を読む人は実用系文庫を買うだけでもOKです。

12、繰り返す

これを繰り返せばいつの間にか自分の視点で本を選び、読むことに慣れていきます。
読書が習慣化したなと思ったら、人におすすめを聞いたり、「読んでおくべき名作」などをwebでチェックしてみましょう。
自分にとって面白い、面白くなかったという自分軸で感じられると思います。

本の出版をお考えの方へ

全く本を読んだことがない人でも大丈夫「本好きになる方法」

休日に丸まる一日、ひとりで遊びに行く予定を入れたりすると、妻が「家にいてもつまらない」という理由で実家に帰省し...

出版TIMESの西浦です。

出版TIMES 2017年2月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くらいのペースで更新している本サイトですが、『毎回、全部読むのはしんどいぜ!』という方にぜひとも人気記事だけでも読んでいただけると嬉しいです。

2017年2月人気記事ベスト5

  1. 成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】
  2. 本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】
  3. ベストセラーの仕掛け人「営業エース」を探せ 1/2
  4. 売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】
  5. プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

とうとうこの日が来てしまった・・・。成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】がすごい勢いで検索流入伸び続けており、他のコンテンツの追随を許しません。神社すごい。世の中そんな神社に興味あるの?

2位は読者向きのお楽しみコンテンツとして作成した本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】個人的には後編【読書ゾンビ】彼らが本気で読むときは【本を読む時間の作り方2/2】の方がぶっ飛んでて面白いので合わせてお読みいただければ幸いです。

3位~5位は著者向けのコンテンツが入り、狙い通りでホッとしました。

成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】

「成功 神社」とか「成功者 神社」で検索すると非常に上位表示されるようになってきました。大変ありがたいことですが、ちょっと多すぎて、googleから本サイトが「非常に優良な神社にまつわるサイト」と認識されてないか不安です(笑)。「出版」TIMESですから!googleさん!

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本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】

僕もそうなのですが『読みたい本はいっぱいあるんだけど、時間がない!』という方は多いですよね。だけど、有名な映画監督とかプロデューサーとか「すごい人」に限って、本も映画もよく観ています。インタビューとかでも『どんな時間の使い方してんの?』って聞きたくなる多読多視聴ぶり。

みんなどうやって本を読む時間とってるんだろう?そう思って、いっそのことプロに聞いてみたという記事です。出版関係者の時間の作り方がストイックというか、読むために何かを犠牲にしていくスタイルの人が多く、愛を込めて読書ゾンビと呼ばせていただきました。

内容紹介

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さらにすごい(バカバカしい)技の後編はこちら

 

ベストセラーの仕掛け人「営業エース」を探せ 1/2

ベストセラーと言うと編集者にライトが当たりがちですし、たしかにその役割は非常に大きいのですが、実はその裏で「営業」がものすごく活躍しているのです。以前は学研という出版社で書籍のマーケティングをしていたからこそ書ける「営業エースの重要性」について書いてみました。

営業部がいかに数字を重要視しているか。そして重要視しつつも、数字に支配されるのではなく「数字を作り出せる」営業エースがいかにすごいかをお伝えしています。

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売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】

以前、出版社で働いていたころ、企画会議に出ていて気づいたのは、ボツ企画の中に「惜しいな~」というレベルのものはほんの一部しかなく、「いや、これはないだろう」というレベルの企画がけっこう多いこと。どういう企画が通るかどうか、見当違いな人も多い印象でした。

そんな「絶対通らない企画」を出して恥を書かない為に「採用される企画のチェックポイント」をご紹介した記事。3つの視点と言いつつよく考えたら4つになっちゃったのはご愛敬。

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プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

仕事がら「本を出版するにはどうすれば良いですか?」とよく聞かれるので、「本を出版する方法」についてまとめた記事。「本 出版 するには」とかで検索したらたくさん記事が出るものの、具体的な方法はあんまり書いていないなぁ・・・と思ったので、特に「本を出版したいなら、具体的に何をすれば良いか」をまとめてみました。

実際に著者に聞いた「本を出したきっかけ」の紹介や、本を出版したいんだったら、これやっとくと絶対プラスになるよというものも書いてあります。
ここに載ってる全部をやらなくていいので、得意なこと、できそうなことだけでOKです。もちろん1つより2つ、3つとやった方がよりプラスにはなります。

内容紹介

以上、2017年2月の人気記事でした!

人気記事アーカイブス 2017年2月ベスト5

出版TIMESの西浦です。 出版TIMES 2017年2月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くら...

本を読む時間がない!と嘆く、忙しくて仕事のできるあなたに、読書時間をつくるためのちょっとしたコツから、本末転倒な技までご紹介します。

前回、読書ゾンビのテクニックを紹介していたら長くなってしまったので前後半に分けました。こちらは後半戦です。

前回が「時間をつくる(ために遠回りする)」「集中する(ために早起きして朝風呂で読む)」といったポジティブ本末転倒なスキルが多かったですが、今回は「本のために、自分を前向きに追い込む」という、いよいよポジティブかなのかどうかもギリギリな技が集まっております。

読書会でドMになる

定期的に集まって、読んだ本についてプレゼンする読書会。この「読書会があるから」というのが本を読む強制的な理由になって非常に良いです。いつまでにという〆切があるので、なんとか読もうとしますし、いよいよ日が迫ってくると集中して読めますドM(ドクショM)ですね

僕も月一でフリーランスや経営者(と、それを目指す人)向けの読書会をやっているのですが、毎回「マーケティング」「戦略古典」などテーマを決めるので、普段読まないような本を読むいい機会になっています。さらに他の参加者の発表を聞いて「それ、面白そうだなぁ」と思う本が見つかるので、とても良い習慣です。みんな読書会やろう!

読書会を小さく刻んで繰り返す

ある読書ゾンビの会社では毎週10分程度の読書会をやり、担当制で読んだ本についてプレゼンするそうです。毎週というとかなり厳しいように感じますが、1回の時間が10分なので業務への負担も無く、交代制だから自分が発表するのは月に1度かそれ以下なのでプレゼンの負担も軽いです。しかし毎週読書会に参加して、本への刺激を受けることができるので、モチベーション維持に効果的でしょう。

会社や、サークルなど定期的に集まることになっていて、集まるという負担が少ない人たち向けのノウハウですね。

「なったつもり」読みをする

週刊誌や新聞、あるいは本屋大賞などの書評委員に「なったつもり」で、本を読みましょう。そうなると〆切があるから「読まなければいけない」のです。あなたの連載に穴を空けるわけにはいきませんから。

子供だましだと思われるかもしれませんが、これをやってる読書ゾンビがちゃんといるのです。『この本はあと3日で読まなきゃ』となって、がんばって仕事を定時で終わらせてカフェで読んだり。読書のために仕事を定時であがるって素敵なことね。

業界人の禁じ手「借りて読む」

ある読書ゾンビが『ほんと、ダメだと思うんですが…』とおずおず教えてくれたのが禁じ手「借りて読む」です。図書館でも、友人からでも良いのですが「借りたら返さなきゃいけない」ので、返却日までに読むことになります。

ただ「出版業界の中の人」には、ちゃんとお金出して本を買わなきゃダメだよね?という不文律がありまして…基本おすすめはできません(立場的に)。でも「借りたつもり」でやってもらえれば何の問題もナシ!

フィクションとノンフィクションは交互に読む

めずらしくまともなアドバイスです(笑)フィクションを続けて読むと、2つの世界がごっちゃになって整理されづらいです。前の本の世界観を引っ張って、次の本を読んじゃうというか。なのでフィクションを読んだら次はノンフィクションを読んで、いったん脳を現実に戻しましょう。

逆にノンフィクションを読み続けるのも頭が疲れてくるので、息抜きの意味でフィクションを挟んでいくのが、「ノンフィクション派」にオススメですよ。

二刀流を習得する

左手と右手で違う本を読む二刀流読書術です。片方読んでで、飽きたらもう片方を読んで、また飽きたら最初の本に戻るそうです。右手に本、左手にスマホとか。「そこに置いといて、交互に読めばいいじゃん!」と思うんですが、何か違うんでしょうか・・・?

ゲームと二刀流

二刀流の片手にゲームを持つパターンです。これは本を読んでて眠くなった時に、スマホゲームをして目を覚まさせるという技です。絶対読まなきゃいけない本なんだけど、眠い時に使います。ちなみにゲームはツムツムが集中しやすいのでおすすめだそうです。

瞬間を逃さず、無限ループに

本の買い方に関する話なのですが、本屋さんで「これ面白そう」って思った本とか、一つのテーマを「読もう」と思った瞬間に買います「後で」は絶対にやめましょう。理由は2つあって

  1. その本が2週間後に店頭から消える可能性
  2. 今読んでる本を読み終わった瞬間に次を読み始めるため

です。1つ目ですが、本は2週間もすれば、売れ行き悪いと返品されます。さらに1年を待たずに絶版になることもあります。ベストセラーやロングセラーはほんの一部で、基本的に本は1点モノ、その機会を逃すと買えなくなる可能性があります。学生時代に読んで感動した本が、すでに絶版になってたりするので、そうならないように。

2つ目は読み始めのタイミングはいつがベストか?という問題で、個人的には「前の本を読み終えた瞬間」が最もふさわしいと思っています。読み切った「達成感」というものは非常に大きく、次の本を開くパワーとして非常に強力です。ここで「次に読みたい本は・・・特にないなぁ。」となってしまうと、いつの間にやら1ヶ月以上本を読んでいない!なんてことになりかねません。常に家に面白い本をストックしておき、読書の無限ループに自分をハメましょう。

レシートを破る

本を経費で買える人限定の技。経費で買った「資料本」は自分でお金を出した本とは「何かが違う」と感じます。資料本はなぜか読むのが後回しになる・・・そういう方はレシートを破って、自費の本にしてみてはいかがでしょうか?

仕事で使う本だから、経費にして良いと思いますが、読まなければ意味はありません。そのためにレシートを破る、ちょっと深いい話だなぁと、感動してました。ジーンとくるゾンビたち。(ゾンビの感動ポイントがよく分からん)

大事な日の直前に読む

読むべきタイミングのベストはいつか?「瞬間を逃さず、無限ループに」の項目では「前の本を読み終えた瞬間」だと書きました。実は読み終えた瞬間と同じか、はまればそれ以上の効果を発揮するのが「大事な日の直前に読む」です。

例えば明日は会社で大事な会議がある・・・そんな夜は「プレゼンの本」を。明日は取材だ!という日は「会話術の本」を読む、という具合に、「そのテーマについて知りたい欲求が、いちばん強い瞬間に読む」方法です。そのためにわざわざ読まずにとっておいて、ベストなタイミングで読むのです。

しかも翌日だから本の内容も記憶に残り、かつ即実践できます。この読み方は知行合一、書を捨てず町に出る素晴らしい読書技です。


いかがでしょうか?使える技から、何それ?というよくわからない技までたくさんありました。読書というのは習慣なので、習慣化するための工夫であったり、習慣を辞めないための工夫を自分たちなりにしているのだなぁと感じました。あなたもぜひ自分に合った技を実践し、ともにドM(ドクショM)な読書ゾンビライフを過ごしましょう!

 

 

【読書ゾンビ】彼らが本気で読むときは【本を読む時間の作り方2/2】

本を読む時間がない!と嘆く、忙しくて仕事のできるあなたに、読書時間をつくるためのちょっとしたコツから、本末転倒...

パンケーキよりホットケーキ派の出版プロデューサー西浦です。クリームとかフルーツより、バターとメープルシロップのみで頂きたいものです。

『読みたい本はいっぱいあるんだけど、時間がない!』

このセリフ、非常によく聞きます。ボク自身、出版プロデューサーなんて仕事をしているくせに、なかなか本を読む時間が取れなくてけっこう困っています。せいぜい週末とか、空いた時間を有効活用するとかそれくらいですよね。

けど、有名な映画監督とかプロデューサーとか「すごい人」に限って、本も映画もよく観ていますよね?インタビューとかでも『どんな時間の使い方してんの?』って聞きたくなる多読多視聴ぶり。

みんなどうやって本を読む時間とってるんだろう?そう思って、いっそのことプロに聞いてみました。

書店、取次、出版社の人に「読書Hacks」を聞いてみた

本のことを誰に聞くべきか?やはり本のプロである「書店」「取次」「出版社」の人だろうと。幸い定期的に業界の仲間と企画の勉強会を行っているので、テーマトークとして『本を読む時間のつくり方』を聞いてみました。

ここで重要なのは、彼らの誰も「本を読むのが仕事ではない」ことです。本をつくったり、売ったり、あとはそれ以外の膨大な業務をするのが彼らの仕事です。そういう意味では「本業で超忙しい」方と条件は同じで、仕事以外の時間でいかに本を読むかという話です。

今の世の中、どんな仕事の人も、子育て中の専業主婦も、みんなめちゃくちゃ忙しいです。その中でも出版業界の人は、プロとして「読んでなきゃいけない」だったり、「本を読むのが好きだから仕事にした」人たちなので、能動的かつ半強制的に本を読み続けている読書ゾンビみたいな集団です。

どんな本の読み方をしているか訊いてみたところ、やっぱり『え、何言ってんの?バカなの?』っていう尖ったノウハウが掘り起こされました笑

「最近忙しくて時間がない」と悔やんでいるあなたはぜひ参考に、そうでないあなたは「ここまでイってしまったらもうお終いだな」とあざ笑ってやってください。

半身浴中に読む

半身浴。冷え性やダイエットに効果があるとされてきましたが、読書にも効果的です。半身浴中は約30分強の時間を強制的に生み出すことができますから、絶好の読書チャンスなのです。ただ、ふつうの半身浴と違うのは、本を手で持ってるので、肘より先がお湯につかることができず、けっこう寒いです。事前にシャワーで浴室の温度を上げるなど一工夫しましょう。

また、半身浴はけっこうな確率で「眠い」です。けっこう寝落ちします。本をうっかり読めないどころか、水浸しになることもあるのでその覚悟はしておいてください。ちなみにこの「うっかり寝ちゃう」は本のプロ集団である「読書ゾンビ」達にもしょっちゅう起こるようで、なんだか安心しました。ゾンビも人の子なんですね。

遅刻へのカウンターで読む

これも初歩技ですが、有益なスキルなのであえてご紹介。待ち合わせで相手が遅れてくることってありますよね?待たされるとイライラするものですが、これは待ち時間ではなく「読書時間」だと考えれば相手にイライラせずに済みます。ボクはこれでずいぶん気の良い男だと思われていることでしょう。こういうサブ報酬が大きいです。

ただ、そのタイミングでたまたま本を読み切ってしまっていたりしたらもう最悪です。めっちゃイライラします。一度、待ち合わせに早く着きすぎて、本でも読もうと思ってたら電車の中でガッツリ読めてしまい『続き買わなきゃ!』と、駅についてから待ち合わせと反対側の改札にある本屋に行き、続刊を買い、また反対側の待ち合わせの改札についたらちょうど集合時間になったことがあります。叫び声が聞こえました、心の。皆さん、かばんには本を2冊入れておきましょう。

エレベーター待ちの1分で読む

あなたは一生のうちで何分、エレベーター待ちをするか知っていますか?ボクも知りませんし、気にしたこともありません。でも読書ゾンビはそのEV待ちの1分で本を読みます。

電子書籍で購入し、iPhoneで読むのです。出版業界は紙派が多いかと思ってましたが、関係ないですね。エレベーターはもちろん、エスカレーターに乗っているときもそうです。通勤途中でさえ、人の少ない道なら読みながら歩いているそうです。「待ち合わせ中に読む」の上位互換スキルです。読書ゾンビはスキマ時間を許さない。

1時間早起きして朝風呂派になる

「半身浴中に読む」の朝型です。夜の半身浴は疲れからくる睡魔が強力すぎて、さすがの読書ゾンビたちもスヤスヤしてしまいます。そこで1時間早起きして、朝風呂で半身浴をします。夜のように眠くないし、出勤しなきゃいけないので集中して読めるそうです。

このノウハウの最大のネックは「早起きがキツイこと」です。編集ゾンビ曰く『楽しみだから起きれる』そうですが、ボクは楽しみでも睡眠が勝つタイプなので向き不向きがあるかもしれません。

読書時間とは「眠気との戦い」と言っても過言ではありません。

奥さんが読むように仕向けて、感想を聞く

内容を知りたいけど、自分で読まなくてもいいかな・・・という本もありますよね。そんな時、読書ゾンビは家族を犠牲にします。最悪です。興味を持ちそうな本を自然な感じで、テーブルの上などにおいて、家族が自然と読むのを待ちます。まるで同棲してる部屋にゼクシィを置く彼女のようです。怖いですね、ホラーですね。

『これ、面白いらしいよ』などとプッシュするのは逆効果とされています。ひたすら待ちましょう。戦績は1勝20敗くらいかと思いますが。成功率の低さを考えるとある意味上級技ですね。

読むなら飲むな、飲んだら飲んだでまあ読んでヨシ

飲んだら読めない—。そういう人は多いですよね、遺伝的に、日本人の44%はお酒飲めないらしいですから。だったら飲まなきゃいいんじゃん!っていうコペルニクス的転回です。お金も浮いて、本を読む時間も生み出せる素晴らしい施策です。

でも酒も飲みたい!という人もいますよね。あなたが「酔ってはいるものの、記憶がばっちり残る」タイプなら、むしろしこたま飲んだ日に、酔いがさめるまで読むことをオススメします。ボクもこのタイプで、あんまりお酒が残ってるときに風呂に入りたくないので、けっこうやります。その結果、風呂上りに続きを読んでしまい気付けば2:30に。。。早く寝ましょう。

 

あえて各駅停車

ふつうの人は「電車の移動時間を有効活用」するために読書しますね?読書ゾンビは「電車の読書時間を延ばすため、あえて各駅停車に乗る」という暴挙に出ます。他にも遠回りする派や、わざと山手線1周するゾンビもいました。…本末転倒って言葉知ってますか??

『その分、早く帰宅して、家で読んでも同じでは・・・?』という賢明なあなたの気持ちは痛いほどよく分かるのですが、いざ家に帰ってしまうと家事とかPCとかゲームとか他にもやることがあるじゃないですか。だから「ベストな読書環境をつくる」という視点で考えるのです。読書ゾンビたちにとって、電車というのは「移動式書斎」なのです。家など誘惑だらけです、電車サイコー!

角地を押さえる

電車で本を読むなら、やはり座席に座りたいものですよね?ボクもそうでしたが、甘かったです。読書ゾンビは「角地」を押さえに行きます。角地というのは座席ではなく、ドアの横とか、車両の端など、背中を預けて立てる場所です。角地さえ押さえれば、安心して読書できるうえに、「移動式書斎」たる電車最大の落とし穴「揺れが気持ちよすぎてついつい寝ちゃう」を無効化できます。立ってますから!

読書ゾンビたちはいかに時間を作るか、いかに眠気を排除するかを常に考え、その業を磨いてきたのです。そのために足が疲れるとか、帰宅が遅れるという代償を払って・・・。このあたりから「この人たち、バカなのかもしれん・・・」と思いはじめました。

 

読書ゾンビたちの恐るべき業の数々ですが、さらにすごい(バカバカしい)業の数々が後編へと続きます・・・

本の出版をお考えの方へ

本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】

パンケーキよりホットケーキ派の出版プロデューサー西浦です。クリームとかフルーツより、バターとメープルシロップの...