成功

出版TIMESの西浦です。

出版TIMES 2017年4月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2~3日に1回くらいのペースで更新している本サイトですが、『毎回、全部読むのはしんどいぜ!』という方に、人気記事だけでも読んでいただけると嬉しいです。

2017年4月人気記事 ベスト5

  1. 成功する著者2パターンと、失敗する著者の16条件【編集者、書店員のホンネ】
  2. 成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】
  3. 【出版プロデューサーが教える】商業出版・企業出版・自費出版の違いとは 
  4. 【書評】「スタンフォード式 最高の睡眠」で 黄金の90分を手に入れよう
  5. 【本を書く前にチェックしたい!】増刷率90%の出版プロデューサーが教える「売れる本のチェックポイント11」NO.1~2【保存版】

1位に「成功する著者、失敗する著者」の記事がランクイン!圧倒的でした。たくさんシェアもしていただき、大変光栄です。あらためて感謝申し上げます。こういう「出版業界の人のホンネ」を伝えていくスタイルで今後もいきたいと思います。にしてもたくさん「こういう著者はナイよね」という意見が上がったのですが、最後には『でも売れたら・・・しゃあない(笑)』となったのは笑い話というか、怖い話というか。

2位はまたも検索流入数の多い「神社」本の話。勝手にご縁を感じ、著者である龍先生のセミナーに参加させていただきました!そこで参加者が「神社にまつわるエピソード」を話す機会があったのですが、そこでうちの社名にある「かぎろい」の由来に神社が関係しているという話をしたところ「神社では、そういった使命をもらうことがあるんですよ」とおっしゃられて「なるほど!」と感じ入りました。また、そのうち出版TIMESでも書かせて頂けたらなと思います。

3位にはよく聞かれる「出版社から電話かかってきたんだけど、これってどういう意味?」についての答えを書いた記事がことのほか反響があって驚きました。思ってた以上に商業出版、企業出版、自費出版の違いについてみんな気になっていたんですね。

4位には仲良くしてもらってるサンマーク出版の編集梅ちゃんの担当本書評。けっこうタイトル検索でクリックされているようで、拡販のお役に立てていれば良いなと思います。ご恵贈ありがとうございました!

5位は売れる本のチェックポイントに関する記事ですね。企画の合否を自分がどこで判断しているのか?言語化しようと思って書きました。これは早く続きを書かないと・・・

成功する著者2パターンと、失敗する著者の16条件【編集者、書店員のホンネ】

著者としての成功とは何か?「成功する著者と失敗する著者の違い」はどこか?について、業界の勉強会「出版右肩上がりの会」のメンバーにも協力してもらい、集合知としてまとめた記事。

  • 著者として成功したい
  • 著者にはどんな成功パターンがあるのか知りたい
  • 本を書く時に、著者として注意しなくてはならないことを知りたい

といった方のお役立てる内容です。かなり編集者や書店員の本音炸裂記事なので、反響もすごかったです笑。「後半グチじゃない?www」のようなコメントも見かけましたが否定しません・笑。あくまでもホンネですからご容赦を!

内容紹介

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成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】

「成功 神社」とか「成功者 神社」で検索すると相変わらずベスト10以内に表示される、本サイトのバランスブレイカー記事。この記事に勝てる記事を何本書けるかが勝負みたいになってますね(泣)

ベスト5紹介のところで書きましたが、著者である龍先生のセミナーに参加させていたきました。うちの社名にある「かぎろい」という言葉との出合いについて話すと「神社では、そういった使命をもらうことがあるんですよ」と言っていただけて、僕が参った神社と、プロデュースした本との縁の話もしていただき、嬉しかったことを覚えています。

やっぱり重要な本だから、その書評もいまだに人気があるのでしょうか。

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【出版プロデューサーが教える】商業出版・企業出版・自費出版の違いとは

『あなたの知識経験を本という形で世の中に発信しませんか?』
という連絡をもらって、よくよく話を聞いてみると自費出版のお誘いだったとか、企業出版だったなんてことはよくあります。自費出版、企業出版って何なのでしょう?本を出版するのに形式の違いがあるのはなぜでしょうか?

わかりやすく整理できれば、勘違いして後で後悔する人が減らせるかもなと思って書きました。

出版社が、読者に購入してもらうことを目的に、本を出版することを自費出版との対比で商業出版と呼びますが、出版社内部の人はそれをふつうに「出版」と呼んでいます。

内容紹介

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【書評】「スタンフォード式 最高の睡眠」で 黄金の90分を手に入れよう

サンマーク出版さんのおもしろ〇ンタイ編集者梅ちゃん担当の「世界一の睡眠の権威が書いた、睡眠本」に関する書評です。google検索での平均掲載順位が「スタンフォード式 最高の睡眠 書評」で1.4位、タイトル「スタンフォード式 最高の睡眠」で18位と健闘しています。

「世界最高の睡眠研究機関」と呼ばれるスタンフォード大学睡眠研究所。
本書は、そのスタンフォード大学睡眠研究所でトップを務めている睡眠研究の世界的権威、西野清治氏による、「最高の睡眠」についての本です。
日常生活でも実践・活用できそうな、「究極の疲労回復や、最強の覚醒を目指す超一流の眠り方」について書かれています。
昼間眠い、早起きするのがつらいという人には特におすすめしたい本となっています。
好きなだけ寝ていた学生時代との違いに悩む新社会人にも、きっと良い参考となるに違いありません。
それだけでなく、スポーツや仕事などで、マネジメントに携わる人にも適していると思われます。

内容紹介

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【本を書く前にチェックしたい!】増刷率90%の出版プロデューサーが教える「売れる本のチェックポイント11」NO.1~2【保存版】

いったい売れた本とそうでない本は何が違うか?その違いに関して企画、販売の両面から11のチェックポイントを洗い出した記事。

そのチェックポイントが↓です。

【本を書く前にチェックしたい!売れる本のチェックポイント11】

  1. 広いニーズに深く刺さっている
  2. タイトルだけで十分インパクトがある
  3. 人に薦めやすい見た目、中身になっている
  4. 読むだけで読者の何かを変えられる
  5. プロと初心者、都会と地方、両方で売れるテーマ内容である
  6. 女性が買ってくれる
  7. 著者が実績と強いブランド力を有している
  8. 効果的なマーケティング戦略・戦術を実施できる
  9. 書店・取次・出版社が売る気になってくれている
  10. マスコミ等の露出がある
  11. 著者自身が売ることにコミットしている

内容紹介

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人気記事アーカイブス 2017年4月ベスト5

出版TIMESの西浦です。 出版TIMES 2017年4月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2~3日に1回...

本来、アイキャッチ画像は「記事を読みたくなる画像」のはずが、字が汚すぎて「何書いてあるか気になる・・・!」っていう知的好奇心の強い方しかキャッチできていない出版プロデューサーの西浦です。ようこそ知の探究者たち。

本を書くなら、やっぱり著者として成功したいですよね。でも、著者としての成功って何でしょう?

僕は出版業界に12年ほどおりますが、たくさんの著者を見てきて本当にいろんなタイプの方がいるなと感じます。そしてうっすらと「成功する著者と失敗する著者の違い」というものが見えてきた気もします。

せっかくだからこの「成功する著者の条件、失敗する著者の条件」について一度、業界の勉強会「出版右肩上がりの会」のメンバーにも協力してもらい、集合知としてまとめてみました。

 

この記事は

  • 著者として成功したい
  • 著者にはどんな成功パターンがあるのか知りたい
  • 本を書く時に、著者として注意しなくてはならないことを知りたい

といった方のお役立てると思います。

 

参加者

  • 出版社の書籍編集者9名(若手~編集長・局長まで)
  • 出版社の販売担当1名
  • 書店員3名
  • 西浦(出版プロデューサー)

の14名です。

※「出版右肩上がりの会」が書籍の会のため、書籍のメンバーばかりになっております。

 

2つの成功パターン

  1. 一発屋で終わらない「長く生き残れる著者」
  2. 大ベストセラー作家「仕事のステージがあがった著者」

の2つに分かれるようです。

・長く生き残れる著者

  • 伝えたいことが伝わって、かつ黒字の著者
  • 伝えたいことはそんなに変わらないが、本に応じて伝え方・アプローチを変えられる著者
  • 伝えたい時に伝えたい内容の本を出せる著者
  • ヒットのあと、いろんな出版社から本を乱発して寿命を縮めない著者
  • ヒットしたものの半年後に消える本ではなく、3年後も棚に残り、年に2~3冊各店で回転し続ける本を出した著者

・仕事のステージが上がった著者

  • ベストセラーになったことで、本業でのステージが上がった著者(コンサルになったり)
  • 大ベストセラーを出したことで、社会の価値観を変えた著者
  • 他の本やメディアに引用され、専門外の方にも言葉や考え方が認知されていった著者。

面白かったのが売れた部数よりも活躍できる期間の長い著者について、先にたくさんの意見が出たことです。てっきり成功って何万部から?10万部?みたいな話になるかと思いきや、著者として活躍できる期間や自由度を重視しているようです。

みんな長くこの業界で仕事をしているだけあって、一発屋のような売れ方はたくさん見てきたのでしょう。1回売れても調子に乗るのはやめましょう。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざのように、売れたからこそ謙虚に行きたいものです。

それとは別に、やはり「ベストセラーのインパクト」は存在するようで、売れたことで著者のステージが上がるパターンが分かりやすい例ですね。ただ、次も同じように売れるかどうかは分からないので、見切り発車で独立等はお勧めしません。

何よりベストセラー最大の魅力は、社会に変化をもたらし得るという点でしょうか。婚活や断捨離など、ベストセラーにより人の行動や社会の仕組みを、少しでも変えられた本はやはり成功だと認められているようです。また特定のクラスターでのみ有効だった言葉が、ベストセラーにより一般化することもあるようです。特にベストセラーからロングセラーになった場合に引用が増えるようです。

・メディア適正

また、成功の一要因として「メディアに出られるかどうか」を気にしている人たちが多かったです。

つまり

  • オーラがある
  • ちゃんとしゃべれる
  • 言葉にオリジナリティがある
  • イケメン・美人(ただしジャンルによるので詳しくは後述)

など、ちゃんと人前に出せるということですね。やはり著者自身が最高のPR担当ですから、これらは重要になってきます。

その意味でペンネームはNGだったり、たとえペンネームでも副業証明をもらうなどちゃんと会社や周りに配慮して出版するのが必須条件となります。ペンネームだと、SNSでも友達0の状態からスタートですからね、影響力の面でも厳しいでしょう。

・押しの強い人が売れる?

ずる賢い、押しが強い、など強かな印象の著者が、結果的に売れているという面もあるようです。先に「謙虚でいこう」と書いた手前、矛盾しているのは重々承知しているのですが、おそらくはどちらも真実なのだと思います。「言葉にオリジナリティがある」というキーワードもあがったように、著者には「オリジナリティ」がなくては成功できません。

オリジナリティが強くなればなるほど、他人に合わせようとか、空気を読むようなことはしなくなります。する必要もないでしょうし。

長く生き残っていくには謙虚な姿勢が必要だとは思いますが、それ以上に強かさと謙虚さとを両立させた人が「長く、売れ続けていく」のではないでしょうか。この相反する2つの要素は1人の中で両立させることが可能です。そういう人が著者としてこの世界で大きなことを成し遂げるのでしょう。

失敗する著者

今度はこれはないなー、という意見の出た「失敗する著者」の条件を紹介します。

・累計部数は多いものの売れてないハリボテ著者

著者累計部数を本の帯や講演会、ブログなどいろんなところで謳う著者がいますが、悪い習慣かもしれません。本を多く出せば累計部数が増えていくのは当たり前のこと。1本だけ大ヒットで他が一切売れてなかったりしても、ベストセラー作家のように感じます。それならまだましで、ほとんど売れてない人も累計100万部で150冊出してるなんてことがありえます。

・他の有名編集者のインタビューURLや動画などを送ってくる著者

『この編集さんはこう言ってますけど・・・?』というような文脈で自分の担当編集者に送り付けてくるケース。たいていは編集者の方が著者より早くそのインタビューを読んでたりするし、なんなら当事者から直接聞いていたりする。そのうえで今作はそういうやり方をしない方が良いという判断をしていたりします。

にもかかわらずそういうことをされると編集者も人の子ですから「じゃあ、その編集さんに作ってもらえばいいんじゃないですかね?」と感じてしまうのも無理はない。止めておきましょう。

・TVに出て炎上する著者

TVに出るなどして知名度は上がったものの、発言や態度が原因で炎上してしまい、逆に売上が落ちてしまうパターンもあります。TV等の露出はたしかにありがたいですし、瞬間風速的に売れることもありますが、その効果は通常1週間ももたないものです。短期間に3回以上出演するなどしないと爆発的なヒットにはつながりにくいので、変に炎上させて売上ダウンにつながるようなことはせず、謙虚に行きましょう。

・有名だが、それが逆に足を引っ張る著者

超有名人になるとファンもいる代わりにアンチがいて、ある程度のステージから上に上がるのに大変苦労したりします。ですが今回はそういう話ではなく、「出版業界内で名前が知られている」くらいの人です。他社から出ている本の売れ行きが悪かったりすると、新刊についても「どうせ売れないでしょ?入荷少なくていいよ」と書店さんから注文を貰えなかったりします。その結果その新刊がヒットしても、書店さんに在庫がなくて売り損じてしまいます。有名になると売れなかったときの印象も強く残り、他の本に影響がでますから気を付けましょう。

・別視点:そもそもビジネス書の場合、著者名の要因は小さい

著者個人の名前より、会社名の方がネームバリューがあるケースが多いです。ただ、会社が大きすぎると読者も実感が沸かないようで、会社の大きさよりも話題になってる感を重視している書店さんが多かったです。人となりなどはその次の要因として、面白かったりいい人だったりすると良いようです。

・人気はあるが馬鹿にされている著者

人気のある著者でも大きく分けて2種類います。つまり「馬鹿にされて人気の著者」と「憧れられて人気の著者」です。どちらも人気があることには変わりないのですが、本が売れるのは圧倒的に後者です。人気の種類もよく考えましょう。

・美人だが、軽そうな印象の著者

本の内容と本来は関係ないはずですが、特に健康書などイケメンや美人の本は売れやすい傾向にあるようです。イケメンの先生は問題なく良い影響が出ますが、美人の女医さんの場合「清潔感」がないとマイナスに働くこともあるそうです。非常に微妙なニュアンスで、判断は難しいです。

とりあえず茶髪の女性著者は気を付けた方が良さそうです(でもショートなら大丈夫だとか)。

・天狗になる著者

1冊ベストセラーを出しただけで天狗になる著者がいます。むしろ多いです、僕もたくさん知っています。本人はその気がなくても周りからそう見えてしまうこともあるでしょう。ベストセラーを出したことで周りから「調子乗ってるんじゃない?」という嫌な見方をされることもあるでしょうから、意識して「調子乗らない感」を出した方が良いでしょう。

ベストセラーを出していても、担当編集者から裏で「売れなくなったら次回作はもういいかな」と言われてしまっている人もいます。売れてるからつながっている関係というのは個人的には寂しいですね。

あなたが売れたのは理由は何でしょう?その過程で助けてくれた人への感謝を忘れていませんか?あなたは忘れても、相手は覚えているものです。その後の対応も見られています。人を大事にしましょう、あなたに厳しい意見を言う人こそ大事にしましょう。

・亜種:初版条件が厳しい著者

天狗の一例ですが、事例も多く代表格と言えます。「初刷15,000部以上で、発売2週間以内に全国紙で広告を打つこと」など、書く前の条件が厳しい人がいるのです。

以前、出版社の販売部にいたころ、編集者から『著者から初刷20,000以上って言われたんだけど、西浦君どうかな?』と言われ、たしかに有名な著者ではありましたがテーマ的にそこまでの市場があるとは思えなかったので「うちでは初刷2万は無理ですね」とお伝えしたことがあります。

著者名だけで売れる作家なんていません。どんな大ベストセラー作家でも「売れる本」と「売れない本」があります。にもかかわらず、自分のネームバリューに対して初刷条件を付けるのは天狗ととられても仕方ないですし、作家の名前だけで初刷を増減する出版社ならむしろ避けるべきです。

新人でも企画が良ければ初刷15,000部ってこともあります。条件ではなく、出版社が刷りたくなるような企画を用意しましょう。

・番外:変な話を引き寄せる著者

天狗が原因かわかりませんが、売れると怪しい話を引き寄せる人もいます。有名になれば光が強くなる分、良いものも悪いものもたくさん呼び寄せるのでしょうか。以前聞いて「へー!」と思ったのは、怪しい話を持ってきた当人は、相手をだましてやろうとか利用してやろうとは思っておらず、親切で動いているケースもあるそうです。人で見ていても外れるということですね、十分お気をつけください。

・編集者の意見を全く聞かない著者

企画について対等の立場で意見を戦わせるのは良いのです。ここで「編集者の意見を全く聞かない著者」と呼んでいるのは編集者を対等だと思っていない人です。

『デザイナーさん、あの人に依頼したんですか?』のように、編集者に任せるべき領域にも口を出してくる。意見として求められれば「こういうデザインが良い」「○●な人向けにデザインしてほしい」というようなことはお伝えして問題ないですが、相手への敬意をもって接しましょう。

・即レスを深夜でも求める著者

著者の中には執筆時間が夜型の人もいますし、深夜の方もいます。書きやすい時間に書いていただくのが良いのですが、深夜でも早朝でも気にせず、編集者に即レスを求める人はやはり困りものです。編集者がみんな夜型ではないということをわかってやってください。

・気に入らないと白紙に戻す著者

まったく意見を聞かないどころか、拒否する著者です。『それなら私は降ります!やめます!』と言ってくる人がいます。これは著者に限らないのですが、「だったら辞める」を話し合いの条件として提示する人がいますよね。でもそれは話し合いでも交渉でもなく脅しです。これを言われた側は「話し合う余地なし」として従うか、「関係を続ける余地なし」としてオールナッシングにするしかなくなります。

対等な関係で根気よく話し合いをして、どうしても折り合いがつかないなら、その時は降りても良いと思います。相手が「もう仕方ないな」と思ってくれるくらいまで、真摯に話し合う姿勢を持ちたいですね。

・全部お任せの著者

上2つとは正反対ですが、全部お任せの著者も嫌ですね。ちょっとわがままだなと思われました?でも編集者に限らず、仕事のパートナーとは「共に作る」というスタンスを持ってほしいものではないでしょうか。また、僕の場合「西浦さんの書けというものを書きます」と言われることもあるのですが、これは完全にNGです。書きたいものや、本を一緒に良いものにしていきたいという意志がなく「ただ本を出したいだけ」「本を書いたという事実が欲しいだけ」と受け取られてしまいます。

・裏方への愛がない著者

本づくりには多くの人が関わってきます。著者も全員には会えなくとも、例えばライターさんなど裏方の人にお会いする機会はあるはず。その時に裏方や関係者への愛情があるかないかは、やはり気になります。本は編集者という制作リーダーと、営業部という販売リーダーを中心とした、出版社、編プロ、デザイン会社、印刷会社、取次、書店など多くの会社、人を巻き込んだ一大プロジェクトです。

これだけ多くの方のおかげであなたの本が出来て、一生会わないかもしれない人たちのおかで読者の手に届いたんだということを忘れないでください。

・他社の悪口を言う著者

以前出した本について、その担当編集者や会社を悪く言う著者はやっぱり嫌われます。「ああ、自分も何か気に入らないことがあったら、こうして言われるんだろうなぁ」と思うからです。出版業界というのはすごく狭い業界で、編集同士、営業同士が繋がっているなんていうのは当たり前ですし、業界内他社への転職も非常に多いです。目の前の方が悪口を言った会社に以前いらした方かもしれないし、その会社へ後に転職されるかもしれません。十分気を付けましょう。

・勝手に書店に行く著者

本を売りたい一心で、アポも取らずに勝手に書店に行く著者さんです。これ、良くある話ですが、基本的には完全にNGです。いきなり職場に訪問販売に来られているのと同じですからやめましょう。

もちろん書店さんに通うことは本来はプラスになることです。ただやり方を間違えるとマイナス効果です。書店訪問をして、怒られないための注意点を守って訪問させていただきましょう。

・亜種:勝手にPOP自作して送り付ける著者

中にはPOPを自作して、出版社や書店に送り付ける人がいます。サイズやデザイン、キャッチコピーなど、どの視点から見ても現場で効果がないどころかマイナスになりかねない(やたら大きくて、後ろの本を隠してしまうとか)ことも多く、たいていゴミ箱行きです。熱意が空回りしている状態なので控えましょう。

・情報共有のルールを守れない著者

発売前に本の情報をツイートしたり、メディアに出るという連絡が一日前だったり、情報共有のルールを守れていない著者です。販売戦略の一環として、段階的に情報を公開したり、読者を巻き込むような仕掛けをすることは賛成です。しかし、それらは場当たり的にやるのではなく、ちゃんと関係者と相談して進めないと混乱を来すだけです。

また、メディア出演はたしかに直前だったりしますから、その場合は仕方ないにせよ、話が来たらすぐ共有する姿勢が大事です。全国区で大きく露出するような話はもちろん、一部地域での露出であってもモノによって営業部に共有して書店さんへ情報を流すようなこともします。せっかくメディアに出させていただいたのに、書店さんや出版社に在庫がなければその反響を活かせません。情報共有のルールは必ず守りましょう。

・Amazonにやたら過敏な著者

もう著者あるあるの定番中の定番ですが、amazonの在庫にやたら過剰反応する著者です。どれだけ事前にamazonのシステムを説明しても、いざ在庫切れを起こすとパニックになってしまいます。amazonは確かに在庫の有無が一目瞭然で、著者本人だけでなく、周りの人からも言われたりするのでしょう。気持ちは分かります。

しかし一度冷静になってほしいのですが、書店はamazonだけではありません。全国にたくさんの書店があり、それぞれの本屋さんごとに売れる本の構成は変わります。amazonで一番売れる本もあるでしょうが、あなたの本を常にキープしていて欲しい書店ランキングで、amazonが常に1位とは限りません。全国の書店で考えれば在庫のない書店などたくさんあります。

すべての書店さんに在庫を持ってもらうのが著者としては理想ですが、出版社からすれば大量の在庫をいきなり刷るのはリスクでしかありません(本は買い切りでなく、委託なので返品されるのです)。発売日から段階的に在庫は増えていくものですから、逆に言えば書店さんによっては戦略的在庫切れも大いにあり得ます。

売れているのに、売れている店で在庫切れになったら大問題ですが、そうでないなら戦略的に考えて冷静に対処しましょう。

でも、売れたら忘れる

ここまで成功と失敗の条件を紹介してきました。たくさんの「失敗する著者の条件」を書いてきましたが、それでも「売れたら、そんな苦労も全部忘れさせてもらえる」とみんな言っていました(笑)現金な人たちだなぁと思われたかもしれませんが、現金というよりもっとシビアなのかもしれません。なぜなら「売れてるなら許される」というのは、言い換えれば「売れなくなったら、それまで」という意味でもあります。

出版業界の特に書籍は、広告やアニメ・ゲームといったメディア化の収益は無く、純粋にその本の売り上げのみで勝負しています。部数や消化率、ランキングなど、すべて数字で評価されるシビアな世界ですから「結果をだすこと」を最優先に求められています。

結果を出せる著者が成功する著者の条件であり、結果を出せない著者が「失敗する著者の条件」を満たしてしまうと後がなくなるのだと思います。

本の出版をお考えの方へ

成功する著者2パターンと、失敗する著者の16条件【編集者、書店員のホンネ】

本来、アイキャッチ画像は「記事を読みたくなる画像」のはずが、字が汚すぎて「何書いてあるか気になる・・・!」って...

サーティーワンのことを「バスキン・ロビンス」呼ばわりする外国かぶれは笑えるけど、マグロのことをツナと呼ぶのは許せない出版プロデューサーの西浦です。『向こうはツナが美味しくないんだよねぇ』って言われてシーチキンの話かと思ってたわ!

さて、ボクはまったく真逆の二つのタイプに憧れていまして、一つは「仕事楽しんでるオーラ」出まくりの、パワフルで、自由な、子どもがそのまま大きくなったようなタイプ。もう一つは穏やかなオーラで相手を包み込んでしまう、長老型マネジメントでメンバーを育てる優しいおじいちゃんみたいなタイプ。

個人的には後者の方がなるのは難しいように思うのですが、僕の知っている中で一番、後者のタイプだと思うのが、今日ご紹介する呼吸を変えると、人生が良くなるの著者、倉橋竜哉さんです。(おじいちゃんという意味ではない)

倉橋さんはすごく優しい、穏やかな雰囲気の人で、周りにたくさんの人が集まる方です。ボクらの「紹介限定会員制出版勉強会BSC」のメンバーにも彼の紹介で入った方がいますが、心から信頼されているのがわかります。いわゆる人格者なのだろうと思っていました。

でも数年付き合って分かってきたのですが、彼自身はすごく頑固なところがあるし、自分の信念は絶対曲げない人です(笑)。

普通はそういう人は角が立つし、まわりの人に威圧的な印象を与えてしまう瞬間があると思うのです。しかし彼にはそれがない。なぜかなーと思っていたのですが、それは持って生まれた人格ではなく、本書で紹介されている「呼吸法」に秘密があるということがわかってきました。

どんな本なのか

日本マイブレス協会の倉橋竜哉さんが書かれた「呼吸法」に関する2冊目の本。「人生の流れを変えるための呼吸」がテーマ。ちなみに前作呼吸で心を整えるは西浦プロデュースで、「呼吸」という類書の多い題材でありつつも、デビュー作ながら35,000部のヒット作(→自慢&宣伝すいません)。

人生の流れを変える「心体放流願」の呼吸法

すごい必殺技みたいな名前ですが、これは呼吸法の名称です。変わりたい、こうなりたいという願いを、呼吸の力で叶える方法ですね。「心・体・放・流・願」それぞれ一字ずつに個別の呼吸法と効果、この順番である意味があります。

  • 心—運を高める「ツキの呼吸」
  • 体—体を癒す「見つめる呼吸」
  • 放—自分と他人をゆるす「ゆるしの呼吸」
  • 流—世の中の流れを乗る「合わせる呼吸」
  • 願—願いを叶えやすくする「思いを描く呼吸」

それぞれの呼吸法を通じて、願いを受け取りやすくする「準備」をします。準備が整っていない人にチャンスが巡ってきても、それをつかむことが出来ないからです。

白隠禅師が伝えた、癒しの呼吸「軟酥(なんそ)の法」

例えば体を癒す「見つめる呼吸」ですが、古くは江戸時代に、白隠禅師が伝えたとされる癒しの呼吸「軟酥(なんそ)の法」を呼吸法初心者向けにアレンジされたものです。

「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠」と言って賞賛された高僧・白隠禅師は、「臨済宗中興の祖」や、「500年に一度の名僧」と言われているそうです。そんなすごい方が、心と体の癒しのために広め伝えたのが「軟酥(なんそ)の法」です。

江戸時代、「禅病」と言って、禅の修業が厳しすぎて体と心を病み、命を落としてしまう者もいたそうです。白隠禅師自身も、若いころに禅病で命を落としかけたのですが、禅病で死ぬものをこれ以上増やさないようにと伝え広めたという、非常に由緒正しい呼吸法(瞑想法?)です。

見つめる呼吸

その「軟酥(なんそ)の法」を僕らのような一般人にも使えるようにしたのが「見つめる呼吸」です。

  1. 体の力を抜いて、リラックスした状態で、できるだけ細く長くゆっくりと息を吐く。2、3秒止めて、力を抜いて吸って…という呼吸のサイクルを繰り返す。
  2. 呼吸のサイクルに合わせて、一呼吸につき一か所、体の「部位」に意識を向けていく。
  3. 自分の体を一通りいたわることができたら、あるいは、途中で眠ってしまったら、そこで終了。

姿勢は、立っていても、座っても寝ていてもOKで、目は閉じても開けても大丈夫ですが、閉じた方がやりやすい人が多いとのこと。呼吸は吐くところからスタートし、口からでも鼻からでも吐いていいので、吸うときは鼻から吸いましょう。意識を向ける箇所は「頭から目、鼻、耳・・・」と下がっても、「つま先から、ふくらはぎ、ひざ・・・」と上がっていっても良いですが、頭、つま先、肩・・・のように行ったり来たりするのは良くないです。

またリラックス効果が高く、すぐ眠ってしまう方が多いため、入眠の効果もあるようです。あんまり寝られない方には特におすすめですね。ボクも以前、倉橋さんの呼吸法セミナーで「見つめる呼吸」を体験したのですが、たしかに疲労回復効果がすごく感じられて、ちょっとビックリしたのを覚えています。

ゆるせない人は、相手に支配されているのも同じ

3つ目の呼吸法「ゆるしの呼吸」の中で、最も重要なポイントは「最初にゆるすと決める」ことだそうです。自分がやりたいけどできないでいることや、他人にされてゆるせないでいることを「私は自分が〇〇できないことをゆるします」「私は〇〇さんから〇〇されたことをゆるします」と「ゆるせない」内容を言葉にして、それをゆるすと宣言します。

ただ言葉にするだけなのに、ここに抵抗を感じる人がいます。でも、まだ心からゆるせていなくても、本当に許せるかどうかわからなくても、「今からゆるそう」と決めることが大事です。

自分は被害者なのに、相手はまだ十分に償っていないのに、と考えてゆるせないのだとしたら、「ゆるし」の可否を決める権利が相手に委ねられていることになります。つまり相手にコントロールされている状態です。

しかし、相手の謝罪があろうがなかろうが、「ゆるす」「ゆるさない」は自分自身で決めることができます。「謝罪がなければ許せない」というのはこれからもずっとゆるせない相手に、心を支配されることになり、ゆるせない出来事と合わせて、二重の苦役です。「相手に苦しめられ続けるのはバカバカしい」と思えるなら、まず「今からゆるそう」と決めましょう。

ボク自身も、恨みを「臥薪嘗胆」よろしくかみしめ続ける、暗~い部分があったりするので、すごく心に刺さりました・・・苦笑

ダメなおっさんでも心穏やかな成功者になる方法

著者である倉橋さんは、この「ゆるしの呼吸」や、「ツキの呼吸」(※詳しくは本書でご確認ください)で慢心を消すなど、呼吸法で常に心に余裕を抱いているからこそ、器の大きい自分でいられるのだと思います。

実は彼は今でこそ呼吸法で成功していますが、かつては自分の会社を潰しています。事業のストレスで激太りし、脂肪だけでなく借金も抱えたため、フリーターとして借金返済していた時期がありました。コンビニや居酒屋バイトで学生から「ダメなおっさん」「いい歳なのに使えない」と陰口を言われながらも、『なぜ自分は失敗したのだろう』と考え続けたそうです。

そして『失敗した人間が一人で考えてもわからない』と思い至り、成功者へのインタビューを開始。「自分と成功者の違い」を探っていった結果、特に「長く成功している方」には独特の息づかいがあることに気づきました。彼らもまた呼吸法の実践者だったのです。

こうして会社を潰して、借金だらけで、フリーターをしていた90キロ台のダメなおっさんは、今ではすごく穏やかオーラを持つ、60キロ台の成功者になりました。

この本はノウハウとしての呼吸法を紹介した本ですが、倉橋さんから「かつての自分と同じように苦しんでいる人」への応援歌でもあるのだと思います。

本の出版をお考えの方へ

【書評】呼吸を変えると、人生が良くなる【ダメなオッサンが心穏やかな成功者になる方法】

サーティーワンのことを「バスキン・ロビンス」呼ばわりする外国かぶれは笑えるけど、マグロのことをツナと呼ぶのは許...

出版TIMESの西浦です。

出版TIMES 2017年1月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くらいのペースで更新している本サイトですが、『毎回、全部読むのはしんどいぜ!』という方にぜひとも人気記事だけでも読んでいただけると嬉しいです。

2017年1月人気記事ベスト5

  1.  フリーランスで独立して1年以内にはまりがちな落とし穴
  2.  7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法
  3.  成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】
  4.  「書きたい本を書く」は大事だけど、自分と向き合わない本は売れない
  5.  伝わる文章の書き方—「説明しない」が刺さる理由

というような結果になりました!

おかげさまでフリーランス向けの記事が1,2位となりました。特に2位の「7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法」は、12月29日の更新後から現在までずっと読まれ続けており、非常にありがたいです。「出版 フリーランス」で検索すると上位表示されるようになってきたとの話も聞いたので、「出版業界のフリーランス」に関する記事も書いていこうかなと思っています。誰か取材させてください!
そして意外だったのは成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】ですね。お正月だからタイムリーだなと思って紹介したのですが、その後もずっと読まれ続けており、検索流入数だけで言えば1月の1位かもしれません。本の紹介は比較的「古い名著」を上げてきたのですが、新刊の方がみんな興味あるのかも?

そして出版系の記事が4位5位にランクイン。やっぱり本業ですしこのジャンルの記事が人気だとホッとします。うん、出版系2記事、フリーランス系2記事、本紹介1記事というのは理想的なバランスです。

フリーランスで独立して1年以内にはまりがちな落とし穴

2位の「7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法を書きはじめたら、一記事にするにはあまりに多すぎたので、二つに分けただけの記事(笑)とはいえすべて実体験からくる「生々しい」知恵ばかりなので、読んでいただいた方からは非常に褒めていただけました!こちらは「生き残り」「ディフェンス」重視で書いてあります。

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7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法

フリーランスとして独立して気が付けば7年が経ち、一度「実体験から得たノウハウを文書化しよう」と思ってまとめた記事です。かなりガチで書いてあるので、ものすごく反響がありました。12月のPVランキングでも3位に入り1月では2位に入りました。シェアしてくださった皆さん、はてブしてくださった方々、本当にありがとうございます。

の全7項目です。この記事は成功するためのオフェンシブな内容なのですが、生き残るためのディフェンシブな記事は1月のランキングで1位になりました!

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成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】

不定期でタイムリーな書籍を紹介したりしてるのですが、facebookではコメントあるもののサイトのPVは弱いのです。しかしなぜかこちらは人気で、正月以降も1か月間ずっと同じくらいのペースで検索いただいております。科学者で霊能者でもある八木龍平さんが「神社は人々の祈りの集合体」「歴史上の人物は神様を味方につけていたので成功したんだよ」というような成功とスピリチュアルの関係について書いた本です「神さまに伝わる祈り方」、「なぜ成功者は神社を大切にするのか」「成功したい人におすすめの神社」など非常に男性的な視点での神社本だと思います。

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「書きたい本を書く」は大事だけど、自分と向き合わない本は売れない

毎月開催している会員制出版グループコンサル「ベストセラーキャンプ(BSC)」でのヒトコマです。企画を立てるときに「書きたい」という欲求は大事で、それがないと10万時前後の原稿を書き上げることはできないでしょう。そもそも面白くならないだろうし。ただ「書きたい」だけだと、読者や棚を見ていない企画になりどこかズレてしまいます。独りよがりな企画なんですね。この「書きたい」には「ラクしたい、コンフォートゾーンから出たくない」という潜在的な欲求があります。「書きたい」と思えるものは「書ける」範囲内のものだからです(批判されなそう、新たに参考データ集める手間をかけなくていい、時間がかからなそうなど、精神的な部分の話です)。本は「書くのが怖い」くらいのものでないと読者には刺さらないのです。

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伝わる文章の書き方—「説明しない」が刺さる理由

伝わらない文章って「ちゃんと伝えよう」といろいろやりすぎるから伝わらなくなるのですが、これってリーダーがリーダーシップを発揮し過ぎてうまくいかなくなるパターンと同じだなと思って書いた記事です。頭のいい方、難しい本をよく読んでる著者に多いのですが、「ちゃんと書こう」とした結果、文章が長くなったり、言葉が難しくなり、かえって伝わりません。それはなぜかと言うと「ちゃんと説明したら、ダラダラつまらない文になってしまうから」です。説明というのは野暮でつまらないものです。伝わる文章を書くために「説明しない」を心がけて書くには?

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以上、2017年1月の人気記事でした!

人気記事アーカイブス 2017年1月ベスト5

出版TIMESの西浦です。 出版TIMES 2017年1月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くら...

みかんは真ん中でわって、三房ずつくらい一気に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。みかんは三口で食べるものですね!

個性を出してうまくいく人と、いかない人の違いはどこにあるのでしょうか?

本に限らず、仕事には「オリジナリティ」が求められます。オリジナリティがないと「別に他の人でもいいや」となり差別化が出来ないからですね。それに差別化うんぬん以前に「やっぱ○○さんでなきゃ!」とか「あの人の仕事って感じがするよなぁ」と思ってもらえるのはやっぱり嬉しいし、言われたいものです。

しかし仕事にオリジナリティを足して、認められて評価されていく人と、オリジナリティと名付けた「ただの独りよがり、エゴ」でしかなく、評価もされず仕事もうまくいかない人との違いはどこにあるのでしょうか?どうせなら検証例の多い人に訊こうと、約1万人の会員数を誇る「教室ビジネス」の事務局さんに話を聞いてきました。

ズバリ、「自分の色を出してうまくいく先生と、いかない先生の違いは何か?」です。

個人が本部の支援を受けて独立する「教室ビジネス」

教室ビジネスについてまずざっくり解説すると、主婦の方などを対象に○○教室の先生としてフランチャイズ的にビジネスを展開していく事業です。

事務局や本部は先生方にテキストを販売したり、生徒の集客方法から指導方法までマニュアル化して提供します。それで売り上げの一部を本部が受け取るというモデルです。

主婦の方が対象となるケースが多いのは、たぶん自宅で開催できることによる会場費などのランニングコスト削減とか、子育てが少し落ちついてきて、社会とのつながりや、やりがいを求めている方が多いからでしょうか。先生候補に女性が多いため、教室も自然と「ビーズ教室」などの女性向けや、いわゆる「く○ん式」など子供向け学習塾が主となります。

そこで、とある○○塾1万人の先生の中で「自分の色を出してうまくいく人、そうでない人の違い」を聞いてみました。

自分の個性で勝負してうまくいかない理由

結論から言うと自分の色を出す先生は伸びないそうです。いきなり否定されました(笑)指導方法の本質的な部分はやはりフランチャイズとしてしっかりノウハウ化されており、そのやり方に則って進めていく人がうまくいきます。

たとえばその教室では「生徒の質問に、答えを出さない」というルールがあります。なぜかというと、子供が自分で考える機会をすごく大切にしていて、質問に質問で返すなり、ヒントを示すまでにとどめたりします。

でも、すぐ答えを教えてしまう先生もいるんですね。答えをすぐ教えてくれる先生だと、その瞬間は生徒も喜ぶし、先生を好きになってくれます。100点もらってすぐ帰れますから、早く遊びに行ける。けれどその子は、なんでも人に聞く「教えてもらう子」になってしまう。「自分で考える子」ではなくなってしまいます。

それに一人の子の横について、ひとつひとつ答えを教えていると、一人に時間がかかりすぎて他の生徒から不満が出るか、生徒の人数を増やせなくなり、結果的に教室がビジネスとして回らなくなってしまいます。

マニュアルとかノウハウってちゃんと考えて作られてるんだなーと思いました。

個性を成果に結びつける「オプション思考」

ではうまくいっている先生というのはどういった先生なのでしょうか?それはオプション思考で、自分の色を足していく先生です。

事務局から教わった基本は忠実に実行しつつ、さらに部屋の内装にこだわったり、絵本をたくさん用意するとか、保護者面談がマメにあって親への対応が丁寧など、オプションをどんどん足していく人はうまくいくそうです。特にこの教室事業は、教育業界特有の「サービスを受ける人と、お金を出す人が違う」状況にあります。(児童書もそうですね。)ですので、子供への満足も親御さんへの満足も両方上げていくオプションタイプの先生がうまくいくのは理に適ってるなーと思います。

となると、生徒に対しては優しい先生が人気あるのかな?と思ったのですが「いや、アットホームな先生も、私語厳禁の厳しい先生もどっちも大人気です!」とのこと。学習中はとても厳しいけれど、その日の学習が終わった後でなら「先生、今日学校でこんなことがあってねー!」という話をちゃんと聞いてくれるからだそうです。厳しさと優しさのメリハリがついているんですね。もちろん厳しい空気に耐えられないタイプの子は、みんなでワイワイやるようなアットホームな先生が人気らしいです。(余談ですが「優しい先生の方が人気ある?」という質問に「アットホーム」という表現に言い直して返すあたり、「優しさ」に関するこだわりを感じられてワクワクしました。)

僕が子供のときも優しい先生や、すぐ「教科書しまえー」という先生は人気ありましたけど、やっぱり印象に残ってるのは厳しい先生だったりしますもんねぇ・・・。特に大人になってから会いたくなるのは、個人的には厳しかった先生だったりします。厳しい先生は、ちゃんと全員に厳しくてえこひいきしないですから。

個性は出し方を間違わなければ武器になる

自分の色を出す人は失敗するけど、自分の色を足していく人は成功している。つまり自分の色はただ出すのではなく「出し方」が大事なんですね。本質的な部分はそのままに、自分なりのアレンジを加えていく、「足す」というオプション思考が大事なんだと思いました。

 

出版プロデューサーという仕事も同じような部分があって、それぞれが自分の個性、色を足してやっていますが(それはそれはカラフルもといキャラフルです笑)、本質の部分は共通していたりします。

 

出版プロデューサーの本質をしっかり学びたい方は、出版プロデューサーになるをご覧ください!

お後がよろしいようで・・・笑

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1万人中トップクラスの先生たちは、仕事のどこで差別化するか

みかんは真ん中でわって、三房ずつくらい一気に食べるタイプの出版プロデューサー西浦です。みかんは三口で食べるもの...

※この記事は2017年7月27日に修正されました。

出版プロデューサーの西浦です。

2010年2月にフリーランスとして独立して、約7年が経ちました。フリーランスとして独立したい、独立したてでいろいろ模索中の方向けに、自分自身の振り返りも兼ねて、僕が『1年目のときに知りたかったなぁ』と感じた、フリーランスで成功するためのコツや考え方を書いてみました。記事はコチラ

そしたらすごく反響をいただいてとても嬉しかったので、書ききれなかったことから「独立して1年以内に気を付けるべき落とし穴」について抜き出してみました。前の記事がオフェンス&順調に成長する方法なら、今回はディフェンス&生き残る方法です!

口約束は全部社交辞令と心得る

『独立するんです』ということを伝えると、「いいじゃん、一緒に何かしようよ」とか「こんど、仕事お願いしていい?」という話があったりします。皆さん悪気はないのですが基本的に社交辞令だと思っておきましょう。僕もたくさんありました、それこそ言った側は次の日には忘れてるのでしょうが、言われた側は何年も覚えてるものなんですよね。「何かしようよ」の「何か」は自分から提案しないと生まれません。相手の立場になればわかると思うのですが、「実績ゼロのフリーランスに仕事を発注するリスク」を簡単に会社が許容してくれるでしょうか?大変なんですよ、仕事通すのは、たぶん。言ってくれたのが会社の代表者とかなら可能性があるかもしれません。

変態おやじのおいしい話に近寄らない

若い女性がフリーランスとして独立すると、仕事と引き換えにそういう関係を要求されることがあります。最初から露骨に言ってくることはあんまりないそうですが、実際に被害に遭った方を何人か知っているので、おいしすぎる話は注意した方が良いかもしれません。打ち合わせ場所がホテルで、そのまま部屋に連れて行こうとしたり、もっとはっきり「この仕事を毎月いくらで発注するけど、それはそういうことも含めてだから」と言われたりとか。知らないだけで男女逆パターンもあるかもしれません。こういうことがあると変なトラウマを持つことになるので、君子危うきに近寄らずの精神で避けた方が無難です。割り切る人もいるのかもしれませんが、自己責任で。

人と会っただけで仕事した気にならない

人と会って話をしただけで『今日も働いたぜ!』と思いがちですが、それはあくまで「情報交換」であったり、ただの「顔合わせ」です。誰かの役に立ってお金をもらわないと仕事をしたとは言えません。厳密に言えば、仕事として始まっても『やっぱりあの話、ナシで』が言える段階では会議やヒアリングも「仕事の準備」であって、「仕事」ではないと思っていた方が良いです。厳しいかもしれませんが、特に余裕資金が小さい段階では、まず生活費を稼ぐ必要があるわけで、「仕事になってない!」と厳しく自己評価しましょう。ある程度余裕が出てくれば、その辺はおおらかに構えていた方がむしろ良いです。すぐお金や仕事に結びつけようとすると小さい仕事になりがちです。(実際にサービスを提供したら、請求書を発行するなりちゃんとキャッシュフローを発生させるのは必要ですよ!)

法律と会計のプロは必ず捕まえておく

資金に余裕がない段階ではなかなか難しいですが、なるべく早い段階で法律と会計のプロと関係性をつくりましょう。このときは値段の安さではなく、考え方が近い人を選ぶのが吉です。儲けるのがいちばん!という人と、社会貢献こそ生きる意味!みたいな人だと価値観が合わなそうじゃないですか。会社やビジネスについての考え方が根本的に違っていると一緒にやっていくのはつらいです。僕はどちらも専門家に助けていただいていますが、どちらのプロと話していても「僕のしたいことは何か」が大切で、それに合う会計制度や契約書を作成してくださいます。やりたいことをするには〇〇が足りないのでは?というようなアドバイスもいただけたりしますよ、『今はそれでいいけど数年後にはこうした方が良い』というような。これは専門分野からのアドバイスでもあるのですが、もう一つ彼ら士業は多くの経営者の顧問になっているので「リアルな事例」をたくさん持っているんです。もちろん守秘義務があるから実名は出ませんが、必要な部分を抜き出して教えてくれるので良いアドバイザーになってくれます。

人を「役立つかどうか」で判断しない

「自分はそんなことするわけない」と思うでしょう、うん僕もそう思います。でも「貧すれば鈍する」と言うように、お金が無いと本当に考え方もさもしくなったりします。5,000円払って、その会に参加して、いくら回収できるのか?のように考えてしまうのです。嫌ですね~、でも本当に恥ずかしいのですが、僕も1回だけ、本当に厳しい時期にその理由で飲み会断ったことがあります。

「カネにならない話は興味ない、ギブアンドテイクできない関係はいらない」というような考えを「プロ意識」のように思っている人もいます。でも周りからは「余裕のないやつ」と映ることもあるし、「儲かってないんだろうなぁ」「仕事できないんだろうなぁ」と思われてることも多いです。互いに気を付けましょう。

趣味の会をやめない

フリーランスになったときは「経営者として!フリーランサーとして!」と気合いが入って、同じ経営者やフリーの方、仕事関係者とばかり集まりがちです。でもそういうときこそ「趣味の会」を続けるか、はじめるかして、とにかく「利害関係のない友人」を増やしてください。そういう場で出会った人たちはビジネス上の志向や立場ではなく、趣味の世界での志向や立場で出会えますから非常に貴重なのです。実はその道の第一人者という方が、趣味の会の仲間でいろいろ教えてあげてたりとか。そういった場で出会って、関係を築いてから一緒に何か始めると、交流会などで名刺交換した人たちより面白い仕事になったりします。少なくとも「いつもの仕事」とは少し異質なものになるので、何か得るものがあります。フリーランスはオンとオフを切り替えるタイミングがないので、そういう場を意識して持つだけで大きなリフレッシュになりますよ。

振り込まれるまでその売上はカウントしない

資金繰りなどを考えて、売上の予想を立てるとき「見込み」の売上をカウントします。けど、その際「振り込まれるまで、そのお金はどうなるかわからない」という心の準備をしておきましょう。こちらの予想が甘いだけの時もあれば、やむを得ない事情、理不尽な理由などあらゆる原因で売上は入金されなかったりします(涙)。しかもそういう場合、何かめんどうなトラブルと一緒にやってきますから大変です。無いお金はカウントしない。これはけっこう重要な考え方です。

貯金は100万切ったら精神的にくる

現金は多いほど良いです、間違いない。独立当初は、退職金が振り込まれて一時的にお金が増えます。そこから徐々に減っていくのですが、しばらくは「人生最高貯金額」状態だったりするので意外と余裕なんです。そこから少しずつ減っていき、個人差はありますが100万円を切るとかなり「やばい!」となります。精神的に影響が出て、そのまま体も何かの影響を受けたりします。人によりますが僕は舌の裏側に血のかたまりができました(涙)それが腫れて、前歯にあたって痛いんです。たまに割れて中から・・・(自主規制)。そうならないように資金管理はしっかりしましょう。

ちなみにある程度資金に余裕が出たら、自分の性格に合わせて複数の口座に分けるか、一つの口座に集めるか選びましょう。どういうことかというと、通帳の金額で精神的にも肉体的にも影響を受けるので、逆にそれを利用してモチベーションを上げたり、心を落ち着かせたりもできるんです。通帳を複数に分け各口座の残額をパッと見、少なくして危機感を持つか、逆に一つの口座にある程度の額を溜めて精神安定剤とするかはあなたの好みにお任せします。「小さい額がたくさんあると使っちゃう、大きな額だと使うのもったいなくて節約できる」人もいますし「小さい額だと焦って、頑張れる。大きな額があると油断しちゃう」派の僕もいます。まさに個人の好みで分けてください。

最初の資金のうち、何パーセントを投資に使い回収できるか

独立直後の軍資金、何に使いますか?300万円あるとして、毎月20万円を生活費に使って15か月をフリーランスのリミットとしますか?そういう思考の人は多いですが、これは100万円切るまでにキャッシュフローが黒にならなかったら、おそらく復活できません。僕のおすすめは、資金の潤沢な初期に何パーセントかを投資に回すことです。投資と言っても株とかでなくて、勉強でもいいし、何かの団体に参加しても良いです。とにかく「かけたお金を、後から回収してプラスにできる」と思えるものに投資するんです。これは自己資金が底を突きかけてからでは、精神的に踏み出せません。初期のころに手を打っておかないと、後からはやりづらいです。僕は経営塾に参加して、通年で100万円くらい使いました。自己資金の30%だったのでかなり勇気がいりましたが、その分「ここで何か掴まないと後がない」と本気で取り組めました。おかげで経営者としての師匠と呼べる方に出合え、投資金額も1年も経たずに回収できました。僕の器では100万円でしたが、金額の大小よりも「これで、事業を大きくする!」という見込みをつけることが大切なのだと思います。

というわけで、フリーランスとして僕らと一緒に、出版プロデューサーをはじめてみませんか?

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フリーランスで独立して1年以内にはまりがちな落とし穴

※この記事は2017年7月27日に修正されました。 出版プロデューサーの西浦です。 2010年2月にフリーラン...

仕事抜きでこの本だけは読んで欲しい【人生を豊かにする本5冊】イベント参加者募集中!

夢の兆し

出版プロデューサーの西浦です。帰省の新幹線で何を読もうかと考えて選んだのが本書「アルケミスト—夢を旅した少年」です。やはり新年1冊目にふさわしい、夢のある本を読みたいなと思っていたのと、文庫で軽いというのが決め手です(笑)これほど有名な本にもかかわらず、実は今まで読んだことがなかったのです。そもそもアルケミストという言葉に親しみがなく、「鋼の錬金術師 」を読むまで錬金術師について興味もありませんでした。結果的には『子供の頃か、さもなくば今読んでよかった!変に世の中ナナメに見てた頃に読まなくてよかったー!』と思いました。当時の僕だったら『はいはい、都合の良いファンタジーで、現実には役に立たんなぁ』と思っていたことでしょう(笑)本は「読むべき時にその人のもとへやってくる」もので、このタイミングで読もうと思ったのも「兆し」なのかもしれません。

どんな本なのか

1988年に出版された、ブラジルの人気作家「パウロ・コエーリョ」の夢をテーマにした物語。全世界で1000万部以上売れている大ベストセラーで、日本語版は94年に出版されました。羊飼いの少年が、夢に見た「宝物」を求めてエジプトのピラミッドを目指す物語で、ジプシーの老婆、王様、そして錬金術師との出会いを通じて多くを学んでいくストーリー。少年は夢を信じて宝物を探すために、自分の持っていた羊をすべて手放しお金に換えてエジプトへと旅立ちます。そしてエジプトへ到着したばかりのその日に、すべてを盗まれてしまいました・・・。

自分の夢、やるべきことが見つからない人に

以前、友人と飲んでいて「自分のやるべきことが分からない。何か良い本はないか?」と聞かれて、はてさてどんな本を進めるべきか少し悩みました。独立してどうこうという話ではなかったので、起業したくなる本やノウハウ本を進めてもしょうがなかったのです。その時は「さあ、才能(じぶん)に目覚めようストレングスファインダーが面白いよとお勧めしたのですが「脳にインパクト与えるには十分だけど、もう1冊、心にインパクトを与える本も欲しい」と考えていて、今思えばこの本が良かったと思います。夢の「兆し」をみつけるのにこの物語がとても刺さります。

この本の主人公、羊飼いの少年は「同じ夢を二度見た」ので、夢見のできるジプシーに占ってもらいます。そしてピラミッドで宝物を見つけてお金持ちになるだろう、と言われてエジプトに行くよう示されます。ただそういう夢を二回見ただけでですよ!『ピラミッドで宝物見つける夢見てん~、2回も!』と言われたら『へー、おんなじ夢二回も見るって、珍しいこともあるもんやね』と返してさっさと話を終わらせてしまいそうなものです。でもこの夢が「前兆」で、それをしっかりキャッチしていくことが大事なのです。

本当にやりたいことは宇宙の魂から生まれる

「夢で見た宝物」には冷たいリアクションをしてしまいそうですが、ここで言う宝物とは「人が本気でやりたいと思うこと」です。旅行をしたいでも、あの娘と結婚したいでもいいのですが、そういった「何かを本当にやりたいと思う時」は、その望みは宇宙の魂から生まれたもので、何かを強く望めば、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるといいます。

少々スピリチュアル濃度が濃いですが、スピかどうかに限らず、本当に大きい望みというのは個人レベルの欲望を超えているとも感じます。本でいうと「売りたい!」「有名になりたい!」レベルでは大ベストセラーにはなかなか至りませんが、10万部以上売れる本にはある種の根源的な願いが込められていて、それは個人を超えてもう少し大きいものから産まれたような気もします。あくまでその人がそれを書きたいと思ったことも、そう思うように何か大きなものが仕向けていったのかもしれません。

「都合よく解釈すればいい」という話でもない

若い頃は夢を持つことも、人生に起こってほしいすべてに憧れることも恐れません。しかし時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、思いこませ始めます。その力は否定的なもののように見えるが、実際は運命をどのように実現すべきか示してくれて、魂と意思を準備させてくれるものです。この不思議な力とは何なのか?文中では明確にされていませんが、経験や知識、あるいは周りの人間のことだと思います。ただ、それらが否定的に見えて魂と意思の準備をさせてくれるというのが深いです。

作中で羊飼いの少年は、エジプトのピラミッドを目指すために自分の羊を手放し、旅の資金に替えます。しかし旅立った初日に、まだ砂漠を越えるどころか出発の準備もしていないのに、そのお金をすべて盗まれてしまいます。そこで『僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ。』と気付きます。これは都合よく読むタイプの人は無かったことにするかもしれないシーンですが、この作中でけっこう何度も主人公は失敗したり、危ない目にもあいます。ラストで暴漢にボッコボコにされてるし(涙)都合の良い面だけを見て、宇宙がすべて助けてくれる、兆しだと言って喜んでいてはいけないということだと思います。現実をシビアに見る必要もあるし、悪い兆しに気づく必要もあります。それこそ兆しとして知識や人の口からうまくいかない情報をくれたりしているのだと思います。

そして運命を実現しようと努力していて、もう少しですべてをあきらめようとしているとき、必ずいろんな形で現れるらしいのです。一つの解決法とか、良い考え、危機一髪という時にものごとを起こりやすくしてあげたり、助言者として夢占いのジプシーやどこかの王様が現れたり。そういう形で良い兆しが現れます。

作中でも、主人公はどろぼうにあったことでクリスタル商人に出合っています。もっと言うと「クリスタル商人に出合うために、どろぼうにあっている」のです。

夢を追う、兆しをよむ

他にも作中で印象的だった言葉を紹介します。

  • いつも『はい』と『いいえ』で答えられる質問をするようにしなさい。しかし、できれば自分で決めるように努力しなさい。(中略)はっきりした質問をしなければならない。そのためには自分が何を欲していることを知らねばならない
  • 幸福の秘密とは、世界のすべてのすばらしさを味わい、しかもスプーンの油のことを忘れないことだよ(スプーンの油を落とさないように、家じゅうの素晴らしい絵画や庭を見ておいでと賢者に言われたあとのセリフ)
  • 誰もが理解する一つの言葉がある(中略)それは熱中するということばであり、愛と目的をもってものごとを達成するということばであり、信じていることや、望んでいることを追求するということばでもあった。
  • 人生に起こるすべてが前兆なんだよ
  • 直感とは、魂が急に宇宙の生命の流れに侵入すること
  • 勇気こそ大いなることばを理解するために最も重要な資質なのだ
  • もしおまえが自分の心をよく知っていれば、心はおまえに反逆することはできない。

【書評】アルケミスト—夢を旅した少年【夢を見つける方法、叶える方法】

★仕事抜きでこの本だけは読んで欲しい【人生を豊かにする本5冊】イベント参加者募集中! 夢の兆し 出版プロデュー...

新年明けましておめでとうございます!出版プロデューサーの西浦です。

正月といえば初詣という方が多いですよね、僕も地元・奈良の春日大社と大神神社へお参りする予定です。春日大社は西浦家の氏神様(の大元)ですし、大神神社は弊社の社名「かぎろい」の由来になった神社でして。というのも独立の報告にお参りしたときに境内で社内報(?)「かぎろい」を頂いて、意味も所縁もある名前だと思って、屋号に頂戴した大変所縁のある神社なんです。せっかく参拝するなら神社やお参りについて知っておきたいですよね。というわけで、今日は僕も大変お世話になっておりますサンマーク出版さんの「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」をご紹介します。(別にステマとかではなく)

神様に伝わりやすいお祈りの方法なども書いてあるので、要チェックですよ!

どんな本なのか

科学者で霊能者でもある八木龍平さんが「神社は人々の祈りの集合体」「歴史上の人物は神様を味方につけていたので成功したんだよ」というような成功とスピリチュアルの関係について書いた本です。

神さまに伝わる祈り方

神社の参拝方法については世間でも広く知られていて「二礼二拍手一礼」とか「お願いじゃなくて、報告と感謝をする」、「住所と氏名を伝える」などご存知の方も多いと思います。本書では心の中が頼み事や悩みなど雑念でいっぱいだと、神様が入り込む「スキマ」ができないので「無心に近づくほど、神さまが入ってくる」としています。ちなみに祈りは「意(い)宣(の)り」らしく、報告じゃなくて願い事でもイイっぽいです。要点は

  1. 住所・氏名を伝える(個人の特定と、名乗りは神さまへの礼儀)
  2. お参りできたことへの感謝を伝え、願いごとを一言お伝えする(ひとつだけ!)
  3. 祝詞(神道の祈りの言葉)を唱える

です。この祝詞は「はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわえたまえ」という言葉で、意味は「罪・けがれをとりのぞいてください。神さま、どうぞお守りお導きください」です。お賽銭箱の横や後ろによく書いてあるそうですので、こんど探してみようと思います。これは基本構造で順番は前後しても良く、また祝詞は短く「はらいたまえ きよめたまえ」だけでも良いそうなので、混んでたら調整しましょう!

神さまは人間の創造物として実在している

神さまはいるのかいないのか?いるような気もするし、かといって断言するほど根拠はない・・・というのが多い反応ではないでしょうか?本書では神様は「祈りの集合体」「集合意識」で「人間の創造物として、存在している」と言います。あなたがある神さまに祈れば、その祈りがその神さまの一部として神さまを創造するという考え方です。日本の神さまはそういった人々の2000年分の祈りで作られてきた存在です。なんだか壮大でロマンがあっていいですよね。人間が「名前をつけて」「祈れば」神さまとよばれるスピリット(意思と目的を持った意識)が生まれます。だからこそ徳川家康は「東照大権現」という「徳川家のための祈りを集合する存在」として死後、徳川の氏神になりました。人もモノもなんでも、祈る人がいれば神さまになれます。

なぜ成功者は神社を大切にするのか

神さまを味方にしたいなら、他の参拝者たちを味方につけましょう。今はもちろん過去の故人の祈りも含めて、すべて神さまの一部となっているからです。大きく成功したいなら、多くの人のサポートが必要です。信長は武田が信奉していた諏訪大社(戦いの神)を焼き討ちしました。その直後光秀の恨みを買う行いをして、本能寺の変へと続きます。逆に秀吉と家康は信長が焼いた神社を再建して天下人になっているようです。神社は祈りの集合体です、歴史ある大きな神社には膨大な祈りが積み重なっています。祈りもあれば、欲望やうらみつらみのような「魔」もそこにあり、内に封じている場所でもあります。諏訪大社を焼いていなければ、信長、光秀に魔が入ることも、京都の日吉大社(比叡山延暦寺の守護神)を焼いていなければ京都で討たれることもなかったかもしれません。国を治めるような人は、神さまや故人など目に見えない世界まで治める必要があるようです。

成功したい人におすすめの神社

本書に紹介されている「天下人」が参拝してきた神社(抜粋)

  • 春日大社—藤原氏
  • 熊野三山—白河上皇
  • 厳島神社—平清盛
  • 江島神社—北条時政
  • 日吉大社—豊臣秀吉
  • 諏訪大社—徳川家康、武田信玄
  • 伊勢神宮—佐藤栄作

他にもおすすめの神社は載っているのですが、ぜひご自分でご確認ください。


神さまが「祈りの集合体」だったり、参拝するときは神さまが入ってくる「スキマ」をつくるというような、はじめて聞く話があっておすすめの本です。おすすめ神社も挙げましたが、上記以外にも最初に書いた奈良の「大神神社」の話などたくさん書かれています。とはいえ、どこそこの神社に行けというより、たくさんの神社を回ってネットワークを繋いであげることが神さまにとってもあなたにとっても良いことだそうですし、やはり土地の神さまである鎮守にお参りすることもお勧めされているので、ご参拝すること自体が大切なのだと思います。

というわけでさっそく神社へご挨拶に行きましょう。
皆さま、今年もよろしくお願いします!

 

 

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【書評】成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】

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