出版業界

こんにちは、出版プロデューサー修行中の白木加奈子です。

私がこれまで西浦さんから学んだことの中でも、そうなんだ!?知らなかった!?
と思ったことをまとめていきたいと思います。

出版業界にいる方にとっては当たり前かもしれませんが、こんな方々のお役に立てばいいなと思います。

  • これから本を書きたい、出版したい!
  • 出版業界に転職したい!
  • 出版プロデューサーに興味がある!
  • 本が好きで本のことならなんでも知りたい!

本を出すには1作目がとても重要!!

私がもし本を出したいなと思う著者だとしたら、最初にぶつかる疑問は
以下のようなことではないかなと思います。

  • どれくらい払えば本を出版できるのか?
  • どんなジャンルで出せば本が売れるのか?
  • 出版社ってどうやって選ぶ?選ばれるのだろうか?
  • どこの書店に置いてもらえるのか?どうやって置かれるのか?
  • 出版するまでにどれくらいの期間がかかるのか?
  • 最初は何部くらい刷ってもらえるのか?
  • 増刷されるにはどうしたらいいのか?
  • 印税ってどれくらい入るものなのだろう?

 

これらの疑問は、出版プロデューサーとして西浦さんとお話ししている間に解決されました。
そこで学んだことは、「本を出すには1作目がとても重要!!」ということでした。

実は、出版するにも色々な方法があります。
本の出版について調べた方は、「自費出版」という言葉を聞いたり、
調べたりしたことが1度はあるかもしれません。

自費出版は、お金を払えば本を出版することができます。
安いところだと、数十万円で本を出版できるようです。
(価格は「自費出版 費用」で検索すると結果が出てきますので
気になる方はぜひ検索してみてください)

単に、「本の形になればいい」という場合は、自費出版でも良いと思いますし、
目的に合致していますが、
本を出版する目的によっては、この1作目が今後自分の著者としての可能性を狭めてしまう可能性があるようです。

 

なぜ、1作目が重要なのか?

自費出版の場合、何万部も売れる本に育てるのはとても難しいそうです。
(最初からものすごい影響力やファンがいる場合は別かもしれませんが)

本屋さんを見ていると思いますが、入口に平積みになって
展示されている本は数多くの本の中で極々一部です。

宣伝広告費などがない自費出版の場合は、
書店に1冊~2冊入荷さて、棚に収納されるのが一般的ですが、
棚に収納されている本がお客様の目にとまる可能性はとても低いと考えられます。

出版業界では現在、3万部でヒット作といわれるそうですが、
これは販売前からのマーケティング戦略、宣伝、書店との配置の交渉など
多くの事前準備から成り立っているのです。

出版社は、本を出版する前に著者の過去の出版履歴や販売部数などの記録を調べます。
企業としては、きちんと「売れる本」を世の中に出したいと考えるのが当然です。

つまり、著者の過去の作品が売れていなかった場合、企画が通らず、
出版してもらえない確率が非常に高くなってしまいます。

なので、1作目からきちんとした準備をして本を出版することが非常に重要なのです!

おわりに

私も様々な業界で仕事をしてきましたが、その業界のルールや仕組みを知ることは
とても重要なことだと感じています。基本原則は同じかもしれませんが、そこでの
成功はやはり「情報」の量です。

今後、私が学んでいることから、読者の皆さんに少しでも有用な情報、
興味が持てる情報を提供できたらいいなと思っています。

また、西浦さん主催の本に関するイベントも定期的に開催されていますので、
少しでも興味がある方はぜひご参加ください♪

>西浦さん!訂正などあったらコメントお願いしますね!


西浦より ワンポイントアドバイス

1作目が重要なのは主にマーケティング面

呼ばれて飛び出て、西浦です。

白木さんがちゃんと学んでいる・・・!たいして指導と呼べるようなことはしていないので、単純に彼女の優秀さですね。

さて、「本を出版するには1冊目が重要」これは間違いありません。なぜなら出版の販促計画は、ほぼ過去のデータをベースに立てられるからです。

例えば7年ぶりの新刊「騎士団長殺し」が話題の村上春樹さんであれば、間違いなく過去の作品、「1Q84」などの実績をベースにどう売っていくか計画します。

過去に売れた店、売れず多く在庫を抱えた店、逆に足りずに売り逃した店などをPOSデータをベースに修正し、より売れるところに売れるだけ送るよう計画します。(配本の最適化

これは大作家に限らず、過去に著作がある場合すべて同じように、過去の本の売れ行きを元に販売計画を立てます。

仮にあなたの一作目が売れてなかった場合。二作目の企画が非常に通りにくくなります。例えば一作目が5000部刷って1000部しか売れなかったとして、そんな売れない著者の第二弾を扱いたくないのです。

もし二作目の企画が反応良くて出版が決定したとしても、それが通じるのは「編集部」までの話です。取次・書店は数字で判断しますから「売れなそうだからあまり仕入れたくない」と言われればそれまで。本来なら5冊入荷して平積みされるところで、3冊しかなくて面になったり、場合によってはいきなり棚差しになる店もあるでしょう。

つまり一作目が売れないことで、二作目の販促・店頭展開にマイナスの影響を及ぼします。二作目までこけた日にはいよいよ「不良債権」扱いです。

一作目こそ慎重に行きましょう。

本を出版するには1作目が重要!?

こんにちは、出版プロデューサー修行中の白木加奈子です。 私がこれまで西浦さんから学んだことの中でも、そうなんだ...

出版TIMESの編集長西浦です。

人気のある記事でアーカイブ作ったら便利だな、と今思いついたので、いまさらですが作成してみました。本当は1月分のまとめをつくろうと思ったんですけど、『じゃあ12月分はどうなんだろう?いっそ去年分まとめて見てみよう』となって、こんな変なタイミングですいません(笑)

はじめてこのサイトに来てくださった方がざっと見ていただくように使ってもらえたら嬉しいです。

2016年人気記事

集計期間 2016年11月29日~2016年12月31日(開設からなのでほぼ1ヶ月分です)

1位 「Hi-STANDARD」元プロデューサーが語る「才能あるバンドと著者」の見つけ方

2位 「Hi-STANDARD」元プロデューサーとお酒を飲みながら訊く「表現する人のセルフプロデュースと世界観」

3位 7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法

4位 出版の未来のために、身近で本質的な3つのお願い

5位 出版業界生き残り会議1/2「本屋は本を売るのか、場所を売るのか?」

と、このような結果となりました!

1位、2位ともに「Hi-STANDARD」の元プロデューサー「ギース」さんとの対談記事が入り、3位はフリーランスに向けてのまとめ記事となりました。特に3位までと4位以降のPV数はかなり開いていて、シェアされた記事の反響は大きいなぁと感じます。

上位記事のタイトルを見ていると、本サイトの読者は「著者」「出版業界人」「フリーランス」という方々なんだなと改めて感じます。今後ともごひいきにお願いします!

「Hi-STANDARD」元プロデューサーが語る「才能あるバンドと著者」の見つけ方

自分で言うのもなんですが本当にいい記事です。何人もの編集さんから「本当に感動した」「勉強になった」と言っていただけました。才能ある著者かどうかを見極めるには「感動」させる力があるかどうかが大事なんです。「上手さ」だけでは足りないんですね。ピッチもチューニングも合ってなくてもHi-STANDARDのように感動させるバンドはある。僕ら出版プロデューサーは企画力で編集者に勝てないと思っていて、じゃあ何をするべきなのか考えた結果、この「感動させる力」を見極める能力を磨いていくべきだと思うようになりました。最近口癖のように言っている「感動を共有する」というのはそこから生まれた僕のテーマです。感動の力に興味のある方はぜひご一読ください。

記事はコチラ

「Hi-STANDARD」元プロデューサーとお酒を飲みながら訊く「表現する人のセルフプロデュースと世界観」

出版プロデューサーについてもっと深く知りたい!と思って「Hi-STANDARD」をはじめ多くのパンクロックバンドをプロデュースしてきた、HOWRINGBULLのプロデューサー「ギース」さんに、お話を伺ってきた取材記事。僕としては「プロデューサーとしてレベルアップ」をしたい!と考えていて(今でもですが)、そのためには出版業界じゃないヒットメーカーの方が違った視点で見れるようになるかなと思ってお時間頂戴しました。セルフプロデュースとか「世界観」について深く考えるきっかけになりました。最後の方は初めて書いた記事ということと、深夜に写真いじってたということでちょっと世界観崩壊してますが、あえてそのまま残しておきます(笑)

記事はコチラ

7年やってわかった、食えるフリーランスになる方法

これはフリーランスとして独立して気が付けば7年が経ち、一度「実体験から得たノウハウを文書化しよう」と思ってまとめた記事です。かなりガチで書いてあるので、ものすごく反響がありました。シェアしてくださった皆さん、はてブしてくださった方々、本当にありがとうございます。

の全7項目です。この記事は成功するためのオフェンシブな内容なのですが、生き残るためのディフェンシブな記事も1月に書いたところ同月のランキングで1位に入ってます。

記事はコチラ

出版の未来のために、身近で本質的な3つのお願い

この記事は某大学の就職課と打ち合わせをしていたときに聞いた『事務職希望なので編集者に興味があります』という学生の話から受けた絶望感について書いたものです。その学生がどうのこうのではなくて、出版業界自体が「職種研究してまで入りたい業界ではなくなっている」と感じたんです。これって僕ら世代の責任なんじゃないかと思って。。。近頃の若者は元気がない!とかうちの新入社員はダメなのばっかりだとか言う前に、面白い学生が「入りたい」って思うような会社、業界にしていこうぜ!っていう決意表明です。出版プロデューサーは業界の環境を整えるビフィズス菌みたいな存在にならないといけないのです。

記事はコチラ

出版業界生き残り会議1/2「本屋は本を売るのか、場所を売るのか?」

出版社の編集さん、取次さん、書店さんと西浦で年末に開催した「出版業界生き残り会議」のまとめです。編集者、書店それぞれのリアルな「日々思っていること」がむき出しになっており、今読み返しても「なるほど!」感の多い記事。雰囲気だけの「紙がいいよね」という考え方を捨てて「紙の本の価値は」を問うています。また本屋がどういう形で生き残っていけるのか?その可能性も探ります。本屋さんが生き残れなくなれば出版業界全部がアウトですから真剣です。

記事はコチラ

以上、2016年11~12月の人気記事でした!

人気記事アーカイブス 2016年ベスト5

出版TIMESの編集長西浦です。 人気のある記事でアーカイブ作ったら便利だな、と今思いついたので、いまさらです...

出版プロデューサーの西浦です。

本日はS社の編集さんU氏と、著者のMさんと飲みながらの打ち合わせでした。

個人的には打ち合わせで飲みというのは意外と少なくて、いつもはシラフでやっております。「出版業界」って深夜まで飲んでるイメージがあるし、実際、僕は編集さんや書店さんとよく飲むのですが、仕事はまじめに昼やってたりするんですよ。

ではなぜそんなに飲みをやるのかというと、昼の打ち合わせとは違う狙いがあるからですね。

機会の数ではなく種類を増やす

一つ目は相手を知りたい飲みです。facebookなどで面識のない編集さんから連絡をいただき、顔合わせでお茶飲んだりすることはけっこうあります。でも、お茶だけだとやっぱりお互いのことはよく分からなくて、あらためて飲みましょう!となるわけですね。だいたい1回会ったくらいで相手のことがわかるわけもないし、僕は顔合わせしかしてない相手と仕事したことはほとんどありません。相手のことを知るために会うわけですが、飲みもちゃんとした店から、汚っない中華屋、深夜のバーで朝まで語り明かす、あるいはカラオケで何歌うか、どう盛り上がるかまでシチュエーションを変えて、それぞれの場で何を話すか、何に価値観を置いているか複合的に相手のことを知りたいと思います。やったことないけどなんなら旅行も行ってみたいですね、旅行苦手なんですけども。そういえば昔、アラサー独身男性編集だけで、我が家で3時ごろまで飲んだことがあります。その時はもうひどくてひどくて・・・全く生産性のない会でしたが(笑)不思議な絆のできた貴重な会でした。たんに仕事ができるだけじゃなくて、人としてバツグンの魅力を感じるからこそ一緒に仕事をしたいと思います。だから僕は出会ってから仕事するまで数年かかることはザラです。相手のことを分かってないと自信を持って著者を紹介できません。

 

酔拳の発想で企画を練る

二つ目は企画の不確定要素が多い時の飲み。例えばまだ著者が僕のグループコンサルに入ったばかりで、企画がフワッとしているとき、センスのいい編集さんにぶつけて反応を見ます。Aっていう方向は反応悪いなぁとか、やたらこの実績に反応するな、やっぱりここ軸に練り直した方が良いなとか。これは楽しくて酒も入りながらも、脳が120%冴えてくるタイプの飲みです。正直、酔ってるけど脳は全く酔ってないですね。僕は泥酔しても完全に記憶残しているタイプなので、こういうやり方が好きなのかもしれませんね。酔拳みたいな打ち合わせです。この場でのお酒は「非公式だよ」というルール・雰囲気づくりで、自由に素の意見を言っていただくための装置です。実際に「同じ著者にどう反応するか?」でけっこう編集者のことわかるので面白いですよ。

ちなみに、編集さんと久しぶりに会ったりすると「西浦さん、面白い著者いませんか?」と聞かれます。「面白い企画ないですか?」とは聞かれません。つまりは大切なのは企画ではなく、人であり、どこを面白いと思うか何をすごいと思うかというところが能力やセンス、価値観だったりするのです。だから、1つ目の「相手を知るための飲み」がすごく重要だというのも納得でしょう?

 

途切れたテンションを元に戻す

ちなみに今夜の飲みーティングはちょっと応用編でして、「編集者、著者、プロデューサー(西浦)の、流れやテンションを再調整する」ためのものでした。というのも著者側でうまく「はまった原稿」が書けなくて、何回も何回も、全ボツ→ダメ出し、全ボツ→ダメ出しを西浦⇔著者間で繰り返してたら、いつの間にかすごーく時間が空いてしまったんです(汗)ようやく一定レベルの原稿が上がったので、一度止まった流れを戻すための飲みです。夜書いた手紙って、朝読むと完全にスベッてるじゃないですか?夜と朝でテンションの流れが遮断されて、感じ方が違うからですね。しかもこの朝の醒めた状態で、夜の手紙の続きは絶対に書けないんです。勢いが死んでるので別の手紙になります。手紙だけじゃなく、企画にもテンションや流れがあって、これは制作中はもちろん、発売後も引き続きうねりのように続いていきます。売れる本はどんどん勢いを増していきますが、本が売れなくなる時はやはり何か「止まった」感があります

今回のテンションの再調整は、きれいな会議室でまじめにやるのは難しそうだったので、飲みの席にしました。というのも今回の企画は昼の打ち合わせでも、自由に発想して三人で爆笑しながら組み立てたものだったので、あの積み重ねのテンションに一発で戻すのは厳しいなと感じたからです。結果的に今夜の飲みーティングでは、もとのテンションにだいぶ近いところに立ち戻ることができ、「次にするべきはこれだね」というところまで見えたので良かったです。

 

ミーティング中はいろいろ言語化していない狙いや、非言語でコミュニケーションを取って編集者さんとやり取りしたりしてるんですが、こうして文章にすると意外と深いこと考えてるなと我ながら感心しました(笑)

編集者がどこに着地させたいかとか、この言葉の意図は何かとか、『あ、今の言葉メモった!』とかすごい探ってるんですよ、こう見えて。

妻の機嫌をどこに着地させたいかとか、この言葉の意図は何かとか、『帰りにたこ焼き買って帰るわ、何味がいい?』とかすごい探って帰るんですよ、こう見えて。

(最近飲みが多いから)

 

出版プロデューサーの日常的風景でした。こんな深くて楽しい仕事です、良かったら一緒にやってみませんか?

出版プロデューサー募集中!

 

編集者と飲みながら打ち合わせするのは、昼とは違う効果がある。

出版プロデューサーの西浦です。 本日はS社の編集さんU氏と、著者のMさんと飲みながらの打ち合わせでした。 個人...

どうも、出版プロデューサーの西浦です。

僕の今年の目標の一つ、それが出版プロデューサーを5人集めて「出版戦隊プロデュージャー!」を結成することです。

ウソです、ごめんなさい。戦隊は結成しません。けれど出版プロデューサーの仲間を増やしていきたいと思っています。まずは僕を含めて5人にするというのが目標です。

 

出版プロデューサーとはどんな仕事なのか

本をプロデュースしてベストセラーにする仕事です。そのまんまです。フリーランスの多い出版業界でも、一番新しい職業なんじゃないでしょうか。著者自身がフリーランスなわけで、出版業界はフリーランスが生きていくのに非常に環境が整っていると思います。

出版プロデューサーの仕事内容

  1. 著者のスカウト(発掘から)
  2. 企画をつくる(企画書にする)
  3. 出版社に提案する
  4. 著者の原稿執筆にアドバイスする
  5. 販売戦略を著者に提案して実行

上記の5つで、これを通じベストセラーにしていくのが目標です。ベストセラーにするのに販促だけやればいいわけではなくて、企画はもちろん著者の発掘から逆算で考える必要があります。

もちろんこれはうちの仕事のやり方なので、編集者と著者とを引き合わせるだけのプロデューサーもたくさんいるそうですし、もっとブランディングとかそっちの方に特化したプロデューサーも世の中にはいると思います。うちの仕事は「出版に関して全部」という感じです。最近は「感動の共有」が最大の関心毎で、本の「感動」を共有していくためならどんどん新しいことにチャレンジしたりもしてるので、フレキシブルな面が強いです。

出版プロデューサーのやりがい

この仕事は本当に面白くて、「これは新しい!」「この考え方、世の中に広めたい!」と自分が「感動」したものを、「本」という形でより多くの人に伝えることができます。世の中的にはまだマイナーでも、その業界では知られているすごい方や、すごいムーブメントはやっぱりありまして、それを見つける喜びは宝さがしに似ています。そういう本の著者は人間ができていて、かつ個性的だったりすることが多く、一緒に仕事するのも楽しいです。ブランディングのために本を書こうという人は、そういう方の中にはいないですね。それに編集さんたちもかなりキャラの濃い方が多く、楽しいです。面白い著者や編集者と会うと「この人とあの人を会わせてみたい」「あの編集さんとこの著者ならいい仕事になりそう!」と自分が仕事したい人と組めるというのもすごい魅力だなと思っています。100名近くの編集、営業、書店、取次関係者と定期的にあったり仕事したりしているのですが、みんな個性的で何より本を愛していて、本に対して熱い人ばかりなので一緒にいられるだけで楽しいです。(飲みが多い原因はこれか)

最大のやりがいは「本を通して、読者の悩みを解決できること」です。僕はたいした人間ではありませんが、著者や出版社、書店など多くの方の力を借りて、何万人という方を助けることができるのです。僕自身もそうやって誰かが作ってくれた本にずいぶん助けてもらってきました。自分がプロデューサーとしてたくさんの人を繋いで、その結果として生まれた本が「見知らぬ誰かを助けるしくみ」になる。これは本当に生まれてきた意味と言っても過言ではないです。その本が僕の孫やひ孫を助けてくれることもあるかもしれません。自分が死んでも、自分がプロデュースした本は残ります

僕が世界でいちばん面白い仕事の一つだと思っているのが「出版プロデューサー」です。

 

出版プロデューサーを増やしたいわけ

プロデューサーは一人でもできるのですが、すべての面白い著者を一人で見つけてくるのは物理的に不可能です。僕のメガネでは見つけられないすごい人もいるでしょう。そういうまだ出会ってないすごい人たちにも、プロデューサーの数が増えれば出会うことができます。実験的にはじめた0期生のプロデューサーたちが、僕とはまったく出会うことのなかった面白い方を連れてきてくれました。スカウトは人数が多い方が絶対に効果的です。何より誰かと一緒に仕事をする、共通の目的・目標に向かって努力したり助け合えたりするのは楽しいですよね。ぶっちゃけた話、一人は寂しいです(笑)

「僕が」プロデュースした本が売れたときはもちろん嬉しいです。著者や編集さんと大盛り上がりできます。打ち上げも楽しいです。けれどさらに欲張って「Aさんのプロデュースした本売れたね、おめでとう!」と言いたくなりました。サプライズパーティとかやりたいんです(笑)「やった!」もいいですが「やったね!」を今年はたくさん言いたいです。

向いているなと思うタイプ

  • 本が好き
  • 人が好き
  • 人に貢献するのが好き
  • コミュニケーションが得意
  • 決断力がある
  • 自分じゃなく著者をどうやって前に出すか考えられる人

人と本に深く関わる仕事ですから、本にも人にも愛がある人が向いています。

ガイダンスへお越しください

興味の湧いた方はぜひガイダンスにお越しください!ガイダンスと言っても実際は西浦と2人~4人でお茶飲みながら話すだけです。初めましての方も歓迎です。

出版プロデューサーは複業OKです。もちろん未経験で大丈夫です。(経験者なんてほとんどいないと思うけど・・・)

年齢制限や性別の縛りはありませんが、今のプロデューサーは僕も含めて30代が多いです。

まずは「ガイダンスお茶会」へお越しください

お待ちしています!

ガイダンス日程一覧

出版プロデューサーになるには?

出版プロデューサーとは?

出版プロデューサー募集!

どうも、出版プロデューサーの西浦です。 僕の今年の目標の一つ、それが出版プロデューサーを5人集めて「出版戦隊プ...

出版業界、君は生き延びることができるか!?

出版プロデューサーの西浦です。

出版不況がずいぶん長ーく叫ばれていて、個人的にはもうその感覚マヒしつつあります。けど数字で調べると売り上げは2兆円を切り、しっかり出版社・書店数は減少しています(涙)。かたや電子書籍の売り上げが2014年ごろから存在感を示しだし、紙の約1.8兆に対し、約1800億と10%の規模感に成長してきました。

僕は出版社の編集さん、営業さん、取次さん、書店さんと「出版右肩上がりの会」というのをやってまして、そこで定期的に企画の勉強会をしています。その流れで「一度、出版業界がどうやって生き残っていけばいいか、みんなの意見を聞きたいね」という声を頂いたので、「出版業界生き残り会議」というものを開催しました!

参加者

  • 出版社の書籍編集者3名(中堅2、若手1)
  • 取次営業1名
  • 書店員1名
  • 新興出版社経営1名(センジュ出版の吉満さん)

西浦の7名です。出版社営業の方が日程が合わず不参加で残念。

※「出版右肩上がりの会」が書籍の会のため、書籍のメンバーばかりになっております。

紙の本を読む理由は残っているのか

  • 可処分所得と時間を本に使う人が減っている。かく言う編集者である自分もライフハックとか読んでる時間が増えてきた。
  • 本屋でスマホを触ってる人も多い。おそらくはamazonで評判を調べている。
    • 本屋としては「撮影=NG行為」としているものの、最近は表紙くらいはいいのではと思うようになった。後で買うためかもしれないし、シェアしてくれるかもしれないから。
  • 紙の本以外の商材(情報商材とか)を扱う場合、紙の本の読者は「リストとして非常に濃い」高額商品のコンバージョン率高い。
  • 読者プレゼントに特別音源など反応良い。動画より音源の方が良かったりする。袋とじ的な、もろSEXの話とか。「過激すぎて本に載せられなかった」もの。
  • 電子書籍は紙の発売後1ヶ月で発売されるパターン多く、出版社の規模によるが売上は年間数千万になっており、ありがたい。
    • 単品ごとの売上は本当に微々たるものなので、商品点数の多い版元に有効と思われる。
  • 今の小学生くらいだと、電子と紙と両刀使い。「紙の良さ」という感覚はないのではないか?
  • だが「三代目 J Soul Brothers」のタオルは買う(笑)リアルの価値、ライブという限定性は存在する。
    • 握手会は良いと思う。しかし出版記念講演会はもうやめた方が良いのでは?集まらない。
  • 読書会をやっていて思うが、紙の方が「共有」には向いているかもしれない。中身の説明をするときに電子の人は探すのに手間どっている印象。
  • 大全系の分厚い紙の本が売れたりするのはなぜか

紙の本にかける時間や金額の総数は減っているように思われます。電車の中でスマホをいじってる人が多い、昔はけっこう本派の人もいたと思うのですが。しかも今後若い世代はそういう原風景も持っておらず、さらなる危機感を感じます。「紙がいいよね」というノスタルジックな気分は捨て去って、紙の価値と向き合わないと生き残れないのでしょう。出版業界はよく音楽業界を指標としますが、やはり「リアルの価値」「ライブの限定性」をどう出版に落とし込むかを探したい。バンドのタオルのように「持っていること」に価値のある本。きっとそれは書いてあることを知って何かを身に着けるという発想ではなく、一つの大きなものに加わる、一緒に何かを作り上げるという一体感なのではないでしょうか?「この本を持つということは、この本の考え方に賛同する仲間になる」というような。読者と一緒に何かを作っていこうという著者の気概が求められています。ノウハウの切り売りではそのうち全く見向きもされなくなる日が来ます。

 

本屋は本ではなく場所を売るべきか

  • 某書店の1階ワゴンが10万から15万に値上がりしたが、需要に変化はないらしい。
  • スペースを広告として売るべきなのではないか
    • 某代理店が書店にお金を払って、「書店の売り場を交通広告として」雑誌の展開を提案していたケースあり(クライアントの商品が広告だけでなく、でっかく掲載されている)。雑誌への広告出稿だけにとどまらず書店でのPRもセットで提案するスタイル。(西浦追記)
  • 書店としては、売れない本でワゴン展開やると、お客様の信頼を失うので避けたい
  • だが本屋の不動産価値はもっと活かせると思う。百貨店の中に入居してるテナントの中で一番多くのお客様が訪れる。シャワー効果。
  • TVも「本屋」はテーマとして数字取れると言っていた。多くの人が関心を抱いている場所。お客さんを選ばない、広いビジネスだからだと思う。
  • 広告としてはしおりブックカバー作ってもらえるとありがたい。このコストは純粋に書店持ちの経費なので、これが浮くだけでありがたいし。
    • ブックカバーはパッと見おしゃれで、小さくシリーズ名やタイトル、出版社名が入ってるイメージで。
    • カレンダーも実は評判いい。気づけばなくなってます。

本屋は全ジャンルを扱える最強の小売業・コンテンツバイヤー

  • BtoCじゃなくてプロ向けの新商品説明会などもアリかもしれない。某都内書店では3Dプリンタの展示会を行った際、プロの参加者が多く、関東で1番売れたらしい。国際展示場行くより近いというイメージ。
  • 本屋がメーカー、出版社をまとめてマーケティングすればいい。プロデューサー的に。
  • 例)パネル展→新聞社取材→yahoo!ニュース掲載→TV取材という流れもあった
    • 本が100冊以上売れたケースもあるし、何より関連グッズがあるとそれを仕入れて販売できて良い。
    • 本屋は場所として信頼性高く、著者が主催するイベントより取材してもらえやすいだろうと思える。(西浦追記)

本屋は立地商売なので、駅前や繁華街など店舗の場所が良く、「強い集客力を持つスペース」としての特性を持っています。見方を変えれば「集客」に特化したビジネスモデルですよね、単価が安いのが課題ですが、それゆえにとにかく人を集める力がある(シャワー効果など)。また、他の業態に比べ、扱うジャンルが尋常でなく広いのも特徴です。誰でも本屋で「自分が興味のある棚」を探すことができます。つまり書店は「全ジャンルのアイテムを扱える最強の小売業・コンテンツバイヤー」としての可能性を持っています。人気のドラマやニュースで頻繁に取り上げられるアイテム、タレントさんなど「流行に便乗した本」を中心に本以外の関連商品を販売することで客単価を上げる書店さんもあります。その際にメーカーも巻き込んで、商品だけでなく、限定品や展示物も借りているそうなので、そういった「プロデューサー」的な在り方は模索できるのではないでしょうか。

また、集客力の強さを活かして「スペースを売る」つまり広告を商品とする可能性があります。実際に某広告代理店がメーカーに提案したプロモーションに「雑誌掲載+都市の大型書店で展開」というものがありました。また、しおりやブックカバーも広告スペースとして販売できる余地がありますね。出版社以外の広告主が広告を出しても効果があるかも。しかし、ただの場所貸しになって「売れない」ものをたくさん展示すると、お客さんが離れていくので、あくまでも「本を中心に何かを売る」という考え方からブレないことが重要かもしれません。

 

後編はこちら

 

本の出版をお考えの方へ

出版業界生き残り会議1/2「本屋は本を売るのか、場所を売るのか?」

出版業界、君は生き延びることができるか!? 出版プロデューサーの西浦です。 出版不況がずいぶん長ーく叫ばれてい...