企画

こんにちは!明太子スパゲッティがとっても苦手な出版プロデューサーの白木加奈子です。
2017年12月8日、出版TIMES1周年記念、初のオープンセミナー、題して、「書くべきテーマが見つかるセミナー」が開催されました!!!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!!
場所は、山手線大崎駅から徒歩6分の品川産業支援交流施設SHIPの会議室。
初めて使いましたが、設備もキレイでとても使いやすかったです。しかも、レトロかわいい黒板が!
今回は、ホワイトボードではなく、懐かしの黒板でセミナーを進めました(笑)

(ただ、入り口がダンジョンのようだったので、次回からは道案内を付けます!迷われた方、すみません。私も迷いました。)

今回は、ワイン・恋愛・不動産・コミュニティコーディネーターなど様々なジャンルで著者を目指す合計7名の方に集まって頂きました。男女の比率もちょうど半々くらいだったと記憶しております。

自分が出版する本のイメージは?

イメージできないものは実現しないと言われるように、まずは自分の出版する本のイメージをワークとして書き出してもらいました。タイトルやコンセプトなど、今自分が思っていることをこちらが用意したワークシートに合わせて記入。

皆さん短い時間にも拘わらず、真剣に向き合って頂きほとんどの方が完成!

そして、数名の方にはその場で発表をして頂きました。

皆さん、さすが!専門的な知識や経験があり、人に伝えたい!という思いがヒシヒシと伝わってきました。

しかしここで、西浦さんの厳しいフィードバック!!!

「ここはダメですね~」

「一言でいうとなんですか?」

「読者はそれ知りたいと思ってるかな~?」

わわわわわ。そんなに最初からズバっと否定しちゃっていいんですか!?と私は内心焦りました。
しかし、西浦さんの質問に答えていくと、切り口を変えたり、抽象的なことをより具体的になるまでブラッシュアップしたりどうしたらもっと多くの読者に届く良いコンセプトになるのかが見えてきましたよ!

「書きたい」と「読みたい」を混同していないか?

発表して頂いた方に共通していたのが「書きたいと読みたいを混同している」という点でした。

プロは知識が多いので伝えたいことが多くなるけど、それが必ずしも読者が読みたいものではないかもしれない。そこを読みたくなる興味付けが必要なのです。
そして、出版社勤めの時に担当した作品の話しの中で、
西浦読者から感謝や感動のハガキやメールが届く本を作りたい。だから“売れる本”というのは外せないんですよね。5000部だったら2~3人しかハガキをくれないかもしれない。でもそれが5万部を超えると、扱いが変わってきて講演依頼がきたり、もっともっと多くの人からハガキがくる。」
というエピソードを皆さんに伝えていました。
西浦さんの厳しさの裏には、こういった思いがあったんですね。
売れなければただの独りよがりの本になってしまう。その著者が持っているコンテンツを切り口や伝え方を変えて、より多くの読者の目に留まる形にしていくのがプロデューサーの腕の見せ所です。

自分の強みと実績の整理をしよう!

出版社マーケティング部出身の(多分)唯一の出版プロデューサー西浦さんだからこそ、この「自分の強みと実績の整理」ワークシートは数字にとことんこだわります。

参加者の皆さんは、自分のこれまでの実績や強みをかなり具体的にシートに落とし込んで頂きました。
出版社で企画が通らなければ本は出版できません。コンセプトが良いのはもちろんですが、著者のプロフィールが凄ければけっこう企画は通ってしまうものだったりするそうです。

だからこの実績整理シートは、著者にとってとっても貴重な資源になること間違いなしです!

強いテーマとは?

本が売れるためには市場規模が重要です。そこで今回は、強いテーマをぶっちゃけ教えちゃいました!そして、いい編集者選びのポイントも特別にお伝え。せっかくテーマは合っているのに、出版社選び編集者選びに失敗しても残念ながら売れる本も売れません・・・・

皆さん、ここはかなり真剣にメモを取っていらっしゃいました!

自分が書くべき本のテーマ

強いテーマも学んだところで、最後にもう一度自分の書くべき本のテーマを書き出して頂きました。今までの話しを踏まえて、自分の書こうとしていたことをどう強いテーマと結びつけるかなど改めて皆さんに考えてもらいます。

私だったらけっこうここは時間がかかりそうだなと思うところですが、皆さん案外スラスラと書いていて、少し驚きました。

ここでもまた、2名の方に発表して頂き、西浦さんからフィードバック。
皆さん、とても興味深いコンセプトで、もう少しブラッシュアップすれば良い!という高評価。

今回のセミナーを通じて、書きたいテーマを売れるテーマにレベルアップさせるヒントをいくつも持って帰って頂くことができたのではないかと思います。
最後に、西浦さんと反省したのが、ワークの時間が少し短かったなという点と、できれば全員にフィードバックをしたかった!という点。なので、次回はもっと少人数での開催を予定しております!!
ぜひ、次回も楽しみにしていてください。開催日程などは別途告知いたします。

出版セミナーレポート『書くべきテーマが見つかるセミナー(2017/12/8)』

こんにちは!明太子スパゲッティがとっても苦手な出版プロデューサーの白木加奈子です。 2017年12月8日、出版...

前回の記事の続きになります。前回の記事はこちら↓

お客様を大切に思うなら、感情の受け皿を作ることが大事。あと、プロデューサーとしての指針【前編】

先日舞台『THE BANBI SHOW2ND STAGE』を観て→村田雄浩さんの演技にグッときて→直接ご本人に気持ちをぶつけて→すごくスッキリできた。

この流れを客観視したことで、自分がやってて気持ちの良いことが、やはり「プロデュース」であることを再確認できました。

結局のところ、出版プロデューサーとしてはもちろん、個人としても「感動するもの、心動かされるもの」をゼロの状態から企画し、人の「感情の受け皿」まで設計して、実現していきたいのだと改めて思ったのです。

 

「5年続けたらどんな人が集まってくるか」を設計する

たとえば独立後1年くらいのころ。「なんとかやって行けそうだな」と思い始めた時に「これって自分の頑張りというより、本に価値があるからやっていけてるだけだな。出版業界を作ってきた先人たちのおかげだ」と思ったんですね。

この着想から「出版業界って素晴らしいよなぁ、ありがたいよなぁ」と感じ入り、業界に「恩返し」したい!と思うようになりました。その時は「仕事ではお金をもらって業界に貢献している」と考えて「お金を頂かない形で恩返しをしよう」ということで「マスコミ就活支援団体」をつくりました。

その「就活支援」も仕組みとして機能させるには?を意識しながら設計図を考えました。

  1. ボランティアでやることで、スタッフも卒業生も「業界への感謝を持ち、お金を頂かない形で恩返しをする」っていう人達の集まりになる(ハズ)
  2. そういった素養を持つ人が出版業界に来てくれたらより良い業界になる(ハズ)
  3. そこで生まれた人脈が、いつか会社や利益を越えた何かを生み出す土壌になる(かも?)

1をやることで1→2→3の環境が生み出せると「線」で描きました。

そのうえで、自分の成長にもなるように下記の条件を付け加えたのです

  • 一人で細々とやるんじゃなくて、人を巻き込んでいって、ある程度勝手に回る仕組みを作ろう。
  • 就活生への支援を通して、「内定者」になった学生が自主的に次代のスタッフになる仕組みを作ろう。【循環の仕組み】
  • でもスタッフの核である「内定者」は毎年卒業していくので、教えるのではなく自主的に活動してくれるような設計にする。
  • 自分がいないと回らない仕組みは仕掛けとしては未完成なので、5年で完全に離れる前提でやっていく。。。

こういった条件を加えて、いろいろ考えていきました。

それまでは人と一緒にプロジェクトを進めていく際に、どうしても自分(リーダー)が時間をかけてフォローできた人のモチベーションが高く、そうでない人は低いという「自動巻き」じゃないチームしか組めたことがなかったので、それを打破できるように自分のレベルアップも兼ねてチャレンジしたのです。

実際には設計図通りにいかないことが多く、想定外や、驚くようなこともたくさん起きたけど、5年間続けて、完全に運営から離れて1年以上たったけどちゃんと仕組みとして機能しています。

(個人的にはプロデュースの目的として、プロジェクトの成功以外に自分がレベルアップできるような設計図、もしくは座組を考えると、面白いハプニングが起きると考えてます。しんどいですけど。)

これはひとえに今も残っているスタッフ達の頑張りのおかげであり、それはつまりこの団体が、当初描いていた『「業界への感謝を持ち、お金を頂かない形で恩返しをする」っていう人達の集まり』になったからだと思います。(じゃないとこんなに頑張れないはず)

「実体験とその場にいた人」を設計図に書き込む

また2016年の12月から定期的に開催している読書イベント「ニシュランガイド」もすごくうまく回っています。これは過去に一度「読書会」に失敗した経験を活かして、設計図を考えています。

最初に取り組んだ読書会は、集客にすごく手間取り(20名くらい集めるのに4か月くらいかかった)「これは何かがうまく機能していない」と思って、中止してるんですね。

では今回なぜ、再度挑戦してうまく運んだかというと、頭で考えたというより実体験をベースに設計図を描いたからですね。

友人たちと飲んでたときに「西浦さんのオススメの本教えてよ」と言われ「『自分が読んだ本を、人生とどのように重ねて生きてきたか』を話すと、すごく盛り上がった」そして「その場でみんな本をポチってくれた」という体験です。

その時の「ああ、本を普段あまり読まない人でも、個人の体験と重ねたらこんなに面白がってくれるのか」という喜びに、僕は心動かされました。これなら、みんな面白がって参加してくれるんじゃないかというイメージも持てたんですね。

しかも、その時にいたメンバーがかなりパワーのある、尖った能力を持つ人たちだったので「このメンバーにあとAさんとBさんで座組を組めたらいける!」という確信がありました。

心動かされた実体験のおかげで設計図としてすごく詳細に描けたし、その設計図を成立させるのに重要な役割を果たす人たちもそこにいたのです。

「その場所にいた」ってただの偶然でしかないのかもしれませんが、その場で生まれた着想はその場の人間で作っているのでとても重要な要素だと考えてます。

どういったことをやりたがってるか?のイメージがすでにかなり正確に伝わってますし、その後もやりやすいです。

 

設計図に縛られず、座組にこだわる

そして一番力を入れてやっている出版においては、僕が心動かされた「人の考え方やノウハウ」を本という仕組みでプロデュースしています。

感動して泣くだけじゃなくて、心はもっといろんなことで動きます。すごさに憧れたり、文章の巧さにほれぼれしたり、その姿勢に共感したりと様々です。

その心動かされたコンテンツを、「著者が目指す世界」を実現していく「鍵」になるように本を設計します。本だけでなく、その本を受け取った人の感情の受け皿や、そもそも適切な読者にちゃんと届けるための「販促」も設計図の中に含まれます。

設計図を書くところから、その実現のために必要な座組を組んでいくのもすべて出版プロデューサーの仕事です。

 

出版は仕事でやってますし、会社員時代から10年以上かけて2000冊以上の本に関わったこともあり、かなり詳細に描けるようになったと思います。

しかし、だからこそ、設計図そのものに縛られない余裕も出てきました。

 

実際にプロジェクトを進めていく時に重要なのは「仕組みが機能する」ということであって、僕の設計図を100%再現することではありません。仕組みを機能させるのに必要なのは、ベストな人に仕事をお願いすることです。

だから僕の描いた設計図の通りにならなきゃイヤだというのはなくて、本が「人と人とが助け合う仕組み」としてより多くの人を助ける形になるなら、例えば本の内容が僕の描いた企画から半分以上変更になっても構わないと思っています。

僕と一緒に本づくりをされた編集さんはお分かりだと思うのですが、「信じて任せて欲しい」タイプの編集さんには、僕は本当に信じきって口出ししませんし、「どんどん意見を聞いて一緒に作っていきたい」タイプの編集さんには自分なりの意見を言わせていただいてます。

 

就活支援団体のように、ときには自分がいないで回る方が良いとも思うし、ニシュランガイドのように自分が「鍵」として必須で、感動体験を何度も再現する座組みも良いと思います。

どちらせによ、自分以外の人の力を借りて実現する仕組みがすごく楽しい。

 

今は「自分が描いた設計図で行く!」ということより「自分が描いた座組で行く!」ということを重視しています。

もちろん、相手に迎合して合わせるということじゃなくて、その設計図にふさわしい方を選んだという自分の目を信じるイメージです。※

 

と、最近この道20年以上の先輩が「今回の座組は今までの中でもトップ3に入るくらい良い!」と他のメンバーに話してくれていたと聞いて、すっかり嬉しくなってこの記事を書きました(笑)

※ふさわしくない人を選んでしまったら、なるべく早くその人に座組から外れてもらわないいけません。設計図が書き換えられすぎて、徐々に全体がおかしくなるのでかなり要注意です。(出版ではこういうミスは無くなってきたのでご安心を)

 

お客様を大切に思うなら、感情の受け皿を作ることが大事。あと、プロデューサーとしての指針【後編】

前回の記事の続きになります。前回の記事はこちら↓ お客様を大切に思うなら、感情の受け皿を作ることが大事。あと、...

感動したらどうしたくなりますか?

THE BANBI SHOW2ND STAGEを観て来ました。村田雄浩さんの演技が最高でとにかくグッときまくってました。

芝居って、まだ全然よく分からないのですが、本はたくさん読んできたので芝居でも脚本を重視して観るようになってます。いわゆる芝居のスジっていうやつですね。

出版と大きく違うのは、本は登場人物の声や顔、すべて自分の頭の中で「最もふさわしいイメージ」で作れちゃうのですが、芝居だと演じられている役者さんの声で、顔で、間で表現されますよね。

だから本と違って「このセリフを言うのがこの役者さんで良かった!」っていう感動が生まれるものなんだなと(笑)。逆に言うと俳優が(自分のイメージと)合ってないと残念な感じになるのでしょう。

芝居でもそうですが、感動したら、それを誰かに伝えたい、可能なら相手に直接伝えたいという想いが湧いてきます。

それを伝えてはじめて、感情の置き場として落ち着けるのではないでしょうか。

ライブに行くのもそれと同じなんじゃないかな。カラオケで歌うのもかなり曲への思いを吐き出す場所にはなりますけど、ライブで本人たちと一緒に叫ぶ瞬間のカタルシスには及ばないでしょう。

だから感動させるものを作った人には、ぜひその受け皿も設計しておいてほしい。

今回は舞台に連れてってくれたSさんのおかげで、観覧した後、村田さんたちと飲みに行けたので、とぐろを巻いていた僕の「すごい良かった!」という感情はすべてご本人にぶつけられました。

疑問も直接聞けたし、すごくすっきりした良い経験でした。

村田さんありがとうございました!Sさん、いつもありがとうございます!

 

感情の受け皿をつくる

出版でも読者が著者とコミュニケーションを取る手段が設計されてないと消化不良を起こします。(ちゃんと読者の感情を動かす本を作れてる前提ですけどね。)

ということは読者の「いろんな感情の受け皿」が必要になります。

その「感情の受け皿」として講演会や、オウンドメディアなどがあると考えられますね。

可能なら大人数で限定的なコミュニケーションから、より少人数の深いコミュニケーションまで、段階を踏んで用意してください。

本を読んですごく感動した人は深いコミュニケーションまで行きたいと思うものですが、そういう読者に密で個別な時間を使うのは効率悪い気がする方もいるかもしれません。

しかし『ギャラリー・クオーレ』や『放送室』スタジオのスタッフさんたちの対応に、僕がめちゃくちゃ感動して、勝手に人を紹介したり、SNSで拡散しているように良い味方・宣伝者になってくれると思います。

粋すぎた神対応でがっちりハートをつかまれた方法

そして、プロデュースとはこれら「感情の受け皿」を含めた、環境作りなんです。

プロデュースは点ではなく線で設計する

「プロデュースとはこれら『感情の受け皿』を含めた、環境作り」とはどういうことでしょうか。

先日紹介した若手庭師の石坂くんに「明治神宮がいかにすごい庭か」を教わって、これにまた「感動」したのでそのお話しを紹介します。

明治神宮は実は人工の庭であり、自然にできたものではありません。最初にどんな植物が育ち、それによってどんな昆虫や動物が集まるか?やがてどの植物や動物が死に、どういった菌類が増えて分解者が土を成長させるか、そういったことがすべて機能するように人の手によってデザインされたそうです。

明治神宮―代々木の杜の歴史について

上記リンク先の記事によれば「椎・樫などの照葉樹」を植えたわけですが

大正時代、すでに東京では公害が進んでいて、都内の大木・老木が次々と枯れていったのでした。そこで百年先を見越して神宮には照葉樹でなければ育たないと結論づけたのでした。

とあるように、百年後を見据えて生態系としてプロデュースされています。そして、鎮座50年の時点で境内の樹木の調査を行ったところ、わずか半世紀で自然の状態になっていることが解り世界的に注目を浴びたそうです。

 

すごいですよね、どれだけ遠く複雑な視点でプロデュースされたのでしょうか。

 

僕がプロデュースは環境づくりだと考えるのも、こういった視点からです。

つまり出版は著者の実現しようとしている世界の「鍵」として機能するよう、プロデュースされなくてはならないし、その「鍵」でドアを開けた読者のために「感情の受け皿」を設計されねばなりません。

プロデュースとはすべてがうまく機能するよう、しかも成長の段階に応じて役目を終えるものや新たに加わるものを受け入れる柔軟性や器の大きさも必要になってきます。

よく読者の「ペルソナ」を細かく設定して分析したりしますが、それはどうしても「点」で相手を捉えることになりがちです。

庭に生きる動植物が成長し環境を変化させるように、読者も本に出合う前と後で変化成長していくので「線」で捉えた方が良いと思うのです。

読者が本という「鍵」に出合うための仕組みとしても「オウンドメディア」や「イベント」が必要になるし、その後に目指す世界をイメージするために「大義名分」をつくるように著者へアドバイスしています。

読者を点ではなく線で捉えるところから、環境づくりとしてのプロデュースは始まるのかもしれません。

 

そして、このプロデュースにおける核になるものが座組です。

庭で言うところの一つ一つの木、植物であり、池や、石であるものです。

この座組については長くなったので、また次回で。

お客様を大切に思うなら、感情の受け皿を作ることが大事。あと、プロデューサーとしての指針【前編】

感動したらどうしたくなりますか? THE BANBI SHOW2ND STAGEを観て来ました。村田雄浩さんの...

企画を提案するとき、編集者に何を話していますか?

同じ企画でも、伝え方や内容、順番で相手の反応は変わってきますよね。

多くの著者が「言いたがる」ことと「編集者に伝えた方が良いこと」のギャップがけっこうあるので、今回は「僕が企画をメールで提案するとき、相手に伝えること」から、企画の重要なポイントを浮き彫りにしたいと思います。

相手の立場によって伝えるべき内容や順序が変わる

それこそ出版社にいた時、どんどん興味の湧く話し方をされる編集さんもいれば「この企画のポイント、自分で分かってないんじゃないの?」っていう編集さんもいて、当然前者の企画の方が通りやすく、また売れることも多かったです。

例えばいきなり企画について説明するんじゃなくて「ジャンル」だけまず伝えて、相手の頭のチャンネルを合わせてくれる人がいます。「このジャンルの本ってAのパターンが多いのですが、こういう不満があるので、それを改善するのが今回の企画です」というような流れで説明してくれるので分かりやすいのです。

当時、マーケティング部にいた僕は2時間で20本近くの企画についてコメントするので「何の企画か」をまず知りたかったんですよ。

そのうえで「類書に対してどういう差別化を考えてるか」という部分の話をしてくれるのですごく理解しやすい。

あとは編集者の言った「Aパターンが多い」という分析に同感か異論があるか、改善案に賛同するか反対するかが論点なので明確です。

そしたら「もっとこうしよう」「そっちじゃなくて、ちょっと読者かえる方がいいかも」という感じで「その企画は基本的にOKで、そのうえでどう売り伸ばすか」の話ができます。

 

これはマーケティング部だった西浦がすぐ知りたかったことです。

では編集者には何を伝えるべきなのでしょうか

 

何よりもまずは「企画の一番強い部分を一言で表す」

編集者に企画を提案するときは、プレゼン大会に招待させていただくこともあれば、メールで企画書を添付することも、電話で「実はこんな企画が」と相手をつかまえて話すこともあります(事情があって、すぐ企画を通したいとき)。

でもどのパターンでも基本的に「最初に一番の売りを伝える」ことにしています。

企画のタイトルが秀逸なら「●●」というタイトルの企画です。とだけ最初に伝えますし、

コンセプトが一番魅力的なら『○○すれば◇◇になる』という本です。という感じですね。

そして企画以上に著者本人のプロフィール力がある場合は「△△な著者の企画です」と伝えてます。

 

これはもちろんメールでも同じです。

やはり一番の売りを最初に伝えて「ほう、このメール最後までしっかり読んだ方が良さそうだ」と思ってもらいたいですからね。

後で電話でフォローするのがセオリーでしょうが、相手が忙しいとかえって迷惑ですし、基本的にはこの1行目で「他に企画を持っていかれる前に、返事はしといた方が良さそう」と思ってもらえるように1番強い部分を伝えるのだとお考え下さい。

 

逆に言うと「つまりこの企画で一番強いのはここ!」っていうのが文章化できていないうちは準備不足と言えます。

 

企画よりも著者情報を先に伝える理由

売りを伝えた後は、企画についてではなく、著者情報を先に伝えます。

彼らにとっては「今受け取った企画が面白いかどうか」も重要ですが、もっと大事なのはプロフィールなのです。これは編集者が企画のプロだからです。ぶっちゃけた話、できる編集者なら企画が全然ダメでもプロフィールがズバ抜けて良ければ、いくらでも良い企画にしてくれます。

 

プロフィールでは「何に関して日本一なのか」を伝えます。お客さんがン万人とか、日本で唯一『〇〇した医者』とか、100年歴史が続いているとか、逆に日本で一番早くこのノウハウを取り入れた人で、まだ国内では10人もいないとか。

とにかく何の専門家か、どういったすごさがあるかを伝えます。

個人的には西浦はこの「著者のすごさを余すことなく伝える」のを最も得意としています。著者と言う人を実績やコンテンツに分解して、言語化するというのが得意だからです。

 

逆に企画だけ良くても、プロフィールが弱いと「その人が書く理由」として弱いということになるし、書いてもたぶん中身が面白くなりません。

 

だったら企画書なんてなくて、プロフィールだけでいいんじゃない?という意見もあるでしょうがそれもまた足りないのです。

かつてプロデュースした著者でも企画書を書いたことがない人が2名いました。つまりプロフィールが強いから出版社から企画の提案を貰えるわけです。

で、売れたいたのかと言うと一人は1冊も増刷がかかっていない。もう一人は本にならないという状況でした。(僕がプロデュースするまでは)

どちらも「自身のコンテンツの整理・情報のブラッシュアップ」が足りておらず、企画として面白くなかったり、ライターさんに取材してもらっても、うまく本にできなかったりしていたのです。

編集者が作った企画の方が出来が良いのは当たり前ですが、こちらが70点の企画を出せばできる編集者は100点に仕上げてくれるし、こちらが90点のものを用意できれば120点にしてくれるものです。企画を全く整理していない=0点の企画から始めると、やはり到達点も低くなります。

 

そういう意味で、こちらで最高の企画書を作る必要があります。

 

企画書を添付してても、別途伝えるべき企画のポイント

企画書を添付しているのに、企画について何を書けばよいのでしょうか?

「詳しくは添付ファイルにあるから見てね」って話なのですが、それだと見てもらうまでに至らない場合もあります。

ここでも大切なのが企画のコンセプトです。

出版企画書のコンセプトは36文字で作る

「この企画をひとことで言うと何だっけ?」がコンセプトでしたね。

このコンセプトをバシッと伝えて、どんな企画か伝えましょう。

その後少し、コンセプトについての解説をします。背景情報や、いかに新しいかなど企画そのものの魅力を伝えます。

 

ここまで読んでもらえてたら、なんらかのリアクションはありますよ。

ちなみに「ここはこういう方向性に変えた方が良い」と言われることもあると思いますが、それがどうしてもイヤだ、違うと思ったら例え自分に興味を持ってくれていても断りましょう。

逆に「この編集さんが言うんだからそうに違いない」って思えるくらい、信頼できる方に企画は預けたいものです。

編集者に企画を提案するとき、メールに書いていること。

企画を提案するとき、編集者に何を話していますか? 同じ企画でも、伝え方や内容、順番で相手の反応は変わってきます...

ダイエットのコンセプトは「ムリなく痩せる」の出版プロデューサー西浦です。いや、それはムリなのでは…という賢者の盲点を突いてやります。

本の出版を目指してまずやることとはなんでしょうか?

著者の体験談を探す?ネットで質問してみる?出版セミナーに通う?

いろいろありますし、どれもある程度有効です。

そのうえでちゃんとスタートラインに立つにはやはり「出版企画書」を書きましょう。

出版の企画書で、一番最初に考えるべきこと

ネットで検索すれば、これまた企画書の書き方やら、構成についていろいろ書かれているでしょう。でも実は一番最初にやるべきなのが「コンセプト」を立てることです。

ネットなどで掲載されている企画書の項目に「コンセプト」がないケースもあるでしょうが、このコンセプトをしっかり作れたかそうでないかで、出版後の売れ行きが大きく変わります。

コンセプトは企画の軸であり「結局どういう本なんだっけ?」というすべての原点で、編集者が本のタイトルをつけるときに出発点となる「この本の一番面白い所ってなんだっけ?」の答えなのです。

 

僕が運営している会員制出版塾ベストセラーキャンプでも最初に取り組むのはコンセプト作りです。もっと言うと、著者との面談の時に僕の中でだいたいのコンセプトが見えるかどいうかがカギです。

 

このコンセプト作りは本当に口を酸っぱくして、何回も言いますし、実際に何度も練り直しますので、ベストセラ―キャンプの参加者アンケートでも「コンセプトができてよかった!」「コンセプトを固めなければ・・・」と著者もコンセプトに関してすごく力を入れてくれているのがわかります。

 

中には本のコンセプト固めを進めるうちに「自分のビジネスの本当の強みがわかった」「BSCに参加する前に考えていたことを、違う角度から引き出してもらえました」とおっしゃる方も多く、本業へのフィードバックも多いようです。

むしろ、それくらい深く考えないとコンセプト作りとしては不十分です。

 

コンセプトが面白くない本は、絶対面白くありません。

コンセプトにわくわくしない企画は、誰もわくわくしません。

 

それくらい大事です。

まずは、あなたの企画の「何が面白いのか?」をしっかり言葉にしましょう

コンセプトとは「一日一個のリンゴが医者を遠ざける」ようなもの

先週、健康書企画のコンサル中に、コンセプトについてアドバイスをしました。

「『一日一個のリンゴが医者を遠ざける』っていうじゃないですか。ああいうのがコンセプトです。」とクライアントに説明したところ、彼以上に僕が「すごくうまい例えだな!」と感心してしまう事態になりました(笑)

我褒めはそこそこにして、もう少し補足しますね。

 

リンゴに含まれる食物繊維、クエン酸、リンゴ酸、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が

便秘改善、腸内環境改善、血糖値の上昇をゆるやかにする、疲労回復歯を白くする効果、免疫力アップ、美肌効果、血圧を下げる、活性酸素除去、動脈硬化予防などに効果がある。

 

・・・らしいです。

 

つまり、リンゴを毎日1個食べるだけで、以上のような効果を見込めることから、健康書の企画を作ったとします。

 

これを本当に本のコンセプトにする場合は

「一日一個リンゴを食べるだけで、美容と健康に絶大な効果があり、医者いらず!」

~便秘改善、腸内環境改善、血糖値の上昇をゆるやかにする、疲労回復、歯を白くする、免疫力アップ、美肌効果、血圧を下げる、活性酸素除去、動脈硬化予防など~

 

といったところでしょうか。~で続けた部分はその企画で得られる「読者のメリット」の列挙です。

特に健康書ではたくさん効果を書ける方がいいですね。「これさえやっておけば、オールOK!」というくらいの万能感が欲しいです。

 

この企画コンセプトのポイントは「一日一個」という誰でもできる、ハードルの低い提言であること、「リンゴ」は日本中どこのスーパーでも簡単に、しかも安価に手に入るという「誰でも再現可能」であること、美容と健康への効果が多岐に渡り、50代以上の女性を中心に(この層はクチコミ効果も大きい)、オーガニック志向の若い女性や、男性でも高齢な方など広く読者を設定できることです。

 

リンゴはたくさん種類もありますから、どのリンゴが特に何に効果があるのかとか、実際にスーパーでリンゴを選ぶ際に気を付けたほうが良いこと、あとは毎日リンゴを食べるために、スムージーにするとかジャムにしてみるとか、いろんな実践方法とそれぞれの効果、朝昼晩どのタイミングでリンゴを食べるといいのかなど解説してあげれば本として十分に成立します。

 

一つだけ欠点があるとしたら「一日一個のリンゴが医者を遠ざける」ということわざが、すでに日本中で知られており「まあ、そうだろうね」くらいのリアクションしかとれず、インパクトが皆無という点です(笑)

 

こう考えるとコンセプトに一番大切なのは「インパクト」ですね。

もし日本に、このことわざが入ってきてなかったら、かなり売れる可能性のある企画だと思います。

 

コンセプトは36文字で作る

コンセプトの作り方ですが、「こうやればいいコンセプトが浮かぶよ!」というフレームワークなどはありません。あえて言えば何度も何度も練り直して、もっと良い表現があるのでは?もっと違う視点で見たほうが面白いのでは?と繰り返し時間をかけるしかありません。

 

僕がプロデュースしているメンバーに対しても、このコンセプトは最初にある程度固めつつ、プロフィールを作ったり、構成案を考えたりして情報が増えるたびに微調整します。

この要素足せるじゃないですか!とか、こっち方面は(この著者だと)言えなそう、など具体化するごとに微修正が加わるものでもあるし、ある日稲妻に打たれたように「これだ!」ということが思いつくこともあります。僕の場合、だいたい朝のシャワータイムに思いつくことが多いので、降りてきたら最後、風呂場から出るまで呪文のように繰り返すことになります(笑)

 

実は売れる企画書は、このコンセプトを固めるのにすごく時間をかけるのです。すぐ企画書にしてしまうと著者のノウハウをすべて引き出せてなかったり、自分の中にある「型」に当てはめてしまってていて、新しさが無かったりするからです。

売れる編集者も企画書にするまでの期間が長い方が非常に多いです。雑談を通していろんな質問を投げては、著者のコンテンツと市場を繋ぐ強力なコンセプトが降りてくるまで時間をかけるのです。

 

ここまで「確実に良いコンセプトを立てる方法はない」と言って来ましたが、何も解説しないとあなたの参考にならないのでいくつか僕のマイルールをご紹介します。

コンセプトを立てるときのマイルール

  1. 「誰による」、「誰が」、「何をしたら」、「どうなる」本なのかの、4要素からつくる
  2. そのうえで「誰による」を取っても大丈夫なくらい、「何をしたらどうなる」を磨く
  3. 「誰が」も、説明不要なくらい残りの部分を磨く、理想は「本を読める人全員」対象くらい
  4. 最終的に36文字以内にする

 

まず結論の36文字ですが、これは目安程度ではあるものの、かなり重要な数字です。

なぜかと言うと、長すぎるコンセプトは練り切れていないからです。

 

あるマンガ編集部では、新連載を立てるときに30文字前後で面白さが言えなかったら没だと聞きました。なんとなく描いているうちに面白くなってくるかも??と期待するものだけど、ほぼありえないそうです。

僕が36文字としたのはこのコミック連載の話と、18字×2行くらいまでなら人は「読む」のではなく「見る」タイプの認識ができる、とコピーライターに聞いたからです。

 

どちらにせよ、短い言葉には人に深く浸透する、一瞬で理解できる「明快さ」があります。

ですので、36文字を最大として考えます。

 

そうなると、無駄な部分を削っていく必要が出てきます。

その場合、「誰による」という著者情報と、「誰が」という読者情報を削るのがもっとうまくいきます。

 

「誰による」の部分が削れないくらい大きいと、著者の知名度や実績に頼った企画となり本として売れるかもしれませんが、企画としては弱いわけです。

例えば「増刷率90%の出版プロデューサーによる」本だとしても「何を」したら「ベストセラーになる」のかが曖昧だったら、企画としては練りきれていないと言わざるを得ません。

 

次は「誰が」という読者情報ですが、これも出版というビジネスであれば、最終的に「みんな」をターゲットにできるくあらいの広がりがないと10万部、20万部にしていくのは難しいので、「誰が」を限定しないでも成立するくらいのコンセプトにしていきたいです。

 

TV番組の『奇跡体験アンビリバボー』って「たけしの」って頭につかなくても強いですし、視聴者をわざわざ限定しなくても「奇跡的なストーリーに興味のある人=ほぼ全員」と成立しています。

長寿番組はやっぱりコンセプトがしっかりしているなと思うものが多いです。

 

そのうえで強い著者の冠がつけばより売れますし、明確な読者像は共感を産んでよりシェアされる企画となるでしょう。

 

企画書を書くにはまず、コンセプトを明確にして「何をすれば」「どうなる」企画なのかを36文字で表現できるくらい磨き続けましょう。

 

出版セミナーのご案内

出版企画書のコンセプトは36文字で作る

ダイエットのコンセプトは「ムリなく痩せる」の出版プロデューサー西浦です。いや、それはムリなのでは…という賢者の...

こんにちは!出版プロデューサーの白木です。

この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベストセラーを目指す人のための番組
『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.16』の概要です。

出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。

当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)

ゲストのスピ系編集者の岸田さんをお呼びして過去3回お送りしておりますが、今回がファイナルです!
お聞き逃しのないよう、皆さん楽しんでくださいね!

ご視聴は ↓ からどうぞ!

西浦「どーもー、帽子が似合わない、出版プロデューサーの西浦です。」

あるうら「どーもー、僕も帽子が似合わない、フリー作曲家のあるうらです。」

岸田「どーもー、帽子が良く似合う、編集者岸田です。」

西浦「よろしくお願いしまーす(笑)」

岸田「あるうらさんがそれ言ったら、それいうしかないですよね(笑)」

西浦「完全その流れでしたよね~(笑)ずっと帽子被ってるなーと思って。」

あるうら「写真撮ってましたからブログご覧の方はご存知だと思いますけど、確かに帽子すごく似合いますよ。」

岸田「ありがとうございます。似合うっていうとすごく気持ち悪いんで、本当は言いたくなかった。」

西浦「むしろオチでしたよね、『似合う』っていう言葉がね。」

岸田「自分で言うっていうね。」

西浦「僕びっくりするくらい似合わないんですよ。帽子ってオシャレな印象があるから、それこそハンチングとか、被りたいんですよ。

お店でいっぱい見たんですけど、全部頭がデカいんですよ。顔がデカすぎて全然似合わなくて(笑)あ、これはいけるかなと思っても針金とか入ってて、女優がしそうな、めっちゃツバ長い女優帽とかで。似合ってたとしても使えるか!と思って。」

岸田「出版プロデューサーのキャラ的にはいいですよね。一回見たら忘れないっていう。“あの女優帽の人ね!”っていう。」

西浦「“あのツバめっちゃ長い人ね~”っていう。」

あるうら「“無理して帽子かぶってる人ね~”っていう。」

帽子も増刷率もすごい!日本で唯一の出版プロデューサーになれるかもしれない西浦さんなのでした~。
スピリチュアルの話しの時間がいつも足りないので今週は早速スタート!!って、いつも無駄話ししすぎやねん!(笑)

結局スピリチュアルって何ですか?

あるうら「岸田さん来ていただいて今日で4回目になりまして、これまでずっと気になっていたんですけど、『スピリチュアル』って・・・何っすか?今さらですが。なんとなく“ふーん、はいはいはい”と思ってはいたんですけど、『スピリチュアル?ん?結局何?』って。」

西浦「3回ずっと思ってたんだ(笑)」

あるうら「さっきトイレ行ったときに、結局わからんなって(笑)」

西浦「そうですよね。スピリチュアルって言われてもね。多分、あるうらさんは出版業界の人じゃないっていうのもあるし、出版業界の人でも“これがスピリチュアルだよ”って説明は難しい。
スピリチュアルの棚にあればスピリチュアルだろうけど、どこでスピリチュアルの線を引いてますか?

岸田「ほんとそうですよね。スピリチュアルって天使だとか、龍だとか前世とか出てきて。」

あるうら「それはキーワードとして?」

岸田「そうです。僕の定義としては、スピリチュアルと自己啓発のバランス感覚で考えていて、スピリチュアルは“あなたは既に幸せです”っていう現状維持で満足する思考法なんですよ。」

あるうら「ロジカルやな~。」

岸田「お金がなくても幸せを見つけられるとか。引きこもりの方が自分を好きになるだとか。」

あるうら「引きこもってていいじゃない!ってやつ?」

岸田「引きこもりの中でもいい部分を見つけていくという分野ですね。
自己啓発は、引きこもりの人が、部屋を出た後の話しです。出た後に何をするか、何をすればより良いかという話をしています。数式でいうとスピリチュアルはマイナス1から0、自己啓発は0から1、2、3となると僕の中では定義しています。」

西浦「そういう意味では、お金がなくても幸せじゃないかという視点はシンプルライフ系とも近いのかな。『ミニマリスト』みたいに物をあまり持たないとか。あと、宗教書の仏教系もけっこう『足るを知る』みたいなテーマを挙げてるので、そことも近い?」

岸田「近いと思っています。」

西浦「出し方が違うだけで、言っていることは意外と近いんじゃないかということですよね。」

岸田「まさにワニブックスの時に、16万部売れたミニマリストが『僕たちに、もうモノは必要ない。』という本でして、あれは編集者が書いているんです。」

西浦「そうですよね、元編集者?今も?」

岸田「今もですね。同僚だったんですよ。あの本を書いたきっかけがこれだったんですって。」

西浦「え?『神様とのおしゃべり』?」

岸田「そうなんですよ。」

西浦&あるうら「えーーーー!!!」

西浦「16万部を生んだ20万部の本じゃないですか!すげー!!」

あるうら「すごいですね。」

岸田「もっといきたいけど(笑)」

西浦「ああ(笑)現時点で20万部。えーそれはすごいな!」

岸田「だから近いところあるんでしょうね。」

西浦「そういう本屋さんでの棚としては近くないけど、読者が近い本ってけっこうあると思っています。
例えば、話し変わりますけど、僕が昔提案してすごくバカにされた企画があったんですよ。
新入社員で22歳とかで、いわゆる秋葉系の『萌え』要素と『戦争、ミリタリー』を被せられないかなと思って。
理由は明確で、当時『書泉グランデ』という、神田や秋葉原にある本屋さんを担当していたんですけど、オタクの聖地みたいなお店なんですよ。そこの店の同じフロアに『萌え』の本と、時刻表とか空母とか戦車の本が置いてあったりして、それで思ったんですよ。」

あるうら「両方売ってしまえと。」

西浦「同じフロアに置いてるということは、1人で同時に買っていく人いるなと思って。
僕自身が『三国志』とか好きだし、アニメとかも好きなわけですよ。
ゲームの『三国無双』とかも萌えっぽい女性キャラクターもいるじゃないですか。
“アリやん!”と思って提案した時に、“萌えの絵と戦争ものの絵はは全然違う”って怒られて、切られたんですよ。」

西浦「でもその後、『ガルパン(ガールズアンドパンツァー)』とか、可愛い女の子が戦車乗ってたり。あと・・・」

あるうら「艦コレ?」

西浦「『艦隊コレクション』、女の子が戦艦になっているという。同じユーザーだったら合体させてもいいじゃないかと。その前に、『世界の武器がわかる本』とかが『萌え』で描かれたりしたんですよ。エロいタッチでエクスカリバーとかを描いたりしてたんだけど、“来てるやんけ!”と思って。」

あるうら「確かに。『刀剣乱舞』とかもそうですよね。」

西浦ジャンルは違うけど棚は近いみたいな、ユーザーが一緒というのはけっこう互換性があるなと思っていますね。」

岸田「ありますね。」

西浦「ちょっと脱線してしまいました。」

あるうら「それでいくと、スピリチュアルの怪しさを感じてしまうのが、ジャンルが近いから宗教本とかとも近いということですよね。」

西浦「実際に棚近いんですよ。一緒の時もあるしね、精神世界と宗教。」

あるうら「あやふやなところに言及している本だから、ちょっと怖いイメージがつきがちなんですよね。」

西浦「胡散臭いというか、怖い?」

あるうら「正直、いち冷ややかな目線をもった人間からすると(笑)別に嫌いじゃないんですよ、宗教の本も読みますから。でも、んー?という感じです。」

岸田「アーティストもスピリチュアル好き多いんじゃないんですか?」

アーティストの場合は、スピリチュアルを歌詞に盛り込むといい?
あるうらさんの音楽業界の話しの続きは、ぜひ本編をお聴きくださいね。

スピリチュアル本は実際にあった話がベースなの?

西浦「心霊現象とか、実際見た人の話しとか聞くと信じるんですよね。そういう人って多いと思うんですよ。」

岸田「実際起こってるからですよね。」

西浦「除霊したら、毛が抜けまくってた犬の毛が生えだしたとかあるんで。」

あるうら「本に話しを戻しますけど、スピリチュアルの本はみんながわかる具体例を元にけっこう書いてるんですか?

西浦「そうとは限らないですよね~。」

岸田「お話ししている段階では信じやすいんですけど、文章にするとまた怪しくなっちゃうんですよね。」

西浦「そうそうそう!確かに。」

あるうら「またまた~ってなっちゃうんですね。」

西浦「ウソでもなんでも書けるしな~ってなるんですよね。」

あるうら「結局、この番組はスピリチュアルをどういう感じで扱ってるのか(笑)」

岸田「そりゃ、西浦さんはドスピですから。」

西浦「ドスピなんだけど、個人的にはスピリチュアル本好きの人は苦手なところがあるんですよ。初対面の時、岸田さんは“僕アンチスピリチュアルなんですよ”って言ってたんですよ。“おいおい、そんなヤツが何をスッピーズとか言ってるんだ!どうなってるんだ!”って。」

岸田社畜ですからね~。

西浦「はははは(笑)あーそうか、そっちかー。」

岸田「社畜の扉を開けたんでしょうねー。」

西浦「じゃあ、岸田さんはアンチスピじゃないんですか?」

岸田「アンチスピだと思ってたんですけど、あの頃は。でも、企画とかしていてスピリチュアルじゃないと自分では思ってたのに、普通の人からすると“もろスピリチュアルじゃん!”ということが起こりすぎて、“やべぇ、アンチスピじゃねぇ”とある日思ったんです。」

西浦「僕ら同じタイプってことですね。」

岸田「マヒってるんです。アンチじゃなくてマヒってたって。」

あるうら「子どもはみんな生まれる日を選んでますからね~。」

西浦「天才って自分がすごいって気づかないっていうじゃないですか。当たり前にできるから、僕らは天才的にスピリチュアルなんでしょうね!僕ら『ニュータイプ』だったのかもしれないですね。」

岸田「知らぬ間にスピリチュアルやってた。」

西浦「僕はでもスピリチュアル読者ちょっと苦手なんですよ。苦手じゃないですか?」

あるうら「作ってる人がそれ言って大丈夫なんですか?」

岸田「どこまで言っていいかわからないですけど。」

西浦「ひょっとしたら丸々カットかもしれない(笑)」

岸田「すごく思うのは、メッセージの部分をつかまずにその著者になろうとしている人って多くないですか?著者のメッセージをそのまま鵜呑みにして、著者のままやったらお金持ちになれるんだーみたいなこと言って貧乏になっていく人。」

西浦「ただ金は使ったほうが入ってくるって聞いて、散財してみたいな。」

あるうら「お金は使えば使うほど入ってくるというのは、スピリチュアルなんですか?」

西浦「スピリチュアル的にも言えるし、自己啓発でもそうだし、経済回すという意味でもそうじゃないですか。使えるってことはお金が入っているとも言えるし。『浄罪』ってお金って利益をずっと独占していると嫌な空気を放ちだすから、寄付したり使えっていったり、そのあたりはスピリチュアルですよね。」

岸田「何の補足もいらないくらいスピリチュアルトークしてますからね。」

あるうら「僕は、岸田さんに聞いたのに(笑)」

西浦「俺、スピリチュアル出版プロデューサーになったほうがいいのかなー。アンチなんだけどな~。」

西浦「でも、アンチの人が作ってるから、『神様とのおしゃべり』は説得力あるんですかね。著者にそう言われて、“そうなんですか!すごいですね~!”ってそのまま作った編集者では読者の一般的ユーザーに届かないんじゃないかな~。」

岸田「それは目線としてめちゃくちゃ大事にしていて、ある意味で著者を絶対に好きにならないって決めているんですよ。」

西浦「そうなんですね、スピ本に限らず?」

岸田「はい。著者と同化しちゃうとただのナルシズム本になるので、読者がつまるところを見つけていくのが大事で、その目線があるかないかで本は全然違ってくると思っています。」

西浦さんは、スピリチュアル読者は嫌い!?

岸田「ちなみに、西浦さんの『嫌いな読者』ってどういう人なんですか?」

西浦「スピリチュアルなことにすがっている。現状維持の肯定だけをしていて、“弱ってるな~!”っていう感じの人。弱っているのはしょうがないけど、“もうちょっと元気だそうよ”って思ったりする。『嫌われる勇気』とか、ああいう強い本好きなんですよ。マツコ・デラックスさんとか言うことってすごく『真っ当』でしょ?」

西浦「例えば、ある古い本で読んだんですけど、浮気をするならば、女性は母親という役と、女という役の両方を演じきらなければだめだと。演技力がないやつはやるなと書いてあったんですよ。
母親としてちゃんとできる人が裏で浮気するのは構わないけど、母親ができていないのに、浮気だけして、浮気している間に子供が事故で死んでしまう、なんて絶対許せないことだって。
『浮気はダメだ』と蓋をしてしまうのは、固定観念なので賛成ではないんですが、真っ当な理由があると納得できるんですよ。」

岸田「浮気したのは、“魂の声が言ったから”ってなってくるとね~。」

西浦「そうそうそう、“自分に甘いだけやないか!”っていう。」

岸田「それは否めないですよね。」

西浦「著者とかは、そこから生まれる不利益もちゃんと背負っていると思うんですよ。叩かれることも。でも、読者はそれをやらずに形だけ真似しているところがあるから。」

岸田「…なるほど。つまり、西浦さんだけがすごく読者を嫌っていて・・・」

西浦「違う違う違う(笑)読者にとって、救いになってないんじゃないかって。」

あるうら「じゃあ、もう時間なんで。」

岸田「西浦さんってそういう人です!!!(笑)」

西浦「そういうことじゃないんだよ(笑)コウジ西浦のっていう番組なのに!裏切られたー!!!」

読者の皆様に対して、次週は謝罪会見がなされる・・・かもしれません(笑)
4週にわたってスピリチュアルなことをたっぷり岸田さんありがとうございました!

『神さまとのおしゃべり』第二弾 発売決定!

4回に渡りゲストとして登場していただいた岸田さんが編集を担当する、20万部越えのスピリチュアル本定番書『神さまとのおしゃべり』の第二弾が発売決定!その名も『悪魔とのおしゃべり』いよいよ禁断の悪魔とのおしゃべりが公開されます!アンチスピだからこそ、読者にちゃんとスピリチュアルを届けられる岸田さんだからこそ「悪魔」とのおしゃべりが実現し得ると言えます!
ぜひご購入を!

 

当番組へのご意見ご質問は、出版TIMESのfacebookページにて受け付けております。

あなたからのコメント、メッセージをお待ちしております!

 

【webラジオ】「ベストセラー編集者が『著者を絶対に好きにならない』理由」コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.16

こんにちは!出版プロデューサーの白木です。 この記事は、著者から「ずっと笑ってるラジオ」と称された(笑)本でベ...

「著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え、『血流がすべて解決する』はとても大事な作品になりました。」

「編集者としてはすごく心強い “元出版社の営業”という、めずらしい経歴のプロデューサー」

「発売当日に1万部増刷!合計7万部突破!西浦さんのマーケティングに感謝」

 

など、編集者さんや著者さんから、実績やスタンスに対して多大な信頼をお寄せ頂いている、出版プロデューサー西浦孝次の初・オープンセミナーを開催します!

どなたでも参加可能な基本的な内容で、かつ限定8名の少人数制ですので、ワークでのフィードバックなど、得るものの大きいセミナーにしたいと思います。

まずはこのセミナーにご参加いただき、ベストセラー出版への第一歩を踏み出してみてください。

 

こんな方におすすめです

  • 人から「出版した方が良い!」と勧められるが、本を書くべきかどうか悩んでいる
  • 出版について初歩的なことから学びたい
  • 処女作からベストセラーになった事例を知りたい
  • 他の出版セミナーや本で学んだ内容を整理したい
  • 本を書いて、今以上のお客様に貢献したいと思っているが、具体的に何を準備したらいいか悩んでいる
  • 企画書を書いたりするものの、これでいいのか自信が持てない

セミナー概要

★出版セミナー「あなたが書くべきテーマの見つけ方」
(自分の強み整理、売れるテーマ売れないテーマ、自分が考える実績と出版に通用する実績の違い、切り口セッション…and more!)
■開催日時
2017年12月8日(金) 14:30〜16:30@SHIP第一会議室

  • 参加費15,000円 特価10,000円 

詳細・申込ページへ

 

私たちの7つの特長

出版社のマーケティング部時代に培った増刷ロジックと、

出版プロデューサーとして平均部数47,000部、増刷率90%を実現したノウハウを提供

  1. 出版社のマーケティング部時代に培った「販売部のノウハウ」で、より多くの読者に受け入れられる企画を立てる
  2. 書店の棚、どの本の横に置かれるかまで想定した、マーケティング戦略
  3. まず1年、それ以降も平積みをし続けてもらう前提の企画づくりと販売計画
  4. あなたと読者の目的から逆算して、そのうえで読者が最大化するように出版とオウンドメディアを設計
  5. どういった文章に読者が反応し、クチコミが生まれるか、原稿へのフィードバック
  6. ただ「売れる」だけではない、何枚もの読者はがきを1年以上経っても送っていただけるような、本物志向のモノづくり
  7. 今まで平均47000部、増刷率90%を達成してきた、優秀な編集者、営業担当との厚い信頼関係

 

編集者の皆様からのご推薦

著者と編集者、そして出版プロデューサーという

ビジネスライクな関係を超える

サンマーク出版 黒川 可奈子さん

サンマーク出版 第一編集部 デスク 

黒川 可奈子様

西浦さんとは20万部を超えるベストセラーとなった『血流がすべて解決する』(堀江昭佳著)という本でご一緒させていただきました。

それまでは飲んだりライブに行ったりすることはあっても仕事をする機会はなかったのですが(笑)、はじめてご一緒した企画でベストセラーを出すことができ、本当に感謝しております。 企画がスタートした頃、堀江さんの筆が一度止まってしまったことがあります。その間も西浦さんは丁寧に著者にアドバイスを続けていらっしゃり、結果的にすばらしい原稿をいただくことができました

逆に、原稿があがってからは、私の編集方針を信頼してくださっているのか、ゲラの内容やカバー、帯ネームについて、感想をおっしゃることはあっても、絶対にこうしてほしいと言われることはありませんでした。自分で一度決めたことを曲げたくないという編集者の気質を理解してくださっていたようです(笑)。

ご紹介いただいた堀江さんも、常に読者のためを思ってくださる大変人柄の良い方で、版を重ねていくことを3人で心から喜びあうことができました単に著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え『血流がすべて解決する』はとても大事な作品になりました

結果的に弊社での出版にいたらなかった方でも、西浦さんのセミナーでお会いした方は、みなさんその道のプロで、著者になるに値するすばらしい方々でした。 セミナーに参加するか、プロデュースを受けるか迷っている方も「ビジネスライクな関係を超え、心から大事に思える作品を読者に届けたい」と思われるなら、一度セミナーに参加されるのをお薦めします!


編集者としてはすごく心強い “元出版社の営業”という、

めずらしい経歴のプロデューサー

『スッピーズのキッシー』の中の人

サンマーク出版 第三編集部 

岸田 健児

“著者寄り”でもなければ、“編集者寄り”でもない。西浦さんは、「おもしろい本ができればそれでいい!」と本気で思っている出版プロデューサーです。つまり、「本」が王様なのです。

「媚びを売る」という意味では、著者の心も編集者の心をつかむことにも興味がない。だから、読者の心をつかむ企画がたくさん生まれているのだろうなぁと勝手に思っています。著者に媚び売ったほうが作家が集まってきて儲かるはずなのに(笑)。

また西浦さんは、“元出版社の営業”という出版Pの中では、めずらしい経歴の持ち主。だから、書店でどんなふうに並べられるかといった、棚感覚が分かっていらっしゃるのも、編集者としてはすごく心強いです。

あと、チャーハンも、すごく くわしい。


圧倒的なクオリティを誇るのが、西浦さんの主宰されている会

フォレスト出版 森上編集長 写真NGということでイラストにて

フォレスト出版 編集長 

森上 功太様

出版業界内には、大小問わず多くのコミュニティがあり、私も業界の端くれとしていくつかの会合に参加させていただいています。ただ、その中でも圧倒的なクオリティを誇るのが、西浦さんの主宰されている会であると思います。

それは、主宰者の西浦さんが個人レベル、身内レベルに留まらず、出版業界全体を盛り上げたいという、私欲を超えた視点で取り組まれているからだと思っています。それは、ボランティアで出版業界を目指す若者の育成に取り組まれていたことや、今も大学で未来の出版人の教育に取り組まれていることが、何よりもの証拠です。

「出版とは何か?社会が出版に何を求めているのか?」その命題に真摯に向き合っている西浦さんに出会えたことが、20年近くこの業界に身を置く端くれとして、個人的にも最高の財産です。


出版された方からのご推薦

発売当日に1万部増刷!合計7万部突破!西浦さんのマーケティングに感謝

山本正明さん

『奇跡の営業』著者 山本正明 様

私が出版を目指した動機は、自分の考えや経験を多くの人に伝えることで世の中の役に立てたいということです。

出版塾を通じて、自分のやってきたことを振り返ることができ、自分のオリジナリティを見つめ直すことができました。

そして出版後。
発売当日に増刷かかったのは今思えば、とっても大切なことでした。

本屋さんで本がちゃんと積んでもらえているから売れたのです。
西浦さんのマーケティングに感謝です。

新聞広告していただく度に、知り合いから「すごいね、おめでとう」という電話、メールを頂戴し、感動しました。
さらに、「JRの吊広告を見たよ!」という写メールの嵐で感動しました、多くの方が「『奇跡の営業』と奇跡の出会い」をしてくれたのです。

私は関西におりますので、東京はイイナーと思いつつ、関西でも!とがんばる励みになりました。

出版後の大きなできごとは、講演依頼3社、保険会社からの著者確認2社、
さらに、まったく知らない方からの感動メールや、電話と自己肯定感がさらに高まる毎日です。

本を出して本当によかったです。
自己満足ではなく、読者の役に立っている。
日本の社会に役立っている。
みなさんに勇気とやる気を生み出せていると思うと、しあわせーーーーーで一杯です。
感謝です。


書店に対する気遣いや著者に対しての想いがすばらしい

『仕事は「捨てメモ」でうまくいく』相葉 光輝 様

西浦さんほど本に対して誠実で熱い方はいないと思います。

著者にとって出版することは出来ても、一人の力でベストセラーにすることは出来ません。
そこで悩んでいたときに西浦さんに出会いました。

若くして数々のベストセラー作品を生み出しているだけに、緻密な戦略やアイデアが豊富なのはもちろんですが、それ以上に、書店に対する気遣いや著者に対しての想いがすばらしいのです。

その上、実績と信頼があるから、編集長にも的確に意見を言える、すばらしく頼れる存在です。

ベストセラーはチームで生み出す現象とおっしゃるだけあって、まさにベストセラーと言う言葉は、西浦さんのためにある言葉のように思います!

 

 

★出版セミナー「あなたが書くべきテーマの見つけ方」
(自分の強み整理、売れるテーマ売れないテーマ、自分が考える実績と出版に通用する実績の違い、切り口セッション…and more!)
■開催日時
2017年12月8日(金) 14:30〜16:30@SHIP第一会議室

  • 参加費15,000円 特価10,000円 

詳細・申込ページへ

『出版TIMES 1周年』記念、出版セミナー開催!

「著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え、『血流がすべて解決する』はとても大事...

出版プロデューサーの西浦です。2010年から今(2017年9月)までプロデュースしてきた本の平均部数約47,000部、増刷率は約90%と、非常に安定的にヒット作を世に出し続けることができました。また、今までも5万部越えは何冊かありましたが、2016年に出た『血流がすべて解決する』が20万部を突破し、各種ランキングトップ10に入るなど、ベストセラーと呼べるものも手掛けることができました。(すべて素晴らしい著者や出版業界関係者の皆様のお力のおかげです)

特に僕がプロデュースした本の9割以上が「処女作」だったこともあり、初めて本を書く人の素朴な疑問とか、抱く不安をたくさん聞いてきました。

この記事では、今まで「はじめて本を書く人たち」をプロデュースしてきた経験を活かして、「本を書く方法」について「はじめての出版」用になるべく専門用語など使わずにまとめました。

特に一作目からちゃんとベストセラーを狙うための方法という視点で書いています。

 

本を書くとは

「出版社から紙の本を出版する」ことを指します(特に、この記事では)。また、電子書籍を出したい人もいるようですが、紙の本を出版できれば、今はほぼ間違いなく電子書籍にもなります。

本を書くというと「自分のPR」「自分のすごさを伝えること」のように思う人もいますが、それは自費出版の話です。※自費出版、商業出版などの用語については下記リンクが参考になります。

商業出版・企業出版・自費出版の違いとは

この記事では「商業出版=本を書くこと」として解説します。

よって、本を書くとは「読者の悩みや、疑問、好奇心を満たすために、自分の知識や経験、恥を公開すること」です。つまりボランティア活動に近いものと捉えてください。代わりに多くの読者から指示された本には印税が支払われます。

「読者のために本を書く」という意識をもって、本を書きましょう。

 

<書いた本が、発売されて売れるまで>

著者であるあなたは「原稿」を書いて出版社に提出することが仕事です。その原稿を「本」にして販売するための「編集」「デザイン」「印刷・加工」「流通」「在庫管理」「売り上げ回収」などをすべて出版社が行ってくれます。その本を販売するため出版社が広告費を出したり、本屋さんで使うPOPなどを製作してくれます。(著者には原稿以外に、自著の宣伝という重要な仕事が存在しますが、後述します)

 

出版社から本を出すと、新刊配本といって、発売直後に全国の本屋さんへ本が送られ、返品されるまで店頭で並べてもらうことができます。

配本された本が売れれば本屋さんから追加注文が入り、出版社の在庫から出荷されていきます。順調に出版社の在庫が出荷されて、本屋さんで売れていくと「増刷(ぞうさつ)」「重版(じゅうはん)」がかかります(どちらも同じ意味です)。「刷を増やす、版を重ねる」というのはつまり、「売れ行き好調につき、再生産」ということで、著者には増刷分の印税が支払われます。

 

本を書く手順

本は

  1. 企画書を書く
  2. 企画書を編集者に見せて「担当」になってもらう
  3. 編集者が企画会議等で、出版の合否を決定
  4. 原稿を執筆
  5. 編集者からのフィードバックに合わせて修正(しばらく、4→5をくり返す)
  6. 脱稿(全部書いて、編集者に渡す)
  7. ゲラチェック
  8. 出版

という手順で書いていき、出版されます。

「企画書を書く」から「原稿を執筆」まではこの記事をご覧ください。

本を出版しようと思ったら、何をどういった手順ですれば良いのか【無料で超シンプルな4ステップ】

 

7の「ゲラ」というのは「原稿が、本番のデザインなどを反映された状態で印刷された紙」のことです。原稿をワードで横書きで書いていても、ゲラでは縦書きになっています。ここで「固有名詞が変わってないか」とか「事実関係が間違ってないか」などのチェックを行います。赤ペンで修正指示をすることが多く「赤入れ」などとも言います。

ちなみにゲラの段階で大きく内容を変更したり、表現方法を変更するのは嫌がられることもあります。「だったら原稿の段階で直しとけ」という話です。たしかに。

ゲラの赤入れ前後で、印刷業者さんとのやりとりや、カバーのデザイン決め等ありますが、編集者の仕事なので割愛します。

本を書く期間

本を書くのにかかる期間は、短い人で半年、普通は1年~1年半、あるいは2年以上ということもよくあります。

具体的な流れを説明します。

編集者さんに企画書を提出して、修正に対応して、企画会議通過の連絡をもらうまでにおよそ1ヶ月。

企画通過後、週に3日間、1日につき3000字ずつ原稿を書き進めたとして1週間で9000字です。10万字の本だとすると約12週、つまり3ヶ月かかります。

当然ダメ出しなどのフィードバック対応や「今週はどうしても書けない」という時もありますので、1ヶ月はバッファが欲しいですね。

そうして原稿をすべて書き終えてから、本が印刷されて世に出るまで1ヶ月くらいだと思ってください。

これを足し算すると

  • 企画会議1か月+原稿3か月+バッファー1か月+印刷加工1か月=6か月

になります。それも、かなり順調なペースの場合です。

 

実際は編集者が忙しすぎてパンクして、まる1か月放置されることもありますし、原稿に思ったより時間がかかったり、調べ物も必要だったり、発売後のイベント準備もしなきゃだしで、1年くらいかかってもおかしくありません。それに、そもそも編集者に提出できる企画書を作るのに、半年か、たいてい1年くらいはかかります。

ですので企画書が出来てからだと半年~1年企画書を作るところからなら、1年半~2年くらいが本を書く期間になります。

<発売日について>

「誕生日に本を出したい」「会社の設立記念日に合わせて出版したい」といった希望を出される方もいますが、基本的に発売日を著者側がコントロールすることはできません。

ダイエット本のように、季節性のあるものはその時期に合わせて発売日を設定しますし、3月末などどうしても各社新刊が多い時期は(返品されやすいので)避けたい、など販促に関するいろいろな思惑によって決まります。

ただし、視聴率のよいTV番組での特集などが決まっていたら、他の書籍を後回しにしてでもあなたの本の発売を早めてくれることもあります。すべては「いつ発売すると売れるか」という販売計画によって決まります。

本を書くのに必要な資格

特に著者になるのに資格はいりません。しかし誰でも出せるわけではないので、その意味でやはり資格は必要です。

つまり「あなたがその本を書いても良い、納得感のある理由」が必要だということです。どういうことかと言うと「太ってる人のダイエット本は説得力がないよね?」ということです。

その本のジャンル・テーマに精通していること、実際に成果を出していることを証明しましょう。こういった実績や成果は企画書のプロフィール欄に盛り込みます。

 

原稿を書くときの注意

原稿を書くときの注意ですが、下記リンク先の記事が非常に参考になります。

初めて本を書く人にお願いしている事

●自分の事は書かない 

●時事ネタを書かない 

●企画は他言してはならない

など、まさに初心者がやってしまいそうな実例てんこ盛りです。特にこの3つはリンク先でも最初に書かれているくらい、よくあるうえに、すべてのジャンルの本で共通する重要なルールです。

ただ、この記事を書かれたハマザキカクさんは25万字以上するような、大全系の書籍を多く手がけてらっしゃるようで、そういった編集スタイル用のお願いだなと思われる事も書かれています。ですので、そのまま踏襲すると一般的でないかも?と思う部分もあるのでそれについては下記に補足します。

【補足】

●メールの返事はお互い急がない 

●打ち合わせはしない

10万字前後の一般的な本を書く場合、やはりレスは早い方が良いです。

でも編集さんがすぐに返事できないことが多いのは事実なので「自分はすぐレスする、編集者からの返事はちょっと余裕を持つ」くらいのスタンスでいましょう。

打ち合わせも頻繁ではないにせよ「初回の顔合わせの後、次に会うのは完成祝い」というのは稀なケースです。忙しい編集者と毎月打ち合わせする必要はありませんが、それでも顔合わせから発売まで4回くらいは会うことが多いです。(販促の相談とかしなくてはいけませんし)

 

●毎月送る

こちらは下記の意図があってのことです。

その人が1ヶ月で無理なく書ける文字数が大体算出できます。そのスピードを計測した後、毎月、構成案に沿って各章なり各節を必ず定期的に送って貰う事にしています。毎月、締め切りがあるお陰でペースが遅れる事もなく、常に進捗状況を把握できます。

まったくもってその通りですが、これが10万字くらいの本ですと1ヶ月本気で書いたら、人によっては原稿の半分以上を書きあげてしまう人もいるでしょう。そうなると

また執筆作業は孤独な戦いですが、毎月、私が第一の読者となって感想を寄せることによって著者にとっては励みにもなり、大幅に脱線する事も避けられます。またその間、私の方で読んだ関連書を指摘したり、何か新たな提案をする事によって刺激を与え、モーティべーションを維持する事が可能になります。

が実行できません。ですので、一般書の場合、毎週かもしくは隔週で原稿を送り「大幅な脱線」をしないよう、「新たな提案」でモチベーションを維持できるようにしましょう。実際、僕がプロデュースした中でも特に売れたものは、原稿執筆時のやりとりが多かった企画ばかりです。

「原稿を見てもらって、フィードバックを活かす」というのは、特に処女作でベストセラーを生み出すための重要ファクターなのです。

本を書くメリット・デメリット

<ブランディング・告知効果>

人によっては「本を書くことは、個人にとってのIPOと同じ」などと、ブランディング効果があるような言い方をします。でもそれは「売れた場合に、結果論としてブランディング・告知効果がある」という認識が正確で、売れなければなんのブランディングにもなりません。

なぜかというと、本は年間に70,000冊以上が刊行されており、「本を書いただけ」「出版しただけ」では、7万分の1でしかないからです。ちなみにこの7万という数字は全国にあるコンビニエンスストアの合計数55,090店舗よりも多い数です。

(参考:【2017冬】コンビニ店舗数を調べてみた! セブン・ローソン・ファミマなど都道府県別の勢力図は?

どこかのコンビニチェーン店に加盟して、1店舗出店しただけで、その他のコンビニに比べてブランディングになるでしょうか?

しかもコンビニより多い7万点というのは毎年新規で発行される本の数です。つまり、新刊以外の「過去のヒット作」とも比較され、勝負していかなくてはならないのです。

その状況では、むしろ本を書いているのに自分の本が売れなかったら「この人本当に大丈夫?」と思われる危険があると思いますがいかがでしょうか?

<誰に読んでもらえるのか>

紙の本は「読んでもらえる人」がwebや他のメディアと違うというのが、メリットだと言えます。

webは検索ワードで上位化することで、検索してきてもらったり、バズらせることで爆発的に世に広める可能性があります。しかし、検索はその「キーワード」を認識している人に限られます。例えば「糖質制限」を検索する人は「糖質制限」のことを知っている人だけですね。しかし本屋さんでは「美容・ダイエット」の棚に来てる人に告知することになるので「糖質制限」という言葉を知らない「ダイエット超初心者」にも届けることができます。

またバズるワードというのはどうしても若い世代向けになりがちです。しかし、今の本は(ジャンルごとに偏りがあるとはいえ)年齢層が高く、特に医療健康ジャンルやお金(蓄財系)などは、webで情報を集めるより、TVや新聞広告に反応する世代にリーチできます。

 

もちろんそもそもの話として、地域に根差したビジネスやサービスを提供されている著者の場合、全国主要都市に自分の本を並べてもらえることは、遠方の読者に知ってもらうことができるという意味でメリットがあります。

 

本を書くための準備

本を書く準備としてやっておいた方が良いことをまとめます。

<企画書を書く>

本を書く手順でも紹介しましたが、本のすべては企画書から始まります。ですので企画書を書きましょう。

企画書の要素ですが、特に「すべての出版社に共通のフォーマット」というものはありません。

なので、僕がいつも使っている企画書の要素をご紹介します。

【企画書の7要素】

  • タイトル案(あればサブタイトルや帯の案も)
  • 著者プロフィール
  • 体裁(本体価格と本の形状)
  • コンセプト(16文字×2行まで)
  • コンセプトの解説
  • 企画概要と企画意図
  • 構成案

タイトル案(とサブタイトル、帯案)とプロフィールでA4用紙1枚使い切るくらいの分量を使います。

体裁はとりあえず「文庫」か「新書」か「四六判」(普通のサイズの本のこと)かから選びます。四六判の場合、ソフトカバーかハードカバーかも書いておくと良いでしょう。どういうサイズの本かで、企画書の意図が変わってきますので地味に重要です。本体価格は文庫は500円強、新書は1000円前後で、ソフトカバーは1200円前後で、ハードカバーは1800~2400円くらいいまででしょうか?ただ価格を決めるのは出版社ですし、何なら書かなくても大丈夫かもしれません。僕は昔からの癖で書いてますが。

コンセプトはその企画の何が面白いかを伝えます。タイトル案がけっこう攻めてて「インパクトあるけど、ちょっと説明がいる」っていう時などに特に重宝します。コンセプトは「ヒトコトで言うと、こういう本だよ」という話なので、それを解説します。

そして実際の企画概要と、その意図を書き、最後に具体的な構成案になります。つまりよりインパクト重視・コンセプト的な部分から、徐々に具体的な企画の中身に移っていくのです。

ちなみに構成案は5章構成で、各章の見出しが8つずつくらいでしょうか。多くても問題はないですが、これより少ないとあんまりネタがないとか掘り下げが足りないという印象を与えます。また、例えば見出し100個のようにあんまり多すぎると絞り切れてない、散漫な印象も与えます。

 

具体的に企画書を書き始める方法は、この記事が参考になるかもしれません。

売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】

<長文の文章力を身につける>

本の原稿はだいたい8万字~12万字と言われています。これはかなりの分量で、日々SNSなどで文章を書きなれている人でも、書けないことがあります。

書けない原因の一つはネタ不足です。原則として同じ本の中で同じ内容は書かないので、基本的に見出しの数だけネタが必要です。日々SNSなどに投稿している文章だとネタが被ってても気にしませんし「表現は違うけど、結局は同じことを言っているだけ」という状況でも、あんまりツッコミが入ったりはしません。

この対策としてはネタ帳を作る、もしくはブログ等をはじめて50回以上、違う内容で連載することです。

5章編成で各章8つの見出しの本なら、5×8で40個のネタが必要になります。最低40以上の「書けるネタ」のあるテーマなら、ネタ不足で書けなくなることはありません。

 

また、ネタとは別に長い文章そのものが書けない人もいます。短い文章と違い、長い文章は「構成」を意識しないといけません。例えば全体を5分割して「導入」「問題提起」「背景説明」「解決策提示」「具体案」のように構成を組み、自分が今、どこを書いているのか?どこを削って、どこを厚くすべきかなど書きながら鳥の目で見なくてはいけません。つまり短い文章を書いている人がよくやる「勢いのまま書く」というやり方だけではダメなのです。

ではどうやって解決すればよいでしょうか?一番有効なのは、やはりブログやオウンドメディアで2000字以上の記事を作成することですね。

特に記事として書く場合「何を伝えたいか」から逆算して<見出し>を作ることになります。この見出しを作成して、見出しに合わせた内容を書くというのは非常に良い訓練になります。

「書けない」のは地味に効いてきます、企画書を書く前に準備しておきましょう。

<見出し・構成案を作る>

企画書の要素としてすでに紹介しましたが、見出し・構成案づくりには準備が必要になります。見出しというのはネタそのものであり「PCの前で、今すぐ思いつくもの」だけだとありきたりになってしまうことも多いので、思いついたときにストックしておくのが重要です。

なので、見出しについては、仮に5章×8つずつ=40個で足りるとしても「これはまとめて一つにした方が伝わる」とか「もっと良いエピソードがあったな!」など日々の仕事などで思いつくたびにブラッシュアップしていきましょう。

時間をかければかけるほど面白い見出しになります。(時間をただ過ごすだけではだめですよ、ちゃんとネタ探しをして「時間をかけて」ください)

<編集者の知り合いを作る>

企画書ができて文章の練習をしても、編集者にその企画書を見てもらえなければ、その後の「企画会議」で検討してもらえません。

なんの人脈もなければ、出版社に直接持ち込みとなるのでしょうが、郵送しても見てもらえるか分かりませんし、見てもらえても企画が採用される確率はとても低いようです。某出版社は「すべての持ち込み企画に目を通す」そうですが、企画書1000通のうち、2~3冊が本になるイメージだと言っていました。

この現実を考えると、持ち込みはハードルが高いので編集者と知り合って、関係性を作る努力をする。もしくは、出版セミナーに参加して、紹介してもらうかしましょう。

自分で知り合いを作る場合は、編集者が集まってる飲み会に呼んでもらうのが一番早いです。ただ、売り込み目的の人が飲み会に呼ばれるかというと、やっぱり呼ばれにくいので、気に入った本の出版記念パーティなどに参加してみましょう。その本の担当編集さんが来ている確率は高いです。

プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

<情報・知識のウラ取り>

けっこう時間もかかるし、大変なので事前にやっておくと良いのが「情報のウラ取り」です。自分が体験したことを書くだけなら、そんなに大変ではないですが、一般論について言及したり、他者の話を書く場合は必須となります。

例えばこの記事では『某出版社は「すべての持ち込み企画に目を通す」そうですが、企画書1000通のうち、2~3冊が本になる』と書いきました。これはもちろん、ちゃんとウラを取った情報です。ある出版社の編集さんに「御社で持ち込み企画が実際に本になることってあるんですか?」と聞いて、ちゃんと教えてもらいました。

また、一般論について、例えば「納豆は健康に良い」ということを言う場合も「根拠はあるのか?」とちゃんと調べましょう。特に「医療健康」ジャンルと「節税」などお金に関するジャンルは「エビデンス」が非常に重要です。

参考文献を調べに図書館に行ったり、ネットで確認できる記事でもちゃんとURLを記録してキャプチャも取っておくなど、時間のあるうちに準備をしておきましょう。

 

<オウンドメディアを持つ>

オウンドメディアとは、自分で管理運営するメディアのことです。これは本を書く「だけ」であれば必須ではありません。しかし、その本をちゃんと世に広めること、その後のことも考えるなら必須と言えるでしょう。

 

オウンドメディアのあり方は、画像・動画コンテンツ配信、ECサイトなどいろいろありますが、本の出版を考えている人であれば、文章を中心としたコンテンツになるでしょう。これは原稿をを書く練習になるし、シェアされる記事が書けるようになると、本になったとき線を引いてもらえるような文章が書けるようになります

また、編集者がネットで調べて、本の出版依頼が来るというのは良くある話です。「笑える スピリチュアル」で検索して、さとうみつろうさんのブログを発見し、後に「神様とのおしゃべり」が出版されたという話を、担当編集者の岸田さんがwebラジオで話してくださってましたね(リンク先の音声ファイル18:30ごろから)。

 

オウンドメディアで読者を増やしておくと、出版後にまずその読者に告知することができます。最初に買ってくれるのは「自分のことを知っている人」がほとんどなので、発売前からお客さんを作っておくと有効です。「出版は発売までに積み上げた結果がすべて」というのは西浦の持論ですがまず間違いありません。

 

また本が売れた後のことを考えてもオウンドメディアを作っておくべきです。本が売れればファンができます。そのファンの受け皿として講演会やサロン、セミナーの案内をしたり、物販することも可能です。読者を迷子にしてはいけません

 

本の出版後、ネット連載など依頼されることもあります。外部サイトでの連載は読者の目に留まったり、シェアされることも多いのですが、永遠に連載が続くわけではありません。どれだけあなたの記事に人気があっても、編集長が交代すると一新されたりとか。外部連載であなたのことを知った人を、連載が続いている内にオウンドメディアに誘導しておきましょう。

 

本の出版をお考えの方へ

本を書く方法【はじめての出版用】

出版プロデューサーの西浦です。2010年から今(2017年9月)までプロデュースしてきた本の平均部数約47,0...

「本を出版したい」と思ったら、どういった手順で何をすればよいのでしょうか?

すでに作家として活動していて、いくつかの出版社にルートがある方は別ですが、初めての著作、つまり著者デビューの場合は右も左も分からないですよね。

いろんな出版セミナーがあったり、エージェントさんがいらっしゃって、結局何をすべきかわかりにくいかもしれません。

でも本当に必要なことはシンプルです。

 

本を出版するための、無料で超シンプルな4ステップ

  1. 企画書をつくる
  2. 企画書を編集者に預ける(企画会議に出してもらう)
  3. 企画会議でOKをもらう
  4. 原稿を書く


たったのこれだけです。この後、原稿を書き、(編集者からの修正依頼を元に)加筆修正、ゲラチェック(事実関係など中心に、表現など確認)を経て無事、出版です。

特にお金はかかりません、原稿用にPCを買ったり、取材や調査のために参考資料を買ったりすれば、諸経費は必要になりますが。

いわゆる出版セミナーや出版プロデュースというサービスは、これらの「シンプルな手順」を代行してもらったり、アドバイスしてもらうために発生するコストです。

自分の首を絞めるようですが、これらのステップを自力でクリアできる人には、出版プロデューサーも出版セミナーも不要です(笑)

1.企画書をつくる

本を書くには企画書が必要です。
出版社は企画書で全て決定させていますので、この「企画書を書く」作業がとても重要です。

あなたに「企画力」があり、それを紙で伝える「企画書の書き方」さえ知っていれば、別に企画系の出版セミナーは必要ありません。

「企画書なんて書いたことないよ!」という方も、ネットで「出版企画書の書き方」など検索すればいろいろ出てきますから、無料でお金をかけずに企画書を作れるようになるでしょう。

編集者に見てもらえるレベルの企画書を書けるように、「企画力」と「企画書の書き方」を身につけましょう!

 

※しかしこれだけ無料の情報が溢れているのにもかかわらず、「企画書」をちゃんと書ける方は非常に少ないようです。

そもそも企画書を最後まで書き上げられる方が少ないですし、がんばって書きあげた方も「何を伝えたいのかわからない」企画書になっていることが多いのです。「企画を立てる」ということを、頭では理解できても、実際に書けるとは限らないのでしょう。

 

2.企画書を編集者に預ける

企画書ができたら、企画会議に出しましょう。

出版社の企画会議に企画を提出できるのは、編集者だけですので、編集者に企画書を預かってもらいます。

出版社によって、あるいは編集者によっても、得意とするテーマ・ジャンルは違いますから、ベストな編集さんに預かってもらいましょう。

このあたりは恋愛と同じですね。

 

編集者の知り合いが何人かいれば「どうですかね?」と企画書を相談がてら見てもらえますが、そういう人脈がない場合はどうすればよいでしょうか?

編集者の知り合いがいない場合は「持ちこみ」か「プレゼン大会」が多いですね。
「持ちこみ」とは、編集部に電話したり、企画書を郵送で送って連絡をもらえるのを待つことです。
「プレゼン大会」は、各出版セミナーが最終日に開催している「出版社編集者を招いてのプレゼン」のことです。
他に、出版社が主催している「コンクール」も「プレゼン大会」といえますね。

 

3.編集会議でOKをもらう

ここはもう、神に祈るしかないです。編集会議に著者は出席できないので、本当に結果待ちですね。

一発OKで会議を通過できればベストですが、他の編集者や営業部からフィードバック(ダメ出し)をもらうことが多いです。(ダメ出しに対して凹む必要はありません!ダメ出しすらもらえず闇に葬られる企画がたくさんあります)

その場合、次回の会議までに企画書を修正しましょう。だいたい月に1度か2度のペースで企画会議を行ってる所が多いのでリミットは1週間~2週間くらいですね。

経験的にはこの段階でうまく企画書をブラッシュアップできず「時期じゃなかったね」など、うやむやになる企画も多いです。そのためにもしっかり企画力を身に着けて、企画会議に挑みましょう!

 

4.原稿を書く

いよいよ、企画も正式に通過し、あとは原稿執筆です。だいたい3か月くらいで1冊書きあげることが多いですね。1冊10万字と仮定すると、週に8,000字くらいのペースです。この記事が2,500字弱なので、3倍強です。

そう考えるとけっこうハードなペースですよね?ただ書くだけでも難しいですが、ちゃんと「面白い」「わかりやすい」原稿にしなくてはなりません。その上、初の出版だと自分の文体の良さなども確立されてなかったりするので「この内容でいいのか?」「この方向で書いててよいのか?」といった不安に襲われる人が多いです。

こういう時に担当編集者以外で、原稿についてアドバイスしてくれる人がいると心強いですね。他社の出版関係者や著者には見せちゃいけないので、家族など近しい身内にコメントを求めるのも良いでしょう。

 

なお8割以上書き上げてから、担当編集者やプロデューサーに提示する人もいますが、毎週共有するなど、なるべくこまめにフィードバックをもらう方が良いと思います。

かなりの分量を書いた後だと、締め切りも迫っているので「今から全部書き直し」というわけにはいかないからです。原稿を見て、明らかに編集者が企画の方向転換を余儀なくされているケースもあります(それも悪い方向に
最初の8,000字程度でしたら「こういうことじゃない」といったアドバイスもしやすいですし、早めに分かったほうが書き手も安心です。

 

こうして原稿を提出したら、加筆修正を行い、ゲラチェックをして校了です。その後、出版されます。

このように著者になるのに必要なことは、非常にシンプルです。
企画書をつくる能力」「編集者との人脈」「原稿を書く力」があれば準備は万全です。

 

これらの能力を補強したい場合には「出版プロデューサー」の力を借りるのも良いかもしれません。

本の出版をお考えの方へ

本を出版しようと思ったら、何をどういった手順ですれば良いのか【無料で超シンプルな4ステップ】

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こんにちは!出版プロデューサーの西浦です。

この記事は、本でベストセラーを目指す人のための番組『コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.9』の概要です。

出版プロデューサーの西浦とフリー作曲家のあるうらさんによるラジオ形式の番組ですので、移動中など気軽に聞いてみてください。

当サイトとfacebookページの双方で配信していきます。(内容は同じものです)

 

ご視聴は ↓ からどうぞ!

 

今週は自己紹介かみまくってスタートです

西浦「どーもー、自己紹介をこれで4回目やることになりました、出版プロデューサー西浦です。」

あるうら「どーもー、4回ミスりました、フリー作曲家のあるうらです。」

西浦&あるよろしくお願いしまーす。

西浦「ヒドイよ(笑)自己紹介4回も間違うなんて。」

ある「でもね、最後のはもう『どこで終わらせたらいいの?』ってはてなマーク出ただけで」

西浦「最後のはね、間違えた自己紹介の勢いを引きずりすぎて、全っ然面白くないまま進んでしまいましたもんね(笑)」

 

この後、先週までの黒川さんをゲストに迎えての収録について。

僕らも黒川さんも揃って「ひどいですね(笑)」ということで、反省しております。

 

卒業アルバムの「なんでもナンバーワン」にヒントがある

 

ある『作者に求められること』ってところで、売り上げ1位とかいいですよねってなったんですけど」

西浦本業でのナンバーワンってことですよね」

ある「はい。診察数が5万件とか。そういう量が質になっていく過程って先週紹介したほかにどういったものがあるんでしょう?」

西浦「他の著者の方が応用しやすいように、いろんなパターンを考えようぜってことですよね?」

ある「そうですね。『こういう経験していったら、もしかしたら本出せるレベルかもしれないよ』っていうのが」

 

ある「ちなみに今までは、『なんとかナンバーワン』みたいなケースが多かったんですか」

西浦「うん、なんかナンバーワンだよねってとこは探しましたよ」

ある「学校の先生みたいですね。『人に気を使えるナンバーワン』だよねみたいな」

西浦「卒業アルバムとかでやるやつですね(笑)

あ、でもある種、なんでもナンバーワンですよ、出版って。本当に。『なんでもナンバーワン』を考えていこうっていうことですね、今日は。」

 

ここから具体的なケースの検証に入っていきます。

  • 「血を増やす漢方薬の販売数日本1位(卸業者調べにより判明)」と「出雲大社」の合わせ技
  • 「三代続いた歴史」と、「NYでもやってる」というグローバル系の組み合わせ、
  • 「最先端の細胞治療」から語る「免疫力」

など。。。

10年やってきたことには必ず、ナンバーワンの切り口がある

西浦「『海馬―脳は疲れない (新潮文庫)』っていう有名な本がありまして。そこで、メモリー、記憶の話をしていまして」

あるうら「うんうん」

西浦「記憶はモノの名前を覚える単純なメモリーと、自転車の乗り方や泳ぎ方のような、方法メモリーがあると。そして方法メモリーは、実は倍々ゲームで増えていくって書いてあるんですね。」

あるうら「倍々ゲームで増えるってどういうことです?」

西浦「例えば、野球を1年間練習したら、野球の方法メモリが2上がるとしましょう。それを2年、3年続けたら足し算で2+2+2で6になってる気がするじゃないですか。でも実際は脳の中では足し算や掛け算じゃなくて、二乗で増えていくので、2の3乗で8になってるんですよ。10年やってきた人だと1,024になってるんですよ。長くやってることで到達できるレベルは高いところにあるから」

ある「つまり最初の1~2年の人と10年頑張ってきた人の、1年の伸び率って、最初の1~2年の人のほうが大きいように思われがちだけど、本当は10年後の1年の気づきのほうが、経験値・情報の価値としては何十倍もあるってことですね?」

西浦「10年やってきたら、普通の人では到達できないところに来てるんで、何がナンバーワンか見つかりにくくても、自分の中にあるはずなんですよ」

ある「つまり、一つのことをやり続けることに意味は

西浦『ある』ってことですね。『自分の日本一って何かな?』を考えて無理に狭ーいところに自分を持っていくより、今までやってきたことを整理するほうがいいんじゃないかなと」

ご意見ご質問は、出版TIMESのfacebookページにて受け付けております。

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【webラジオ】コウジニシウラのおしゃべり出版ウラ表紙vol.9「著者に求めるオンリーワンとは」

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