企画書

企画を提案するとき、編集者に何を話していますか?

同じ企画でも、伝え方や内容、順番で相手の反応は変わってきますよね。

多くの著者が「言いたがる」ことと「編集者に伝えた方が良いこと」のギャップがけっこうあるので、今回は「僕が企画をメールで提案するとき、相手に伝えること」から、企画の重要なポイントを浮き彫りにしたいと思います。

相手の立場によって伝えるべき内容や順序が変わる

それこそ出版社にいた時、どんどん興味の湧く話し方をされる編集さんもいれば「この企画のポイント、自分で分かってないんじゃないの?」っていう編集さんもいて、当然前者の企画の方が通りやすく、また売れることも多かったです。

例えばいきなり企画について説明するんじゃなくて「ジャンル」だけまず伝えて、相手の頭のチャンネルを合わせてくれる人がいます。「このジャンルの本ってAのパターンが多いのですが、こういう不満があるので、それを改善するのが今回の企画です」というような流れで説明してくれるので分かりやすいのです。

当時、マーケティング部にいた僕は2時間で20本近くの企画についてコメントするので「何の企画か」をまず知りたかったんですよ。

そのうえで「類書に対してどういう差別化を考えてるか」という部分の話をしてくれるのですごく理解しやすい。

あとは編集者の言った「Aパターンが多い」という分析に同感か異論があるか、改善案に賛同するか反対するかが論点なので明確です。

そしたら「もっとこうしよう」「そっちじゃなくて、ちょっと読者かえる方がいいかも」という感じで「その企画は基本的にOKで、そのうえでどう売り伸ばすか」の話ができます。

 

これはマーケティング部だった西浦がすぐ知りたかったことです。

では編集者には何を伝えるべきなのでしょうか

 

何よりもまずは「企画の一番強い部分を一言で表す」

編集者に企画を提案するときは、プレゼン大会に招待させていただくこともあれば、メールで企画書を添付することも、電話で「実はこんな企画が」と相手をつかまえて話すこともあります(事情があって、すぐ企画を通したいとき)。

でもどのパターンでも基本的に「最初に一番の売りを伝える」ことにしています。

企画のタイトルが秀逸なら「●●」というタイトルの企画です。とだけ最初に伝えますし、

コンセプトが一番魅力的なら『○○すれば◇◇になる』という本です。という感じですね。

そして企画以上に著者本人のプロフィール力がある場合は「△△な著者の企画です」と伝えてます。

 

これはもちろんメールでも同じです。

やはり一番の売りを最初に伝えて「ほう、このメール最後までしっかり読んだ方が良さそうだ」と思ってもらいたいですからね。

後で電話でフォローするのがセオリーでしょうが、相手が忙しいとかえって迷惑ですし、基本的にはこの1行目で「他に企画を持っていかれる前に、返事はしといた方が良さそう」と思ってもらえるように1番強い部分を伝えるのだとお考え下さい。

 

逆に言うと「つまりこの企画で一番強いのはここ!」っていうのが文章化できていないうちは準備不足と言えます。

 

企画よりも著者情報を先に伝える理由

売りを伝えた後は、企画についてではなく、著者情報を先に伝えます。

彼らにとっては「今受け取った企画が面白いかどうか」も重要ですが、もっと大事なのはプロフィールなのです。これは編集者が企画のプロだからです。ぶっちゃけた話、できる編集者なら企画が全然ダメでもプロフィールがズバ抜けて良ければ、いくらでも良い企画にしてくれます。

 

プロフィールでは「何に関して日本一なのか」を伝えます。お客さんがン万人とか、日本で唯一『〇〇した医者』とか、100年歴史が続いているとか、逆に日本で一番早くこのノウハウを取り入れた人で、まだ国内では10人もいないとか。

とにかく何の専門家か、どういったすごさがあるかを伝えます。

個人的には西浦はこの「著者のすごさを余すことなく伝える」のを最も得意としています。著者と言う人を実績やコンテンツに分解して、言語化するというのが得意だからです。

 

逆に企画だけ良くても、プロフィールが弱いと「その人が書く理由」として弱いということになるし、書いてもたぶん中身が面白くなりません。

 

だったら企画書なんてなくて、プロフィールだけでいいんじゃない?という意見もあるでしょうがそれもまた足りないのです。

かつてプロデュースした著者でも企画書を書いたことがない人が2名いました。つまりプロフィールが強いから出版社から企画の提案を貰えるわけです。

で、売れたいたのかと言うと一人は1冊も増刷がかかっていない。もう一人は本にならないという状況でした。(僕がプロデュースするまでは)

どちらも「自身のコンテンツの整理・情報のブラッシュアップ」が足りておらず、企画として面白くなかったり、ライターさんに取材してもらっても、うまく本にできなかったりしていたのです。

編集者が作った企画の方が出来が良いのは当たり前ですが、こちらが70点の企画を出せばできる編集者は100点に仕上げてくれるし、こちらが90点のものを用意できれば120点にしてくれるものです。企画を全く整理していない=0点の企画から始めると、やはり到達点も低くなります。

 

そういう意味で、こちらで最高の企画書を作る必要があります。

 

企画書を添付してても、別途伝えるべき企画のポイント

企画書を添付しているのに、企画について何を書けばよいのでしょうか?

「詳しくは添付ファイルにあるから見てね」って話なのですが、それだと見てもらうまでに至らない場合もあります。

ここでも大切なのが企画のコンセプトです。

出版企画書のコンセプトは36文字で作る

「この企画をひとことで言うと何だっけ?」がコンセプトでしたね。

このコンセプトをバシッと伝えて、どんな企画か伝えましょう。

その後少し、コンセプトについての解説をします。背景情報や、いかに新しいかなど企画そのものの魅力を伝えます。

 

ここまで読んでもらえてたら、なんらかのリアクションはありますよ。

ちなみに「ここはこういう方向性に変えた方が良い」と言われることもあると思いますが、それがどうしてもイヤだ、違うと思ったら例え自分に興味を持ってくれていても断りましょう。

逆に「この編集さんが言うんだからそうに違いない」って思えるくらい、信頼できる方に企画は預けたいものです。

編集者に企画を提案するとき、メールに書いていること。

企画を提案するとき、編集者に何を話していますか? 同じ企画でも、伝え方や内容、順番で相手の反応は変わってきます...

ダイエットのコンセプトは「ムリなく痩せる」の出版プロデューサー西浦です。いや、それはムリなのでは…という賢者の盲点を突いてやります。

本の出版を目指してまずやることとはなんでしょうか?

著者の体験談を探す?ネットで質問してみる?出版セミナーに通う?

いろいろありますし、どれもある程度有効です。

そのうえでちゃんとスタートラインに立つにはやはり「出版企画書」を書きましょう。

出版の企画書で、一番最初に考えるべきこと

ネットで検索すれば、これまた企画書の書き方やら、構成についていろいろ書かれているでしょう。でも実は一番最初にやるべきなのが「コンセプト」を立てることです。

ネットなどで掲載されている企画書の項目に「コンセプト」がないケースもあるでしょうが、このコンセプトをしっかり作れたかそうでないかで、出版後の売れ行きが大きく変わります。

コンセプトは企画の軸であり「結局どういう本なんだっけ?」というすべての原点で、編集者が本のタイトルをつけるときに出発点となる「この本の一番面白い所ってなんだっけ?」の答えなのです。

 

僕が運営している会員制出版塾ベストセラーキャンプでも最初に取り組むのはコンセプト作りです。もっと言うと、著者との面談の時に僕の中でだいたいのコンセプトが見えるかどいうかがカギです。

 

このコンセプト作りは本当に口を酸っぱくして、何回も言いますし、実際に何度も練り直しますので、ベストセラ―キャンプの参加者アンケートでも「コンセプトができてよかった!」「コンセプトを固めなければ・・・」と著者もコンセプトに関してすごく力を入れてくれているのがわかります。

 

中には本のコンセプト固めを進めるうちに「自分のビジネスの本当の強みがわかった」「BSCに参加する前に考えていたことを、違う角度から引き出してもらえました」とおっしゃる方も多く、本業へのフィードバックも多いようです。

むしろ、それくらい深く考えないとコンセプト作りとしては不十分です。

 

コンセプトが面白くない本は、絶対面白くありません。

コンセプトにわくわくしない企画は、誰もわくわくしません。

 

それくらい大事です。

まずは、あなたの企画の「何が面白いのか?」をしっかり言葉にしましょう

コンセプトとは「一日一個のリンゴが医者を遠ざける」ようなもの

先週、健康書企画のコンサル中に、コンセプトについてアドバイスをしました。

「『一日一個のリンゴが医者を遠ざける』っていうじゃないですか。ああいうのがコンセプトです。」とクライアントに説明したところ、彼以上に僕が「すごくうまい例えだな!」と感心してしまう事態になりました(笑)

我褒めはそこそこにして、もう少し補足しますね。

 

リンゴに含まれる食物繊維、クエン酸、リンゴ酸、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質が

便秘改善、腸内環境改善、血糖値の上昇をゆるやかにする、疲労回復歯を白くする効果、免疫力アップ、美肌効果、血圧を下げる、活性酸素除去、動脈硬化予防などに効果がある。

 

・・・らしいです。

 

つまり、リンゴを毎日1個食べるだけで、以上のような効果を見込めることから、健康書の企画を作ったとします。

 

これを本当に本のコンセプトにする場合は

「一日一個リンゴを食べるだけで、美容と健康に絶大な効果があり、医者いらず!」

~便秘改善、腸内環境改善、血糖値の上昇をゆるやかにする、疲労回復、歯を白くする、免疫力アップ、美肌効果、血圧を下げる、活性酸素除去、動脈硬化予防など~

 

といったところでしょうか。~で続けた部分はその企画で得られる「読者のメリット」の列挙です。

特に健康書ではたくさん効果を書ける方がいいですね。「これさえやっておけば、オールOK!」というくらいの万能感が欲しいです。

 

この企画コンセプトのポイントは「一日一個」という誰でもできる、ハードルの低い提言であること、「リンゴ」は日本中どこのスーパーでも簡単に、しかも安価に手に入るという「誰でも再現可能」であること、美容と健康への効果が多岐に渡り、50代以上の女性を中心に(この層はクチコミ効果も大きい)、オーガニック志向の若い女性や、男性でも高齢な方など広く読者を設定できることです。

 

リンゴはたくさん種類もありますから、どのリンゴが特に何に効果があるのかとか、実際にスーパーでリンゴを選ぶ際に気を付けたほうが良いこと、あとは毎日リンゴを食べるために、スムージーにするとかジャムにしてみるとか、いろんな実践方法とそれぞれの効果、朝昼晩どのタイミングでリンゴを食べるといいのかなど解説してあげれば本として十分に成立します。

 

一つだけ欠点があるとしたら「一日一個のリンゴが医者を遠ざける」ということわざが、すでに日本中で知られており「まあ、そうだろうね」くらいのリアクションしかとれず、インパクトが皆無という点です(笑)

 

こう考えるとコンセプトに一番大切なのは「インパクト」ですね。

もし日本に、このことわざが入ってきてなかったら、かなり売れる可能性のある企画だと思います。

 

コンセプトは36文字で作る

コンセプトの作り方ですが、「こうやればいいコンセプトが浮かぶよ!」というフレームワークなどはありません。あえて言えば何度も何度も練り直して、もっと良い表現があるのでは?もっと違う視点で見たほうが面白いのでは?と繰り返し時間をかけるしかありません。

 

僕がプロデュースしているメンバーに対しても、このコンセプトは最初にある程度固めつつ、プロフィールを作ったり、構成案を考えたりして情報が増えるたびに微調整します。

この要素足せるじゃないですか!とか、こっち方面は(この著者だと)言えなそう、など具体化するごとに微修正が加わるものでもあるし、ある日稲妻に打たれたように「これだ!」ということが思いつくこともあります。僕の場合、だいたい朝のシャワータイムに思いつくことが多いので、降りてきたら最後、風呂場から出るまで呪文のように繰り返すことになります(笑)

 

実は売れる企画書は、このコンセプトを固めるのにすごく時間をかけるのです。すぐ企画書にしてしまうと著者のノウハウをすべて引き出せてなかったり、自分の中にある「型」に当てはめてしまってていて、新しさが無かったりするからです。

売れる編集者も企画書にするまでの期間が長い方が非常に多いです。雑談を通していろんな質問を投げては、著者のコンテンツと市場を繋ぐ強力なコンセプトが降りてくるまで時間をかけるのです。

 

ここまで「確実に良いコンセプトを立てる方法はない」と言って来ましたが、何も解説しないとあなたの参考にならないのでいくつか僕のマイルールをご紹介します。

コンセプトを立てるときのマイルール

  1. 「誰による」、「誰が」、「何をしたら」、「どうなる」本なのかの、4要素からつくる
  2. そのうえで「誰による」を取っても大丈夫なくらい、「何をしたらどうなる」を磨く
  3. 「誰が」も、説明不要なくらい残りの部分を磨く、理想は「本を読める人全員」対象くらい
  4. 最終的に36文字以内にする

 

まず結論の36文字ですが、これは目安程度ではあるものの、かなり重要な数字です。

なぜかと言うと、長すぎるコンセプトは練り切れていないからです。

 

あるマンガ編集部では、新連載を立てるときに30文字前後で面白さが言えなかったら没だと聞きました。なんとなく描いているうちに面白くなってくるかも??と期待するものだけど、ほぼありえないそうです。

僕が36文字としたのはこのコミック連載の話と、18字×2行くらいまでなら人は「読む」のではなく「見る」タイプの認識ができる、とコピーライターに聞いたからです。

 

どちらにせよ、短い言葉には人に深く浸透する、一瞬で理解できる「明快さ」があります。

ですので、36文字を最大として考えます。

 

そうなると、無駄な部分を削っていく必要が出てきます。

その場合、「誰による」という著者情報と、「誰が」という読者情報を削るのがもっとうまくいきます。

 

「誰による」の部分が削れないくらい大きいと、著者の知名度や実績に頼った企画となり本として売れるかもしれませんが、企画としては弱いわけです。

例えば「増刷率90%の出版プロデューサーによる」本だとしても「何を」したら「ベストセラーになる」のかが曖昧だったら、企画としては練りきれていないと言わざるを得ません。

 

次は「誰が」という読者情報ですが、これも出版というビジネスであれば、最終的に「みんな」をターゲットにできるくあらいの広がりがないと10万部、20万部にしていくのは難しいので、「誰が」を限定しないでも成立するくらいのコンセプトにしていきたいです。

 

TV番組の『奇跡体験アンビリバボー』って「たけしの」って頭につかなくても強いですし、視聴者をわざわざ限定しなくても「奇跡的なストーリーに興味のある人=ほぼ全員」と成立しています。

長寿番組はやっぱりコンセプトがしっかりしているなと思うものが多いです。

 

そのうえで強い著者の冠がつけばより売れますし、明確な読者像は共感を産んでよりシェアされる企画となるでしょう。

 

企画書を書くにはまず、コンセプトを明確にして「何をすれば」「どうなる」企画なのかを36文字で表現できるくらい磨き続けましょう。

 

出版セミナーのご案内

出版企画書のコンセプトは36文字で作る

ダイエットのコンセプトは「ムリなく痩せる」の出版プロデューサー西浦です。いや、それはムリなのでは…という賢者の...

「著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え、『血流がすべて解決する』はとても大事な作品になりました。」

「編集者としてはすごく心強い “元出版社の営業”という、めずらしい経歴のプロデューサー」

「発売当日に1万部増刷!合計7万部突破!西浦さんのマーケティングに感謝」

 

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  • 企画書を書いたりするものの、これでいいのか自信が持てない

セミナー概要

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2017年12月8日(金) 14:30〜16:30@SHIP第一会議室

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私たちの7つの特長

出版社のマーケティング部時代に培った増刷ロジックと、

出版プロデューサーとして平均部数47,000部、増刷率90%を実現したノウハウを提供

  1. 出版社のマーケティング部時代に培った「販売部のノウハウ」で、より多くの読者に受け入れられる企画を立てる
  2. 書店の棚、どの本の横に置かれるかまで想定した、マーケティング戦略
  3. まず1年、それ以降も平積みをし続けてもらう前提の企画づくりと販売計画
  4. あなたと読者の目的から逆算して、そのうえで読者が最大化するように出版とオウンドメディアを設計
  5. どういった文章に読者が反応し、クチコミが生まれるか、原稿へのフィードバック
  6. ただ「売れる」だけではない、何枚もの読者はがきを1年以上経っても送っていただけるような、本物志向のモノづくり
  7. 今まで平均47000部、増刷率90%を達成してきた、優秀な編集者、営業担当との厚い信頼関係

 

編集者の皆様からのご推薦

著者と編集者、そして出版プロデューサーという

ビジネスライクな関係を超える

サンマーク出版 黒川 可奈子さん

サンマーク出版 第一編集部 デスク 

黒川 可奈子様

西浦さんとは20万部を超えるベストセラーとなった『血流がすべて解決する』(堀江昭佳著)という本でご一緒させていただきました。

それまでは飲んだりライブに行ったりすることはあっても仕事をする機会はなかったのですが(笑)、はじめてご一緒した企画でベストセラーを出すことができ、本当に感謝しております。 企画がスタートした頃、堀江さんの筆が一度止まってしまったことがあります。その間も西浦さんは丁寧に著者にアドバイスを続けていらっしゃり、結果的にすばらしい原稿をいただくことができました

逆に、原稿があがってからは、私の編集方針を信頼してくださっているのか、ゲラの内容やカバー、帯ネームについて、感想をおっしゃることはあっても、絶対にこうしてほしいと言われることはありませんでした。自分で一度決めたことを曲げたくないという編集者の気質を理解してくださっていたようです(笑)。

ご紹介いただいた堀江さんも、常に読者のためを思ってくださる大変人柄の良い方で、版を重ねていくことを3人で心から喜びあうことができました単に著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え『血流がすべて解決する』はとても大事な作品になりました

結果的に弊社での出版にいたらなかった方でも、西浦さんのセミナーでお会いした方は、みなさんその道のプロで、著者になるに値するすばらしい方々でした。 セミナーに参加するか、プロデュースを受けるか迷っている方も「ビジネスライクな関係を超え、心から大事に思える作品を読者に届けたい」と思われるなら、一度セミナーに参加されるのをお薦めします!


編集者としてはすごく心強い “元出版社の営業”という、

めずらしい経歴のプロデューサー

『スッピーズのキッシー』の中の人

サンマーク出版 第三編集部 

岸田 健児

“著者寄り”でもなければ、“編集者寄り”でもない。西浦さんは、「おもしろい本ができればそれでいい!」と本気で思っている出版プロデューサーです。つまり、「本」が王様なのです。

「媚びを売る」という意味では、著者の心も編集者の心をつかむことにも興味がない。だから、読者の心をつかむ企画がたくさん生まれているのだろうなぁと勝手に思っています。著者に媚び売ったほうが作家が集まってきて儲かるはずなのに(笑)。

また西浦さんは、“元出版社の営業”という出版Pの中では、めずらしい経歴の持ち主。だから、書店でどんなふうに並べられるかといった、棚感覚が分かっていらっしゃるのも、編集者としてはすごく心強いです。

あと、チャーハンも、すごく くわしい。


圧倒的なクオリティを誇るのが、西浦さんの主宰されている会

フォレスト出版 森上編集長 写真NGということでイラストにて

フォレスト出版 編集長 

森上 功太様

出版業界内には、大小問わず多くのコミュニティがあり、私も業界の端くれとしていくつかの会合に参加させていただいています。ただ、その中でも圧倒的なクオリティを誇るのが、西浦さんの主宰されている会であると思います。

それは、主宰者の西浦さんが個人レベル、身内レベルに留まらず、出版業界全体を盛り上げたいという、私欲を超えた視点で取り組まれているからだと思っています。それは、ボランティアで出版業界を目指す若者の育成に取り組まれていたことや、今も大学で未来の出版人の教育に取り組まれていることが、何よりもの証拠です。

「出版とは何か?社会が出版に何を求めているのか?」その命題に真摯に向き合っている西浦さんに出会えたことが、20年近くこの業界に身を置く端くれとして、個人的にも最高の財産です。


出版された方からのご推薦

発売当日に1万部増刷!合計7万部突破!西浦さんのマーケティングに感謝

山本正明さん

『奇跡の営業』著者 山本正明 様

私が出版を目指した動機は、自分の考えや経験を多くの人に伝えることで世の中の役に立てたいということです。

出版塾を通じて、自分のやってきたことを振り返ることができ、自分のオリジナリティを見つめ直すことができました。

そして出版後。
発売当日に増刷かかったのは今思えば、とっても大切なことでした。

本屋さんで本がちゃんと積んでもらえているから売れたのです。
西浦さんのマーケティングに感謝です。

新聞広告していただく度に、知り合いから「すごいね、おめでとう」という電話、メールを頂戴し、感動しました。
さらに、「JRの吊広告を見たよ!」という写メールの嵐で感動しました、多くの方が「『奇跡の営業』と奇跡の出会い」をしてくれたのです。

私は関西におりますので、東京はイイナーと思いつつ、関西でも!とがんばる励みになりました。

出版後の大きなできごとは、講演依頼3社、保険会社からの著者確認2社、
さらに、まったく知らない方からの感動メールや、電話と自己肯定感がさらに高まる毎日です。

本を出して本当によかったです。
自己満足ではなく、読者の役に立っている。
日本の社会に役立っている。
みなさんに勇気とやる気を生み出せていると思うと、しあわせーーーーーで一杯です。
感謝です。


書店に対する気遣いや著者に対しての想いがすばらしい

『仕事は「捨てメモ」でうまくいく』相葉 光輝 様

西浦さんほど本に対して誠実で熱い方はいないと思います。

著者にとって出版することは出来ても、一人の力でベストセラーにすることは出来ません。
そこで悩んでいたときに西浦さんに出会いました。

若くして数々のベストセラー作品を生み出しているだけに、緻密な戦略やアイデアが豊富なのはもちろんですが、それ以上に、書店に対する気遣いや著者に対しての想いがすばらしいのです。

その上、実績と信頼があるから、編集長にも的確に意見を言える、すばらしく頼れる存在です。

ベストセラーはチームで生み出す現象とおっしゃるだけあって、まさにベストセラーと言う言葉は、西浦さんのためにある言葉のように思います!

 

 

★出版セミナー「あなたが書くべきテーマの見つけ方」
(自分の強み整理、売れるテーマ売れないテーマ、自分が考える実績と出版に通用する実績の違い、切り口セッション…and more!)
■開催日時
2017年12月8日(金) 14:30〜16:30@SHIP第一会議室

  • 参加費15,000円 特価10,000円 

詳細・申込ページへ

『出版TIMES 1周年』記念、出版セミナー開催!

「著者と編集者、そして出版プロデューサーというビジネスライクな関係を超え、『血流がすべて解決する』はとても大事...

出版プロデューサーの西浦です。2010年から今(2017年9月)までプロデュースしてきた本の平均部数約47,000部、増刷率は約90%と、非常に安定的にヒット作を世に出し続けることができました。また、今までも5万部越えは何冊かありましたが、2016年に出た『血流がすべて解決する』が20万部を突破し、各種ランキングトップ10に入るなど、ベストセラーと呼べるものも手掛けることができました。(すべて素晴らしい著者や出版業界関係者の皆様のお力のおかげです)

特に僕がプロデュースした本の9割以上が「処女作」だったこともあり、初めて本を書く人の素朴な疑問とか、抱く不安をたくさん聞いてきました。

この記事では、今まで「はじめて本を書く人たち」をプロデュースしてきた経験を活かして、「本を書く方法」について「はじめての出版」用になるべく専門用語など使わずにまとめました。

特に一作目からちゃんとベストセラーを狙うための方法という視点で書いています。

 

本を書くとは

「出版社から紙の本を出版する」ことを指します(特に、この記事では)。また、電子書籍を出したい人もいるようですが、紙の本を出版できれば、今はほぼ間違いなく電子書籍にもなります。

本を書くというと「自分のPR」「自分のすごさを伝えること」のように思う人もいますが、それは自費出版の話です。※自費出版、商業出版などの用語については下記リンクが参考になります。

商業出版・企業出版・自費出版の違いとは

この記事では「商業出版=本を書くこと」として解説します。

よって、本を書くとは「読者の悩みや、疑問、好奇心を満たすために、自分の知識や経験、恥を公開すること」です。つまりボランティア活動に近いものと捉えてください。代わりに多くの読者から指示された本には印税が支払われます。

「読者のために本を書く」という意識をもって、本を書きましょう。

 

<書いた本が、発売されて売れるまで>

著者であるあなたは「原稿」を書いて出版社に提出することが仕事です。その原稿を「本」にして販売するための「編集」「デザイン」「印刷・加工」「流通」「在庫管理」「売り上げ回収」などをすべて出版社が行ってくれます。その本を販売するため出版社が広告費を出したり、本屋さんで使うPOPなどを製作してくれます。(著者には原稿以外に、自著の宣伝という重要な仕事が存在しますが、後述します)

 

出版社から本を出すと、新刊配本といって、発売直後に全国の本屋さんへ本が送られ、返品されるまで店頭で並べてもらうことができます。

配本された本が売れれば本屋さんから追加注文が入り、出版社の在庫から出荷されていきます。順調に出版社の在庫が出荷されて、本屋さんで売れていくと「増刷(ぞうさつ)」「重版(じゅうはん)」がかかります(どちらも同じ意味です)。「刷を増やす、版を重ねる」というのはつまり、「売れ行き好調につき、再生産」ということで、著者には増刷分の印税が支払われます。

 

本を書く手順

本は

  1. 企画書を書く
  2. 企画書を編集者に見せて「担当」になってもらう
  3. 編集者が企画会議等で、出版の合否を決定
  4. 原稿を執筆
  5. 編集者からのフィードバックに合わせて修正(しばらく、4→5をくり返す)
  6. 脱稿(全部書いて、編集者に渡す)
  7. ゲラチェック
  8. 出版

という手順で書いていき、出版されます。

「企画書を書く」から「原稿を執筆」まではこの記事をご覧ください。

本を出版しようと思ったら、何をどういった手順ですれば良いのか【無料で超シンプルな4ステップ】

 

7の「ゲラ」というのは「原稿が、本番のデザインなどを反映された状態で印刷された紙」のことです。原稿をワードで横書きで書いていても、ゲラでは縦書きになっています。ここで「固有名詞が変わってないか」とか「事実関係が間違ってないか」などのチェックを行います。赤ペンで修正指示をすることが多く「赤入れ」などとも言います。

ちなみにゲラの段階で大きく内容を変更したり、表現方法を変更するのは嫌がられることもあります。「だったら原稿の段階で直しとけ」という話です。たしかに。

ゲラの赤入れ前後で、印刷業者さんとのやりとりや、カバーのデザイン決め等ありますが、編集者の仕事なので割愛します。

本を書く期間

本を書くのにかかる期間は、短い人で半年、普通は1年~1年半、あるいは2年以上ということもよくあります。

具体的な流れを説明します。

編集者さんに企画書を提出して、修正に対応して、企画会議通過の連絡をもらうまでにおよそ1ヶ月。

企画通過後、週に3日間、1日につき3000字ずつ原稿を書き進めたとして1週間で9000字です。10万字の本だとすると約12週、つまり3ヶ月かかります。

当然ダメ出しなどのフィードバック対応や「今週はどうしても書けない」という時もありますので、1ヶ月はバッファが欲しいですね。

そうして原稿をすべて書き終えてから、本が印刷されて世に出るまで1ヶ月くらいだと思ってください。

これを足し算すると

  • 企画会議1か月+原稿3か月+バッファー1か月+印刷加工1か月=6か月

になります。それも、かなり順調なペースの場合です。

 

実際は編集者が忙しすぎてパンクして、まる1か月放置されることもありますし、原稿に思ったより時間がかかったり、調べ物も必要だったり、発売後のイベント準備もしなきゃだしで、1年くらいかかってもおかしくありません。それに、そもそも編集者に提出できる企画書を作るのに、半年か、たいてい1年くらいはかかります。

ですので企画書が出来てからだと半年~1年企画書を作るところからなら、1年半~2年くらいが本を書く期間になります。

<発売日について>

「誕生日に本を出したい」「会社の設立記念日に合わせて出版したい」といった希望を出される方もいますが、基本的に発売日を著者側がコントロールすることはできません。

ダイエット本のように、季節性のあるものはその時期に合わせて発売日を設定しますし、3月末などどうしても各社新刊が多い時期は(返品されやすいので)避けたい、など販促に関するいろいろな思惑によって決まります。

ただし、視聴率のよいTV番組での特集などが決まっていたら、他の書籍を後回しにしてでもあなたの本の発売を早めてくれることもあります。すべては「いつ発売すると売れるか」という販売計画によって決まります。

本を書くのに必要な資格

特に著者になるのに資格はいりません。しかし誰でも出せるわけではないので、その意味でやはり資格は必要です。

つまり「あなたがその本を書いても良い、納得感のある理由」が必要だということです。どういうことかと言うと「太ってる人のダイエット本は説得力がないよね?」ということです。

その本のジャンル・テーマに精通していること、実際に成果を出していることを証明しましょう。こういった実績や成果は企画書のプロフィール欄に盛り込みます。

 

原稿を書くときの注意

原稿を書くときの注意ですが、下記リンク先の記事が非常に参考になります。

初めて本を書く人にお願いしている事

●自分の事は書かない 

●時事ネタを書かない 

●企画は他言してはならない

など、まさに初心者がやってしまいそうな実例てんこ盛りです。特にこの3つはリンク先でも最初に書かれているくらい、よくあるうえに、すべてのジャンルの本で共通する重要なルールです。

ただ、この記事を書かれたハマザキカクさんは25万字以上するような、大全系の書籍を多く手がけてらっしゃるようで、そういった編集スタイル用のお願いだなと思われる事も書かれています。ですので、そのまま踏襲すると一般的でないかも?と思う部分もあるのでそれについては下記に補足します。

【補足】

●メールの返事はお互い急がない 

●打ち合わせはしない

10万字前後の一般的な本を書く場合、やはりレスは早い方が良いです。

でも編集さんがすぐに返事できないことが多いのは事実なので「自分はすぐレスする、編集者からの返事はちょっと余裕を持つ」くらいのスタンスでいましょう。

打ち合わせも頻繁ではないにせよ「初回の顔合わせの後、次に会うのは完成祝い」というのは稀なケースです。忙しい編集者と毎月打ち合わせする必要はありませんが、それでも顔合わせから発売まで4回くらいは会うことが多いです。(販促の相談とかしなくてはいけませんし)

 

●毎月送る

こちらは下記の意図があってのことです。

その人が1ヶ月で無理なく書ける文字数が大体算出できます。そのスピードを計測した後、毎月、構成案に沿って各章なり各節を必ず定期的に送って貰う事にしています。毎月、締め切りがあるお陰でペースが遅れる事もなく、常に進捗状況を把握できます。

まったくもってその通りですが、これが10万字くらいの本ですと1ヶ月本気で書いたら、人によっては原稿の半分以上を書きあげてしまう人もいるでしょう。そうなると

また執筆作業は孤独な戦いですが、毎月、私が第一の読者となって感想を寄せることによって著者にとっては励みにもなり、大幅に脱線する事も避けられます。またその間、私の方で読んだ関連書を指摘したり、何か新たな提案をする事によって刺激を与え、モーティべーションを維持する事が可能になります。

が実行できません。ですので、一般書の場合、毎週かもしくは隔週で原稿を送り「大幅な脱線」をしないよう、「新たな提案」でモチベーションを維持できるようにしましょう。実際、僕がプロデュースした中でも特に売れたものは、原稿執筆時のやりとりが多かった企画ばかりです。

「原稿を見てもらって、フィードバックを活かす」というのは、特に処女作でベストセラーを生み出すための重要ファクターなのです。

本を書くメリット・デメリット

<ブランディング・告知効果>

人によっては「本を書くことは、個人にとってのIPOと同じ」などと、ブランディング効果があるような言い方をします。でもそれは「売れた場合に、結果論としてブランディング・告知効果がある」という認識が正確で、売れなければなんのブランディングにもなりません。

なぜかというと、本は年間に70,000冊以上が刊行されており、「本を書いただけ」「出版しただけ」では、7万分の1でしかないからです。ちなみにこの7万という数字は全国にあるコンビニエンスストアの合計数55,090店舗よりも多い数です。

(参考:【2017冬】コンビニ店舗数を調べてみた! セブン・ローソン・ファミマなど都道府県別の勢力図は?

どこかのコンビニチェーン店に加盟して、1店舗出店しただけで、その他のコンビニに比べてブランディングになるでしょうか?

しかもコンビニより多い7万点というのは毎年新規で発行される本の数です。つまり、新刊以外の「過去のヒット作」とも比較され、勝負していかなくてはならないのです。

その状況では、むしろ本を書いているのに自分の本が売れなかったら「この人本当に大丈夫?」と思われる危険があると思いますがいかがでしょうか?

<誰に読んでもらえるのか>

紙の本は「読んでもらえる人」がwebや他のメディアと違うというのが、メリットだと言えます。

webは検索ワードで上位化することで、検索してきてもらったり、バズらせることで爆発的に世に広める可能性があります。しかし、検索はその「キーワード」を認識している人に限られます。例えば「糖質制限」を検索する人は「糖質制限」のことを知っている人だけですね。しかし本屋さんでは「美容・ダイエット」の棚に来てる人に告知することになるので「糖質制限」という言葉を知らない「ダイエット超初心者」にも届けることができます。

またバズるワードというのはどうしても若い世代向けになりがちです。しかし、今の本は(ジャンルごとに偏りがあるとはいえ)年齢層が高く、特に医療健康ジャンルやお金(蓄財系)などは、webで情報を集めるより、TVや新聞広告に反応する世代にリーチできます。

 

もちろんそもそもの話として、地域に根差したビジネスやサービスを提供されている著者の場合、全国主要都市に自分の本を並べてもらえることは、遠方の読者に知ってもらうことができるという意味でメリットがあります。

 

本を書くための準備

本を書く準備としてやっておいた方が良いことをまとめます。

<企画書を書く>

本を書く手順でも紹介しましたが、本のすべては企画書から始まります。ですので企画書を書きましょう。

企画書の要素ですが、特に「すべての出版社に共通のフォーマット」というものはありません。

なので、僕がいつも使っている企画書の要素をご紹介します。

【企画書の7要素】

  • タイトル案(あればサブタイトルや帯の案も)
  • 著者プロフィール
  • 体裁(本体価格と本の形状)
  • コンセプト(16文字×2行まで)
  • コンセプトの解説
  • 企画概要と企画意図
  • 構成案

タイトル案(とサブタイトル、帯案)とプロフィールでA4用紙1枚使い切るくらいの分量を使います。

体裁はとりあえず「文庫」か「新書」か「四六判」(普通のサイズの本のこと)かから選びます。四六判の場合、ソフトカバーかハードカバーかも書いておくと良いでしょう。どういうサイズの本かで、企画書の意図が変わってきますので地味に重要です。本体価格は文庫は500円強、新書は1000円前後で、ソフトカバーは1200円前後で、ハードカバーは1800~2400円くらいいまででしょうか?ただ価格を決めるのは出版社ですし、何なら書かなくても大丈夫かもしれません。僕は昔からの癖で書いてますが。

コンセプトはその企画の何が面白いかを伝えます。タイトル案がけっこう攻めてて「インパクトあるけど、ちょっと説明がいる」っていう時などに特に重宝します。コンセプトは「ヒトコトで言うと、こういう本だよ」という話なので、それを解説します。

そして実際の企画概要と、その意図を書き、最後に具体的な構成案になります。つまりよりインパクト重視・コンセプト的な部分から、徐々に具体的な企画の中身に移っていくのです。

ちなみに構成案は5章構成で、各章の見出しが8つずつくらいでしょうか。多くても問題はないですが、これより少ないとあんまりネタがないとか掘り下げが足りないという印象を与えます。また、例えば見出し100個のようにあんまり多すぎると絞り切れてない、散漫な印象も与えます。

 

具体的に企画書を書き始める方法は、この記事が参考になるかもしれません。

売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】

<長文の文章力を身につける>

本の原稿はだいたい8万字~12万字と言われています。これはかなりの分量で、日々SNSなどで文章を書きなれている人でも、書けないことがあります。

書けない原因の一つはネタ不足です。原則として同じ本の中で同じ内容は書かないので、基本的に見出しの数だけネタが必要です。日々SNSなどに投稿している文章だとネタが被ってても気にしませんし「表現は違うけど、結局は同じことを言っているだけ」という状況でも、あんまりツッコミが入ったりはしません。

この対策としてはネタ帳を作る、もしくはブログ等をはじめて50回以上、違う内容で連載することです。

5章編成で各章8つの見出しの本なら、5×8で40個のネタが必要になります。最低40以上の「書けるネタ」のあるテーマなら、ネタ不足で書けなくなることはありません。

 

また、ネタとは別に長い文章そのものが書けない人もいます。短い文章と違い、長い文章は「構成」を意識しないといけません。例えば全体を5分割して「導入」「問題提起」「背景説明」「解決策提示」「具体案」のように構成を組み、自分が今、どこを書いているのか?どこを削って、どこを厚くすべきかなど書きながら鳥の目で見なくてはいけません。つまり短い文章を書いている人がよくやる「勢いのまま書く」というやり方だけではダメなのです。

ではどうやって解決すればよいでしょうか?一番有効なのは、やはりブログやオウンドメディアで2000字以上の記事を作成することですね。

特に記事として書く場合「何を伝えたいか」から逆算して<見出し>を作ることになります。この見出しを作成して、見出しに合わせた内容を書くというのは非常に良い訓練になります。

「書けない」のは地味に効いてきます、企画書を書く前に準備しておきましょう。

<見出し・構成案を作る>

企画書の要素としてすでに紹介しましたが、見出し・構成案づくりには準備が必要になります。見出しというのはネタそのものであり「PCの前で、今すぐ思いつくもの」だけだとありきたりになってしまうことも多いので、思いついたときにストックしておくのが重要です。

なので、見出しについては、仮に5章×8つずつ=40個で足りるとしても「これはまとめて一つにした方が伝わる」とか「もっと良いエピソードがあったな!」など日々の仕事などで思いつくたびにブラッシュアップしていきましょう。

時間をかければかけるほど面白い見出しになります。(時間をただ過ごすだけではだめですよ、ちゃんとネタ探しをして「時間をかけて」ください)

<編集者の知り合いを作る>

企画書ができて文章の練習をしても、編集者にその企画書を見てもらえなければ、その後の「企画会議」で検討してもらえません。

なんの人脈もなければ、出版社に直接持ち込みとなるのでしょうが、郵送しても見てもらえるか分かりませんし、見てもらえても企画が採用される確率はとても低いようです。某出版社は「すべての持ち込み企画に目を通す」そうですが、企画書1000通のうち、2~3冊が本になるイメージだと言っていました。

この現実を考えると、持ち込みはハードルが高いので編集者と知り合って、関係性を作る努力をする。もしくは、出版セミナーに参加して、紹介してもらうかしましょう。

自分で知り合いを作る場合は、編集者が集まってる飲み会に呼んでもらうのが一番早いです。ただ、売り込み目的の人が飲み会に呼ばれるかというと、やっぱり呼ばれにくいので、気に入った本の出版記念パーティなどに参加してみましょう。その本の担当編集さんが来ている確率は高いです。

プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

<情報・知識のウラ取り>

けっこう時間もかかるし、大変なので事前にやっておくと良いのが「情報のウラ取り」です。自分が体験したことを書くだけなら、そんなに大変ではないですが、一般論について言及したり、他者の話を書く場合は必須となります。

例えばこの記事では『某出版社は「すべての持ち込み企画に目を通す」そうですが、企画書1000通のうち、2~3冊が本になる』と書いきました。これはもちろん、ちゃんとウラを取った情報です。ある出版社の編集さんに「御社で持ち込み企画が実際に本になることってあるんですか?」と聞いて、ちゃんと教えてもらいました。

また、一般論について、例えば「納豆は健康に良い」ということを言う場合も「根拠はあるのか?」とちゃんと調べましょう。特に「医療健康」ジャンルと「節税」などお金に関するジャンルは「エビデンス」が非常に重要です。

参考文献を調べに図書館に行ったり、ネットで確認できる記事でもちゃんとURLを記録してキャプチャも取っておくなど、時間のあるうちに準備をしておきましょう。

 

<オウンドメディアを持つ>

オウンドメディアとは、自分で管理運営するメディアのことです。これは本を書く「だけ」であれば必須ではありません。しかし、その本をちゃんと世に広めること、その後のことも考えるなら必須と言えるでしょう。

 

オウンドメディアのあり方は、画像・動画コンテンツ配信、ECサイトなどいろいろありますが、本の出版を考えている人であれば、文章を中心としたコンテンツになるでしょう。これは原稿をを書く練習になるし、シェアされる記事が書けるようになると、本になったとき線を引いてもらえるような文章が書けるようになります

また、編集者がネットで調べて、本の出版依頼が来るというのは良くある話です。「笑える スピリチュアル」で検索して、さとうみつろうさんのブログを発見し、後に「神様とのおしゃべり」が出版されたという話を、担当編集者の岸田さんがwebラジオで話してくださってましたね(リンク先の音声ファイル18:30ごろから)。

 

オウンドメディアで読者を増やしておくと、出版後にまずその読者に告知することができます。最初に買ってくれるのは「自分のことを知っている人」がほとんどなので、発売前からお客さんを作っておくと有効です。「出版は発売までに積み上げた結果がすべて」というのは西浦の持論ですがまず間違いありません。

 

また本が売れた後のことを考えてもオウンドメディアを作っておくべきです。本が売れればファンができます。そのファンの受け皿として講演会やサロン、セミナーの案内をしたり、物販することも可能です。読者を迷子にしてはいけません

 

本の出版後、ネット連載など依頼されることもあります。外部サイトでの連載は読者の目に留まったり、シェアされることも多いのですが、永遠に連載が続くわけではありません。どれだけあなたの記事に人気があっても、編集長が交代すると一新されたりとか。外部連載であなたのことを知った人を、連載が続いている内にオウンドメディアに誘導しておきましょう。

 

本の出版をお考えの方へ

本を書く方法【はじめての出版用】

出版プロデューサーの西浦です。2010年から今(2017年9月)までプロデュースしてきた本の平均部数約47,0...

「本を出版したい」と思ったら、どういった手順で何をすればよいのでしょうか?

すでに作家として活動していて、いくつかの出版社にルートがある方は別ですが、初めての著作、つまり著者デビューの場合は右も左も分からないですよね。

いろんな出版セミナーがあったり、エージェントさんがいらっしゃって、結局何をすべきかわかりにくいかもしれません。

でも本当に必要なことはシンプルです。

 

本を出版するための、無料で超シンプルな4ステップ

  1. 企画書をつくる
  2. 企画書を編集者に預ける(企画会議に出してもらう)
  3. 企画会議でOKをもらう
  4. 原稿を書く


たったのこれだけです。この後、原稿を書き、(編集者からの修正依頼を元に)加筆修正、ゲラチェック(事実関係など中心に、表現など確認)を経て無事、出版です。

特にお金はかかりません、原稿用にPCを買ったり、取材や調査のために参考資料を買ったりすれば、諸経費は必要になりますが。

いわゆる出版セミナーや出版プロデュースというサービスは、これらの「シンプルな手順」を代行してもらったり、アドバイスしてもらうために発生するコストです。

自分の首を絞めるようですが、これらのステップを自力でクリアできる人には、出版プロデューサーも出版セミナーも不要です(笑)

1.企画書をつくる

本を書くには企画書が必要です。
出版社は企画書で全て決定させていますので、この「企画書を書く」作業がとても重要です。

あなたに「企画力」があり、それを紙で伝える「企画書の書き方」さえ知っていれば、別に企画系の出版セミナーは必要ありません。

「企画書なんて書いたことないよ!」という方も、ネットで「出版企画書の書き方」など検索すればいろいろ出てきますから、無料でお金をかけずに企画書を作れるようになるでしょう。

編集者に見てもらえるレベルの企画書を書けるように、「企画力」と「企画書の書き方」を身につけましょう!

 

※しかしこれだけ無料の情報が溢れているのにもかかわらず、「企画書」をちゃんと書ける方は非常に少ないようです。

そもそも企画書を最後まで書き上げられる方が少ないですし、がんばって書きあげた方も「何を伝えたいのかわからない」企画書になっていることが多いのです。「企画を立てる」ということを、頭では理解できても、実際に書けるとは限らないのでしょう。

 

2.企画書を編集者に預ける

企画書ができたら、企画会議に出しましょう。

出版社の企画会議に企画を提出できるのは、編集者だけですので、編集者に企画書を預かってもらいます。

出版社によって、あるいは編集者によっても、得意とするテーマ・ジャンルは違いますから、ベストな編集さんに預かってもらいましょう。

このあたりは恋愛と同じですね。

 

編集者の知り合いが何人かいれば「どうですかね?」と企画書を相談がてら見てもらえますが、そういう人脈がない場合はどうすればよいでしょうか?

編集者の知り合いがいない場合は「持ちこみ」か「プレゼン大会」が多いですね。
「持ちこみ」とは、編集部に電話したり、企画書を郵送で送って連絡をもらえるのを待つことです。
「プレゼン大会」は、各出版セミナーが最終日に開催している「出版社編集者を招いてのプレゼン」のことです。
他に、出版社が主催している「コンクール」も「プレゼン大会」といえますね。

 

3.編集会議でOKをもらう

ここはもう、神に祈るしかないです。編集会議に著者は出席できないので、本当に結果待ちですね。

一発OKで会議を通過できればベストですが、他の編集者や営業部からフィードバック(ダメ出し)をもらうことが多いです。(ダメ出しに対して凹む必要はありません!ダメ出しすらもらえず闇に葬られる企画がたくさんあります)

その場合、次回の会議までに企画書を修正しましょう。だいたい月に1度か2度のペースで企画会議を行ってる所が多いのでリミットは1週間~2週間くらいですね。

経験的にはこの段階でうまく企画書をブラッシュアップできず「時期じゃなかったね」など、うやむやになる企画も多いです。そのためにもしっかり企画力を身に着けて、企画会議に挑みましょう!

 

4.原稿を書く

いよいよ、企画も正式に通過し、あとは原稿執筆です。だいたい3か月くらいで1冊書きあげることが多いですね。1冊10万字と仮定すると、週に8,000字くらいのペースです。この記事が2,500字弱なので、3倍強です。

そう考えるとけっこうハードなペースですよね?ただ書くだけでも難しいですが、ちゃんと「面白い」「わかりやすい」原稿にしなくてはなりません。その上、初の出版だと自分の文体の良さなども確立されてなかったりするので「この内容でいいのか?」「この方向で書いててよいのか?」といった不安に襲われる人が多いです。

こういう時に担当編集者以外で、原稿についてアドバイスしてくれる人がいると心強いですね。他社の出版関係者や著者には見せちゃいけないので、家族など近しい身内にコメントを求めるのも良いでしょう。

 

なお8割以上書き上げてから、担当編集者やプロデューサーに提示する人もいますが、毎週共有するなど、なるべくこまめにフィードバックをもらう方が良いと思います。

かなりの分量を書いた後だと、締め切りも迫っているので「今から全部書き直し」というわけにはいかないからです。原稿を見て、明らかに編集者が企画の方向転換を余儀なくされているケースもあります(それも悪い方向に
最初の8,000字程度でしたら「こういうことじゃない」といったアドバイスもしやすいですし、早めに分かったほうが書き手も安心です。

 

こうして原稿を提出したら、加筆修正を行い、ゲラチェックをして校了です。その後、出版されます。

このように著者になるのに必要なことは、非常にシンプルです。
企画書をつくる能力」「編集者との人脈」「原稿を書く力」があれば準備は万全です。

 

これらの能力を補強したい場合には「出版プロデューサー」の力を借りるのも良いかもしれません。

本の出版をお考えの方へ

本を出版しようと思ったら、何をどういった手順ですれば良いのか【無料で超シンプルな4ステップ】

「本を出版したい」と思ったら、どういった手順で何をすればよいのでしょうか? すでに作家として活動していて、いく...

「今月中に書きあげる」って編集さんと約束したにも関わらず、いつの間にか時間だけが過ぎている方も多いのではないでしょうか。

原因はワンパターンですが「忙しい」のが主な理由です。しかし、本を書くような方はみんな忙しいのが当然で、その中でいかに「出版のための時間をつくるか」が重要になってきます。

というわけで、なかなか「出版のための時間」を確保できずにいるあなたのために、「出版を日常化する習慣」をご紹介します。

今回はその後半戦です。

VOL.1はこちら

感情は風化していくものだから、鮮度の良いうちに記録する(習慣2)

人間の記憶なんて曖昧で、先週何があったかさえ覚えていなかったりするものです。僕も7個入りのミニエクレアを2個食べたか3個食べたか忘れて妻に怒られています。

「何があったか」は当時を知る人に聞くことで思い出すこともできますが、誰にも教えてもらえないものがあります。

それは時間とともにどんどん失われていく「当時の感情の記憶」です。

すごくつらかったことでも、忘れることで、人は前へと進んでいきます。当時の感情を風化させる本能は非常に強力で、振り返って思い出しても「いい思い出」になっていたり、当時ほど強く感じないものです。

しかし「感情」は本にとって非常に魅力的なコンテンツなので、薄れさせるのはもったいないです。感情をリアルに描くことで、読者に「リアリティ」を伝えることができますし、読者が非常に共感しやすい部分でもあるからです。

なにより共感される文章は、シェアされます。ここは落としたくないところです。

 

そこで「感情記憶の風化」対策として有効なのが「感情を記録する」ことです。何があったかだけでなく、そのときどんな感情を抱いたのか?までメモする「感情日記」をつけてみるとよいでしょう。

感情日記

僕の例ですと、独立直前くらいから1年ほど、月に一度の頻度で日記をつけていました。

日記といっても、毎月「先月のスケジュール帳」を見ながら、1週間単位で「あったこと」と「その時に何を感じたか」をメモしていただけです。当時は、なんとなく「忘れるのはもったいないなー」くらいの意識で書いて、すぐやめちゃってたのですが、今読み返すとこの日記の生々しさがすごいです!

別に強い口調で感情が書いてあるわけではなく、むしろ淡々としているのですが、とにかく表現がリアルで「ぴったりの言葉」が使われているのです。

また、当時の、その状況にいたからこその視点で、気づいたことなども書かれています。

例えば独立直前は「本当に独立するのか・・・」とふとした瞬間不安に襲われて、めっちゃ「BUMP OF CHICKEN」聴いてたこととか(笑)、

独立直後には、退職金や清算された交通費などが以前の会社から振り込まれるので、不思議とお金が増える感覚になるとか、

多くの方に誘ってもらって、飲む機会も多いのですが、僕の話じゃなくて「自分の話をする人が多いな」とか、「応援する」って言ってたはずの人が音沙汰なしとか(笑)

感情的にじゃなくて淡々と書いてるからこそ、感情がリアルに描かれているのかもしれません。

月に1度、1週間単位で十分なので、感情が風化する前に「感情日記」をつけてみてください。

その時はSNSにアップするような、感情的に批判したり自己弁護するための文章じゃなく
人に見せず「感情的にならずに淡々と」書くことをお勧めします!

時間を生み出す「著者アポ3コマ」ルール(習慣3)

本を書く人には忙しい人ばかりです。すでに日常が「仕事でいっぱい」状態で、ちょっとした空き時間もクライアントやスタッフが虎視眈々と狙っており、すぐにスケジュールがぱんぱんになります!

そこへプライべートの予定も入れだしたら、もう「著者」としての時間なんて作れません。

その対策としてどうすればいよいのか?それは「著者としての自分に、週に3コマ、アポ入れする」ことです。(1コマ2時間~3時間。)

僕も必ず週に3日以上、2時間~3時間の枠を作る「著者アポ3コマ」をルール化しています。

じゃないと人と会うだけで、時間がどんどんなくなっていくのです。

 

出版社に勤めていたころ、年間350~400冊の本を担当していました。この量はマーケターとしても異常で、終電帰りとか休日出勤は当たり前、前任者からも「あきらめろ」と言われていました。(何を!?)

今思うとすごいアドバイスですねS先輩・・・(笑)

ところが会社としては「残業するな」という風潮でしたから、僕は自分の身を守るためにも、当時「何に何分かかっているのか」を毎日記録することにしたのです。

仕事時間の比重をコントロール

もし「残業時間増えすぎだ!」って怒られたら「この業務に〇時間、これに〇分かかっています。どこをどう簡略化してよいですか?」という逆提案をできるように、当時、仕事時間の記録をつけてみました。

ところが、この記録によってたくさん、想定外の気づきがあったのです。

たとえば「増刷の手配」という仕事は通常1冊20分くらいかかります。

  1. 現在庫調査(データダウンロードして、担当本全部ざっとチェック)
  2. 発売から現在までの売れ行き確認
  3. 事前に申請していた「増刷数に応じた原価シミュレーション」で原価率を算出
    (申請時に「2,000部~5,000部まで、500部単位で」など指定する。これを見当違いな部数で出していると再申請になるので、さらにロスしてしまう。5,000部から1,000部刻みで申請しておいた方が良いものもあるし、事前の読みと経験からくる勘が頼り)
  4. これらを一覧にして「直筆の増刷理由200字程度を添付」
  5. 上司の未処理デスクに入れる←ここまで20分

 

ところが、上司とモメると平気で2時間かかったりすることに気づいたのです。これは1時間40分のロスです。

上司が気にも留めないくらいの部数で申請、反論できないくらい資料つけて理論武装、などなどいろいろ工夫して、ここで時間をとられないよう工夫するようになりました。

「もめないこと」って仕事をする上で案外重要だと気づいた瞬間です。

増刷手配でもめて時間を食ってたら、「どう売るか」に時間を避けないので、ここは大義のためにもめない仕事をすべきところ、戦うべきは販売施策のところっていう具合で、エネルギーや時間の割き方を調整するようになりました。

奪われる時間を最小化する

このように時間を記録することで、いろんな気づきがあったのですが、実は一番大きな気づきが「奪われる時間」に関することです。

自分が能動的に仕事をしている時間を白のストップウォッチで計測していたのですが、上司からの「ちょっといい?」後輩からの「教えてください」さらに電話やFAXの処理など受け身的に発生した仕事をすべて「黄色」のストップウォッチで測っていました。

結果わかったのが、油断すると平気で2時間以上、黄色のストップウォッチでとられているということです。白の時間を増やさないと能動的な攻めの仕事ができません。黄色は言うなればディフェンスで、現状を維持するための仕事です。

経営者になればこの黄色のパワーがとにかくすごいです、あなたの時間をゴリゴリ奪っていきます。しかし重要な仕事は白で測る種類のものであり、出版は大抵の場合白に該当します。

ですので、著者になることを日常化するなら、黄色に時間をうばわれすぎないよう、白の時間を先に確保するのです。

著者アポルールを実践すると、人脈や情報も増える

僕の場合は、クライアントの企画を作ったり、出版TIMESの記事を書くために週に3コマを確保することにしています。

やり方は簡単で、「18時以降のアポを平日に3日以上」入れないだけです。

僕は原則、夜のアポは週に3回までとしていて、そうすれば残った4日を自分の「企画」「記事作成」に使えます。(僕は夜型なのでこの時間帯にしています)

4日のうち1日は家族や自分のために使い、ゆっくりする日になりますし、どうしても入れたい会食が入った場合は、家族に確認してから入れるようにしています。

このやり方だと自然と予定を確保できます。

さらにもう一つ大きなメリットがありまして、魅力的なお誘いには、直前であっても確率4/7で対応できる。ということです。

夜の予定は、基本的に週に3日以上入れていないので、たとえば「来週なんですけど、空いてます?」というような緊急案件や、重要案件でも確率57%で参加できるわけです。

不思議と、面白い企画って「急きょ」とか「ふとした」時に発生することがあって、そこに予定を入れられるよう、キープしておくのです。

確保している3コマを「急きょ」案件に使った場合は、早起きするとか、何かを削って意地でも枠は確保し直します。

こうすることで能動的に攻めの企画に時間をさけるし、さらには「急な面白いこと」にも対応できる「なぜか面白い場所には呼ばれやすい」人にもなれます

 

こう書くと「いや、すでに夜のアポなんか入れられる状況じゃないし、忙しくて毎日朝から晩まで埋まってる」という声もあるでしょう。そういう時こそ、年間400冊の本を担当していたころの僕のように、自分の時間を白と黄色のストップウォッチで測ってほしいのです。

黄色(奪われる時間)が多いならそれを少なくして、出版の時間に当てましょう。

ほとんど白(能動的・攻め)の時間で埋まっているというのなら、純粋なキャパオーバーです。自分の中で優先順位をつけて「著者としての活動」より優先度の低い仕事を誰かに任せるか、断るかしましょう。

どの仕事も出版より優先させられないなら、「自分はそこまで本を書きたいと思っていない」ということなので、そのときは出版を選択肢から外してよいと思います。

著者というのは常に一定量のアウトプットと、面白い情報や人のインプットをしつづける生き物です。

著者としての自分を作るために、著者アポ3コマルールは、大変おすすめですよ!

以上、経営者の「時間がない」は100%自分のせい…と言って自分の首を絞める出版プロデューサー西浦でした。

 

企画書をついつい放置しがちな人必見!「企画と原稿をぐいぐい進める」3つの習慣vol.2

「今月中に書きあげる」って編集さんと約束したにも関わらず、いつの間にか時間だけが過ぎている方も多いのではないで...

出版されても売れない企画や、そもそも出版すらできない企画が多い中で、「この人の本を絶対に出版したい」と思われる企画は何が違うのでしょうか。

この答えにはいろんな視点があるので、たった一つに絞るのは難しいです。しかし、僕が出版プロデューサーとして「この人の本を絶対に世に出したい!」と思ったケースについて書いてみたいと思います。

  • 出版プロデューサーって著者の何を見てるの?
  • 本を書きたいなら「何を」伝えればいいの?
  • なんのために本を出版するんだろう?

というような疑問をお持ちの方のお役に立てば良いなと思います。

面談で聞くこと、訊かないけど見てること

僕は必ず、著者と直接お会いしてから、プロデュースさせていただくかどうかを決めています。著者を選ぶというとおこがましいですが、相性のマッチングみたいなもので、クライアント側にも僕のことを知っていただいて選んでいただくための面談でもあります。

面談では、「自分がどんな人間か」ということを互いに出しあえるよう意識しています。とはいえ初対面で心の中までさらけ出せるようなケースはほぼありませんから、100%理解できるなどと思ってはいません。それでもなお、言葉に出来ない空気感のようなものは案外伝わるものです。


【言葉ではなく行動を重視】

「人となり」を知るために、まず僕がする質問は「何をしてきたか」と「何のために本を書きたいのか」です。

言葉ではいくらでも立派なことを言えますから、「何をしてきたか」という「行動」を最初に質問するのです。これによって実績も伺えますから、企画作りのベースになっていきます。そして、やってきたことを聞きながら「なぜ、それをしてきたのか」探っていくのです。


【「動機」と「やってきたこと」の納得感】

「なんでそれをやってきたんですか?」と直接聞いたり、質問はせず自分の中で共通項を紐づけたりして、動機を掘り下げていきます。

この「動機」と「やってきたこと」に、納得感のある方は信頼度が高いです。明確な理由があるので、読者にも共感してもらいやすいのです。

納得感が全くない動機、例えば「本当の自分を探しに10年かけて世界を旅してまわって、インドで受けたレーシック手術がきっかけで、帰国後日本一のラーメン屋を起業した。」って言われたら読者の頭が混乱するし、プロフィール欄にも何を書いたら良いかわかりませんよね笑。

でもこんなレベルで意味が分からないことはあんまりなくて、みんなそれなりに納得感のある理由で事業を行っています。そしてそれが最大の問題点なのです。


【本音の部分が、読者に届く】

「それなりに納得感のある」ということが非常にやっかいなのです。僕が知りたいのはもっと本音の部分であって、取ってつけたようなきれいな言葉ではなく、心からの動機が知りたいんです。

なぜなら、本気の言葉しか、読者には届かないからです。本気でクライアントのため、読者のためと思える理由・体験がある方の言葉は強いです。そういう方の中には明確な読者像がいるので、本のベクトルがブレることなく、読者のために本を書けます。


【口でいくら「読者のため」と言っててもダメ】

逆に、口でいくら「読者のため」「クライアントのため」と言っていても、心の深い部分で「自分のため」が大きいと、後でちらちらとエゴが顔を出します。ブランディングがどうとかお金がどうとか、あるいは分かる人だけ分かればいいとか、そういう話になってしまうのです。もちろんプロであり、経営者ですからブランディングを考えたりお金についてちゃんと考えるのは間違いではありません。

ただ、それを目的にしてはいけないのです。本はあくまで読者のために書くものだからです。

 

後にベストセラーとなる本の面談実例

ここからは僕が実際に「この人の本を絶対に出版したい」と思った著者との面談について紹介します。

面談からはもう3年経ったけど、この話をオープンにできるのはもっと先のことだと考えていました。なぜなら僕には書くタイミングを決める権利はなくて、著者である堀江 昭佳さんのタイミングを待つべきものだったからです。

そして「血流がすべて解決する」発売1周年のタイミングで、とうとう堀江さん自身が口火を切られたので、僕もこうして書くことができました。


【見えなかった根っこの部分】

2014年4月21日にご紹介を頂いて、堀江さんと面談を行っていました。

 

2時間ほど目黒のカフェで「やってきたこと」についてお聞きして、自分なりに堀江さんが婦人科専門の漢方薬剤師として、主に不妊で悩む方のために仕事をしている理由を整理していきました。

でも、正直言うとよく分からなかったのです。すごい実績をお持ちで、これだけのことをしてきた方なら、きっとすごく中身のつまった本になるだろう、とは思いました。しかしそれだけの実績を上げながら「なぜ婦人科専門の薬剤師なのか」「なぜ不妊で悩む方のために仕事をするのか」の理由が見えてきませんでした。

ただ「成り行きでこうなりました~」という印象だったのです。それだと読者が共感しづらいかなぁ・・・と思ったので、正直に『堀江さんが、なんでこの仕事をされてるか、根っこの部分が見えないですね・・・』と伝えました。


【実は、ボクはゲイなんです。】

すると堀江さんが一度、席を外されました。そしてしばらくして、戻ってきた時に

 

『実は、ボクはゲイなんです。』

 

と、突然、告白されました。

僕にとっては頭を「ガツン!」と殴られたような衝撃です。

さらに続けて、

『だからこそ、心の檻に閉ざされたひとの気持ちがわかるし、そこから解放された時の喜びがわかります。そのひと達の、その気持ちに共感するからこそ、この仕事をしています。』

『だけど、このことをパブリックな場でオープンにすることはできません。だからボクに本は書けません』

と言われました。

 

そしたら、なぜか泣けてきました。


【この人だから書けることと、だからこそ書けない理由】

涙がポロポロ、ポロポロ出てくるし、まさか出版の著者面談で泣くなんて思ってないからティッシュもないし・・・。仕方ないから『あれ?すいません、、なんで泣いてるんでしょう、僕(笑)』って言いながらテーブルのナプキンで涙を拭いてました。

話してたらいきなり『ゲイなんです』と言い出すし、言われた側は泣き出すし、他のお客さんからしたら完全に意味不明な2人でした(笑)

堀江さんも「なんでこのひと泣いてるんだろう・・・?」と思われたそうで、その時のことは【カミングアウト。〜『血流がすべて解決する』発売1周年に心からの感謝をこめて。〜】で詳しく書かれています。

 

なんで涙が出たのか?正確なところは、自分でもよく分かっていません。

自分がゲイであるからこそ「普通じゃない(とされる)」人の心を理解できる。

病気だったり、子供を授かれない女性たちという「普通じゃない(とされる)」人に寄り添える。

 

「堀江さんだからこそ書けること」というのが確実にあって、

でもそれが理由で「書けない」という現実もあって、

二つのことを同時に理解して、切なくて、涙が出たのかなと思っています。

 

その場はそれで解散し、「本は書けない」ということで別れました。


【本は読者のために書かれるもの】

その後、帰宅してからもずっと堀江さんのこと、堀江さんが書く本のことを考えていました。

 

「この人が本を書いたら、悩んでいるたくさんの人が救われるんじゃないかな。」

「でも・・・無理だよなぁ。」

「本という不特定多数が読む媒体で『同性愛者であることを宣言しろ』なんて、出版プロデューサーとか本とかそういうものの許される範囲を超えてるよなぁ。」

と、書いてほしい気持ちと、無茶だろうそれはという気持ちとの板挟みになっていました。

 

でも、ここで僕が引いてしまったら、彼は永遠に本を書かないかもしれない。そしたら何万、何十万という救われるはずだった読者がその可能性を失うかもしれない。

僕が引いてしまうことは出版業界全体の損失、ひいては日本社会の損失になるんじゃないか・・・?くらいに感じました。(本気で)


【日本であなた以上に、この本を書く資格のある人はいないと思わせる】

「やっぱり、この人の本を読みたい・・・!」

正確に言うと、この人の本を世に出して、読者が救われたサマを見たいと、強く思いました。

堀江さんの本であればすごく多くの悩んでいる人に、心からちゃんと届くんじゃないかと思ったからです。

いや、届くなんてのはそれこそ思い上がりかもしれませんが、少なくとも堀江さんの言葉なら受け取ってもらえると思ったのです。

日本中でこの人以上に、この本を書く資格のある人はいるだろうか?いやいない!くらいに思えたんですね。


【最終的に企画書からゲイであることを外した理由】

だから、出版プロデューサーとして「僕は堀江さんの本が読みたいです」「堀江さんのような人こそ本を書くべきです」というメッセージを送りました。

そして堀江さんから「ボクもあの後、なんで初対面の人に話したんだろうと考えていました」「ひょっとしたらそういうタイミングが来たのかもしれないと思います」とお返事をいただき、2年かけて本を作っていくことになります。

その後、企画を詰めていく中で「ゲイであること」は絶対必要ではないなと感じたので、かえって蛇足になるかと思い企画書から外しました。

それは堀江さんも書かれていますが、ご自身が「書こう」「社会に対してカミングアウトしてもいい」と思えたことで、それ以外のすべての文章からも彼の真意が伝わるようになったからだと思います。

 

それが、20万部まで皆さんに育てていただいた「血流がすべて解決する」の著者面談で聞いて見て考えたことです。

この記事があなたのお役に立てば幸いです。

本の出版をお考えの方へ

ボクはゲイなんですと言われて、僕は泣いた。【20万部の本が生まれる2年前の話】

出版されても売れない企画や、そもそも出版すらできない企画が多い中で、「この人の本を絶対に出版したい」と思われる...

「ポケットにはいつもメガネ拭きを」の出版プロデューサー西浦です。ズボンの左ポケットに。

本を書くぞ!と意気込んで企画書を書いても、出版社にまったく相手にしてもらえない人もいれば、とんとん拍子で採用され、出版が決定する人もいます。

以前、出版社のマーケティング部にいた頃は、たくさんの企画を泣く泣く、たまに無表情に、ボツにしてきました。出版社にしては珍しいケースなのですが、企画の合否は編集会議ではなく、その後の営業との会議で決定するという会社だったのです。

その時、ふと気づいたのはボツ企画の中に「惜しいな~」というレベルのものはほんの一部しかなく、「いや、これはないだろう」というレベルの企画がけっこう多いこと。

今回はそんな「絶対通らない企画」を出して恥を書かない為に「採用される企画のチェックポイント」をご紹介します。


売れる本は「広く
て強い」ニーズを持つ

ニーズとは、読者の求めていることです。そのニーズは「広さ」と「強さ」で測るのですが、両方のバランスがよいニーズを「太いニーズ」と当時は呼んでいました。

まず「広さ」ですが、狭い企画はマニア向け、広い企画はみんなが興味のあることです。通常のビジネスでは、マニア市場は単価を上げることで、ビジネスモデルとして成立させますが、出版業では価格の幅にも限界があります。100万円の本とか見たことないですよね?

 

居酒屋で本音で話す内容はテーマになる

どの程度の市場規模があるのか?それを冷静に判断してみましょう。

たとえば飲み会などで『あと5万給料が増えればなー』っていう「魂の叫び」をよく耳にしますよね?あ、あなたもですか?僕もですよ(笑)これほど広く共感を得るテーマ魂の叫び)であれば「副業」の企画や、「資産運用」、「貯金術」の企画など、市場規模として成立しそうです。

お金の他にも出世や人間関係、出会いなど居酒屋はいろんな魂の叫びが聞ける良い場所です。

 

強い企画とはお金を払ってでも読みたいもの

とはいえ、市場規模が広くても、あまりに弱いニーズは買ってもらえません。立ち読みで済ませたり、ネットで調べるので十分というものですね。自分の企画は「お金を払ってでも読みたいくらい、強いニーズを満たすもの」なのか?そこを冷静に、一度落ち着いて、お茶でも飲みながら考えてみてください。

『でも俺、自分に甘いからなー、ゆとりだからなー』って自覚のある方は、ターゲットとイメージ的に近いお友達に、ご飯でもおごって、意見をもらうといいかもしれませんね。で、そのリアクションが良かったら、だいたい3割~5割減くらいで考えていいと思います。友達の子どもの写真を見せられて『カワイイね~』っていうくらい無責任に言ってますから(笑)それで本当にお金を出して買う人はほとんどいません。そんなものです。

とはいえ「自分に甘い」自覚がある時点で、かなり冷静な方でしょうから、友人のコメントも鵜呑みになんてしてませんよね?というわけで、この「ニーズの広さと強さのバランス」をチェックポイントとして、自分の企画を考えてみてください。

それで、どうしても、「自分の企画が狭く浅く感じられてしまう場合」は、一度プロにご相談されると良いかもしれません。切り口を変えることで、太いニーズを満たすことができることもありますので。

 

新しいコンセプトはあるか?

ニーズが言うなれば、ある種の「ベタさ」を求めていたのに対し、コンセプトに求められるのは完全に「新しさ」です。

そしてこれが、企画書を書くうえで、最も難しい部分でもあります。いや、本当に、これが企画のキモですから。コンセプトこそがその企画のオリジナリティです。他の似たような本の中から、わざわざその本を選ぶ理由になるのです。

 

コンセプトは時代の変化

例を挙げてみましょう。
類書がたくさんある「仕事術」の本の中で、どんなコンセプトで新しさを打ち出していけば良いのでしょうか?かつて「中間管理職の仕事術」というコンセプトを見出し、ヒットしたのがはじめての課長の教科書です。

以前、仕事術の本は、新入社員向けの入門編から、いきなり経営陣まで飛んで、リーダーシップやマネジメントの本になっており、中間管理職向けのものがなかったのです。昔と比べ今では、明らかに中間管理職の重要性と、プレッシャーが増大しています。そこに新しいニーズが生まれていることに気付くかどうかが大切です。

 

新しいコンセプトはその瞬間から古びていく

しかしこの「課長の~」も既に過去のコンセプトです。その後「課長の~」という企画はたくさん発売され、すでにコンセプトとしての新しさはありません。新しさというものは常に変化していきます。新しい!と感じた瞬間からすでにそのコンセプトは過去のものになっていきます。だから常に新刊をチェックし続けないといけないのです。

常に「このコンセプトは新しいか?」を探り続けてください。でも新しさを求めすぎて、狭いニーズにつかまらないに注意してくださいね!


タイトル、構成案で目を釘付けにせよ

タイトルはコンセプトとインパクト

本当は装丁も重要なので、ここに並べたいところですが、装丁ばかりは、企画成立後の話になってしまうケースが殆どなので、外します。

タイトルの重要度は言わずもがなですよね。コンセプトを言い表し、かつインパクトのあるタイトルになっているか?をチェックしてみてください。
たとえば「課長の教科書」では

  • 「教科書」の部分で「入門的な仕事術であること」
  • 「課長の」の部分で「ターゲットの明確化」

を狙い、コンセプトを伝えつつ「課長」と「教科書」っていう言葉のギャップでインパクトを出しています。教科書って初級者向けなのに、課長は中級者というギャップです。

また「中間管理職の教科書」でも意味は通りますが、世の中に「中間管理職」という肩書の方はいないので、「課長」の方が読者に与えるインパクトが強いですね。

 

構成案でレジに連れて行く

そして構成案です。
「引きのある構成案になっているか?」が最も重要です。

日本の読者は、書店で本を買います。(いまだにネット市場は1割くらい。)つまり、手にとって中身を確認して買うケースがほとんどだということです。

タイトル、装丁で興味を引き、手にとっていただいたとして、それをレジに運んでもらうには構成(目次)の部分と、「はじめに」の面白さにかかっていると言っても過言ではありません。

  • 目次でどういう内容かざっくりチェックして、目を引いたトピックのページをパラパラめくる「抜粋読み」
  • 最初の18ぺージほどを読んで決める「冒頭読み」

という2パターンが本を選ぶ前の主流と言われています。最近ではネットで評判を検索してる人も増えてきましたが、上記2つと比べるとまだ少数派でしょうか。

特に構成案のオリジナリティ=あなたのコンテンツのオリジナリティなので、企画書の段階では非常に重要視しています。タイトルは本を作っている過程でいくらでも変更できますが、中身は完全に著者自身の中にあるものですからね。あとから急に増やしたり変更したりできません。


企画書の体裁は出版社ごとに違うのですが、今回ご紹介した「ニーズ」「コンセプト」「タイトル・構成案」の3つ(4つ?)を外さないよう企画書を書いたら、出版社の企画会議も通りやすくなると思います。

売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】

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今年の目標「出版」が叶う人

出版プロデューサーの西浦です。今年の目標に関する投稿をSNSでよく見る時期ですね。目標100個などたくさん書きだした中の一つという方も、「ずっと夢だった」方もいらっしゃると思いますが、「本の出版」を目標に挙げた方は多いのではないでしょうか。目標を叶えてちゃんと出版できる方と、来年以降も「今年の目標」に「出版」と書き続ける人との違いはどこにあるのでしょうか?僕の予想では「具体的なアクションプラン」の有無じゃないかなーと思います。本ってどうやって書けばいいのかわからないもので、「本を書きたい」という方にお会いしても、ほとんど何の準備もされてないことが多いんです。なので、出版を叶えるために、こんなことをしてはいかが?という具体的なステップをご紹介します。ただしこれは「初めて本を出す人」で「小説・絵本・コミック以外」の方が対象です。

本屋に行く

自分の書きたい本のイメージを固めるために、まずは本屋さんに言って「どこに置かれるか?」を考えてみましょう。もちろん「新刊・話題書」や「ランキング」に置かれるのがベストですが、ここで考えるべきは「本籍」と呼ばれる棚です。「生き方に関する本」だとしても、自己啓発、スピリチュアル、ビジネススキルそれぞれ棚の特徴が違います。女性向けが多いなーとか、やたらキーワードに「神さま」入ってるなとか、その棚に行けば本や読者の雰囲気がよくわかります。自分の書きたいもので、かつ読者の求めるものになるようしっかり市場調査をしましょう。

企画書をつくる

本を出版するには編集者に企画書を見てもらい、企画会議で通してもらう必要があります。まずは企画書を作りましょう。いろんな作り方がありますが、A4の紙にワードで必要な要素を書けばOKです。必要な要素というのは出版社ごと、編集部ごとで変わるのですが「タイトル」「著者プロフィール」「企画コンセプト」「構成案」などを考えて書きましょう。

プロフィールをつくる

上の「企画書をつくる」でも書きましたが、「著者プロフィール」が必要になるので作りましょう。SNSのプロフィール欄も出版用のプロフィールに変更してください、たまたま飲み会などで会った編集者やプロデューサーにも簡単に検索で見つけてもらえるからです。

プロフィールは「経歴」の羅列ではダメです、どこに所属していたとかじゃ不十分。このプロフィールはあなたと他者と違いを見極めるためのものです。どれだけ稀有な存在なのか、いかにすごい実績を上げたか、などを書き自分のすごさを伝えましょう。本来、プロフィールは企画ごとに書くべき内容を変えるべきです。とはいえ初めてですし、まずは一つ書いてみて、企画に合わせて修正していきましょう。

原稿を書き始める

プロフィール、企画書が出来たら次は原稿を書き始めましょう。途中まででも書いた原稿があれば、読んでもらって面白いかどうか、オリジナリティはあるかなど、より高精度に判断してもらえます。音楽ならみんな自分のデモテープ作って聴いてもらいますよね。そういうイメージです。

ブログを始める

ブログやメルマガなど、自分のメディアを開設しましょう。原稿をそこで公開しても別に大丈夫です。盗作される恐れはありますが、他の人が書いても変わらないような内容なら、どっちにせよ発売後にパクられます。日々、ブログを書くことで「文章力」「見出しの立て方」のレベルがあがり、自分の執筆ペースもつかめるようになります。ペースがわかると、いざ本を書くときに編集者との〆切を破ることもない(とも言い切れませんが、可能性はずいぶん下がります)。何より、自分のブログ・メルマガで集客力・販売力を積み上げていくことで、初速(発売直後、一週間の売上)や毎年の最低売上数をキープできるようになります。これが出版社的にはすごくありがたいので、制作面でも販売面でもブログを書き続けることは非常に役立ちます

類書を読む

意外と盲点なのが「類書の研究」です。類書を読んで研究することで「すでに他の本で書かれてるベタなこと」が何かわかり、自分の企画から他の本とかぶってる部分を削ることができます。どこかで読んだことに対して、読者が「面白い」と思うことはありません。10年くらい経ってればそのジャンルの読者が入れ替わっているかもしれませんが、10年以上棚に残ってる本もあるので「今、書店にある本」はやはり要チェックです。

それに、類書の研究をすることで、ある程度出版社のあたりが付くようにもなるので勉強になります。

出版記念講演会に参加する

企画書、原稿、類書チェック、ブログでの情報発信ときたら、いよいよ出版関係者との縁を作りに行きましょう。オススメの方法は「出版記念講演会」です。この出版記念講演会には、編集者かプロデューサーが同席している可能性が高いからです。特にその本が発売された、最初の講演会に出席していることが多いです。類書研究を行っていれば、書店でチェックしていない本=新刊ということがわかるようになっています。類書研究には新刊と既刊を見極められるようにする意味もあったんですね。そして読んだ新刊の中から「こういう本を書きたい!」と思えるものを見つけて、その本の出版記念講演会に行きましょう。編集者かプロデューサーとの縁を作れるかもしれません。

そもそも1年より1年半くらいのスパンで考えた方が良いです

ここまで書いておいて元も子もないのですが、目標を立てて1年での出版はあまりお勧めしません(笑)。1年での出版も不可能ではないですが、企画の作成から1年と考えると、急ぎすぎな印象があります。このペースだと、設計段階でも、実際の本の作成段階でも、あまり時間が取れず、後でこうすればよかったという後悔が残ります。僕の経験上は1年半くらいがいちばんいいですね。販促面での準備もしっかりできますし。2年越しくらいの目標とされるのが吉かと思います。

 

今年の目標に「本の出版」と書いた人がとりあえず取り組んだ方が良いこと

今年の目標「出版」が叶う人 出版プロデューサーの西浦です。今年の目標に関する投稿をSNSでよく見る時期ですね。...