最新の記事

出版TIMES

老後の資金や、家のローン、光熱費など、お金に関する悩みは尽きないものです。

かくいう私も、「収入は大きく増えないのに何故か支出は増えるばかり」、と嘆いている1人です。
もちろん、お金を増やしたいという思いは持っています。
しかし「あまり資金がない」「リスクが怖い」「時間が取れない」などの理由から、投資に関しては一度も勉強したことがありません。

今回ご紹介する「はじめての人のための3000円投資生活」は、そんな人におすすめの1冊です。
私自身が、実際に読んでみて、投資に関する意識が変わったと感じています。
そもそも私は、3000円という低い金額から投資が出来るなんて、考えたこともありませんでした。
この金額なら、実際に始めてみたいと思っています。

本書は、「投資」に関する本です。
しかし何よりも「投資以外の家計に役立つ情報」も数多く含まれている部分に、強い魅力を感じます。
家計の見直しを考えている人に役立つ内容なのです。

どんな本なのか

本書は、話題の家計再生コンサルタントが、「投資」について書いた本です。
具体的な家計などを例に、実生活に取り入れやすい「お金の増やしかた」を解説しています。
専門用語については丁寧な解説が添えられており、とても読みやすい文章であるため、すんなり読むことが可能です。
紹介されている投資方法は、短期間で大きな利益を出すものではありませんが、手間の少ない方法です。
将来の家計に不安がある人や、資産の運用について考え始めた人などには、特におすすめの内容となっています。

3000円投資生活

初心者は、投資に対してネガティブなイメージを抱きがちなものです。
実際のところ、確かに投資にはリスクがあります。そして、ローリスクでハイリターンな商品はありません。
しかし、この「はじめての人のための3000円投資生活」を読むと、少し考えが変わるかもしれません。

この本で紹介されている「投資方法」は非常に簡単です。

  1. ネット証券で証券口座を開く
  2. 月々3000円ずつ積み立ての、「バランス型の投資信託」を買う
  3. そのまま放置する

たったこれだけです。
選択肢が実にはっきりしています。
そのため、実際に、そのままパソコンを立ち上げて手続きしてしまいたくなるほど、簡単です。
なぜ「バランス型の投資信託」を選ぶのかは、本文中で詳しく説明されています。

タイトルにあるとおり、本書では「3000円から投資を始めてみる」ことを推奨しています。
投資について考えすぎたり調べすぎたりして面倒になるよりも、まずは始めてみようというスタンスです。
そのため、貯金をしながらでも家計の負担にならない「3000円」という金額が投資の初期段階の目標として設定されています。

「月々3000円で何が変わるのだろう」と思う人もいることでしょう。
毎月3000円ずつ投資をすることによって、家計にどんな変化が生じるのか…それは、本文中に書かれた例を見れば、しっかり確認することが出来ます。

強い家計を作る

「3000円投資生活」には、基礎となる考えかたがあります。
それが本書のpart2で紹介されている、「強い家計を作る」という考えかたです。
これは家計再生コンサルタントである筆者が、実際に相談者に提案しているものであるそうです。
シンプルな内容ですが、実践的で分かりやすく、家計を預かる人にとっては興味深い内容です。

さらに、本書では、

  • 貯金の目的
  • 貯金の目安
  • お金の育てかた

などについても言及しています。

そのため、「はじめての人のための3000円投資生活」は、投資に興味がある人だけではなく、
「なかなか貯金が増えない」
「家計を改善したい」
「貯金がゼロ」
という人にもオススメです。

金融商品のメリットとデメリット

生命保険は、利用する人の多い、一般的で身近な金融商品です。
最近では、この「保険の見直し」について取り上げている記事を見かける機会も、かなり多くなりました。
これは、保険を見直すことにより、保障内容を変えずに支払額を下げることが可能な場合もあるためです。
そんな生命保険などに関する話題も、『1万人の家計を見てきてわかった「投資の分かれ道」』と題された、本書のpart3に登場しています。

また、生命保険の他にも、
・国債
・確定拠出年金
・学資保険
・不動産運用
などについて、メリットなどを知ることが出来ます。

もちろん、この章で取り上げられているのは、それだけではありません。
投資初心者におすすめの商品や、投資における注意点なども、しっかり記載されています。
様々な商品についての知識を得ることで、ライフスタイルや目標に合わせた商品が見つかるかもしれません

まとめ

本書で紹介されている投資方法なら、初心者でも気軽に始められそうです。
短期間で大きな利益を上げる方法ではありませんが、そのぶんリスクが抑えられるのは嬉しいところ。
投資への興味の有無に関わらず、ぜひ一度、この「はじめての人のための3000円投資生活」を読んでみてはいかがでしょうか。

 

(文:朔)

【書評】はじめての人のための3000円投資生活【投資に興味がない人にもオススメ】

老後の資金や、家のローン、光熱費など、お金に関する悩みは尽きないものです。 かくいう私も、「収入は大きく増えな...

昨日、娘(10ヶ月)が雑誌の中華特集記事を振り回しながら「パ、パ」と言い、朝ごはんを食べさせてたら僕の方を見ながら「バ・・・カ・・・」と言い出した、出版プロデューサーの西浦です。生れて始めて口にした「バカ」が父親に向けてって、ひどすぎるんですけど!

さて、どんな大御所、ベストセラー作家もはじめはみんな新人。いつの間にか「新人」クサさが抜けてベテランになっていくものですが、その違いはどこにあるのでしょうか?

僕が思うにその1つは「心構え」の違いだと感じます。

出版の世界でベストセラー作家、著者を目指す人が早く「新人」を抜け出せるようプロと新人との視点の違いを解説します。

  • ベストセラー作家と新人は何が違うの?
  • 1冊目を失敗したくない

という方に役立つ内容となっております。

プロの作家は「売る」視点

打ち合わせや、書店リサーチをしている時、私やクライアントは常に「どうすれば売れるか?読んでもらえるか?」を考えながら、行動し、施策を練ります。

 

なぜかというと僕は本を「人と人が助け合う仕組み」だと定義していて、

その意味で、読んでもらえなければ本は、ただの紙とインクでしかないからです。

厳しい言い方かもしれません。しかし本に存在価値をもたらすためにも「読んでもらう」ことをどれだけ意識できるかが、プロと新人の違いなのではないかと思います。

 

そうなると我々は常に、

  • 読者目線であり、
  • 書店員目線であり、
  • 取次目線であり、
  • 出版社目線で、

企画を練ります。

(うわぁ…大変)

 

もちろん、それは簡単なことではないので、僕が出版社のマーケティング経験者として、10万部から逆算して、著者と一緒に企画を練るし、それでも足りないから、常に現場(書店)に足を運び、情報交換をしています。

「現場百回」は出版業界でも重要です。

 

なぜ新人の本は売れないのか?

そもそもこの記事を書くことになってきっかけは、クライアントと話していた「なぜ未経験の出版希望者が作る企画書は、あんなに的外れなのか?」という話題です。(失礼・・・)

企画書の書き方については
売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】」

に譲るとして、ここでは、考え方にフォーカスしてみます。

 

新人作家さんに決定的に欠けているのは「出版されたの世界」へのイメージなんですね。

 

出版は投資ビジネスだから、当然、投資分は回収しなきゃいけない。

つまり回収=売れるという図式なわけで、本を出版社に出してもらう以上は、こっちは売れる本をつくらないといけないんです。

 

特に1冊目、デビュー作は超・重要です。

なぜなら既刊本がある場合、ほぼ100%他の出版社が実績を調べるからです。

つまり1冊目が売れなかったあなたは、他の出版社から「回収できない、不良債権」扱いをされているかもしれないのです。

 

最初は読者視点から始める

新人作家、デビューを目指す作家の方々は、とにかく自分は「投資」の対象であるという意識を持ち、企画をつくってください。

若い才能が、出足でつまずくのはよくあることなので、本当に気をつけてくださいね。

とはいえ、いきなり

  • 読者目線であり、
  • 書店員目線であり、
  • 取次目線であり、
  • 出版社目線で

企画を練る。

なんてことは出来ないだろうし、かといって、周りにすぐ相談できるプロがいるとも限りません。

そんなあなたはどうすればいいのか?

まずは読者視点を身に着けてみましょう!

≪読者視点の効果的な身に着け方≫

  1. 書きたい本のジャンルを決める
  2. そのジャンルの本を片っぱしから読みまくる
  3. 企画書を書く
  4. そのジャンルが好きな友人に企画書を見せる
  5. 感想を素直に、冷静に受け止める

プロは周りにいなくとも、読者は周りにいますよね?
あなた自身がそうですし、あなたのご友人もそうです。

まずはあなたが「プロの読者」と呼べるくらい、そのジャンルの本を読んでみましょう。そうして、身に着いた目線で、自分の企画書を作成します。その後、その企画書を「友人」に見せるのです。

なぜ自分が「プロの読者」になってから、わざわざ友人に見せるのか?

答えは簡単で、読者は素人で、かつワガママだからです。そして彼らは圧倒的に正しく強い立場にいるのです。

なぜなら、選ぶ側だからですね。僕らが作る本は読んでもらうことではじめて価値を得る。。。というのは冒頭で述べた通りです。

 

あなたの企画書を見てくれる友人は、読者代表です。

世の中の読者のほとんどは、「プロの読者」となったあなたほど、そのジャンルに精通していないのです。

その目線を、素直に、冷静に受け入れることができれば、かなり読者目線が身についたといえるのではないでしょうか?

作家を目指すなら知っておきたい、新人とプロの「心構えの違い」

昨日、娘(10ヶ月)が雑誌の中華特集記事を振り回しながら「パ、パ」と言い、朝ごはんを食べさせてたら僕の方を見な...

もしも一度だけ過去に戻れるとしたら、あなたは誰に会って、何を伝えますか?

「過去に戻りたい」と願う人は、少なくありません。
たとえそれが「現実に影響しない」としても、私にも、戻りたい過去が幾つもあります。
もう会えない人に会いたい、何かを伝えたいという気持ちは、大抵「後悔」を引き金として生まれます。

今回は、そんな「後悔」を抱えた人々の、ちょっと不思議な時間旅行を描いた物語、「コーヒーが冷めないうちに」をご紹介します。
この「コーヒーが冷めないうちに」は、2017年本屋大賞にノミネートされた話題作となっています。

どんな本なのか

コーヒーが冷めないうちに」は、「4回泣ける」と評判になり、35万部を突破した(2017年3月現在)ベストセラーです。第10回杉並演劇祭大賞を受賞した『1110プロデュース公演』の舞台がきっかけとなり、小説が出版されました。

物語は、『過去に戻ることができる席』があるとして、都市伝説にもなった小さな喫茶店、「フニクリフニクラ」を舞台にしています。
しかし過去に戻るためには、いくつものルールがあり、そう簡単ではありません。
この小説は、「それでも過去に戻りたい」と願った4人の女性たちを中心に、お話は進んでいきます。

愛情と後悔の物語

面倒なルールがあることを知っていても、この物語に登場する女性たちは、過去や未来へと時を越えます。
それぞれ理由は異なりますが、そうさせるのは「愛情」や「後悔」といった、誰かに対する深い感情となっています。
描かれているストーリーは4つ。

  • 第一話『恋人』結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
  • 第二話『夫婦』記憶が消えていく男と看護師の話
  • 第三話『姉妹』家出した姉とよく食べる妹の話
  • 第四話『親子』この喫茶店で働く妊婦の話

結婚する前ならば第一話、配偶者を持っているなら第二話、家族との軋轢があれば第三話、親や子への後悔を持つなら第四話、が特に胸に響くのではないでしょうか。

もちろんその限りではなく、どのストーリーに共感するかは、きっと読み手の過去の境遇や現状により、大きく異なることでしょう。

自分自身の状況が変わる節目ごとに読みたくなるような物語です。

不思議な感覚

物語の中では、繰り返し繰り返し店内の様子が描写されます。

重い木のドア、ランプ、シーリングファン、狭い店内。

そういった、細部にまで渡る描写により、喫茶店「フニクリフニクラ」は、まるで実在の喫茶店であるかのように脳内に浮かび上がってきます。

登場人物は、それほど多くありませんが、それぞれが個性的で、魅力的です。

リアルで丁寧な人物描写により、いつのまにか彼女たちに共感していることに気付かされます。
また、文章が読みやすいのも、大きな魅力のひとつです。
「泣ける」
そんな意見が多いのは、きっと、すんなりとストーリーに入り込むことが出来るためでしょう。

そして、とてもイメージしやすいのは、オリジナルが舞台であることも影響しているのかも知れません。

そんな、普通の小説とは違う、ちょっと不思議な感覚が楽しめます。

過去と未来

コーヒーが冷めないうちに」では、強い「愛情」と「後悔」が描かれていますが、どろどろとしたものは、全く感じられません。
素直になれないキャリアウーマン、ひたむきに夫を支える妻、かけがえのないものを失った姉、不安を抱える妊婦。
いずれも、どこにでもいそうな、ごく普通の人たちです。
そんな登場人物たちが、まっすぐに自分の過去や未来、そして後悔と向き合おうとする姿には胸を打たれます。
そう、喫茶店「フニクリフニクラ」では、過去だけでなく、未来に行くことも可能なのです。
単に過去へ戻れるだけではないのが、この「コーヒーが冷めないうちに」の面白さでもあります。

読みながら、「もしも自分が過去に戻れたらどうするか」を、つい考えてしまいます。
この物語に登場する人物のように、過去に戻れたら。
そして、まっすぐ自分の「後悔」と向き合うことが出来たら。
もし、そんなことが可能だったら、どれだけ素敵なことでしょうか。

この物語では、過去や未来に行って、どんなに努力したとしても現実は変わりません。

それが、定められたルールのひとつです。
何も変えられないのに、なぜ彼女たちは過去や未来へ行くのか。

それは、ぜひ実際に、この「コーヒーが冷めないうちに」を手に取って、確かめてみていただければと思います。

終わりに

コーヒーが冷めないうちに」は、2017年本屋大賞にノミネートされるのも納得できる1冊です。
全ての人に抵抗なく読んでいただける読後感の良い物語ですが、特に、後悔を抱えている人にはおすすめです。
読んですぐに何かが変わることはないでしょう。
しかし、後悔との向き合う方法や、気持ちを切りかえるヒントを見つけることは出来るかもしれません。

(文:朔)

【書評】コーヒーが冷めないうちに【愛情と後悔の物語】

もしも一度だけ過去に戻れるとしたら、あなたは誰に会って、何を伝えますか? 「過去に戻りたい」と願う人は、少なく...

出版されても売れない企画や、そもそも出版すらできない企画が多い中で、「この人の本を絶対に出版したい」と思われる企画は何が違うのでしょうか。

この答えにはいろんな視点があるので、たった一つに絞るのは難しいです。しかし、僕が出版プロデューサーとして「この人の本を絶対に世に出したい!」と思ったケースについて書いてみたいと思います。

  • 出版プロデューサーって著者の何を見てるの?
  • 本を書きたいなら「何を」伝えればいいの?
  • なんのために本を出版するんだろう?

というような疑問をお持ちの方のお役に立てば良いなと思います。

面談で聞くこと、訊かないけど見てること

僕は必ず、著者と直接お会いしてから、プロデュースさせていただくかどうかを決めています。著者を選ぶというとおこがましいですが、相性のマッチングみたいなもので、クライアント側にも僕のことを知っていただいて選んでいただくための面談でもあります。

面談では、「自分がどんな人間か」ということを互いに出しあえるよう意識しています。とはいえ初対面で心の中までさらけ出せるようなケースはほぼありませんから、100%理解できるなどと思ってはいません。それでもなお、言葉に出来ない空気感のようなものは案外伝わるものです。


【言葉ではなく行動を重視】

「人となり」を知るために、まず僕がする質問は「何をしてきたか」と「何のために本を書きたいのか」です。

言葉ではいくらでも立派なことを言えますから、「何をしてきたか」という「行動」を最初に質問するのです。これによって実績も伺えますから、企画作りのベースになっていきます。そして、やってきたことを聞きながら「なぜ、それをしてきたのか」探っていくのです。


【「動機」と「やってきたこと」の納得感】

「なんでそれをやってきたんですか?」と直接聞いたり、質問はせず自分の中で共通項を紐づけたりして、動機を掘り下げていきます。

この「動機」と「やってきたこと」に、納得感のある方は信頼度が高いです。明確な理由があるので、読者にも共感してもらいやすいのです。

納得感が全くない動機、例えば「本当の自分を探しに10年かけて世界を旅してまわって、インドで受けたレーシック手術がきっかけで、帰国後日本一のラーメン屋を起業した。」って言われたら読者の頭が混乱するし、プロフィール欄にも何を書いたら良いかわかりませんよね笑。

でもこんなレベルで意味が分からないことはあんまりなくて、みんなそれなりに納得感のある理由で事業を行っています。そしてそれが最大の問題点なのです。


【本音の部分が、読者に届く】

「それなりに納得感のある」ということが非常にやっかいなのです。僕が知りたいのはもっと本音の部分であって、取ってつけたようなきれいな言葉ではなく、心からの動機が知りたいんです。

なぜなら、本気の言葉しか、読者には届かないからです。本気でクライアントのため、読者のためと思える理由・体験がある方の言葉は強いです。そういう方の中には明確な読者像がいるので、本のベクトルがブレることなく、読者のために本を書けます。


【口でいくら「読者のため」と言っててもダメ】

逆に、口でいくら「読者のため」「クライアントのため」と言っていても、心の深い部分で「自分のため」が大きいと、後でちらちらとエゴが顔を出します。ブランディングがどうとかお金がどうとか、あるいは分かる人だけ分かればいいとか、そういう話になってしまうのです。もちろんプロであり、経営者ですからブランディングを考えたりお金についてちゃんと考えるのは間違いではありません。

ただ、それを目的にしてはいけないのです。本はあくまで読者のために書くものだからです。

 

後にベストセラーとなる本の面談実例

ここからは僕が実際に「この人の本を絶対に出版したい」と思った著者との面談について紹介します。

面談からはもう3年経ったけど、この話をオープンにできるのはもっと先のことだと考えていました。なぜなら僕には書くタイミングを決める権利はなくて、著者である堀江 昭佳さんのタイミングを待つべきものだったからです。

そして「血流がすべて解決する」発売1周年のタイミングで、とうとう堀江さん自身が口火を切られたので、僕もこうして書くことができました。


【見えなかった根っこの部分】

2014年4月21日にご紹介を頂いて、堀江さんと面談を行っていました。

 

2時間ほど目黒のカフェで「やってきたこと」についてお聞きして、自分なりに堀江さんが婦人科専門の漢方薬剤師として、主に不妊で悩む方のために仕事をしている理由を整理していきました。

でも、正直言うとよく分からなかったのです。すごい実績をお持ちで、これだけのことをしてきた方なら、きっとすごく中身のつまった本になるだろう、とは思いました。しかしそれだけの実績を上げながら「なぜ婦人科専門の薬剤師なのか」「なぜ不妊で悩む方のために仕事をするのか」の理由が見えてきませんでした。

ただ「成り行きでこうなりました~」という印象だったのです。それだと読者が共感しづらいかなぁ・・・と思ったので、正直に『堀江さんが、なんでこの仕事をされてるか、根っこの部分が見えないですね・・・』と伝えました。


【実は、ボクはゲイなんです。】

すると堀江さんが一度、席を外されました。そしてしばらくして、戻ってきた時に

 

『実は、ボクはゲイなんです。』

 

と、突然、告白されました。

僕にとっては頭を「ガツン!」と殴られたような衝撃です。

さらに続けて、

『だからこそ、心の檻に閉ざされたひとの気持ちがわかるし、そこから解放された時の喜びがわかります。そのひと達の、その気持ちに共感するからこそ、この仕事をしています。』

『だけど、このことをパブリックな場でオープンにすることはできません。だからボクに本は書けません』

と言われました。

 

そしたら、なぜか泣けてきました。


【この人だから書けることと、だからこそ書けない理由】

涙がポロポロ、ポロポロ出てくるし、まさか出版の著者面談で泣くなんて思ってないからティッシュもないし・・・。仕方ないから『あれ?すいません、、なんで泣いてるんでしょう、僕(笑)』って言いながらテーブルのナプキンで涙を拭いてました。

話してたらいきなり『ゲイなんです』と言い出すし、言われた側は泣き出すし、他のお客さんからしたら完全に意味不明な2人でした(笑)

堀江さんも「なんでこのひと泣いてるんだろう・・・?」と思われたそうで、その時のことは【カミングアウト。〜『血流がすべて解決する』発売1周年に心からの感謝をこめて。〜】で詳しく書かれています。

 

なんで涙が出たのか?正確なところは、自分でもよく分かっていません。

自分がゲイであるからこそ「普通じゃない(とされる)」人の心を理解できる。

病気だったり、子供を授かれない女性たちという「普通じゃない(とされる)」人に寄り添える。

 

「堀江さんだからこそ書けること」というのが確実にあって、

でもそれが理由で「書けない」という現実もあって、

二つのことを同時に理解して、切なくて、涙が出たのかなと思っています。

 

その場はそれで解散し、「本は書けない」ということで別れました。


【本は読者のために書かれるもの】

その後、帰宅してからもずっと堀江さんのこと、堀江さんが書く本のことを考えていました。

 

「この人が本を書いたら、悩んでいるたくさんの人が救われるんじゃないかな。」

「でも・・・無理だよなぁ。」

「本という不特定多数が読む媒体で『同性愛者であることを宣言しろ』なんて、出版プロデューサーとか本とかそういうものの許される範囲を超えてるよなぁ。」

と、書いてほしい気持ちと、無茶だろうそれはという気持ちとの板挟みになっていました。

 

でも、ここで僕が引いてしまったら、彼は永遠に本を書かないかもしれない。そしたら何万、何十万という救われるはずだった読者がその可能性を失うかもしれない。

僕が引いてしまうことは出版業界全体の損失、ひいては日本社会の損失になるんじゃないか・・・?くらいに感じました。(本気で)


【日本であなた以上に、この本を書く資格のある人はいないと思わせる】

「やっぱり、この人の本を読みたい・・・!」

正確に言うと、この人の本を世に出して、読者が救われたサマを見たいと、強く思いました。

堀江さんの本であればすごく多くの悩んでいる人に、心からちゃんと届くんじゃないかと思ったからです。

いや、届くなんてのはそれこそ思い上がりかもしれませんが、少なくとも堀江さんの言葉なら受け取ってもらえると思ったのです。

日本中でこの人以上に、この本を書く資格のある人はいるだろうか?いやいない!くらいに思えたんですね。


【最終的に企画書からゲイであることを外した理由】

だから、出版プロデューサーとして「僕は堀江さんの本が読みたいです」「堀江さんのような人こそ本を書くべきです」というメッセージを送りました。

そして堀江さんから「ボクもあの後、なんで初対面の人に話したんだろうと考えていました」「ひょっとしたらそういうタイミングが来たのかもしれないと思います」とお返事をいただき、2年かけて本を作っていくことになります。

その後、企画を詰めていく中で「ゲイであること」は絶対必要ではないなと感じたので、かえって蛇足になるかと思い企画書から外しました。

それは堀江さんも書かれていますが、ご自身が「書こう」「社会に対してカミングアウトしてもいい」と思えたことで、それ以外のすべての文章からも彼の真意が伝わるようになったからだと思います。

 

それが、20万部まで皆さんに育てていただいた「血流がすべて解決する」の著者面談で聞いて見て考えたことです。

この記事があなたのお役に立てば幸いです。

本の出版をお考えの方へ

ボクはゲイなんですと言われて、僕は泣いた。【20万部の本が生まれる2年前の話】

出版されても売れない企画や、そもそも出版すらできない企画が多い中で、「この人の本を絶対に出版したい」と思われる...

おそばもおスシも、わさびは醤油に溶かさず、直接そばやネタにつける出版プロデューサーの西浦です。たまごも黄身と白身は極力混ぜない方がおいしいので、「なんでも混ぜない方がおいしい説」を検証中です。

本の企画を考えたり、原稿を書いたりするときに自分一人で書くのか、人と相談しながら進めるのか、意見が分かれるところだと思います。

本はそもそも著者と編集者のコンビで作ることなるので、純粋に一人で本を書くということはないです。が、編集者の他にも人の意見を聞いた方が良いのかどうか、メリットデメリットをまとめてみました。

一人で書く場合

【メリット】

  • 好きな内容にできる 自分らしいものにできる
  • 売れても売れなくても悔いはない(出し切れば)

【デメリット】

  • 編集者と盛り上がってしまって、読者に全く響かない可能性
  • その本を薦めてくれる人や応援してくれる人がいない

誰にも相談しないで編集者と二人だけで書くパターン。編集者さえ納得してくれれば、自分の思ったように書けるので、自分らしい本になります。またすべてを出し切れば売れても売れなくても悔いはないと言うか、売れなかったら自分のせいです。

実際にあるダメパターンとしては編集者と二人で意気投合し過ぎて、どんどんズレて行って・・・最終的に売れないということがあります。冷静な他人の目線って大事だなと思いますね。また、関係者が少なすぎるため、発売してもその本を薦めてくれる人がいないです。

相談しながら進める場合

共著パターン

夫婦、ビジネスパートナーなどと一緒に出す。あるいは著名人限定で対談本もあり得るが、一般的ではない。

【メリット】

  • 師匠の胸を借りれる
  • 関係者の数を増やせる(下のアドバイザーパターンより深い)
  • 専門外の領域をお任せできるかも(ダイエット本を 運動パートと、食事パート、睡眠パート、習慣化パートに分ける)

【デメリット】

  • 方針でもめる
  • 担当するパートを分けるなど、本全体としての統一感が出ないことも
  • 逆に無理に統一しようとして全員が少しずつ不満に感じるケースも
  • 詳しく書ききれない
  • 印税は少なくなる(みんなで分けるから)

共著の場合は相手の実績や人脈をお借りできるのが最大のメリットです。また関係者の数が倍以上になるうえ、相手も著者として関わっているので、販促に関して最大限の努力をしてもらえる(はず)。

でも著者が複数いるとモメやすくもなります。方針の違い販促の頑張り具合不満を感じることがあるかもしれません。それを回避するため、明確にパートを分けることが多いですが、本としての統一感がとれなくなったりします。あと普通の本より、一人が担当する部分が少ないため「もっと詳しく書きたいのに!」といった消化不良もあります。

こうして考えると初心者向けでオールインワンのものだと相性良さそうです。これ1冊買えばダイエットのことは全部わかる、美肌対策はこれで決まり!のような本ですね。

 

アドバイザーパターン

友人や、仕事仲間、家族などにアドバイスを貰うパターン。同じ出版塾の著者仲間などだとかなり親身にアドバイスをもらえる

【メリット】

  • こちらが見落としているような視点のアドバイス
  • 発売後に応援してもらえる人を増やしやすい(イベント手伝い、SNSでシェア、人によっては合同講演会など)

【デメリット】

  • 無責任な感想に左右されて、正解(最適解)から遠ざかるかも
  • 多数決が正しいことはむしろ少ないが、みんなに反対されると何が正しいかわからなくなる。
  • 逆に信頼してる一人の意見に左右され過ぎて偏ることも。

素人目線のアドバイスは10万部以上の本を狙うなら必須だと言えます。なぜなら「本をあまり読まない人が買う」ことでベストセラーになると言われているからです。多くのベストセラー誕生秘話に、他者目線のアドバイスを採用したことがヒットにつながったというエピソードがあります。

  1. 編集者が奥さんに「健康書で、不安感を煽るカバー」を見せたら「もっと前向きなタイトルがいい」と言われたのでポジティブに変えたらン十万部の大ヒット
  2. デザイナーに若い女性向け翻訳本のカバーデザインをお願いする際、邦題を見て「対象読者60歳以上ですか?」と言われ、タイトル見直したらン十万部の大ヒット

など、たくさんあります。また制作過程で相談に乗ったりアドバイスした人にとっては「自分が関わった本」になるので、買ってくれたり、SNSでシェアしてくれたりと応援者になってくれることが多いです。

逆にアドバイスというのは常に無責任なものなので、いろんな人に聞けば聞くほど最適解が何か分からなくなったりします。みんな違うこと言ったりしますし笑。多数決は間違ってることが多いなと経験上思うのですが、かといって誰の意見を重視するかを間違うと非常に危険です。

 

営業・書店巻き込みパターン

【メリット】

  • 営業部や書店さんがやる気になってくれると積極的に受注してくれたり、広告商品に選んでくれたり、書店で平積み展開してくれる

【デメリット】

  • 営業や書店は売るプロだけど作るプロじゃないから外すこともある
  • どうしてもディフェンシブな本になりがち(確実に売れる方向性の選択)

広告や平積みが増えれば本が売れやすくなるし、売れれば増刷もかかって印税も入ります一番効果的な人たちへの相談と言えるでしょう。

ただ彼らは販売のプロであるので、思考として「確実に売れる」を選択しがちです。つまり無難、前例があるものを良しとします。リスクを負って大ゴケさせるより、普通に売れりゃ十分と言いますか。もちろん出版社によって攻める思考の営業が多いところもあるから一概には言えないし、確実に売れることは間違いじゃないんですけどね、考え方として。

判型変えたら?っていう営業部のアドバイスに素直に乗ったら大ヒットしたなんて話もあります。店頭の動きや、置かれ方から来るアドバイスは特に有効です。過去、自分が営業だったころの経験から言ってもそういう傾向があると思います。


 

相談するにせよしないにせよ、最終的には自分がアドバイスをどう活かせるかが大事です。僕は毎月、出版社・取次・書店の方と集まって飲み会や勉強会を開催しており、そこで今温めている企画について「どう思います?」という相談を持ちかけています。彼らのアドバイスが「あ、それは考えてなかった」とか「ちょっと思い込み過ぎていたかも」と企画についての良いフィードバックになり、クライアントへのコンサルへと活かされます。僕のプロデュース作が平均打率高いのも、こういう環境を作っている効果かもしれません。どんなにすごい人でも、常に進化し続けないと、ずっと同じパターンで成功し続けることはできませんから。

あなたも自分の性格や目的に応じてベストなやり方を選んでください。

【徹底解説】作家が知っておくべき 成功する出版方法4選!

おそばもおスシも、わさびは醤油に溶かさず、直接そばやネタにつける出版プロデューサーの西浦です。たまごも黄身と白...

朝ごはんは毎日「たまごかけご飯」の出版プロデューサー西浦です。美味しく食べるコツは黄身と白身を混ぜすぎないこと、醤油ではなく、めんつゆで味付けすることです。お試しあれ。

以前、とある作家さんと出版社さんから「主婦向けに生活の知恵的な雑学書籍をつくる予定なのですが、マーケティングについてアドバイスが欲しい」とのご依頼があり、いくつかのアイデアを提案させていただいたことがあります。

売れる本は、つくる前から、売り方が見えている

ですが「主婦向けに生活の知恵的な雑学書籍を」となると棚があいまいで、書店で迷子になりそうです。かといって「実用書として売るには営業力が足りない」、「雑学文庫のレーベルは持っていない」とのことで、売り方が見えてきませんでした・・・ですので「ついで買い」狙いで行ってはどうでしょう?という提案をしました。

レジ前、そこはサイフのヒモが緩くなる唯一の場所

「ついで買い」というのは文字通り「何かを買ったついでに、他の商品も買ってもらう」という売り方です。スーパーで言えば、食材を並べたコーナーを作り、一緒に鍋のスープ(普段は売れないような変わり種も売れたりする)を置いてみたりという、あれです。

「今日はこれを買おう」とサイフを開くことを決意した後では、一度、心のボーダーラインをクリアしている為、他の商品に対しても購入しやすくなっています。こういった特性は、男性以上に女性に顕著ですので、今回の「女性向け雑学書籍」にしっくりくる売り方といえます。

さて、「ついで買い」をしてもらう為には、書店内での接触回数を増やしてもらうのがいちばんですが、特に、レジやレジ前ワゴンなどが最も効果的な展開です。一番、サイフのヒモが緩くなる場所ですからね。

財布のヒモが固い主婦に「ついつい買ってしまう」気にさせる4つの仕掛け。

では「ついで買い」をしてもらう為にどういった仕掛けが有効なのでしょう?

  • 「ついで買い」というシチュエーションと
  • 「主婦がターゲット」という状況から

4つの仕掛けをご提案させていただきました。それは

  • 文庫か新書サイズにする
  • 1,000円以下の価格にする
  • 帯や表紙で「総額○○円お得に!」「1日○分の時間短縮!」と表現する
  • 1ページに1つの雑学掲載にする

というものです。

一つ一つ、ご説明します。

 

レジ置きしやすいサイズとは

【文庫か新書サイズにする】

これは、「レジ前での展開をしたくなるサイズ」という狙いです。自分が書店員の立場になって考えればわかるのですが、レジの限られたスペース、ここはなるべく有効に使いたい為、あまり大きいサイズは嫌われます。

というわけでここに置く本は文庫か、せいぜい新書サイズまでしておくと良いでしょう。

 

ついでのお手頃感

【1,000円以下の価格にする】

「ついで買い」でお客さんが出せる価格は、その店の平均客単価によって変わってしまいます。

例えば十数万円のPCを買ったついでなら、5千円くらいまでの関連パーツは、あまり深く考えなくても、買っちゃいますよね?本であればいくらぐらいが適正価格なのでしょう?価格帯が1,200~1,600円くらいの書店において、ついで買いに1,000円以上はNGです。ついでの金額じゃなくなってしまいます。

価格面で考えても文庫、新書は良いパッケージと言えそうですね。

 

レジ前は一瞬の勝負

【帯や表紙で「総額○○円お得に!」「1日○分の時間短縮!」と表現する】

レジに並んでいる間、目の前を通過した瞬間。この一瞬で「ついで買い」を決めてもらう為には、表紙のインパクトで「お!面白そう!」と思っていただく必要があります。

タイトルや帯で「この1冊で総額○○円お得に!」というような、主婦にとってフックになる言葉で、彼女たちの目を釘付けにしなければなりません。

 

ついで買いは迷ったら負け

【1ページに1つの雑学掲載にする】

ついで買いをする場合、基本的には今日書店に来た本来の目的はすでに果たし、あとは清算をするだけという状況です。

気持ちが次の予定(待ち合わせとか、他の買い物とか)に移り始めているため、じっくり中身を確認している暇はありません(気持ち的に)

パラパラと中身をめくっただけで、「あ、おもしろそう」と思っていただく必要があるのです。そのためには一瞬で構成を理解できるように、工夫する必要があります。

ですので、目次を見なくても全体がわかるように、例えば1ページにつき雑学1つ、ページの下には、その雑学で年間いくら得するかが書いてあるなど、一目でその本の良さを理解していただけるような、見せ方の工夫が大切です。


と、このように、書籍一つとっても売り方が違い、売り方に合わせて、つくり方も工夫する必要があります。

「どのように売るかを考えてから、商品作りをする」これこそが、今の出版業界で最も大切な視点の一つマーケットインのモノづくりです。

 

あなたの本を返品されない為に、発売前に考えておくこと。

財布のヒモが固い主婦を「ついつい買ってしまう」気にさせる4つの仕掛け

朝ごはんは毎日「たまごかけご飯」の出版プロデューサー西浦です。美味しく食べるコツは黄身と白身を混ぜすぎないこと...

小籠包はレンゲにのせる前にだいたい破れて、肉汁全部でちゃうタイプの出版プロデューサー西浦です。まわりの『あー、あーあー・・・』っていう声がつらい。

小籠包が美味さと引き換えに、「破れやすく、かつ口の中ヤケドしがち」という制約を負っているように、本もまたいくつかの制約を負っています。

そのうちの一つが「売り場」に関する問題です。本の9割は、本屋さんやコンビニで売られているのですが(ネットのシェアはまだ全体の1割くらい)、本屋さんではジャンルごとに棚が分かれており、棚のない本は置く場所がありません。

「本」である以上どこの売り場に置くかを想定するのは必須条件で、そこが見えていないと戦う前に返品されることにもなりかねないのです。

売り場で迷子になるような本は、戦う前に負けている。

以前、とある作家さんと出版社さんから「主婦向けに生活の知恵的な雑学書籍をつくる予定なのですが、マーケティングについてアドバイスが欲しい」とのご依頼があり、いくつかのアイデアを提案させていただいたことがあります。

当時、話を伺って、「企画」としては面白いのですが「本」としては微妙だなと思ってしまいました。それは冒頭でも書いた売り場の問題からです。

主婦向けに「生活の知恵」的な書籍をつくるとき、重要な2つのポイントとは?

まずお話をお伺いしたときに考えたのが「売り場によって、売り方がまったく変わってくるな」ということです。

ここで想定される売り場は

  • 「女性実用書」コーナー
  • 「雑学文庫・新書」コーナー

の2つです。それぞれ一長一短があり、まずはそれぞれの特質を見てみましょう。

売り場で迷子になる?

「女性実用書」はまさに主婦が集まる売り場なので、客層にぴったりですが、「実用書」売り場は「料理」「美容・健康」「育児」といったように、さらにジャンル毎に棚を分けてあります。

そこに「生活の知恵的な雑用書籍」が送品された場合どうなるのでしょう?あらゆるジャンルについて、生活の知恵が載った本ですから、どこでも置いてもらえるような気がしますが、実際には「どこに置けばいいかわからず、返品されてしまう」可能性が非常に高いのです。

実は書店というのは「どこの棚の商品か」ということが非常に重要なのです。売り場毎に売り上げ目標を設定している為、「パッ」と見で、すぐ売り場をイメージできないものは、ほぼ返品確定コースです。

これを「売り場で迷子になる」と言うのですが、本をつくる時に絶対避けたいことです。


実用書を売るには出版社の営業力が必要不可欠

仮に「料理雑学本」というように、売り場を明確化できた場合どうでしょう?この場合、売り場で迷子にはなりません、ナイスアイデアです。

しかし、実用書を売る際に忘れてはいけないのが「出版社の営業力」です。

例えば

画像とリンクは2017年2月号。ていうかリンク先の内容紹介それでいいのか(笑

画像とリンクは「その8」(2016年4月)

これらのTV関連の書籍であるとか、明確な差別化要素のある書籍なら「指名買い」なので、「この本」をわざわざ探しに来てくれます。つまりはすでに認知がある、選ばれる理由がある本です。

しかし、ふつう実用書を買うときの顧客心理は「ケーキの作り方の本欲しいな~」とか「楽なお弁当の作り方の本ないかしら?」というような「目的買い」の為、正直言うと、どの本を買ってもいいわけです。

本そのもので差別化しづらいということは、店頭でいかに良い位置をキープし続けることができるか?という営業力が重要になってくるのです。

通常の一般的な書籍の営業と違い、実用書の営業は補充を中心とした棚や平台のケアになります。売れる時期にガッツリ売るというよりは、細く長く売っていく、都心だけでなく地方の郊外型書店もケアするやり方になるので、自然と営業の人数が必要になります。

その点を出版社さんに確認したところ「正直、そこまでのマンパワーはかけられそうにない」との事だったので、この売り場での勝負は避けた方が無難かなという結論になりました。

文庫・新書はレーベルそのものの影響力が絶大

雑学文庫ではいかがでしょうか?

雑学文庫のコーナーを作っている書店ならば別ですが、たいがいの文庫はレーベル毎に管理されるケースが多く、その出版社が雑学文庫のシリーズを出していないと、そもそも雑学好きのお客さんが見る棚には置いてもらえません。

ギャグみたいな話ですが、その出版社が歴史小説文庫のシリーズを出していた場合、歴史小説文庫の隣に、主婦の生活の知恵文庫を置かれてしまうこともありえます。

「雑学の棚」というものもあまり一般的ではないので、迷子コースです。

 

打開策は、「ついで買い」

本が持つ制約の一つ「売り場で迷子になるとアウト」問題について触れてきました。もちろん本であることのメリットもたくさんあります。たとえば本では映画のように尺がありません。だから情報量の多い、分厚いものでも成立するのです。完全版とか〇〇大全のような「これ1冊あればとりあえずOK」という本ですね。そういう映画をつくると上映時間の問題でどうしても前後編などにならざるを得ません。

それにユーザビリティの高さも魅力です。本はいつでもどこでも、充電しなくとも読めるし、ネットワーク回線が重くてなかなか次のページが見えてこないということもありません。ま、何冊も持ち歩くのは重いし、かさばるから、万能ではないのですけれど。

 

さて、少し脱線してしまいましたが、相談された企画は実用書としての売り方も、雑学文庫としての売り方も難しい。この状況だと、どうしようもないので、私としては「ついで買い」という売り方を提案させていただきました。つまり何かを買ったついでに、「お、この本も良さそう」とレジに持っていってもらう売り方です。

この「ついで買い」はいろんな業界で客単価を上げるための施策として、すでに効果が実証されています。しかしそもそも商品単価の低い出版業界では、このついで買いのインパクトは出版社、書店どちらにとっても大きいのです。

長くなってしまうので、具体的な「ついで買い」の為の施策や「ついで買い」に効果的な本づくりのポイントについては次回の記事で書いてみます。

 

あなたの本を返品されない為に、発売前に考えておくこと。

小籠包はレンゲにのせる前にだいたい破れて、肉汁全部でちゃうタイプの出版プロデューサー西浦です。まわりの『あー、...

サーティーワンのことを「バスキン・ロビンス」呼ばわりする外国かぶれは笑えるけど、マグロのことをツナと呼ぶのは許せない出版プロデューサーの西浦です。『向こうはツナが美味しくないんだよねぇ』って言われてシーチキンの話かと思ってたわ!

さて、ボクはまったく真逆の二つのタイプに憧れていまして、一つは「仕事楽しんでるオーラ」出まくりの、パワフルで、自由な、子どもがそのまま大きくなったようなタイプ。もう一つは穏やかなオーラで相手を包み込んでしまう、長老型マネジメントでメンバーを育てる優しいおじいちゃんみたいなタイプ。

個人的には後者の方がなるのは難しいように思うのですが、僕の知っている中で一番、後者のタイプだと思うのが、今日ご紹介する呼吸を変えると、人生が良くなるの著者、倉橋竜哉さんです。(おじいちゃんという意味ではない)

倉橋さんはすごく優しい、穏やかな雰囲気の人で、周りにたくさんの人が集まる方です。ボクらの「紹介限定会員制出版勉強会BSC」のメンバーにも彼の紹介で入った方がいますが、心から信頼されているのがわかります。いわゆる人格者なのだろうと思っていました。

でも数年付き合って分かってきたのですが、彼自身はすごく頑固なところがあるし、自分の信念は絶対曲げない人です(笑)。

普通はそういう人は角が立つし、まわりの人に威圧的な印象を与えてしまう瞬間があると思うのです。しかし彼にはそれがない。なぜかなーと思っていたのですが、それは持って生まれた人格ではなく、本書で紹介されている「呼吸法」に秘密があるということがわかってきました。

どんな本なのか

日本マイブレス協会の倉橋竜哉さんが書かれた「呼吸法」に関する2冊目の本。「人生の流れを変えるための呼吸」がテーマ。ちなみに前作呼吸で心を整えるは西浦プロデュースで、「呼吸」という類書の多い題材でありつつも、デビュー作ながら35,000部のヒット作(→自慢&宣伝すいません)。

人生の流れを変える「心体放流願」の呼吸法

すごい必殺技みたいな名前ですが、これは呼吸法の名称です。変わりたい、こうなりたいという願いを、呼吸の力で叶える方法ですね。「心・体・放・流・願」それぞれ一字ずつに個別の呼吸法と効果、この順番である意味があります。

  • 心—運を高める「ツキの呼吸」
  • 体—体を癒す「見つめる呼吸」
  • 放—自分と他人をゆるす「ゆるしの呼吸」
  • 流—世の中の流れを乗る「合わせる呼吸」
  • 願—願いを叶えやすくする「思いを描く呼吸」

それぞれの呼吸法を通じて、願いを受け取りやすくする「準備」をします。準備が整っていない人にチャンスが巡ってきても、それをつかむことが出来ないからです。

白隠禅師が伝えた、癒しの呼吸「軟酥(なんそ)の法」

例えば体を癒す「見つめる呼吸」ですが、古くは江戸時代に、白隠禅師が伝えたとされる癒しの呼吸「軟酥(なんそ)の法」を呼吸法初心者向けにアレンジされたものです。

「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠」と言って賞賛された高僧・白隠禅師は、「臨済宗中興の祖」や、「500年に一度の名僧」と言われているそうです。そんなすごい方が、心と体の癒しのために広め伝えたのが「軟酥(なんそ)の法」です。

江戸時代、「禅病」と言って、禅の修業が厳しすぎて体と心を病み、命を落としてしまう者もいたそうです。白隠禅師自身も、若いころに禅病で命を落としかけたのですが、禅病で死ぬものをこれ以上増やさないようにと伝え広めたという、非常に由緒正しい呼吸法(瞑想法?)です。

見つめる呼吸

その「軟酥(なんそ)の法」を僕らのような一般人にも使えるようにしたのが「見つめる呼吸」です。

  1. 体の力を抜いて、リラックスした状態で、できるだけ細く長くゆっくりと息を吐く。2、3秒止めて、力を抜いて吸って…という呼吸のサイクルを繰り返す。
  2. 呼吸のサイクルに合わせて、一呼吸につき一か所、体の「部位」に意識を向けていく。
  3. 自分の体を一通りいたわることができたら、あるいは、途中で眠ってしまったら、そこで終了。

姿勢は、立っていても、座っても寝ていてもOKで、目は閉じても開けても大丈夫ですが、閉じた方がやりやすい人が多いとのこと。呼吸は吐くところからスタートし、口からでも鼻からでも吐いていいので、吸うときは鼻から吸いましょう。意識を向ける箇所は「頭から目、鼻、耳・・・」と下がっても、「つま先から、ふくらはぎ、ひざ・・・」と上がっていっても良いですが、頭、つま先、肩・・・のように行ったり来たりするのは良くないです。

またリラックス効果が高く、すぐ眠ってしまう方が多いため、入眠の効果もあるようです。あんまり寝られない方には特におすすめですね。ボクも以前、倉橋さんの呼吸法セミナーで「見つめる呼吸」を体験したのですが、たしかに疲労回復効果がすごく感じられて、ちょっとビックリしたのを覚えています。

ゆるせない人は、相手に支配されているのも同じ

3つ目の呼吸法「ゆるしの呼吸」の中で、最も重要なポイントは「最初にゆるすと決める」ことだそうです。自分がやりたいけどできないでいることや、他人にされてゆるせないでいることを「私は自分が〇〇できないことをゆるします」「私は〇〇さんから〇〇されたことをゆるします」と「ゆるせない」内容を言葉にして、それをゆるすと宣言します。

ただ言葉にするだけなのに、ここに抵抗を感じる人がいます。でも、まだ心からゆるせていなくても、本当に許せるかどうかわからなくても、「今からゆるそう」と決めることが大事です。

自分は被害者なのに、相手はまだ十分に償っていないのに、と考えてゆるせないのだとしたら、「ゆるし」の可否を決める権利が相手に委ねられていることになります。つまり相手にコントロールされている状態です。

しかし、相手の謝罪があろうがなかろうが、「ゆるす」「ゆるさない」は自分自身で決めることができます。「謝罪がなければ許せない」というのはこれからもずっとゆるせない相手に、心を支配されることになり、ゆるせない出来事と合わせて、二重の苦役です。「相手に苦しめられ続けるのはバカバカしい」と思えるなら、まず「今からゆるそう」と決めましょう。

ボク自身も、恨みを「臥薪嘗胆」よろしくかみしめ続ける、暗~い部分があったりするので、すごく心に刺さりました・・・苦笑

ダメなおっさんでも心穏やかな成功者になる方法

著者である倉橋さんは、この「ゆるしの呼吸」や、「ツキの呼吸」(※詳しくは本書でご確認ください)で慢心を消すなど、呼吸法で常に心に余裕を抱いているからこそ、器の大きい自分でいられるのだと思います。

実は彼は今でこそ呼吸法で成功していますが、かつては自分の会社を潰しています。事業のストレスで激太りし、脂肪だけでなく借金も抱えたため、フリーターとして借金返済していた時期がありました。コンビニや居酒屋バイトで学生から「ダメなおっさん」「いい歳なのに使えない」と陰口を言われながらも、『なぜ自分は失敗したのだろう』と考え続けたそうです。

そして『失敗した人間が一人で考えてもわからない』と思い至り、成功者へのインタビューを開始。「自分と成功者の違い」を探っていった結果、特に「長く成功している方」には独特の息づかいがあることに気づきました。彼らもまた呼吸法の実践者だったのです。

こうして会社を潰して、借金だらけで、フリーターをしていた90キロ台のダメなおっさんは、今ではすごく穏やかオーラを持つ、60キロ台の成功者になりました。

この本はノウハウとしての呼吸法を紹介した本ですが、倉橋さんから「かつての自分と同じように苦しんでいる人」への応援歌でもあるのだと思います。

本の出版をお考えの方へ

【書評】呼吸を変えると、人生が良くなる【ダメなオッサンが心穏やかな成功者になる方法】

サーティーワンのことを「バスキン・ロビンス」呼ばわりする外国かぶれは笑えるけど、マグロのことをツナと呼ぶのは許...

ハッピーターンは一度食べはじめたら本当に止められないのに、ハッピーパウダー増量の「濃いめのハッピーターン」には「パウダーポケット」っていう溝まで掘られていて、少しでも多くのハッピーパウダーを食べさせようとするその執念に、畏怖さえ感じる出版プロデューサーの西浦です。

出版業界にいると他社の売れている本について『あれは広告めっちゃ打ってるから』『TVで取り上げられたから』という、ある種の思考放棄・探求終了ワードで締めくくってしまう瞬間に出くわすことがあります。
 
これって免罪符みたいなもので、とりあえずそう言っておくと、納得感が生まれたりするんですが、本当にそうかな?と思っています。経験則ですがTVのゴールデン番組に一度出たくらいではせいぜい1万~2万増刷かかるくらいで、それだけでベストセラーにはならないんですよ。何回も出たなら別ですが。

実際には当事者たちが「見えないところ」でコツコツ試行錯誤を繰り返していて、TVや電車広告を打ったタイミングで、業界他社に「見える」ようになってきた、というだけなんですよね。外部の人間にはデカい広告打ったから話題になったように見えるだけで、そこに至る前にすでに売れているんです。
なので、TVや電車広告ではなく、一本の電話が累計150万部のシリーズを生み出した件について書いてみようと思います。

ベストセラーはノーマークの本

ベストセラーをつくりたいなら、「データや数字の後を追いかけてるだけじゃダメだ」と以前、ベストセラーの仕掛け人「営業エース」を探せの記事で書きました。そう思うようになったのは、新人時代、書店営業部の副部長だったFさんが「マナーとコツ」というシリーズの売り伸ばしに成功したのを見てからです。

当時、担当だったFさんに横浜ダイヤモンド地下街の有隣堂さんから「マナーとコツ」という新刊2点の追加注文が50冊ずつ入りました。この本は重点新刊でもなんでもなく、みんなノーマークの本でした。その時点でPOSデータの数値が良かったわけでもありません

『なんか可愛いからレジ前に置いたら、飛ぶように売れたんで』とその書店員さんから聞き「この本は何かあるぞ」と、Fさんは有隣堂さんをはじめ、自分の担当店への提案をはじめました。この時点ではまだ「書店員さんのおかげで偶然売れた」店が1店舗あったというだけです。

重要な一人がみんなを動かす瞬間

有隣堂チェーンをはじめ、Fさんの担当店で展開していただいた結果、「横浜ダイヤモンド地下街」以外にも売れる店があったので、Fさんの担当していたお店の実績を中心にみんなで検討することになりました。そして書店営業部として、反応の良い店の共通点から「大型店」と「女性向けの店」に絞って展開拡大を開始。

一人の営業担当がはじめたことが、部内全体に広まった瞬間です。気持ちよかっただろうなと思います。

ボクも当時はブックファーストさん担当だったので、ブックファースト渋谷店(今、渋谷のH&Mが入っている場所にあった)で大きく仕掛けてもらい、たくさん売っていただきました。

ちなみにブックファーストさんと同シリーズは相性が良く、後にシリーズ新刊の発売時に法人全体でたしか2,000冊ほど発注いただき、なんか仕事したような気になってたのは若気の至りです(笑)

「他の店では売れない」の突破口

促進部みんなで売り伸ばしをしていく過程で「この本は表紙が目立たないので、普通に平積みしても売れないが、ラックで100冊とか、レジ前とか目立たせれば売れる」ということが分かってきました。

なぜかというと

  • この本の客層に合う「女性客の多い店」で売れなかった。→しかし1か所の平積み冊数が少なかった
  • 100冊入荷してても、全然売れない店があった。→お店の奥の方に置かれていて、お客様の導線上にない目立たない状態だった

といったことが、実際にお店に足を運んで分かってきたからです。

これを「売れない、即、諦める」ではなく、

  • 平積み冊数を多く追加
  • 店の奥からレジ前へ展開場所を移動

してもらうことで、売れ行きが一気に加速したので「普通に平積みしても売れないが、とにかく目立たせられれば売れる」ということが検証されてきたのです。

「売れた」とか「売れない」というのは事実ではあるのですが、このように並べる冊数を変えたり、置く場所を変えたりするだけで売れ行きがガラッと変わることがあります。他にもPOP1枚変えたり、横に置く本を変えるだけで売れたりもするんです。数字は過去でしかなく、数字を作り出す意識が大事です。

ちなみにさらっと書きましたが、「現時点で動きが鈍い本をさらに追加で積んでもらう」とか、「レジ前をあけてもらう」っていうのはすごく信頼がいります。信頼とは人間関係でもあるし、「こういう条件で並べたら売れる」という情報や実績、あるいは担当者の確信だったりと、いろんな形があります。書店の担当さんのキャラに合わせて、適切な「信頼」を積める人が営業エースですね。難しいことです。

「偶然」の電話と、その後の「能動的な」行動が150万部をつくる

最初はそんな商品特性はわからなかったのでトライ&エラーを繰り返しましたが、どんどん売れ行き好調店を拡大し、シリーズの新刊も続々と登場。

いきなり全国展開はせず、都市圏の大型店から全国へと徐々に移行していき、地方で本格的に展開する際には、10冊でも十分に目立てる「専用平積みBOX」を作成しました。地方のお店は都心と比べて販売力が弱く、都心の店のように100冊積んだら大量に返品されてしまう恐れがあるため、小ロットでも目立たせる方向へと施策を変えたんですね。つまり一気に全国展開して返品地獄になることのないようしっかり舵取りしつつ、シリーズ8点累計で150万部以上売り伸ばしたのです。そしてこのシリーズではTVも電車広告もゼロです。(新聞広告はやってたと思います)

このシリーズを売り伸ばしているときに書店営業部にいたことは、今思うと貴重な経験だったと思います。たった1本の電話からはじまった「偶然」を、150万部まで売り伸ばすという促進部の「能動的」な「意思と行動」を体験することができたからです。

すべては人次第、やり方次第だということを体験させてもらいました。

 

出版TIMESでは「ベストセラー」に目標設定した出版セミナーを行っています。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

出版セミナーのご案内

累計150万部のシリーズは、一本の電話から始まった

ハッピーターンは一度食べはじめたら本当に止められないのに、ハッピーパウダー増量の「濃いめのハッピーターン」には...

出版TIMESの西浦です。

出版TIMES 2017年2月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くらいのペースで更新している本サイトですが、『毎回、全部読むのはしんどいぜ!』という方にぜひとも人気記事だけでも読んでいただけると嬉しいです。

2017年2月人気記事ベスト5

  1. 成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】
  2. 本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】
  3. ベストセラーの仕掛け人「営業エース」を探せ 1/2
  4. 売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】
  5. プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

とうとうこの日が来てしまった・・・。成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】がすごい勢いで検索流入伸び続けており、他のコンテンツの追随を許しません。神社すごい。世の中そんな神社に興味あるの?

2位は読者向きのお楽しみコンテンツとして作成した本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】個人的には後編【読書ゾンビ】彼らが本気で読むときは【本を読む時間の作り方2/2】の方がぶっ飛んでて面白いので合わせてお読みいただければ幸いです。

3位~5位は著者向けのコンテンツが入り、狙い通りでホッとしました。

成功している人は、なぜ神社に行くのか?【神さまは「他の参拝者を味方につけた人」の味方をする】

「成功 神社」とか「成功者 神社」で検索すると非常に上位表示されるようになってきました。大変ありがたいことですが、ちょっと多すぎて、googleから本サイトが「非常に優良な神社にまつわるサイト」と認識されてないか不安です(笑)。「出版」TIMESですから!googleさん!

内容紹介

記事はこちら

本のプロに聴いた「本を読む時間のつくり方1/2」【読書ゾンビのすすめ】

僕もそうなのですが『読みたい本はいっぱいあるんだけど、時間がない!』という方は多いですよね。だけど、有名な映画監督とかプロデューサーとか「すごい人」に限って、本も映画もよく観ています。インタビューとかでも『どんな時間の使い方してんの?』って聞きたくなる多読多視聴ぶり。

みんなどうやって本を読む時間とってるんだろう?そう思って、いっそのことプロに聞いてみたという記事です。出版関係者の時間の作り方がストイックというか、読むために何かを犠牲にしていくスタイルの人が多く、愛を込めて読書ゾンビと呼ばせていただきました。

内容紹介

記事はこちら

さらにすごい(バカバカしい)技の後編はこちら

 

ベストセラーの仕掛け人「営業エース」を探せ 1/2

ベストセラーと言うと編集者にライトが当たりがちですし、たしかにその役割は非常に大きいのですが、実はその裏で「営業」がものすごく活躍しているのです。以前は学研という出版社で書籍のマーケティングをしていたからこそ書ける「営業エースの重要性」について書いてみました。

営業部がいかに数字を重要視しているか。そして重要視しつつも、数字に支配されるのではなく「数字を作り出せる」営業エースがいかにすごいかをお伝えしています。

内容紹介

記事はこちら

売れる本を書きたいと思ったら3つの視点を持つ【出版社に採用される企画】

以前、出版社で働いていたころ、企画会議に出ていて気づいたのは、ボツ企画の中に「惜しいな~」というレベルのものはほんの一部しかなく、「いや、これはないだろう」というレベルの企画がけっこう多いこと。どういう企画が通るかどうか、見当違いな人も多い印象でした。

そんな「絶対通らない企画」を出して恥を書かない為に「採用される企画のチェックポイント」をご紹介した記事。3つの視点と言いつつよく考えたら4つになっちゃったのはご愛敬。

内容紹介

記事はこちら

プロが教える「本を出版するためにやっておくべき具体的な行動15」

仕事がら「本を出版するにはどうすれば良いですか?」とよく聞かれるので、「本を出版する方法」についてまとめた記事。「本 出版 するには」とかで検索したらたくさん記事が出るものの、具体的な方法はあんまり書いていないなぁ・・・と思ったので、特に「本を出版したいなら、具体的に何をすれば良いか」をまとめてみました。

実際に著者に聞いた「本を出したきっかけ」の紹介や、本を出版したいんだったら、これやっとくと絶対プラスになるよというものも書いてあります。
ここに載ってる全部をやらなくていいので、得意なこと、できそうなことだけでOKです。もちろん1つより2つ、3つとやった方がよりプラスにはなります。

内容紹介

以上、2017年2月の人気記事でした!

人気記事アーカイブス 2017年2月ベスト5

出版TIMESの西浦です。 出版TIMES 2017年2月の人気記事ベスト5をご紹介します。ほぼ2日に1回くら...