【失敗しないための】目的別、あなたに最適な出版の方法

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「本を出版したい」

そう思ったときに、

即、出版セミナーに参加したり、プロデュースを依頼するのは非常に行動力があってよいと思います。

けれどその前に、本を出版する目的について整理した方が結果的に無駄な時間やお金を使わなくて済みます

本を書きたい人のよくある動機と、もっとも適した出版の方法についてまとめます。

 



目次

名刺代わりに本を出したい

特に税理士さんとか弁護士さんとか、いわゆる士(さむらい)資格の方、また研修講師さんに多いかなーという動機です。

対クライアント向けに、著作がいくつかあると箔が付くようですね。税理士さんたち向けのセミナーで「2,3作本を出しましょう」って指導されてたりとか。研修講師のプロフィール欄にも「著作」っていう項目があったりしますね。

 

➡オンデマンド出版、電子書籍で十分

出していること自体が重要ということなので、わざわざ紙の本を作って流通させる必要もないのではと思います。

オンデマンドや電子書籍だと比較的ローコストですし、費用対効果に合うと思います。3冊くらい出版したいならなおさら。

 

ブランディングのために本を出したい

セミナー講師、売上が十分でない経営者に多い印象ですね。

出版→ブランド力強化→売上UPという見込みです。でも実際のところ、出版=ブランド強化にはまったくなりません。100%なりません。妄想です、ファンタジー。

本は毎年7万冊以上出版されています。単純に365日で割っても毎日191冊以上が出版されます。毎日他に200冊近くの本が出版し続けているのに、本を出版するだけでブランディングにはならないと思うんですよ。

本を出版することとブランド化は、順序としては逆で、ブランド力がある=差別化されているからこそ出版できると考えた方が良いです。

➡ブランディングの専門家に依頼

ブランディングが目的であれば、その専門家に依頼するのが良いと思います。広告業会や経営コンサルタントで、しっかり実績のある方に依頼しましょう。値は張りますが、あなたが本気ならそれがいちばん効果的だと思います。それとは別に「ブランディングのために本を出しましょう!」という業者もあるにはありますが、先述のように効果は疑問です。

 

読者や世の中のために本を出したい

すでに十分な売上を有している経営者、その道では日本一という専門家に多いです。ブランディングとかはもうすでに確立していますし、売上も十分に立っているのでそれを目的に出版はしません。

事業の限界を超えて、社会をもっと面白くするにはどうすればいいか?自分が直接助けてあげられる人の限界を超えて、もっとたくさんの手助けをするにはどうすればいいか?と「限界突破」目的で本の出版を目指す方ですね。出版後、ちゃんとベストセラーになる著者に多い傾向です。

➡相性の良い編集者かちゃんとしたプロデューサーと組んで出版

運よくすでに能力・性格ともに相性の良い編集者と出会えているのなら、その方との関係を大事に話を進めましょう。

本作りの半分は編集者で決まりますからすごく大事です。

ちなみにベストセラーづくりの半分は本、残り半分は出版社の販売部で決まります。(本づくりではなく、あくまでその後のベストセラーづくりの話)

自分の本に合う編集者と出版社がわからない場合(ほとんどそうですけど)は、企画作りからマッチング、販売戦略の作成までやってくれるプロデューサーに依頼しましょう。著者ごとに相性の良い人がいるし、企画ごとにも相性は変わります。

実際にプロデューサーを選ぶ際は実績を教えてもらうと分かりやすいです。とくに平均値と最大値に注目してください。

平均値の高さがその人の真の実力を表します、一発屋ではなくちゃんと再現性がある証拠ですね。最大値が高い人はそこまで行った経験と運をもっているものです。この両方が高い人を探しましょう。プロデューサーでも編集者でも同じです。

 

1冊目の出版は慎重に準備する

1冊目の本がどれくらい売れたかどうかで、あなたの著者としての今後は決まります。

1冊目で最低3万部、基本は5万部以上狙いたいですね。3万部前後なら2冊目出版の可能性は高いと言えます。5万部なら向こうから声がかかってくることも多いですし、有名企業から講演依頼が来るとか、セミナー集客に効果が出るとか、結果的にブランディングにもなっています。10万部超えると世界が変わりますよ。

編集者やプロデューサーの平均値が高いと、最低ラインの3万部を超える可能性は高まるし、最大値が高いとより売れる可能性が上がります。

平均値と、5万部以上売れた本について聞いてみると良いでしょう。

けどブランドや売上なんてものは、本が売れたら副産物的に発生するものです。

出版の目的はあくまで読者のためになることです、読者の何を変えたいのか、読者に何を提供したいのか?しっかり考えてくれるパートナーを探しましょう。

 

あなたが本を出版したい理由はなんですか?

 

 

参考リンク
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