2018.4.22

こんにちは!ワンピースのキャラではサンジが一番好きです、出版プロデューサー白木です。 この記事は、著

2018.4.21

今日で毎日更新4日目。 ありがたいことに、出版業界内でも「西浦が出版TIMES毎日更新してる」ってい

2018.2.28

【出版セミナー】「10万部を目指すあなたが書くべきテーマの見つけ方」募集中! 「著者と編集者、そして

最新の記事

出版TIMES

毎日更新宣言をしたら某社の編集さんから「ちゃんと更新してるか毎日監視しますね!」と言われた出版プロデューサー西浦です。〆切過ぎた著者さんとかこんな心境なんだろうか怖すぎる件をご報告いたします。

さて毎日更新宣言から3日。

昨日は健康本の企画で編集者さんと打ち合わせでした。

なんだか毎日出版の打ち合わせでまるで売れっ子のようですが、別にそういう日を狙って毎日更新始めたわけではなく、たまたまそうなってただけです。

油断したら1週間予定なしとかざらで、セルフG.W.けっこうありますよ。

そうなったらいよいよ毎日更新どうしようかな、一人でできる腹筋チャレンジとかにすればよかった(笑)

ベストセラー連発の編集者と打ち合わせ

話は戻って、昨日の打ち合わせでは企画について2時間くらい話したのですがとにかく大盛り上がりでした。

担当の編集者さん、以前にも他の企画で相談させてもらったことがあるのですが、その時もとにかく打ち合わせが楽しいんですよね。

例えば企画書の段階からすでに「本屋さん向け営業トークの質問なのですが、立ち仕事は●●とかって成立します?」とか「この章の内容はいろいろPOPやらパネルにして遊べそう」って販売のことを意識して質問が飛んでくる。

この時点で、さすがベストセラーを何冊も手掛けてる編集者は違うよな!という感じです。

しかもそれが終始楽しい。楽しんで考えている、あるいは楽しもうという姿勢でいるから、こっちまで楽しくなるのかもしれないですね。

僕も楽しんで考えるようにはしてるのですが、もっとなんか悪い顔になってるというか・・・(笑)

この本を仕掛けて、世の中をどう面白くしてやろうかぁぁぁあああああ!!(『お前も蠟人形にしてやろうか』のテンションで読んでください)

とニヤケがちなんでさわやかに楽しめるの憧れます。

企画の打ち合わせ中は「ニヤニヤする」のが正解

昔、僕がまだ独立する前、中谷彰宏さんに「企画」についてレクチャーしていただいたことがあります。

当時、大前研一さんのABSというビジネススクールで、日テレ役員五味一男さんの「メガヒット企画発想講座」という講座がありました。五味さんは『マジカル頭脳パワー』とか『エンタの神様』とか超高視聴率の番組をたくさん作られた方です。正直な話、僕の企画のベースは今でも五味さんのメガヒット理論をベースにしています。ちゃんとした理論をベースにすると実績も安定しますね。(調べたら今はもうその講座ないっぽいんですよね、ご案内できなくて残念)

 

さて僕が受講した2007年当時、その講座の最初の2日間だけ、作家の中谷彰宏さんが講師を担当されていたんですね。五味さんと中谷さん両方から学べるなんて、なんてオイシイ講座だ!と。

その最初の2回で「●●をターゲットにした企画を考えてください」といったグループワークをやったのですが、みんな「あーでもない、こーでもない」とウンウンうなるわけです。

それを見ていた中谷さんに「みんな、企画の話し合いをしてるのに、なんで楽しそうじゃないんだ?」って言われたんです。

この言葉はかなり衝撃的で、真剣にやればやるほど眉間にしわが寄ってた僕らは「そりゃそうだよな・・・」と思いました。

 

それ以降「企画の話をしてる時は真剣にニヤける」ことを、意識の片隅においてます。ニヤケのない企画なんて、面白いって内心思ってないのだろうと。

あ、ちなみに僕の場合、ただ楽しいだけだとニコニコですが、そこに「売れそうだ」が加わるとニヤニヤになるので

『ニヤニヤ>楽しい』 でニヤニヤをより重視してます。

 

昨日の打ち合わせはニコニコでニヤニヤだったので、あれから11年経って、中谷さんに褒めてもらえそうな打ち合わせができるようになったのかなぁと思いました。

今日も一日ニヤニヤしていきましょう。職務質問されない程度に。

 

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企画会議は「ニヤニヤする」のが正解

毎日更新宣言をしたら某社の編集さんから「ちゃんと更新してるか毎日監視しますね!」と言われた出版プロデューサー西...

さっき買って来たコーヒーが合わなくてテンションの低い出版プロデューサー西浦です。コンビニコーヒーってBOSSとかのはちゃんと飲めるんだけど、●ーソンセレクト的なものになると一気にあれな感じになりますよね。毎年この時期後悔するのになぁ、忘れてまた買ってしまう。しかも1.5Lで。

 

さて「毎日更新宣言!」二日目です。

昨日はある企画の打ち合わせで宇都宮に行ってまいりました。企画について関係各所との定例報告会です。

本件も出版の企画ではあるのですが、ちょっと通常のやり方と違うのでそのプロセスもいつもと違います。ふつうは関係各所と定例会なんてやりません。

というより著者、西浦、出版社で基本的に「関係者」が全員揃うから不要なんですね。

 

作っているのは村上龍も読みたいと言った本

今回の企画は「とある日本人の偉業やスピリットを後世に繋いでいく」というプロジェクトで、そこで出版部門を統括する役割を西浦が担当しています。

こういった話だと通常は「自伝」ってことになるので、さらっとお断りするのですが、本件はかなり変わっています。

 

まずは本件が本人発信ではなく、ご本人の周りの方々によって発足したプロジェクトであること(つまり、周りが残したいと言っている)

聞いた話ですが、村上龍氏も「この人を主人公にした小説はないのか?」と書籍化を望まれたということ

ご本人は業界外ではほとんど知られていないが、業界内では知らぬもののない存在で、国より数度勲章や褒章を授与されていたり、

海外への影響力も大きく、業界の偉人を称える殿堂にアジア人ではじめて入っていたり、

パリで行われたフォーラムで●●システムとフランス人の研究者からいきなり名前が飛び出したり・・・

 

とにかくすごい人です。エピソードには事欠きません。

西浦もその方のことは存じ上げませんでしたが、自分の今までの生活・日常に深く関わりのある方でした。

というかこれを読んでいるあなたも、読んでいないあなたもほぼ全員彼の恩恵に与っていると思います。

 

こういった方ですから、モチベーション高く使命感を持ってプロジェクトに携われています。

僕もこれはという(くせ者とも言う)編集さんとライターさんに声をかけてプロジェクトに参画していただきました。

現在進行形の歴史小説

本のスタイルとしては「ドキュメンタリー小説」です。この言葉が正しいかどうかわかりませんが「自伝的小説」とは線引きしたくてそう呼んでいます。

いわゆる「自伝的小説」っていうやつは本人が書きますね。一般的に人気のあるような大物芸能人や、本人に文才がずば抜けてある場合は成立するのですが、そうでない場合はただの自費出版的自伝となってしまいます。はっきり言って読む価値はないです、興味ないでしょう?何の関係もない他人の自伝。

 

ところが「ドキュメンタリー小説」では、周りへの取材、事実の調査から、他人が小説仕立てで作成します。本人のエゴや自慰が入り込む余地はありません。

ある意味では司馬遼太郎氏に代表されるような、歴史小説の書き方に近いと思っています。

「自伝的小説」と違い、本人が書くのではない、というところに価値があります。

 

また、本件は、出版を中核に据えつつも、webプロモーションやイベントなど総括的に複数のプロジェクトが進行していて(余談ですが、これら全部を発信するポータルが著者メディア)、それぞれのチームリーダーたちとコアメッセージがぶれないよう調整し合いながら進めています。

自分としては「ドキュメンタリー小説」というスタイルも新たな挑戦ですし、プロジェクト全体としては「業界内では伝説的な人物でも、世に広くは知られていない人を世間に広め、日本人の記憶に残していくことが可能なのか?」というチャレンジです。これが成功すればすごく大きな知見となるでしょう。

ということでご本人の影響力も大きく、関係者の数も多く、いろいろ調整も必要なので定例報告会を開いて慎重に進めています。

 

西浦にとってチャレンジングな仕事です。

 

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村上龍氏が「この人を主人公にした小説はないのか」と言った人物の本を作っています

さっき買って来たコーヒーが合わなくてテンションの低い出版プロデューサー西浦です。コンビニコーヒーってBOSSと...

年始にはじめた日記、開きもしないどころかどこに行ったか(やったかではない、勝手に歩いて行ったと思う)さえ不明の出版プロデューサー西浦です。

そんな人間ですが自分で自分の首を絞めようと思います。

 

毎日出版TIMES更新を目指します。

いや、すでに腰が引けてる。

毎日、出版TIMESを更新します。

これくらい言ってようやく「ほぼ日」で更新できるでしょう、僕の場合。

質より量より更新頻度

先日、サンマーク出版の黒川さんからご担当新刊『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』をご恵贈いただいたので、ここ数日お昼ご飯のお供に読んでおりました。

夜はダン・ブラウンの「オリジン」昼は立花岳志さんの本を読む生活です。充実です。

かなり厚みのある本なのですがスラスラ読めるのはさすが黒川さんだなぁと。

で、読んでいておお!と思った言葉があります。

情報発信は「質より量より更新頻度」という言葉です。

 

西浦自身、この出版TIMESを運営するようになってネットについてコンテンツマーケティングやSEOなどいろいろ手探りで勉強してきました。

その中でコンテンツの「質」「量」「更新頻度」はたしかにサイトのパワーを決める重要なファクターであると知りました。

しかしイメージとしては

質=量>更新頻度

という印象で「コンテンツの質と量を高める」のが至上命題だと思っていました。

 

この言葉の本書での意図は「更新にハードルが上がり過ぎると書けなくなる」ということで、更新頻度を最重視されています。

つまりブログの読者と言うよりは、ブログを書く人にとって一番大事ということですね。

「書く」という習慣を身に着けるためには「書き続けるしかない」、だったらそのハードルを下げようと。筋トレと同じだからだと。

挑戦はコンテンツだ

ただ、自分としては自分の習慣化のために、質の低いコンテンツをアップするのって、ノイズでしかないのでは?とブレーキがかかってたんですよね。

しかし本書の著者である立花さんは7000ページの記事を作成し、なんと年間1000万PVあるそうです。

それだけ数字出してる人が言ってるんだから、やるか。

とまず、やることを決めました。

 

それに本書に書かれていたことですが、ただの日記はダメだけど「チャレンジ」したことなら良いよねと。

それは同じようにチャレンジしている人が応援したくなるし、その結果がでればまとめ記事も作れる。

 

本というコンテンツをずっと扱っていたので「価値のあるもの」「結果を出したもの」しかコンテンツの価値はないと思っていたのですが、より個人的なメディアであれば「現在進行形のチャレンジ」もまたコンテンツになるのだなと思い直しました。

ある種出版の職業病だったのですね。そういえばアプリとかプログラムは平気でβ版を世に出すし、正式版の発売後にアップデートもしてるもんな。

そういったジャンルでは普通のこととして受け入れているわけです。

 

何かのプロとして今、成果を出している人でも、さらなるステージアップを目指し、近いジャンルにチャレンジするって有効ですよね?
僕の場合は出版マーケティング(2005年開始)から出版プロデュース(2010年開始)と来て、

さらなるステージアップを目指し、webマーケティング(2016年12月開始)もはじめました。

今は出版のために、webマーケティングの世界でも著者の役に立てるよう挑戦し続けています。

 

挑戦することがコンテンツ。

僕としてはただの日記はやっぱり書かないけど、著者メディアの実践運用という挑戦について書いていこうと思います。

それで週7回の更新を目指します。

 

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【決意表明、兼書評】挑戦はコンテンツ『「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる』を読んで

年始にはじめた日記、開きもしないどころかどこに行ったか(やったかではない、勝手に歩いて行ったと思う)さえ不明の...

エリアマーケティングはより深く階層別に

陣取り合戦を考えていけば、自然と「じゃあどの店の良い陣地を取るのか?」という話になってきます。

つまりエリアマーケティングですね。この本を売るのに最適なお店はどちらなのか?

良い「陣取り」が出来るようになってはじめて、マーケティングに意味が出てくるのです。(強い店にただ本を送るだけではダメ

 

本屋さんは立地商売と言われていて、どこに出店するかで客層が決まり、客層によって売れる本のラインナップが決まります

ある程度法人ごとのカラーはあるのですが、やはりそれ以上に立地の影響力が大きいよねというのが本音です。

 

A店はビジネス書が強い店、B店は文庫新書が強い店。

こういったエリアマーケティングは基本ですが、できる営業はもっと深くその書店の客層を理解しています。

 

例えば、三省堂有楽町店さんと言えば超Sランクの本屋さんで、本当に何でも売れますが特にビジネス系は強いです。

1階の売り場の販売力が強く、1階で一等地を取れるかどうか(陣取り合戦)が重要になります。

 

しかし意外かもしれませんが、ビジネス書が売れ始めるのは2階からなのです。僕も初めて教えてもらったときは驚きました。

あの店の2階は言うなればビジネス書好きが行く売り場で、読者も目が肥えています。面白そうな新刊をいつも探しているのですね。

1階というのは売れてる本、売り伸ばしたい本が並ぶのですが、1階に並ぶようなタイミングでは彼らはすでに購入済みだったりします。

つまり三省堂有楽町店は1階と2階でユーザー特性が変わってきます。

三省堂有楽町店の客層を把握するときに「三省堂有楽町の1階読者」と「三省堂有楽町の2階読者」と別々に把握できていると強いです。

 

また同じ店でも時と共に客層は変化していきます。

分かりやすい例で言うと、武蔵小杉のように新たに開発された街は、どうしても若い夫婦に特化した街づくりになりますから、書店もそういう棚づくりをします。

若い夫婦の元に子供ができて、保育園に入って、小学校、中学校進学・・・と成長していくにつれて児童書の売れ行が伸びて行き、徐々に児童書・学習参考書やコミックへとシフトしていきます。

人の変化に対し、少し先周りして本屋さんは変わっていきますね。

一番重要なのは「勢い」を感じさせること

良い店(エリアマーケティング)の良い売り場(陣取り合戦)を確保出来たら、本はすべて売れるのでしょうか。

そのはずなのですが、そうでもありません。

※中身がつまらない、タイトルが良くないなどのケースはこの場合は除外しています。

本には「勢い」という数値化しづらい指標があり、それによって売り場は大きく影響されるのです。

 

昔、ある本屋さんで仕掛けてもらっている本があり、それがけっこう売れていました。

どれだけ売れているかはPOSデータを見て知っているのですが、それでも現場に行って書店員さんに「どうですか?」と聞かなくてはいけない理由があります。

それは本の「勢い」を書店員さんがどう感じているか確認するためです。

 

その店ではデータ上は今までと変わらぬ売れ行きだったのですが、担当さんの反応は「うーん、どうだろ?」でした。

数字上は変わらなくても、書店員さんが「イマイチ」だと感じているのは、本の「勢い」がなくなってきているからです。

 

この「勢い」とはなんでしょうか。計算式にするならこうなります

  • 勢い=毎日の実売数-期待値

これは本の売れ行きという純粋な結果だけでなく、期待値に比べて売れてるのかどうか?のバランスで評価されるものです。

 

本は常に他のライバル本と陣取り合戦をしています。

「この場所に100冊積むなら1週間で20冊は売れて欲しい」

「A先生の新刊ならこれくらいは売れるだろう」

「B店で週に5冊売れてるから、うちならそれ以上行けるだろう」

こういった期待値が存在し、これを下回るともう少し期待値の低い場所へ変えられてしまいます。(あるいは返品)

 

怖いのは、期待値を超えている「勢い」がプラスの本でも、後から仕掛けた別の本と比較して「勢いがない」ように感じると場所を外されてしまうことがあるのです。

ずっと堅調な売れ行きの本は本来評価されるべきですが、入ってきたばかりの新刊が勢いよく売れていると、その新刊をさらに大きく展開した方が堅調な既刊より「期待」ができますよね。

『100冊積んで毎週20冊前後売れている本A』があって、かたや初回入荷分売り切れたので追加注文した本Bが、再入荷後1週間で『20冊積んで4冊売れ』たりしたら「こっち100冊積んだ方が売れる?」となる具合に。(どちらも1週間の消化率20%ですが、20冊で同じ消化率なら「新刊」で、かつ「100冊積んでより目立たせることができる」Bの方が売れそうです)

100冊積める場所は店でも限られているので、そうなるとずっと置いてくれていた本も、新刊の勢いに圧され陣取り合戦に負けてしまいます。

 

また売れ行きの期待値をクリアし続けている場合でも、店頭では本そのものに変化がないため、読者や書店さんも飽きてきたりします。そうなると期待値を少し超えたぐらいでは足りず、やはり外されがちです。。。

陣取り合戦に負けて、一等地から外れたことでさらに売れ行きが悪くなり、より導線の悪い場所に置かれ最後は返品・・・

これがよくある本の終わり方です。

勢いを取り戻す施策は「夏服」

この失いかけた「勢い」はどうやって取り戻せば良いのでしょうか?

これには正解はありませんが一つ、KADOKAWAの方に教えていただいた話を紹介します。

写真は文庫版なので夏服ではありません、残念。映画も大ヒットしたベストセラー「ビリギャル」こと『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話ですが、こちら「夏服バージョン」があったのをご存知でしょうか?

本のオビをほぼカバーと同サイズで作成し、夏に向けて店頭の雰囲気を変えるために導入された施策です。(つまりめちゃくちゃ大きい帯を、夏服バージョンで作成)

これは店頭での「飽きを払しょくするため」という狙いがあったそうです。仮に売れていたとしても、同じ本がずっと同じ場所に置いてあると書店さんも読者も飽きてしまいますよね。

読者にとっては「知ってるけど買う気が全然ない本」は置いてあっても無駄だし、新しい本を並べてもらいたいと思うものです。

でも夏服にすることで「夏服って!」とちょっと気にするキッカケになりますし、気が変わって買うかもしれません。

実際、その帯を製作するコストとそれによって増えた売り上げを考えると赤字施策なんじゃないかと思いますが、映画が公開されるまでの「期待値を維持した」と考えればかなり有効な施策だったということもできます。

ベストセラーを目指すあなたは、本の期待値を超える方法を考えましょう。

映画化なんて期待値を超えるにはものすごく強力な施策ですが、それ以外にも地道に自分のメディア・SNSで宣伝する。本を買いたくなるようなイベントを開催するなど。

発売後に慌てていてはなかなか準備しきれませんから、事前にスタンバイしておきましょう。

発売後2~3か月の予定は組んでおいた方が良いと思います。

 

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本のマーケティングは陣取り合戦、エリアマーケティング、あと「勢い」で決まる。2/2

エリアマーケティングはより深く階層別に 陣取り合戦を考えていけば、自然と「じゃあどの店の良い陣地を取るのか?」...

最近、SEOやコンテンツマーケティングの勉強が楽しくて仕方ない出版プロデューサー西浦です。

僕はもともと「本のマーケティング」がしたくて出版社に入ったという、編集志望の多い出版業界ではマイノリティな人間です。

根っからのマーケティング大好き人間ですね。

ですので、僕は学研という出版社の販売部にいたころから、来る日も来る日も「ベストセラー」を生み出すにはどうすればいいかと試行錯誤をしています。

当時の上司が懐の深い方で「なんでもやればいいんじゃない?」って感じで本当にいろいろやらせてもらったおかげで、少しずつやり方が見えてきてベストセラーを出すこともできました。

あれから10年近くたち、いろいろバージョンアップした部分や変わった部分がありますが、どちらというと手段が増えたり確度が高まっただけで、基本の流れは変わっていません。

それは本質的に出版が「陣取り合戦」と「エリアマーケティング」の組み合わせによって売れ行きが変わること、そしてもう一つ「勢い」で最終到達点が決まるという部分が変わってないからです。

ですのでこの記事では、出版マーケティングを「陣取り合戦」と「エリアマーケティング」「勢い」という3つで解説していきます。

出版にマーケティングは効果なし?

「ちょっとかわいい免許の本出すから、売り方考えてみて」って言われたら、あなたはどうしますか?

免許っていうのはいわゆる普通自動車の運転免許です。

その時の僕は新しい部署の仕事についたばかりで、ようやくマーケティングの仕事ができる!!と舞い上がっていたこともあり、マーケティングっぽいことを仕掛けたくてしょうがなかった(笑)

なのでセオリーどおりですが、その本の読者を想定して、販売戦略を立てたのです。

西浦(当時)「女子向けのかわいいデザインの本だから、女子+免許取得ニーズ・・・?」

⇒軽自動車の販売台数を県別に出して、それを基準に配本を調整しよう!

(女子だから軽自動車っていう安易すぎる発想は25歳の若造、むしろバカ造と笑ってやってください)

こんなものただそれっぽいだけで、マーケティングでもなんでもないんですが、大事なのはここからです。

結果は当然惨敗。

まったく軽自動車の販売台数と本の売れ行きに相関関係はありませんでした。

ただ一つ気になったのが、1店舗だけすごく売ってくれた本屋さんがあったのです。

その店の営業担当に聞いてみても「なんで売れてるんだろうね?」と首をかしげるだけなので、一緒に現場へ行くことにしました。

お店は埼玉の大宮にあった大型店なのですが、現場についてびっくりすることになるのです。

そこにはベンツがあったのです。

出版は陣取り合戦

お店ではエンド台と呼ばれるすごく目立つ台の、半分くらいのスペースにその本を積んでくれていて、しかも本の真ん中にはベンツのプラモデルがショーケースに入れて展示されていたのです。

西浦「ベンツ・・・!(軽自動車じゃなかった!)」

と心の声が実際に出てましたが、とにかく書店さんにお話しを伺いました。

西浦「なぜここまで平積みしてくださったんですか?」

書店様「なんかかわいかったので♪」

西浦「・・・あのショーケースに入ってるのって」

書店様「ベンツのプラモデルです!」

なんだか軽く話す書店員さんのノリとは対照的に、その本が異常に目立っていたのは間違いありません。本屋にベンツありましたからね。

この売り場を見て「出版ではマーケティング『っぽい』ことより、現場を押さえた方が圧倒的に有利なのではないか?」と思いました。

自分の中で大きい方針転換が行われました瞬間でした。

どの店に送るか以上に、どのように置かれるかがすごく大事。

たくさんの本の中で、どれだけ目立つ場所を取れるかという「陣取り合戦」に勝てなければ、マーケティングなんて無意味なんだ。

出版は現場を押さえた本が最強なんだなと。

長くなってしまったので(特に後半)、続きは次回に

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本のマーケティングは陣取り合戦、エリアマーケティング、あと「勢い」で決まる。1/2

最近、SEOやコンテンツマーケティングの勉強が楽しくて仕方ない出版プロデューサー西浦です。 僕はもともと「本の...

「ビジネス書のマーケティング」について、その基本を解説していきたいと思います。

特に売れる時期売れる店に関することです。

ビジネス書の旬は冬

「書店実務手帳」というものがあります。
書店員の方々向けの業務手帳ですが、そこに「売上指数」というデータがあります。
平均を100%とした時の、12か月の売上額を相対的に比較したものです。

その「売上指数」ですが、ビジネス書は以下のようになっています。

1月 112.5%
2月 106.4%
3月 111.8%
4月  103.9%
5月  100.3%
6月  93.1%
7月  95.2%
8月  93.9%
9月  90.9%
10月 92.2
11月  95.0%
12月 105.0%
(2018書店実務手帳より)

9月の90.2%を最低とし、ピークは1月112.5%。

日記・手帳や学習参考書のような季節商品と比べれば、年間通して販売できるジャンルです。

暑い時より、寒い時の方が売れやすいと言えますね。

ビジネス書は6月~夏が終わるくらいまではずっと下降傾向であり、あからさまに年末から期末にかけての「第4四半期勝負型」の商材であることがわかります。

4月~夏休みくらいまでは新人の配属、自身の転属などイベントメジロ押しです。大変ではあるものの気分は明るいし、新しい環境に慣れるのに手いっぱいなのでしょう。
しかし下半期から落ち着いて周りを見渡すと、売り上げ目標の下方修正やら、ボーナス減、さらには体感温度の寒さも相まって、「重い空気」を味わい「本」に打開策を求めるのかもしれません。

「うちの新人(もしくは新しく配属された上司)、いろいろ問題あるな…」と気付くのもこのあたりからなのかもしれませんね。

夏のイベントシーズンは海だ山だ、帰省だ海外旅行だと、外で遊びたい、室内にこもるタイプもビジネス書っていう感じではないのでしょう。

冬は逆に寒いので室内やカフェでゆっくりビジネス書で自己研鑽…という日本の四季に合わせた?売れ方です。

市場に合わせたビジネス書を発売すべき月

この「売上指数」に大きな影響を与えるものとして
「フェア」のテーマなど、業界の大きな動きをご紹介します。

1月 ビジネス誌による「昨年売れたビジネス書特集」フェア、確定申告関連フェア、就活フェア
2月 新入社員・フレッシュマン向けフェア、簿記検定
3月 期末の新刊大量投入
4月 決算書の見方、会計の基礎モノ
6月 夏のボーナス需要 株、投資、貯蓄、簿記検定
10月 異動、組織改編によるリーダーシップ、組織管理モノ
11月 経済予測モノ、冬のボーナス需要 株、投資、貯蓄

というような動きに合わせて、売り場がどんどん変えられていきます。

自分の書くジャンルが、何月に店頭でピークを迎えるのか?
新刊搬入日を旬に合わせるよう、狙って原稿を書いていくことも、マーケティングの重要な要素です。

ちなみに年間ランキングの計測は12月スタートです。そしてこの12月はビジネス書が100%を超えて波に乗っていくスタートの時期でもあります。

ビジネス書は12月に発売するメリットがたくさんあるのですね。

仮にこれが6月発売だと、こんなデメリットがあります。年間ランキングが12月はじまりなのに、6月から11月末までの半年分の売れ行きでランキング入りを目指す不利な勝負を強いられます。だったら翌年のランキング入りを目指すということもできるのですが、本は発売直後が一番勢いがあるので、市場が活気づく12月には発売後7か月で失速している可能性もあります。

だったら12月1月くらいに発売して、その勢いを保ったまま11月末まで走り抜ければ、ビジネス書年間ランキングに入る可能性が上がります。

ランキングに入った本は、さらに本屋さんで平積みしていただく機会が増えていくので、10万部越えのベストセラーを狙っていけるかもしれませんね。

量より質

次はどこで売るかに関することです。

2017年時点で、日本の書店数は12,526店です。

あなたの本の初刷が5,000部だとすると、全ての書店に1冊ずつ配本しても全く足りていません。
しかも1冊ずつの配本は通称「見本配本」とも呼ばれ、これでは平積みにはできませんよね?

物理的に考えても平積みには5~10冊は必要です。
初刷5,000部の内の手持ち在庫が1,000冊とすると初回配本は4,000冊。

平積み可能なのは4,000÷(5~10)=800~400店しかありません。

しかも実際には傾斜配本といって、販売力に合わせて配本数には強弱をつけます。20冊配本の書店もあれば、3冊の書店も出てきますので、平積み店はもっと減ります。

つまり数少ない配本店のうち「どの書店で平積みされるか」という考え方が大切になります。

ビジネス書はどこで売るべきか?

結論から申し上げると「都市部の大型書店集中型」から始めるのが最も効率良いと言えます。全国の書店におけるビジネス書の売上金額は、書籍全体の構成比で6.3%にしか過ぎません。ちなみにトップ3は文庫19.4%、実用書13.2%、文芸書12.1%です。(いずれも2010書店手帳より)

つまりビジネス書なんていうものは、文芸書の半分くらいの規模しか持っていないのです。
ところがこのデータを坪数で細かく見ていくと、面白い傾向が出てきます。

<書籍売上金額のビジネス書構成比>(2010書店手帳)
100坪以下  5.7%
101~200坪 6.4%
201~300坪 7.2%
301~400坪 7.4%
401~500坪 9.3%
501坪以上 14.2%

坪数の上昇と共に、構成比が上がっていき、401坪以上で9.3%、501坪以上で14.2%になっているのです。

特に501坪以上の書店の売上金額構成比では1位専門書21.5%で、2位ビジネス書14.2%、3位文庫12.1%と、2位にまで上昇しているのです!(401~500坪でもビジネス書の9.3%は4位と、重要度を増しています。)

ビジネス書は「大型店偏重」と「全国展開」のジレンマ

上記のように店の規模が大きくなるにつれて、ビジネス書の売上構成比は大きくなります。これは、店の規模に比例して書店内でのビジネス書の重要度が増すという事です。

当然、重要度の高いジャンルの商品は、売り場面積も広く取られます。重要度の高いジャンルの棚担当者は、優秀な方が割り当てられることも多いです。

逆に、中小規模店においては重要度も低いので、元々狭い売り場面積の中でも、さらに展開スペースが狭くならざるを得ません。大型店は東京都下、横浜駅周辺、名古屋駅周辺、大阪、北海道、福岡といったエリアで集中傾向にあります。もちろん中小規模店でも駅前型のお店などはビジネス書売れますが、それ以上に文庫新書やコミックに力を注いでいます。

 

しかしここで矛盾したことを言いますが、出版社としては全国で売れる本を求めています。

都市部の大型店に通う、感度の鋭い方だけでなく、各地域の一番店に通うビジネスマン、地元駅の本屋に通う高校生でも買えるような内容の本です。そうでないと部数が伸びないのです。

10万部を超えるような本はすべて全国で売れる本です。

つまりビジネス書は大型店で売れる傾向にありながらも、ベストセラーにしていくにはそれ以外の店で売れるようにしなくてはいけないのです。

それはビジネス書の一般書化です。すぐやる!系の本などはその最たる例ですね。フォレスト出版で森上編集長が担当された「めんどくさいがなくなる本」なども。

ビジネス書の一般書化をやれていない「ふつうのビジネス書」はどんどん売れなくなっています。(いっそ本格的でハードスタイルの、ぶ厚い本の方が売れたりする)

ビジネス書マーケティングではまず「大型店に絞って戦力を投入する」ことから始め、後に全国展開できるよう「企画段階から絶妙なバランスで一般書化」しておきましょう。

あるいは海外翻訳モノのように、いかにもビジネス書っぽいハードな内容に振り切るかですね。

 

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ビジネス書マーケティングの基本「いつ、どこで売るのがいいのか?」

「ビジネス書のマーケティング」について、その基本を解説していきたいと思います。 特に売れる時期と売れる店に関す...

本はタイトルが命。
言わずもがなですが、本にとって「タイトル」というのは売れ行きにも、作品としての印象にも非常に大きな影響を与えます。
本は中身を読むまで、面白いか面白くないか分からない商品です。よって読者は本を買うかどうか、そもそも興味を持つかどうかの第一印象を「タイトル」から受けます。たとえ人からお勧めされたり、ネットで書評を読んだ時でもタイトルに目をやることは間違いありません。本の「タイトル」は読者に「この本を読むとどうなるか」や「この本に書かれていることは何か」を文字情報で一瞬に伝えてくれます。
「タイトル」はこれくらい重要なものですから基本的には編集者が決めるもので、著者が決めることはほとんどありません。
ですがやはり本は自分の子供のようなものでもあるし、自分で名前をつけてあげたいと思うのが親心かもしれませんね。
ですので、この記事では「自分の本のタイトルを自分で決める方法」について紹介します。

あなたと編集者の共通目標

著者がタイトルを決めるケースが少ないのは、別に編集者が自分で決めると言うことに固執してるからではありません。(個人的にそういう性格や主義の人は除く)
編集者はただただベストなタイトル(売れるし伝わるタイトル)がつけられれば良いのですが、著者よりも編集者の方が冷静により深く適切なタイトルについて考えられるので結局は著者の案が通らない、場合によっては聞いてももらえないということになるのです。
つまりタイトルは「編集者が決める」のが重要なのではなく「ベストなものに決める」のが一番重要で、そこがあなたと編集者との共通目標です。
ここを理解すれば、やるべきことが見えてきます。
具体的には編集者が「いいね!そのタイトル」って思えるものを事前に伝えておきましょう。
でもこう言うと反論が返ってきそうです。
「どんなタイトルが良いかなんて聞いてもらったこともないですけど?」と。
実際、聴いてもらえることはあんまりないかもしれません。
だったら、聞かれなくても絶対に伝わる方法でタイトル案を投げておけばいいのです。
どんな著者でもできる方法をご紹介します。

企画書の見出しに強いキーワードを入れておく

企画書の中でほぼ間違いなく著者が作るのが「見出し」です。

章毎の、小見出しですね。

もちろんこの見出しも最終的に編集者にブラシュアップしてもらいますが、強いキーワードや表現というのは残ります。

編集者としても著者のオリジナリティや「らしさ」というものを残したいと思っているのでなおさらです。

この見出しからピックアップされて、タイトルになるパターンはけっこう多いのです。(特に新書など)

「なーんか違うなー」とタイトルについて編集者が悩んでる時に「企画書」に戻るのはよくあります。「どこが一番面白かったんだっけ?」という原点回帰ですね。

だから見出しは超重要です。気合入れて書きましょう。

ちなみに西浦は著者に「見出しを作るときは『名言集』が作れそうなくらい強い言葉を10個入れてください」と言ってます。

 

会議中にキーワードを挟み込んでおく

編集者との会議中、雑談中など、とにかくいろんな話をすると思います。

できる編集者さんって、会議中はもちろんですが、飲んでる時でも、移動中でも「ピン」と来たものはしっかりキャッチされます。

頭の中でキャッチするだけじゃなくて「あー、それいいですね!」とメモされてることもありますね。

その時のメモがそのままタイトルになる可能性はかなり低いですが、編集者の中でその言葉はちゃんと反映されて、後のタイトル出しに影響を与えてます。

きっとあなたの出したキーワードをさらに熟成させたタイトルにしてくれますよ。

 

絶対嫌なタイトルの売れ行きを調べてもらう

逆に「これ系のタイトルだけは絶対イヤだ」というのもあるでしょう。
そういう場合は裏技ですが、事前に近いタイトル本の売れ行きをPOSデータ等で調べておいてもらうという方法があります。
以前『お腹からやせる食べ方』という本をプロデュースした時ですが、担当の編集さんから「営業との会議で『もっとご飯やお米を前に出したタイトルがイイのでは?』と言われたんですが…」と言われたことがあります。
正直、これは「営業ならそう判断するよな」という妥当な判断です。書店さんに話すときも「今、低糖質ダイエットが流行ってますが、この本は逆にお米を食べていいっていう本なんですよ」と「今までの本とここが違うよ」と明確に言えた方が提案しやすいんです。
それは予測してたし、なんなら一度自分でも候補に入れてました。でも著者と何度も話し合う中で「お米食べて痩せるって(本当なんだけど)・・・読者も最初は信じられないんじゃないですかね?ハイハイよくある逆張りねって感じで」「実際、そこは抵抗がある部分みたいです」と結論としてはタイトルに入れるのはやめておこうとなっていたんですね。
だから事前に「お米」がタイトルに入ってる本の売れ行きを調べておいてもらったんです。その本(具体的には書けません。察してください)がはっきり言って売れてなかったので営業さんからの提案も穏便に「やめときましょうか」となりました。
それって調べた本がたまたま売れてなかっただけで、そこそこ売れてたらどうするのか?と思われるかもしれませんが、安心してください。
普通に調べたらほとんどの本が売れてません(涙)出版不況・・・。
もし本当にたまたま売れてる本だったなら、自分の感覚の方を修正すればいいんです。よくないタイトルだというのは思い込みだったかもな?と。
売れてるか売れてないかの理由のすべてがタイトルにあるわけでもないので、「売れてないからダメなタイトル」「売れてるからいいタイトル」っていうのはけっこうな暴論なので、裏技として使いどころを選んでくださいね。

ベストタイトル

いかがでしたでしょうか?タイトルを決める方法を3つ紹介しましたが、いずれも「主導権を握る方法」ではなく、良いタイトルにするためのアプローチです。
編集者にとって「ベストタイトル」にするのが目標であるように、著者にとっても「自分で決める」が目標ではなく「ベストタイトル」にするのが目標のはずだからこれでいいのだと思っています。
何でも自分で決めてしまってたらその編集さんと組んだ意味もないし、「この編集さんとだったらこういうタイトルになるのか」と楽しんでもらえたらなというのが本音です。
ただ一方的に編集さんに「こうなりました」と決められて、しかも売れなかったときに不満が出てしまうので、こういった形で、タイトル決めに関わっていってはどうでしょうという提案でした。

本のタイトルを自分で決める方法、せめて絶対嫌なタイトルを避けるには

本はタイトルが命。 言わずもがなですが、本にとって「タイトル」というのは売れ行きにも、作品としての印象にも非常...

こんにちは!出版プロデューサーの白木加奈子です。
 昨年、大好評だった出版セミナー書くべきテーマが見つかるセミナーに引き続き、2018年3月12日本のマーケティングと著者メディア構築法セミナー」が開催されました。

どんな人が参加しているの?

今回は、1人1人へのフィードバックセッションを多めに取るために
限定5名での開催とさせて頂きました。皆さん、それぞれこんな悩みを抱えてセミナーに参加してくださったようです。
  • 既に本を出版しているが販売部数が伸び悩んでいる
  • マーケティングや販売前の準備が知りたい
  • 出版したいと思っているが、何をすればいいか明確になっていない
 などなど。

『マーケティングの基本』どうしたら増刷されるのか?

西浦さんは、出版社のマーケティング部出身というちょっと珍しい経歴なのですが、
会社の中で増刷するかどうかを決めていた張本人!つまり、どうしたら増刷されるのかを自ら経験してきたということが最大の強みだと思います。

 

毎年7万冊もの本が出版されていますが、その中でも出版社のトップ2割に入り続けなければベストセラーにはなれないという衝撃の数字。そこに入っていくためにも、事前準備がすべてだという西浦さん。

では、どうしたら増刷されるのか?マーケティングの基本と言える、増刷ロジックをわかりやすく数字で教えてくれました。

 

 出版TIMESの記事を読んでくださっている方、WEBラジオを聴いてくださっている方は既にご存知かもしれませんが、増刷ロジックの中でも一番重要視されるのが、
『初速』です!!!
初速=発売1週間の売れ行きですね。この数字が最も増刷判断の際に大切になってくるのです。この初速で最大の効果を出すためにも、事前準備・マーケティングが大切になってきます!!
参加者の方からは『Amazonではなく、なぜ書店で買ってもらわないといけないのか?』などたくさんの質問が出ましたが、実はAmazonではなく書店で買ってもらうというのも増刷に大きくかかわってくる部分なのです。
皆さん、メモする手が素早く動きます!!

『ベストセラースパイラル』にのるための準備

ベストセラーを生み出すための4つのステップ、その名も『ベストセラースパイラル』を西浦さんが解説してくれました。
出版TIMESのセミナーに来ていただく方には、3万部をまずは目指しましょうというお話しをしていきますが、ベストセラースパイラルにうまくのっかっていくために著者自らが主体的に動いて絶対に超えるべき壁がこの3万部という数字なのです。
その3万部を達成するために行っておくべき準備は何なのかというと、初速で読者に本を買ってもらうための仕掛けです。イベント、ブログ、セミナーなど著者によって、あるいはターゲット読者の属性によって最適なものは変わってきますが、いずれも「企画」という意味では同じ!
これらの企画は、ストックビジネスの観点から、自分のメディアでやらなければ非常に効率が悪いので、ここで著者メディア作りが重要になってきます。
出版の前にぜひ準備しておきたい『著者メディア』とは、著者が編集長となって企画をたて、読者やファンに情報を発信していく媒体になります。

セミナーの醍醐味『ワーク&個別フィードバック』

皆さんがマーケティングの基本と著者メディア作りの必要性を理解されたところで、ワークに入ってきます。

著者として『自分が世の中にどういった影響を与えたいのか』、そこから『読者がどうなる世界が生まれるのか』といった点がまず土台になっていくので、ワークを通して書き出してもらいます。そこから、どんな情報を発信していくメディアなのか、タイトルやテーマを決めていくのですが、ここがとても大切なので、全員に発表してもらい、西浦さんが個別フィートバックセッションを行っていきます。

このフィードバックによって、

  • 話しているうちにアイディアが出てきた!
  • 課題が明確になった!

などの感想を多く頂きました。

セッションをする中で、新しい発想が生まれたり、課題が見つかったりするので、セミナーに足を運んでいただくメリットは、この個別セッションにあると考えています。

この後の懇親会も大いに盛り上がり、皆さんワクワクしながら帰って頂きました。

著者メディア作りは実践が難しい

著者メディア作りが必要なんだと理解しても、なかなか1人で作っていくのは難しいと思います。セミナーに来てもらって良い話が聞けたと満足して終わりにしてしまってはもったいない。

きちんと著者メディアをローンチし、その後運営していくところまで出版TIMESでは一緒に行っていきたいと考え、『著者メディア実践塾』もご用意しています。

読者に伝えたい情報がある!世の中を変えたい!というベストセラーを目指す著者の皆様にお会いできることを楽しみにしています。

次回の出版セミナーは5月23日に開催予定です。出版セミナーについては ↓ こちら ↓ から!

出版セミナーのご案内

 

【出版セミナーレポート】『本のマーケティングと著者メディア構築法(2018/3/12)』

こんにちは!出版プロデューサーの白木加奈子です。  昨年、大好評だった出版セミナー「書くべきテーマが見つかるセ...

前回の記事では「結局のところ、やり方だけ変えてもダメなんじゃないか」と書きました。

例えば人間関係の本って「伝え方」を書くけど「接し方」の部分が変わってないとただのテクニック論に終始して、哲学のないハリボテになってしまいます。

人間関係なら「接し方」の部分、つまり哲学こそ、具体的に書くべきじゃないでしょうか?

「やり方」を変える以上に「自分のキャリアや健康をデザインするように、人間関係も自分で能動的に作っていく」という哲学が大事なのだと思います。

だから「仕事時間や睡眠時間を確保するように、人間関係の時間もちゃんと人生に確保する」という具体化された哲学まで書く(実践できるレベルで書く)べきなのです。

あなたは「相手と構築したい関係にふさわしいだけの時間」を意識して確保できていますか?

 

ベストチームの条件

相性や環境の問題はあるにせよ、人間関係が「相手にかけた時間」で構築されるなら、望む関係にふさわしい時間をかけないといけませんね。

しかし個人的に「えこひいきは大嫌い」というタイプなので、特に仕事でしかもチームとなると、みんな公平に接したいんです。仲良くなりたい誰か一人に時間を割くのは「他の人を軽んじている」ように感じて嫌なんです。

そうなると答えは一つで「全員えこひいきするしかない」わけです。もちろんこれは言葉として矛盾してくるので、実際には「ちゃんと時間をかけれる人と規模でチームの線を引く」ということです。

全員に「月に〇時間、この人のために使う」って思える、相手と人数が自分のチームのベストメンバーなのではないでしょうか。

 

また、当たり前の話ですが「仕事の人間関係のために使う時間」は家族や友人に使う時間と同じものです。

「1日24時間×死ぬまで」という制限のある資源を仕事の仲間に使うのですから、家族や友人への使い方も同じように見直さないといけません。

家族を大事にするという「思い」だけじゃなくて、「時間」をちゃんとかけようと思うのです。

ちなみに僕の場合ですが、週に3日は家で夕飯を食べることにしています。週に4日以上は飲み会も打ち合わせも入れません。1週間で夕飯を食べる相手は家族3日仕事3日友人1日くらいでしょうか。実際は週によって仕事と友人で埋まる時もありますけどね。

そんなことかよ!っと思われるかもしれませんが、一生にご飯を食べる回数も決まっています。人によるけど(笑)

「そんなこと」の積み重ねこそ重要なのです。

「自分の時間を使う=相手の時間をもらう」という哲学

話を戻します。

仕事における人間関係をよくするために「1on1ミーティング」というやり方だけを取り入れるのでなく

相手に自分の時間を使う=相手の時間をもらう」という人間関係の哲学まで考えれば、

それだけの価値がある「接し方」とは何か?それをどう行動に移せばいいか?までわかってきます。

 

その上で「仕事は仕事、そこまで深い関係は求めない」という接し方の相手には、スタンスが違うのだから違う「やり方」を選べばいいと思うんです。

そこの「接し方」のスタンスがズレてたら、優れた「やり方」をしても効果はありません。

 

この「やり方より接し方」は人間関係だけでなく、本でも同じ事が言えます。

本は「書き方より、向き合い方」なのです。

本でもどう書けばいいか?という「書き方」を気にする人がたくさんいます。

もちろんわかりやすい文章の書き方や、面白く最後まで読み切れるような書き方、工夫などありますから、読み手のことを考えて文章を書くのは大切なことです。

 

書き方を意識した上で、書き方よりも大事なのは、向き合い方なのではないでしょうか。

本との向きあい方であり、読者との向き合い方、自分との向き合い方です。

自分はどういう生き方をしてきたのか、していくのか

読者をどこに連れて行ってあげたいと思っているのか?

そういった著者としての「哲学」が練られていないと、書き方だけ勉強しても読みごたえが無い本になってしまいます。

ブランディングのため、集客のために本を書くのを僕がずっと否定し続ける理由です。そういう方にはどうも哲学を感じません。「うまくやろう」としているだけのような気がします。読者が見えていないんですね。

哲学が「やり方」と矛盾する時

最後に一つ思うのは、例えば「1on1ミーティング」をやってる時に深い人間関係を築くわけではないということです。

この「やり方」では家族の悩みとかよりプライベートな情報を共有できたら、成果があったとみなすのですが、実際にはミーティング中ではなく、仕事と仕事の移動時間とか、全然関係ないときに、さらっと本音や個人的な話が聞けるものです。

この「やり方」では「話してもいい空気」「お互いの接し方」を一緒に作っていくだけで、実際に互いの内側の話をしたり聞いたりするのは何でもないときだったりするのではないでしょうか。人間ってそういうもんですよね?

 

そして驚いたことに、自分も知らず知らずのうちに、相手にプライベートなことを話せるようになっています。

これは「1on1ミーティング」のやり方における「原則として上司(側)は自分の話をしない」という部分と矛盾します。

しかしこの段階まで来てようやく、「やり方」を超えてその哲学をものにした。成果を達成したと言えるのではないでしょうか。

「やり方」や「定石」はそれから離れられるほどに使いこなすことで「哲学」に至るのだと思います。

 

あなたの哲学がやり方と矛盾した時、そのやり方を超えたのだと言えるでしょう。

 

人は伝え方より、接し方。本は書き方より、向き合い方を大事にしたい。2/2

前回の記事では「結局のところ、やり方だけ変えてもダメなんじゃないか」と書きました。 例えば人間関係の本って「伝...

「最近の若い子は、たいてい依存先の分散をやってますよ」と以前、20代前半の友人に教えてもらったことがあります。これは実は投資の話じゃなくて対人関係の話なんです。

例えば1つのコミュニティとだけ深く付き合いすぎると、そこが何かでダメになった時に怖いから人間関係をいくつも分散しておく。そうすると精神的に安定していられるそうです。

「ただ、本当に深い関係じゃないように感じて、さみしくなる時もありますけどね」とも言ってました。

「ぼっちメシ」なんて言葉が生まれるくらい「独り」であることに敏感な世代です。深い少数の関係より、浅くても多様な関係にリスクを分散するという方法をとり、そのせいでより寂しくなってるように感じるのも業が深いなと思いました。

年齢や世代によって感じ方は違っても、彼らのことを笑える人はいないのではないでしょうか。たぶん人間関係に悩んだことがない人なんていないのでは?

そしてこの「人間関係」こそ、本のマーケットでも一番大きなものの一つなのです。

本のマーケットでも一番大きな悩みは「人間関係」

 

多くの人が悩んだり苦しんでいることに「こうすればいいんじゃないかな!」という新しい旗を立ててあげること。

それが出版の仕事だと僕は考えています。

これらの悩みの中で、特に多くの人が苦しめられているのが「人間関係」じゃないでしょうか。

この悩みは若いころだけかと思ったら、年齢を重ねるごとに違う種類の大変さが生まれてきて、人間関係というやつはより複雑系になってきた気がします。特に会社における人間関係ってある意味では学校より大変ですよね。

「〇〇ハラスメント」に気をつけつつ、でも会社と社員との間のエンゲージメントを高めていかないといけない。

人間関係に仕事やら成果やら給料、やりがいまで乗っかってきますから、リーダーに限らず若手もベテランもみんな大変だなと思います。

上司と部下の面談が逆効果になる背景

先日、人事の方が集まる勉強会に参加させてもらいました。その懇親会で人事の方と飲みながら「1 on 1ミーティング」の話になったのですが、その効果は認めるものの実際の運用については悩んでおられるようでした。

ちなみにこの「1 on 1ミーティング」というのは簡単に言うと上司と部下が1対1でする面談です。定期的に(週1とか?)、上司は部下の話を聴くだけ、評価も批判もしない。といったルールがあります。通常の評価面談や仕事のMTGと違って「評価」軸で話さず、部下のプライベートな領域を引き出すことを目指します。そうすることで部下と会社とのエンゲージメントを高めようと言うのが狙いです。

実際に運用すると現場からは「時間がない」「話すことがない」と意見がでて、結局この会社では「月に1度5分で良いから!」というところに落ち着いているようです。

 

効果のあるノウハウが、現場でうまく運用されない理由

ただ、なんとなく上司の方たちのリアクションも分かる気はするんです。

「忙しいのに仕事以外の話なんてしてられっかよ!」って感じだろうし、部下の側でも「このくそ忙しいときに」って同じように思ってるんじゃないかなと考えたりして、なおさらバカバカしくなります。

結果として「なんか会社から言われてるからやるけど、こっちも忙しいし、形だけやっとこう」っていう空気にななっちゃうのでしょうね。上司なりに会社にも部下にも忖度したつもりが、部下からすれば「じゃあやめさせてくれよ」「そう思うなら会社側を説得してくれよ、これだからダメ上司って言われるんだよ」と逆効果です。もちろん会社側からも「イヤイヤやってる」だけだから評価しづらい。

結局のところ、やり方だけ変えてもダメなんじゃないかなと思うんです。

人間関係の本って「伝え方」を書きますし、実際に「行動に移す」ためには伝え方が必要になるのでそれは大事です。しかしそれ以上に「接し方」の部分が変わってないとただのテクニック論に終始して、哲学のないハリボテになってしまいます。

人間関係なら「接し方」の部分、つまり哲学こそ、具体的に書くべきじゃないでしょうか?

 

仕事や睡眠と同じように、人間関係の時間を確保する

弊社でもスタッフとは月に1回「1 on 1ミーティング」をしています。インターン生も全員です。けっこう時間的にきついです。

でもきつい=コストが大きいからこそ自分のスタンス、人との接し方が明確になった気がしました。

つまり人間関係に「時間というリソース」の意識を導入したことで、「人間関係は仕事や睡眠と同じように時間を確保するもの」というスタンスが明確になったんです。

今まで自分はけっこう「成り行き」で人間関係をつくり、維持してきました。

学校のクラスとか塾とか同じコミュニティに属した人と友達になり、そのコミュニティを卒業後に「それでも続く人、時間の流れを生き残った関係があれば良い」という「時の試練に耐えた本は名著」みたいな理論を人間関係にも適用してきたんですね(笑)

その結果それでも残る友人はかなり強い絆があって、冒頭の話で言うとすごく依存度の高い相手が残ります。

こういうタイプの人って、僕以外にもいるとは思うんですが、これは「流れに任せすぎ」とも言えます。

自分のキャリアや健康をデザインするように、人間関係も自分でもっと能動的に作っていっていいんじゃないか?

つまり、仕事時間や睡眠時間を確保するならば、人間関係の時間もちゃんと人生に確保しましょうということです。

あなたは「相手と構築したい関係にふさわしいだけの時間」を意識して確保できていますか?

 

 

長くなったので続きはその2へ

 

人は伝え方より、接し方。本は書き方より、向き合い方を大事にしたい。1/2

「最近の若い子は、たいてい依存先の分散をやってますよ」と以前、20代前半の友人に教えてもらったことがあります。...